『魔法使いの嫁』(まほうつかいのよめ、英題: The Ancient Magus' Bride)は、ヤマザキコレによる日本の漫画作品。『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン)にて2014年1月号(2013年11月30日発売[3])より連載開始。2014年9月からは、『月刊コミックブレイド』を前身とするオンライン雑誌『コミックブレイド』(現MAGCOMI[4])および『月刊コミックガーデン』(同社刊)にて同時連載中[2]。おもな略称は「まほよめ」[5]。
魔法使いの嫁 | |
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ジャンル | ファンタジー |
漫画 | |
作者 | ヤマザキコレ |
出版社 | マッグガーデン |
掲載誌 | 月刊コミックブレイド 月刊コミックガーデン |
レーベル | ブレイドコミックス |
発表号 | 2014年1月号 - 9月号 (月刊コミックブレイド) 2014年10月号 - (月刊コミックガーデン) |
発表期間 | 2013年11月30日 - 2014年7月30日[1] (月刊コミックブレイド) 2014年9月1日[1] - (コミックブレイド→MAGCOMI) 2014年9月5日[2] - (月刊コミックガーデン) |
巻数 | 既刊19巻(2023年3月現在) |
OVA:魔法使いの嫁 星待つひと | |
原作 | ヤマザキコレ |
監督 | 長沼範裕 |
シリーズ構成 | 長沼範裕 |
脚本 | 高羽彩 |
キャラクターデザイン | 加藤寛崇 |
アニメーション制作 | WIT STUDIO |
製作 | Production I.G |
発表期間 | 2016年9月10日 - 2017年9月8日 |
話数 | 全3話 |
アニメ:魔法使いの嫁 | |
原作 | ヤマザキコレ |
監督 | 長沼範裕 |
シリーズ構成 | 長沼範裕 |
脚本 | 高羽彩 |
キャラクターデザイン | 加藤寛崇 |
音楽 | 松本淳一 |
アニメーション制作 | WIT STUDIO |
製作 | 魔法使いの嫁製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2017年10月8日 - 2018年3月25日 |
話数 | 全24話 |
OVA:魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士 | |
原作 | ヤマザキコレ |
監督 | 寺澤和晃 |
脚本 | 高羽彩、米内山陽子 |
キャラクターデザイン | 加藤寛崇 |
アニメーション制作 | スタジオカフカ |
製作 | 魔法使いの嫁OAD製作委員会 |
発表期間 | 2021年9月10日 - 2022年9月9日 |
話数 | 全3話 |
アニメ:魔法使いの嫁 SEASON2 | |
原作 | ヤマザキコレ |
監督 | 寺澤和晃 |
シリーズ構成 | 寺澤和晃 |
脚本 | 高羽彩、米内山陽子、西中千晶 |
キャラクターデザイン | 加藤寛崇 |
音楽 | 松本淳一 |
アニメーション制作 | スタジオカフカ |
製作 | 魔法使いの嫁製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2023年4月6日 - |
(テンプレート) - (ノート) | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | (漫画)・(アニメ) |
2016年のドラマCD化を皮切りにメディアミックス化が進み、OVA化、テレビアニメ化[6]、舞台化が行われた。
2019年からは『マンガドア』(リンガ・フランカ)にてスピンオフ漫画2作品が連載された[7]。
あらすじ
- 第1篇 - 第45篇
- 生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、不幸と孤独にまみれて生きてきた羽鳥智世は、自暴自棄となり謎の男が薦めるままイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」として身を委ねる。その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに500万ポンドで落札される。今までの人生に悲観的なチセに対して、エリアスはチセが魔法使いとして大きな素質を持っていることを明かし、自身の弟子にしつつ嫁にするつもりであることを告げる。イングランドでの生活のなかで、チセは自身と同様に不幸な境遇の者たちと出会い、彼らの心を救う中で自身の過去とも向き合うようになる。
- 学院篇[8]
この作品記事は(あらすじの作成)が望まれています。 |
- チセとエリアスは英国学園の学園長であるライザ・クウェラインから入学を歓迎される。チセは聴講生としてエリアスは魔法分野の臨時教師としてその学園へと入学することとなる。
登場人物
