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2020年バーレーングランプリ

2020年バーレーングランプリ (英語: 2020 Bahrain Grand Prix) は、2020年のF1世界選手権第15戦として、2020年11月29日バーレーン・インターナショナル・サーキットのグランプリ・トラックで開催された。

 2020年バーレーングランプリ
レース詳細
バーレーン・インターナショナル・サーキット
(グランプリ・トラック)
日程 2020年シーズン第15戦
決勝開催日 11月29日
開催地 バーレーン・インターナショナル・サーキット(グランプリ・トラック)
バーレーン サヒール
コース 恒久的レース施設
コース長 5.412km
レース距離 57周 (308.238km)
決勝日天候 晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:27.264
ファステストラップ
ドライバー マックス・フェルスタッペン
タイム 1:32.014 (48周目)
決勝順位
優勝
2位
3位

正式名称は「Formula 1 Gulf Air Bahrain Grand Prix 2020[1]

背景

新型コロナウイルス感染症の世界的流行による影響
本レースは本来3月22日に第2戦として開催される予定であったが[2]、その前週に開幕戦として行われる予定であったオーストラリアGPマクラーレンのスタッフが新型コロナウイルスに感染したことによって開催直前に中止となり[3]、これを受ける形で本レースは延期されることになった[4]。その後も感染拡大は続き、多数のレースが開催中止や延期に追い込まれたことから日程が見直された[5]8月25日にシーズン終盤戦の日程が発表され、第15戦に組み込まれた。なお、バーレーン・インターナショナル・サーキットは2週連続の開催で、1週目の本レースは通常のグランプリ・トラックを、2週目の次戦サヒールGPはF1では初めてとなるアウター・トラックを使用する[6][7][注 1]
サーキット
前述の通り、本レースは通常のグランプリ・トラックが使用され、DRSゾーンは前年同様ターン3、10、15の3箇所に設定されるが、ターン15のディテクションポイント(DRSが使用可能となる1秒以内の差であるかを計測する地点)が2メートル手前に移動された[8]
タイヤ
本レースでピレリが持ち込むドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C2、ミディアム(黄):C3、ソフト(赤):C4の組み合わせ[9]。これとは別に、翌年向けのC3コンパウンドタイヤが1台あたり2セット用意され、フリー走行の1回目(FP1)と2回目(FP2)で各車テスト走行を行う[10]

エントリー

レギュラードライバーは前戦トルコGPから変更なし。アルファロメオはリザーブドライバーのロバート・クビサキミ・ライコネンに代わって[11]ウィリアムズもテストドライバーのロイ・ニッサニージョージ・ラッセルに代わってフリー走行1回目(FP1)を走行する[12]

フリー走行

FP1は気温26、路面温度27度のドライコンディションで行われ、トップタイムはルイス・ハミルトンの1分29秒033で、チームメイトのバルテリ・ボッタスとともにメルセデス勢が1-2[15]

FP2は気温と路面温度が同じ26度のドライコンディションで行われ、ハミルトンが1分28秒971でトップタイム、マックス・フェルスタッペンレッドブル)が2番手でメルセデス勢に割って入ったが、チームメイトのアレクサンダー・アルボンが最終コーナーでクラッシュし、赤旗が出されて12分間中断した[16]

FP1とFP2では2021年向けのタイヤテストが行われたが、走行したドライバーからの批判が相次いだ[17][18]。トラックリミット規制の厳格化を目指しているFIAは、FP1とFP2でターン4でのトラックリミットを厳しく取った結果、33回のラップタイムが抹消された。FP2後のドライバーズブリーフィングでセバスチャン・ベッテルからターン4のトラックリミットを厳しく取り締まる必要はないと指摘し、ターン4出口をワイドに走ることでラップタイムが縮まらないこともあり、他のドライバーからの支持も得られたことから、FP3以降はターン4のトラックリミットを厳しく取り締まるのをやめた[19]

FP3は気温28度、路面温度33度のドライコンディションで行われ、フェルスタッペンはDRSがバタつくトラブルに見舞われる中で1分28秒355のトップタイムを記録した[20]。FP2でクラッシュを喫してマシンが大破したアルボンだったが、交換はサバイバルセルのみで済み、4番手のタイムを出した[21]