エインズワース家
- 羽鳥 智世(はとり ちせ)
- 声 - 種﨑敦美[9][10] / 演 - 工藤遥(第1・2弾共通[11][12])
- 本作の主人公。赤毛が特徴的な少女。15歳[13]→16歳[14]。作中では「チセ」とカタカナで表記される。
- 魔法使いとして凄まじい潜在能力を秘めるが、人ではないものを見聞きすることができる能力から父と弟に逃げられ、精神的に追い詰められた(実際は魔性に思考を操られた)母に殺されかけた過去をもつ。親族からも疎まれ、生きることを投げ出そうとしていたころに自ら人身売買に臨み、エリアスに弟子兼妻として落札される[15]。
- 特殊な魔法的性質を持つ「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれる存在の中でも珍しいタイプとされるが、能力を制御出来ないままでいれば寿命は3年位しかないとエリアスは見立てており、それを回避するため彼の下で魔法の修行を行う。やがてエリアスとの生活の中で周囲に理解者が増え、彼らと交流することで少しずつ前向きに変わりつつある。
- 「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」としての性質からとにかく魔性や妖精などに懐かれやすく、時にそれがトラブルの元となることがある。また、子守歌でエリアスを眠らせてしまったことで特技が判明しており、何度作っても強力な睡眠薬しか作れなかった事からこのことは本人も自覚している。
- 学院篇では、英国学園(カレッジ)に入学する。
- エリアス・エインズワース
- 声 - 竹内良太[9][10]、木下紗華(女性姿) / 演 - 神農直隆(第1・2弾共通[11][12])
- 人間ならざる異形の魔法使い。山羊のようなねじれた角が生えた狼か大型犬の頭骨の頭を備えた姿をしているが、過去に出会った人間である金髪の男性や銀髪の少女の姿にもなれる。陰に潜む能力や茨の蔓を触手のように使う能力を持ち、破壊を本質的に得意とすることから、「影の茨(ソーン)」「裂き喰らう城(ピルム・ムーリアリス)」の異名を持つ一方で、「骨頭」「影の棘」「茨の魔法使い」「半端者」などと呼ばれることもある。その正体ははっきりと明かされていないが、断片的に「元は精霊」「影に属する存在」「肉の殻を持つ者(リャー・アナム)」「人間になろうとした精霊」と語られている。
- 教会も迂闊に手が出せないほどの実力者かつ世捨て人。そのため監視がついており、人身売買でチセを破格の価格で競り落とすだけでなく嫁宣言まで行ったため、ペナルティとして3つの事件の解決をさせられるなど何らかの制裁をも受けているが本人はそのことをまるで気にも留めていない。教会に束縛されるつもりはないが、それによって教会とトラブルを起こす方が面倒なので、教会とトラブルにならない程度には課題をこなそう、と言う算段である。
- 引き篭もりの人間嫌いで知られ、人間のチセを引き取ったことを周囲からたびたび珍しがられる。チセの前では常に冷静で穏やかで紳士的な性格だが、常識に欠けている部分があり、チセにあえて話さずにいることも多く、何も知らされていないチセがトラブルに巻き込まれる原因となることも。また、チセがカルタフィルス(ヨセフ)のキメラの攻撃からアリスを庇って負傷した際には、激昂して黒い毛に覆われた巨大な獣のような姿に変化した。
- シルキー
- 声 - 遠藤綾[9][10] / 演 - 広川碧(第1・2弾共通[16][12])
- エリアスの家に住まう家事妖精(ブラウニー)。ボンネットにドレス姿の美しい女性の姿をしている。「銀の君」、「銀の花」とも呼ばれている(英語版では「Silver=銀」の名で呼ばれている)。原作内で絹女給と表記されることもある。
- 人間に酷似した外見のため、エリアスに代わって人間への応対を行なうこともあり、家事の他にエリアスの常備薬を村人に販売するなどの手伝いもしている。
- エインズワース家に入る前はバンシーであったが、憑いていた家が絶えてしまい、行く当てもなくさまよっていたところを丘の防人の「小さきモノを守る」役目によって導かれる。『シルキーちゃん日記』によると丘の防人と文通を行っている。
- 常に無表情かつ無口であるが、単行本カバー裏の『シルキーちゃん日記』において本編ではあまり見ることのない感情豊かな姿を披露している。
- ルツ / ユリシィ
- 声 - 内山昂輝[9][10] / 演 - 小松準弥(第1弾[16])
- チセたちがとある教会の墓場で出会った墓守犬(チャーチ・グリム)。元はただの黒い犬「ユリシィ」だったが、飼い主イザベルの死後も墓に付き従い墓守犬と化した。イザベルを「妹」と思い犬と言う自覚がなかったため、人間の姿を取ることができる。イザベルの面影をチセに見出し、自ら望んでチセと使い魔の契約を結び、「ルツ(ヘブライ語で『哀れみ深い友』の意)」の名を与えられた。初登場時は青年の姿だったが、状況に応じて本来の犬の姿にもなれ、契約後は普段は犬の姿で、必要に応じてチセと同世代の少年の姿を取るようになる。
近隣の村人
- サイモン・カラム
- 声 - 森川智之[9]
- エリアスたちが住む村の神父。教会の命により、本編の始まる10年前からエリアスの監視役に就いている。エリアスと交流を持つ人物の1人で、彼とは気軽に軽口を叩き合う仲である一方(人の機微や感情に疎いエリアスは最初ただの知人だと言っていたが、後に学院篇でそれは知人ではなく友人関係だと指摘される)、シルキーからは嫌われ、ルツからも「胡散臭い」と警戒されている。エリアスが人間の姿になる際はサイモンをモデルにしているため面影が似ている。当人はジンクスと呼ぶ自身が作った菓子を食べた「人間」に不幸を呼ぶ特殊な能力を持ち(人外には適用されない)、その力を知らなかったために愛する家族や恋人を死に追いやってしまった過去を持つ。すべてに絶望して自殺を考えていた時に今の上司に拾われ、神父になる知識や能力の確認および扱い方を学んだ。その後エリアスの監視役として村に派遣された。監視役の職務はほとんど行っておらず実質サボリ状態(上司公認)だが、それこそがエリアスと付き合う正解の態度であり、サイモン以前の何人もの監視役達がすぐにエリアスに撃退されて逃げ出す羽目になっていたのは、端から怪物として扱い警戒心丸出しだったからである。
- ジョエル・ガーランド
- 声 - 梅津秀行[17]
- エインズワース家の近隣に住む老人。趣味は執筆活動と妻が残したバラ庭園の世話。リャナン・シーが憑いているが、本人は人ならざるものを見ることが出来ないため気がついていない。しかし、一夏の幻として出会いを覚えている。その「赤いスグリのような目のひと」にまた会いたいと願っている。
- リャナン・シー
- 声 - 早見沙織[17]、清都ありさ[18]
- 本来は詩人にとりつき、才能と引き替えに血を吸う美しい妖精。チセが出会ったリャナン・シーは、ジョエルに与える才能を見いだせなかったため、長きにわたって側に寄りそう。バンシーだったころのシルキーにかつて出会っており、憑いた家が絶えた以上、何処か別の場所へ移動するよう勧めた。
- ジョエルに憑いたリャナン・シーの姿はベージュ色の髪に赤い瞳、巨乳でスタイルのいい肉体に黒いキャミソール姿をしている。
アンジェリカと関係者
- アンジェリカ・バーレイ
- 声 - 甲斐田裕子[9] / 演 - 西丸優子(第2弾[12])
- ロンドンに住む魔法機構(マギウス・クラフト)の技師。父親の代からエリアスと取引がある、男勝りの面倒見の良い女性。
- 父親は魔術師だが、アンジェリカは魔法使いである。幼いころに独断で魔法を扱おうとして失敗した後に後遺症で腕に結晶が埋まっているため、普段は長袖や腕抜きなどで隠している。
- デイビット・バーレイ
- 声 - 福田賢二
- アンジェリカの夫。魔法使いではなく普通の人間。アンジェリカを何年も口説き続けて結婚したが、妻や娘よりも早く老いてしまうことを気にしている。
- アルシア・バーレイ
- 声 - 朝井彩加
- アンジェリカとデイビットの娘。魔法の才能を持つ。
- ヒューゴ
- 声 - 久野美咲
- 水の妖精(ヴォジャノーイ)。アンジェリカの使い魔(ファミリア)で悪戯好きな性格。
- 姿は青と水色の長髪に薄紫の肌、耳は魚のヒレのような形をしている。さらに、トカゲのようなしっぽと魚のヒレのような足を持ち瞳は黒い虹彩と赤い角膜になっている。
エリアスの知友
- リンデル
- 声 - 浪川大輔[19] / 演 - ウィリアム良太ザッキー(第1弾[16])、三上俊(第2弾[12])
- 「白花の歌(エコーズ)」の二つ名を持つ、アイスランド在住の魔法使い。現在は竜の国の管理者を務める。外見は青年のようだが、実際はエリアスより遥かに年上で、口調も年寄りめいている。エリアスの過去を知る数少ない人物。自身が弟子を取れる身ではないという理由でエリアスとは「知人」「友」として対等に接しているが、事実上エリアスの師匠にあたり、チセのことは孫扱いしている。
- ラハブ
- 声 - 三石琴乃
- リンデルの師。時間から隔離された世界のどことも知れない小島に住む、左目に片眼鏡をかけた女性。お節介で名付け好きで、リンデルやエリアスに名を与えた。エリアスの「人間らしい振る舞い」のモデルにもなっている。
- ティターニア
- 声 - 大原さやか
- 妖精女王。エリアスが妻を娶った噂を聞きつけ、常若の国(ティル・ナ・ノーグ)から姿を現す。
- かなり巨乳で赤紫をした瞳を持つ美女。黒くて美しい長い髪に植物の蔓をリボンのように巻き付け、黒を基調とした胸元が大きくあいたドレスを着ている
- オベロン
- 声 - 山口勝平 / 演 - 結城洋平(第1弾[16])
- 妖精王でティターニアの夫。お調子者かつドM。
- 緑の長髪で、頭に鹿の角を持っている。上半身は人間、下半身は鹿の半獣人のような姿をしている
- “灰の目”
- 声 - 中田譲治
- 人に非ざる旧き魔性の者。人間や魔法使いを「傷つける気はない」と言うものの、チセに人狼の毛皮を着せ理性から“解放”しようとしたり、人間の言動の揚げ足を取るようにして攫ったりと、人間の心を弄ぶうえ、それを楽しんでいる様子。
学院(カレッジ)