予選

2020年11月28日 17:00 AST()

  • 気温26度、路面温度28度、ドライコンディション[22]

ルイス・ハミルトンがチームメイトのバルテリ・ボッタスに0.289秒差を付け、今季10回目のポールポジションを獲得した。フロントローメルセデス勢、2列目はレッドブル勢が独占した。アルファタウリ勢は2台ともQ3進出を果たし、ホンダのパワーユニットを搭載する4台は全てトップ10に入った。一方、フェラーリ勢は2台ともQ2敗退を喫した。カルロス・サインツJr.マクラーレン)はQ2最初のアタック開始直後に駆動系のトラブルによりコース上でストップし、(赤旗)が掲示された。

予選結果

順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 44   ルイス・ハミルトン メルセデス 1:28.343 1:27.586 1:27.264 1
2 77   バルテリ・ボッタス メルセデス 1:28.767 1:28.063 1:27.553 2
3 33   マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 1:28.885 1:28.025 1:27.678 3
4 23   アレクサンダー・アルボン レッドブル-ホンダ 1:28.732 1:28.749 1:28.274 4
5 11   セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:29.178 1:28.894 1:28.322 5
6 3   ダニエル・リカルド ルノー 1:29.005 1:28.648 1:28.417 6
7 31   エステバン・オコン ルノー 1:29.203 1:28.937 1:28.419 7
8 10   ピエール・ガスリー アルファタウリ-ホンダ 1:28.971 1:29.008 1:28.448 8
9 4   ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 1:29.464 1:28.877 1:28.542 9
10 26   ダニール・クビアト アルファタウリ-ホンダ 1:29.158 1:28.944 1:28.618 10
11 5   セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:29.142 1:29.149 11
12 16   シャルル・ルクレール フェラーリ 1:29.137 1:29.165 12
13 18   ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:28.679 1:29.557 13
14 63   ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 1:29.294 1:31.218 14
15 55   カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 1:28.975 No Time 15
16 99   アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 1:29.491 16
17 7   キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 1:29.810 17
18 20   ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 1:30.111 18
19 8   ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:30.138 19
20 6   ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ-メルセデス 1:30.182 20
: 1:34.527
ソース:[23][24]

決勝

2020年11月29日 17:10 AST()

  • 気温25、路面温度29度、ドライコンディション[25]

1周目にロマン・グロージャンダニール・クビアトに接触後、コース脇のガードレールに激突してマシンは真っ二つに破壊され大炎上した。グロージャンはHaloに守られて自らコックピットから脱出、レーシングスーツのおかげで手と足首に軽い火傷を負った程度で命に別状はなかった。このアクシデントにより(赤旗)が出され、ガードレールの修復のためレースは1時間25分間中断した。再開直後にもランス・ストロールがクビアトと接触し、ストロールのマシンが裏返しになり、セーフティカーが出動した。レース終盤にも表彰台を目前にしたセルジオ・ペレスのマシン後方から白煙が上がり、漏れたオイルからマシンが炎上してセーフティカーが出動したままレースが終わった。レースはルイス・ハミルトンが終始支配してポール・トゥ・ウインで5連勝、マックス・フェルスタッペンアレクサンダー・アルボンレッドブル勢が2位、3位に入りダブル表彰台を獲得した。レッドブルは2017年日本GP以来のダブル表彰台でのフィニッシュにより、2016年シーズン以来となるコンストラクターズランキング2位を確定させた[26]。また、本戦終了時点でフェルスタッペンのドライバーズランキング3位以上も確定している。

この3人に続いたのがランド・ノリスカルロス・サインツマクラーレン勢で、無得点に終わったレーシング・ポイント勢を抜いてランキング3位に浮上した[27]