- ミハイル・レンフレッド
- 声 - 日野聡[19][10] / 演 - 結城洋平(第2弾[12])
- 魔術師。左目の周囲(向かって右側)の傷と隻腕が特徴の男性。魔法使い嫌いで名が通っている。エリアスとは(一方的に)対立しているが、状況によっては共闘するなど、認めている部分もある様子。登場直前にカルタフィルスに目を付けられ、仕方なく彼に従うものの左腕を奪われた。
- 過去にはストリートチルドレンであったアリスを保護して弟子とし、チセに対しては活躍を見届けて彼女の優しさを知り、「あいつ(カルタフィルス)のものにならなくて良かった」と安堵するなど、根の部分は善人。
- アリス・スウェーン
- 声 - 田村睦心[19][10] / 演 - 佐倉花怜(第1弾[16]、齋藤明里(第2弾[12])
- ミハイルの弟子で護り手。言動は男性っぽいが女性。元は麻薬中毒の両親に無理やり麻薬中毒にさせられ売人とならざるを得なかったストリートチルドレンだったが、偶然出会ったミハイルに魔力の素養を見込まれ、薬を抜かれるとともに弟子となった経緯があり、自分を救ってくれたミハイルを強く慕っている。師匠の影響か魔法使いを快く思っていないが、ミハイルを救うためエリアスに助けを求めるとともに、境遇の似たチセとも仲良くなる。
- アドルフ・ストラウド
- 声 - 鈴村健一
- 学院管理局に所属する事務員。故郷はドイツのドレスデン。ミハイルのことを「先輩」と呼び、青年の姿をしているが、実はリンデルの元弟子で何百年も生きている。魔法使いを目指していたが、才能が半端なため魔法使いにはなれなかった。髪にリンデルとおそろいの飾りをつけている。鳥の使い魔を介して、エリアスにある重要な用件を告げる。
- 真面目な性格で、竜の騒動後は「こんな雑務くらいできなきゃここにいちゃいけない」と嘆いている。
- トーリー・イニス
- 声 - 小西克幸
- 魔法使いの研究をしている魔術師。スレイ・ベガのチセに強く興味を持っている。同僚であるナルシスとは同じ一族であるようだが、何かと自分を構ってこようとする彼を一方的に拒絶している。
- ライザ・クウィライン
- 声 - 小山茉美[20][10]
- 学院篇から登場。学院長の老女。相当なやり手。女で学院長に就任したという事で敵が多く、就任当時もかなりの妨害があった模様。学院や生徒達を守るため、学院反対派や敵対派閥の者たち相手に権謀術数を巡らせている。
- ナルシス・モーム
- 声 - 鳥海浩輔[20][10]
- 学院篇から登場。学院の講師である青年。トーリーとは同じ一族であり色々と因縁がある模様。ナルシス自身はトーリーに帰ってきて貰いたいといった発言をしているが、彼からは拒否されている。
- アレクサンドラ・ヒース
- 声 - 遠藤綾
- 学院篇から登場。学院で救護室を担当する。過去の実験で昆虫人間のような姿になった「転変者」。
- ルーシー・ウェブスター
- 声 - 津田美波[21][10]
- 学院篇から登場。チセのクラスメイトで学院寮におけるルームメイトの少女。蜘蛛を使役する魔術師の名家ウェブスター家の出身。ウェブスターの悲劇によって一族が皆殺しにされ大事な蜘蛛を奪われたことが原因で魔術師全般を疑うようになり、自分の力だけで事件の真相を探ろうと考えていた。そのため誰とも関わりを持ちたがらず、普段はチセにもとげとげしい態度をとっていた。本来はハッキリとした性格で、根は優しく面倒見が良い。
- 自分以外の一族の生き残りにかつて一族を追放された兄がいるが、事件の犯人かもしれないと考えて関係を断とうとしていた。そのため学費も自分でバイトして稼ぎ、兄からの仕送りにも一切手を付けていなかった。その兄とはチセのオークションにも関りがあったセスであり、チセの落札代金のうち100万ポンドがルーシーに仕送りされていた。まだ家が健在で兄とも一緒に暮らしていた頃は相当なお兄ちゃん子であり、当時兄が一族から冷遇されていた事も幼いためよくわかっていなかった。ルーシーや教師らが襲われた事件の対応で学院が外界からの干渉を防ぐため一時封鎖され、自分を見舞うために訪れたが帰れなくなった兄と共にしばらく暮らすこととなり、改めて色々と話をして和解した。
- リアン・スクリム=ジョー
- 声 - 山下誠一郎[21]
- 学院篇から登場。チセのクラスメイトの少年。守護の名門魔術師スクリムジョーの家系。優等生だが、生真面目で融通が利かないところがある。学院卒業後は家を捨てることを決めているが、周りからはそんなに簡単に血を捨てられるわけがないと言われている。トーリーの弟子でいずれ魔法使いになりたいと考えているが、隣人達からは錆びた匂いがすると拒絶されるため才能は無い模様。フィロメラとは又従妹の関係で、彼女は幼い頃は明るい性格で能力も高く、リアンは一度も勝てたことがなかった。そのため今のフィロメラの姿はリアン的にとても認められないらしく、何かあるたびにイラついてきつい言葉をかけるようになってしまっている。
- ヴェロニカ・リッケンバッカー
- 声 - 上田麗奈[21][10]
- 学院篇から登場。チセのクラスメイトの少女。医療の名門魔術師リッケンバッカーの家系。フィロメラの出身であるサージェント家の主筋にあたり、フィロメラが学院に通えているのも彼女の意向による。ただしフィロメラの祖母は学院反対派であり、無駄な時間を過ごしていると見なしている。
- フィロメラ・サージェント
- 声 - 河瀬茉希[21][10]
- 学院篇から登場。チセのクラスメイトの少女。リアンのまたいとこで、諜報を専門とするサージェント家の出身。暗い性格で、誰とも話そうとしない。後継者を奪った女の娘として一族から冷遇されており、特に祖母からは酷く虐待されている。本来は優秀にも関わらず何をやっても祖母からは全否定されており、どんなに頑張っても一切の価値が認められない環境下にあってかつてのチセのような辛い目を常にしており、今では本気を出すことも自分の意思を示すこともなくなり祖母の命令のままに動いている。命令に従っていればそのうち両親に会えるという祖母との約束を唯一の希望として耐えている。チセがフィロメラの事をやけに気にかけて関わろうとするのも、かつての自分に似たものを感じるから。幼い頃は明るい性格で、リアンともよく遊んでいた。
- アイザック・ファウラー
- 声 - 西山宏太朗[21][10]
- 学院篇から登場。チセのクラスメイトで常にフードを深くかぶった少年。鍛冶師の家系で、スクリムジョー家の装備製作を請け負っている。リアンとは幼い頃からの友人で、彼の装備を全て手掛ける契約を結んでいる。魔術師の中では家名の低い庶民派。チセに対して魔術師世界の解説役もなっている。
- ゾーイ・アイビー
- 声 - 小林大紀[21]
- 学院篇から登場。チセのクラスメイトで人間の魔術師の父とゴルゴーン族の母とのハーフの少年。人外であるためか同種の気配に敏感で、入学当初はチセから漂う竜の気配を恐れて避けていたが、後に話し合って和解し友達となった。ゴルゴーン族としての能力が不安定で、制御のためのイヤーマフとゴーグルを常に着用している。現在はこれらを着用しなくても制御できるようになるための訓練をしている。以前制御が出来なくなって本来の姿を見せた際、頭の蛇を綺麗だと言ってくれたルーシーを意識するようになる。
その他の妖精
- エアリエル
- 声 - 内藤有海、藤原夏海、佐藤はな
- 風の妖精。チセにちょっかいを出す。
- 姿は大きな瞳に、風の妖精らしく緑色の髪と羽をもちまるでハーピィのような姿をとる。
- 丘の防人(スプリガン)
- 声 - 安元洋貴
- ティターニアの行幸に付き従う妖精。エリアスや人間など肉の体を持つ者を嫌っている。シルキーの文通相手。「小さきモノを守る」役目がある。
- ウィル・オー・ウィスプ
- 声 - 石田彰
- 墓や森に棲み着いて人を惑わすとされる青い鬼火の妖精。キメラと化したイザベルの魂を黄泉の門へ送る。
- 海豹人(セルキー)
- 声 - 潘めぐみ[17]
- 人とアザラシ、2つの姿を持つ妖精。リンデルの使い魔として、チセの元に伝言を届ける。
- シャノン
- 声 - 下田麻美
- 人間の子供と取り替えられて人間に育てられた妖精(妖精の取り替え子、チェンジリング)。そうとは知らず、生まれて50年間以上人間として暮らしていたが、異常に老いないことを周囲の人間から気味悪がられるようになり、ある日自身の正体を知らされて妖精の国に移住した。そのため理路整然とした非常に人間らしい性格。人間世界では医師として生活していたため、その知識を生かして妖精たちの治療に当たり、瀕死状態のチセの手当もおこなった。
チセの家族
- 羽鳥 智花(はとり ちか)
- 声 - 井上喜久子
- チセの母。物語開始以前に投身自殺しており、劇中では故人。
- チセの体質は母親である智花から受け継がれたと言われている。チセの記憶の中では辛い思い出のみの存在だったが、チセがヨセフとの取り引きで過去の記憶を辿った際は、チセを心から大事に思っていたことが明らかになる。チセを殺そうとしたのも魔性に惑わされてのことであり、辛い記憶は母の死が自分のせいだというチセの自罰感情からそういう風に作られたものだった。
- 羽鳥 夕輝(はとり ゆうき)
- 声 - 川田紳司
- チセの父。「あちら側のモノ」からは「守り男」と呼ばれる。家族を愛し守っていたが、ある夜、チセに「絶対にふたりとも迎えに来る」と言い残し、史輝を連れて姿を消す。
- 羽鳥 史輝(はとり ふみき)
- 声 - 佐藤はな
- チセの弟。チセはヨセフとの取り引きで過去の記憶を辿るまで、名前も忘れていた。父が連れ去るころはまだ赤ん坊だった。
その他の人物
- セス・ノエル
- 声 - 諏訪部順一[9]
- 非公式なオークションで出品の取り次ぎを行っており、チセの出品にも携わった。蜘蛛を使役する魔術師の名家ウェブスター家の出身であり、自身は魔術師ではないが「見える」人間。死を望んでいたチセにその身を他人に委ねることを持ちかけ、彼女が自殺ではなく身売りを選ぶ切っ掛けを作る。実は学院篇でチセのルームメイトとなったルーシーの実兄。