展開

レース結果

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 44   ルイス・ハミルトン メルセデス 57 2:59:47.515 1 25
2 33   マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 57 +1.254 3 19 FL
3 23   アレクサンダー・アルボン レッドブル-ホンダ 57 +8.005 4 15
4 4   ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 57 +11.337 9 12
5 55   カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 57 +11.787 15 10
6 10   ピエール・ガスリー アルファタウリ-ホンダ 57 +11.942 8 8
7 3   ダニエル・リカルド ルノー 57 +19.368 6 6
8 77   バルテリ・ボッタス メルセデス 57 +19.680 2 4
9 31   エステバン・オコン ルノー 57 +22.803 7 2
10 16   シャルル・ルクレール フェラーリ 56 +1 Lap 12 1
11 26   ダニール・クビアト 1 アルファタウリ-ホンダ 56 +1 Lap 10
12 63   ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 56 +1 Lap 14
13 5   セバスチャン・ベッテル フェラーリ 56 +1 Lap 11
14 6   ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ-メルセデス 56 +1 Lap 20
15 7   キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 56 +1 Lap 17
16 99   アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 56 +1 Lap 16
17 20   ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 56 +1 Lap 18
18 11   セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 53 パワーユニット 5
Ret 18   ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 2 接触 13
Ret 8   ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 0 アクシデント[28] 19
ソース:[29]

追記
  • ^FL - ファステストラップの1点を含む
  • - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い
  • ^1 - クビアトはターン8でストロールと接触した件の責任を問われ、10秒ペナルティ(ピットインで消化)とペナルティポイント2点(合計4点)が科せられた[30][31]

優勝者ルイス・ハミルトンの平均速度[32]
102.864 km/h (63.917 mph)
ファステストラップ[33]
ラップリーダー[34]
太字は最多ラップリーダー

第15戦終了時点のランキング

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ この年は既にレッドブル・リンクシルバーストン・サーキットで2週連続開催が実施されたが、2レースで異なるレイアウトを用いるのはバーレーンのみである。

出典

  1. ^ “Bahrain Grand Prix 2020 - F1 Race”. The Official F1 Website. 2020年11月26日閲覧。
  2. ^ “2020年F1カレンダーが承認、日本GPは10月11日に開催。史上最多22戦の過密スケジュールでテストが大幅縮小へ”. autosport web (2019年10月5日). 2020年11月26日閲覧。
  3. ^ “F1オーストラリアGP中止が正式発表「大多数のチームの見解によって結論」”. motorsport.com (2020年3月13日). 2020年11月26日閲覧。
  4. ^ “F1バーレーンGPとベトナムGPの延期が決定。2020年シーズンは「5月末スタート」に”. autosport web (2020年3月13日). 2020年11月26日閲覧。
  5. ^ “F1が公式サイトから2020年カレンダーを取り下げ「調整がつき次第、修正版を発表」夏開幕を目指すと改めて表明”. autosport web (2020年4月17日). 2020年11月26日閲覧。
  6. ^ “2020年シーズンのF1スケジュールが確定。トルコGPが復活、今季は全17戦の開催に”. autosport web (2020年8月25日). 2020年11月26日閲覧。
  7. ^ “2020年バーレーン2戦目は初のショートコースで開催。予選タイムは史上最短の55秒以下に”. autosport web (2020年8月29日). 2020年11月26日閲覧。
  8. ^ “F1バーレーンGPのDRSゾーンは3カ所。第3計測地点に小変更”. autosport web (2020年11月26日). 2020年11月26日閲覧。
  9. ^ “ピレリ、2020年F1後半7戦のコンパウンドを発表…イモラ・アルガルベ・イスタンブールは変則セット供給”. Formula1-Data (2020年9月10日). 2020年11月26日閲覧。
  10. ^ “バーレーンとアブダビのフリー走行で、全車が2021年F1新タイヤのテスト”. autosport web (2020年11月27日). 2020年11月27日閲覧。
  11. ^ “ロバート・クビサ、バーレーンGPのフリー走行1回目に出走。今季はDTMで表彰台も”. motorsport.com (2020年11月26日). 2020年11月26日閲覧。
  12. ^ “ニッサニー、バーレーンGPのFP1に出走へ。アブダビのルーキーテストにも参加”. motorsport.com (2020年11月20日). 2020年11月26日閲覧。
  13. ^ “Entry List”. FIA (2020年11月26日). 2020年11月28日閲覧。
  14. ^ “Bahrain 2020 - Race entrants”. STATS F1. 2020年11月28日閲覧。
  15. ^ “F1バーレーンFP1:ハミルトンが首位発進。ホンダ勢はガスリーが5番手につける”. motorsport.com (2020年11月27日). 2020年11月28日閲覧。
  16. ^ “F1バーレーンFP2:ハミルトンがトップ。フェルスタッペンはメルセデス勢に割って入る2番手”. motorsport.com (2020年11月28日). 2020年11月28日閲覧。
  17. ^ “ハミルトン、2021年仕様の新タイヤを批判「あまり言いたくないけど……1周1秒遅い」”. motorsport.com (2020年11月28日). 2020年11月28日閲覧。
  18. ^ “ドライバーから批判相次ぐ2021年仕様タイヤ……「二度と見たくない」とベッテル”. motorsport.com (2020年11月28日). 2020年11月28日閲覧。
  19. ^ “バーレーンGPで異例の措置。ターン4のトラックリミット違反によるタイム抹消を取り止め”. motorsport.com (2020年11月28日). 2020年11月29日閲覧。
  20. ^ “F1バーレーンFP3:フェルスタッペン首位で予選へ。ホンダPU勢はトップ10に4台”. motorsport.com (2020年11月28日). 2020年11月29日閲覧。
  21. ^ “シャシー交換のアルボンは自己最高4番手「マシンが驚くほど速かった」レッドブル・ホンダ【F1第15戦予選】”. autosport web (2020年11月29日). 2020年11月29日閲覧。
  22. ^ この節で特記のない出典は、“F1バーレーンGP予選:ハミルトンが完璧な仕事で今季10度目ポール。フェルスタッペン3番手”. motorsport.com (2020年11月29日). 2020年11月29日閲覧。
  23. ^ “FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX 2020 - QUALIFYING”. The Official F1 Website (2020年11月28日). 2020年11月29日閲覧。
  24. ^ “FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX 2020 - STARTING GRID”. The Official F1 Website (2020年11月28日). 2020年11月29日閲覧。
  25. ^ この節の特記のない出典は、“F1バーレーンGP決勝:波乱尽くしのレースをハミルトン制す。レッドブルがダブル表彰台”. motorsport.com (2020年11月30日). 2020年11月30日閲覧。
  26. ^ “レッドブル代表「3年ぶりのダブル表彰台で選手権2位が確定。今後はドライバーズランキングに集中」【F1第15戦】”. autosport web (2020年11月30日). 2020年11月30日閲覧。
  27. ^ “ノリス「4位と5位はチームとしてのベストリザルト」マクラーレン、ランキング3位に浮上【F1第15戦決勝】”. autosport web (2020年11月30日). 2020年11月30日閲覧。
  28. ^ “F1バーレーンGP:グロージャン、大クラッシュでマシン炎上も無事脱出。レースは赤旗中断に”. autosport web (2020年11月30日). 2020年11月30日閲覧。
  29. ^ “FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX 2020 - RACE RESULT”. The Official F1 Website (2020年11月29日). 2020年11月29日閲覧。
  30. ^ “DOC 33 - 2020 Bahrain Grand Prix - Offence - Car 26 - collision with car 18”. FIA (2020年11月29日). 2020年11月30日閲覧。
  31. ^ “接触の責任はグロージャンにあり? クビアト「最初は彼に腹を立てた」”. motorsport.com (2020年11月30日). 2020年11月30日閲覧。
  32. ^ “2020 Formula One Bahrain Grand Prix - Classification - Race”. Motorsport Stats (2020年11月29日). 2020年11月30日閲覧。
  33. ^ “FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX 2020 - FASTEST LAPS”. The Official F1 Website (2020年11月29日). 2020年11月30日閲覧。
  34. ^ “2020 Formula One Bahrain Grand Prix - Session Facts - Race - Lap Chart”. Motorsport Stats (2020年11月29日). 2020年11月30日閲覧。
  35. ^ “2020 Formula One Bahrain Grand Prix - Driver Standings”. Motorsport Stats (2020年11月29日). 2020年11月30日閲覧。
  36. ^ “2020 Formula One Bahrain Grand Prix - Team Standings”. Motorsport Stats (2020年11月29日). 2020年11月30日閲覧。
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