- 出品前のチセに対して英語を叩き込んでおり、チセが当初から会話に不自由しなかったのはこのおかげ。チセに自身の連絡先を教えており、竜の子がさらわれた一件ではこの伝手でオークションへ出品された竜の子を探し当て、競売への参加が可能となった。更にチセの売値の半額(250万ポンド)を出品者=チセの取り分として保管しており、竜の子の競売にあたってこれを彼女へ手渡した。残りの250万ポンドは、150万が自分の取り分で残り100万を妹の学費として仕送りしていた。
- ウェブスター家長子でありながら魔力が弱く家業の魔術にも適性がなかったことから、一族に出来損ないと冷遇され放逐された過去を持つ。その少し後に一族郎党が何者かに暗殺され、家の象徴だった蜘蛛を全て奪われる大事件が発生。妹を含む事件を知る者には犯人ではないかと疑われていた。後にルーシーが実習中に何者かに襲われた際に生き残りの保護者として学院に呼び出され、自分を蔑んだ一族が死んだ事はなんとも思っていないが、唯一自分を蔑視せず兄として慕ってくれていたルーシーだけは大切に思っており、もし自分が一族に暗殺者を差し向けた犯人であるのなら事前に妹だけは巻き込まないよう連れ出していたと語った。この件を機に妹と和解できた。
- ネヴィン
- 声 - 大友龍三郎
- 北の地に住む寿命間近の竜。チセの魔力を借り、最後の力でチセに空を飛ぶ夢を見せる。死後は菩提樹の苗床となる。
- マシュー
- 声 - 上村祐翔 / 演 - 伊藤裕一(第2弾[12])
- かつてウルタールで暮らしていた青年。病弱な妻・ミナを救いたいという思いをカルタフィルスに付け込まれ、多くの猫を殺して霊薬を作ってしまう。霊薬を飲んだミナが死亡したことで発狂し、さらに猫を狩ろうとしたところでティムたちに討たれる。後にその魂は猫たちの怨念を取り込んで「ウルタールの澱み」と化した。
- ミナ
- 声 - 沼倉愛美 / 演 - 愛原実花(第2弾[12])
- マシューの妻。マシューの作った霊薬を飲んで絶命。マシューとともに「澱み」の核となった。
- ティム
- 声 - 三瓶雄樹
- ミナの飼い猫。はじめの猫の王。狂ってしまったマシューを討ち、ウルタールの澱みを小島に封じる。
- モリィ
- 声 - 佐久間レイ
- オッドアイを持つ当代の猫の王。エリアスに事件の解決を依頼する。事件の真相を知り、輪廻から外れたマシュー達の魂を導くべく案内役を申し出る。
- アリー
- 声 - Lynn
- モリィの飼い主である少女。モリィにとっては生まれた時から見守り続けている娘同然の存在。
- ジャスパー、バーニー
- 声 - 長谷川芳明(ジャスパー)、高橋伸也(バーニー)
- モリィの部下。
- イザベル
- 声 - 種﨑敦美
- ルツ / ユリシィの飼い主。馬車にはねられ、若くして他界する。カルタフィルスによって墓を暴かれ、遺体はキメラの材料に利用される。
- カルタフィルス / ヨセフ
- 声 - 村瀬歩 / 演 - 西井幸人(第1弾[16]〈ヨセフ〉)、櫻井圭登(第2弾[12]〈カルタフィルス〉)
- その呼び名と特異性から、魔術師達に「彷徨えるユダヤ人」と目される人物。エリアスを「おちびさん」呼ばわりするほど長く生きている。とある魔術師によって「不死の呪い」を掛けられており、頭を拳銃で撃ち抜かれたりしても死ぬことはなく、また腕を切断されても短時間で再生するが、「痛み」は感じる模様。
- 無邪気な口調であるが全く倫理観を持っておらず、マシューに猫殺しを唆す、墓暴きの時に居合わせた一般人を罪悪感もなく殺害する、ミハイルとアリスを脅迫してウルタールの澱みやルツを回収させるなど、自らの目的のためには他者を犠牲にすることを躊躇しない性格。本人は「それが生き物のあり方だ」と考えて疑わず、エリアスに「人間でもけだものでもない、人の形をした化け物だ」と評された。
- その肉体は呪いにより崩壊し続けており、上記の行動は崩壊した肉体を補うための手段を模索するためのもの。現在の肉体も様々な「継ぎ接ぎ」によって維持しているが、その崩壊速度が上がっているらしく、長く持つ良質な肉体を求めている。その新たな手段としてリンデルが守る竜の住処から、幼竜2体を誘拐。1体を自分の肉体にするため切り刻み、もう1体を研究施設の維持費を得るためオークションへと出品する。
- 更に灰ノ眼からの情報でステラへ自身の一部を取り憑かせ、チセを監視していた結果、彼女がかかった竜の呪いの特性を知り、興味を向ける。
- チセの竜の呪いを解くためエリアスが取った行動を拒絶したチセが彼から離れた所で、ステラに取り憑いていることを明かし、その命を盾にチセへと取引を持ちかけ、自身の研究施設へと招く。そして、自身の『ひたすら体を壊されて生き続ける呪い』とチセの『再生させられながら死に向かう呪い』により均衡が取れる可能性があるとして、ステラの助命・体の一部を切り取ったが生かしていた竜の解放・自身の一部をチセに与える(自身同様チセも均衡が取れる可能性がある)ことを条件に、竜の呪いに侵されたチセの左腕を要求する。
- 左腕の移植の前段階として、自身とチセの左眼をえぐり、交換して移植。続く腕の移植のため、チセの瞳の力で彼女を眠らせ、更に「嫌がらせ」として、彼女に過去の夢を見せつける。しかし、覚醒したチセから同様の術をかけられ、自身の過去を覗き見られる。これにより、「カルタフィルス / ヨセフ」の正体が判明する。
- その正体は救世主を罵り石を投げたことで呪いをかけられた男「カルタフィルス」と、小さな村で墓守りとして蔑まれながら生きていた死霊術師の少年「ヨセフ」が融合した存在。
- 偶然村へと流れ着いたカルタフィルス(この時点で呪いを受けてから、その原因を喪失するほどの時が過ぎている)を、ヨセフは薬師としての知識で必死に治療するが古く強力な呪いによるそれに対し結果は実らなかった。やがて村へと冬が訪れるが、不作により越冬が絶望的な状況で、村人らに理不尽ないらだちをぶつける的にされるヨセフ。ついに村を捨て、カルタフィルスと共に旅に出よう決意をするが、カルタフィルスの状態が良くなることはなく、それを決行する機会は訪れない。「いつになったらこの状況を抜け出せるのか」という積もり積もったいらだちを爆発させるヨセフへカルタフィルスは、ヨセフ一人だけでも村を出るように示唆する。ヨセフもまた、蔑まれるだけだった自分を頼ってくれた喜びをカルタフィルスへと告げる。
- しかしそこでヨセフは思い至ってしまう。朽ち果てはすれど決して死なないカルタフィルスと、きちんと生きた体をもつ自分が一つになれば、きっと一緒に助かることが出来る、と。
- かくしてヨセフの死霊術により2人は融合するも、呪いが消えることはなく、新たな肉体も崩壊してゆく。ヨセフの死霊術により他者の肉体を奪い取り継ぎ接ぎしつつ、呪いを解く術を追い求めるが叶わず、更にその原因が「ただ石を投げたこと」だと知り、その理不尽さに激憤。「いつこの痛みは終わるのか」「助かりたい」という2人に共通する思いをひたすらに募らせ、その精神は崩壊していった。
- 夢から醒め、自身の過去を見られたことに激昂し、チセを殺害しようとするが、ティターニアの助力で駆けつけたエリアスやルツ、ミハイル、アリスにより妨害され逃走。しつこく追跡してきたチセと交わることのない互いの心根をぶつけ合い、灰ノ眼の助勢を受けつつ、チセ、エリアス、ルツと激突する。最終的にチセの自身の身を犠牲にした策で抑え込まれ、最後にわずかに心通わせ合いながら、眠りの魔法をかけられる。
- その後は、エインズワース邸の一角に築かれた寝床で基本的に眠り続け、偶に起き上がっても常に強い眠気がまとわりつく状態となっている。それでも活動を続けようとすれば可能なようだが、チセに対し抱いた複雑な感情もあり、その場に留まることを選んでいる。
- シャナハン
- 声 - 内田雄馬
- シャノンと取り換えられ妖精に育てられた人間の男で、シャノンの夫。妖精の国に長くいたことが原因で、本来はただの人間だったが現在は半人半獣の姿になっている。甘えん坊で馴れ馴れしい性格をしている。
- ステラ・バークレム
- 声 - 諸星すみれ / 演 - 清水らら(第1弾[16])
- ロンドンに住んでおり、チセと5歳差(年下)の少女。何の力も無い一般人。チセが弟のイーサンを灰の目から助けて友人となる。呪いを身に受けたチセを救うためにエリアスに生贄にされそうになるなど、命の危険に晒されながらも彼女との関わりをこの先も続けることを選ぶ。そんな心の強さが灰の目の興味を引いたことで、敵だった彼と契約することになる。今のところチセはこの事を知らされておらず、ステラ自身にも何も不都合は起きていないが、契約相手が相手なだけにいつ何時危険な目に合うかも知れない状況にいる。しかしそのことを苦にもしていない。
- イーサン・バークレム
- 声 - 金元寿子
- ステラの弟。灰の目に攫われた際にチセが助けてくれた。エリアスの姿を見ても恐れておらず、それどころかヴィランみたいで格好いいと思っている。
- マリエル
- 声 - 坂本真綾
- 山羊飼いの魔女。妙齢の美女に見えるが、マリー・アントワネットの処刑を見たこともあるためかなり長い時を生きている。しかしそれ以上生きている魔女たちも多く、まだまだ若輩扱いされることがある。ドラゴンの雛が攫われてオークションにかけられた際、チセらと協力して競り落とそうとした。その後、彼女の抱える事情をチセ達にも教えることに。魔女であるため呪いに詳しく、チセの呪いの解除方法(ただし推奨できない方法)をエリアスに教えたりもした。かつてエリアスが読んだ禁書を彼女も見たことがあるなどなんだかんだで縁があり、その後も厄介ごとの解決に助力を頼まれるようになってしまう。
用語
- 夜の愛し仔(スレイ・ベガ)
- 魔力の生産と吸収に極めて長けた存在。その身に内包する魔力によって魔や妖を引きつけ、魅了する故に妖精達から「愛し仔(ロビン)」などとも呼ばれる。しかし生きているだけで際限なく魔力の生産と吸収を繰り返すため、やがて肉体が負荷に耐えられなくなり、大多数が若くして突然死に至る。その特性上、膨大な魔力の貯蔵庫として使えるので、価値を知る魔術師から常に狙われ、捕らわれた場合は命が尽きるまで酷使されることもある。
- 魔法使い
- 妖精や精霊、幽霊など、人ならざる存在の力を借りて世界の理に干渉し奇跡を起こす者。普通の人に比べて長命かつ頑健。
- 魔術師
- 魔術というある種の科学を用いて理に干渉し、魔法と酷似した結果を生み出す者。エリアスは魔法使いをコンピュータの管理者、魔術師をハッカーに例えている。
- 魔女
- 魔法使いの一種。カヴンと呼ばれる互助組織に属し、儀式や集会を通じて助け合いを行っている。
- 魔法機構(マギウス・クラフト)
- 魔力を動力とする各種道具の生産を行う組織、もしくは人物を指す。魔力を帯びた(動力を必要としない)道具の生産を手がける者もいる。
- 彷徨えるユダヤ人
- 刑場に引き出されるイエス=キリストを罵った罪として、キリストにより永遠に死ねない呪いをかけられた人物[22]。
- 妖精
- 通常、人には見ることも感じることもできない存在。魔力を持ち、時には魔法使いに力を貸す「隣人」で、その多くが悪戯好き。彼ら自身は「妖精」ではなく「お隣さん」「良い友達」と呼ばれることを好む。
- エアリエル
- 風の妖精、空気の精。新しい物好きで噂話に敏い。様々なものを吹き飛ばす風の性質から「運ぶ」能力に長け、穢れを浄化する魔法に適する一方、子供を妖精の国へ連れ去ると言った面も持つ。
- ヴォジャノーイ
- 水の妖精。
- 家事妖精(ブラウニー)
- 家屋に住み着き、その家の家事をこなす妖精。
- 墓守犬(チャーチ・グリム)
- その名が示すとおり、墓荒らしから墓を守る役目を担う犬型の妖精。黒妖犬(ブラックドッグ)とも呼ばれる。
- 使い魔(ファミリア)
- 魔法使いと契約し、契約相手の魔力を使う代わりに手足として働く妖精や動物。下僕(サーヴァント)とも呼ばれる。
制作背景・作風
本作は、ヤマザキが創作同人誌即売会用として2013年2月に発行した同人誌作品を原型とし[23]、それが担当編集者の目に留まったことで連載される運びとなった[24]。内容は、主人公の少女と、彼女を弟子兼花嫁として買い取った人外の魔法使いを中心とする異類婚姻譚であり、両者の成長とそれに伴う関係の変化が物語の主軸となる[24]。作品の舞台や設定には、ヤマザキが愛読した『ハリー・ポッターシリーズ』などのイギリスのファンタジー小説の影響が反映されており、作中にはそれらの元となったブリテン諸島の伝承や伝説の生物が多く登場する。
社会的評価
単行本第1巻の発売初日から重版が決まるなど反響を呼び[25]、2022年9月時点でシリーズ累計発行部数は1000万部を突破している[26]。2017年9月に累計450万部発行した際には、出版社の親会社の株価に好影響を与えた[27][28]。
また、2014年からは後述のように、漫画関連のランキングに名前が挙がるようになっている。
書誌情報
漫画
スピンオフ含めてマッグガーデンの『ブレイドコミックス』より発売。カバー裏の表には、『シルキーちゃん日記』が描かれ、裏には家の間取りがある。
- ヤマザキコレ 『魔法使いの嫁』、既刊19巻(2023年3月10日現在)
- 2014年4月10日発売[35]、ISBN (978-4-8000-0284-6)
- 2014年9月10日発売[36]、ISBN (978-4-8000-0361-4)
- 2015年3月10日発売[38]、ISBN (978-4-8000-0422-2)
- 2015年9月10日発売[40]、ISBN (978-4-8000-0498-7)
- 2016年3月10日発売[42]、ISBN (978-4-8000-0547-2)
- 2016年9月10日発売[44]、ISBN (978-4-8000-0611-0)
- 2017年3月10日発売[46]、ISBN (978-4-8000-0658-5)
- 2017年9月8日発売[48]、ISBN (978-4-8000-0713-1)
- 2018年3月24日発売[50]、ISBN (978-4-8000-0747-6)
- 2018年9月10日発売[52]、ISBN (978-4-8000-0794-0)
- 2019年3月9日発売[54]、ISBN (978-4-8000-0837-4)
- 2019年9月10日発売[56]、ISBN (978-4-8000-0890-9)
- 2020年3月10日発売[59]、ISBN (978-4-8000-0945-6)
- 2020年9月10日発売[61]、ISBN (978-4-8000-1008-7)
- 2021年3月10日発売[63]、ISBN (978-4-8000-1055-1)
- 2021年9月10日発売[65]、ISBN (978-4-8000-1128-2)
- 2022年3月10日発売[67]、ISBN (978-4-8000-1183-1)
- 2022年9月9日発売[69]、ISBN (978-4-8000-1240-1)
- 2023年3月10日発売[71]、ISBN (978-4-8000-1302-6)
- ヤマザキコレ(監修)、五代ゆう(原作)、オイカワマコ(漫画) 『魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件』、既刊4巻(2021年3月10日現在)
- ヤマザキコレ(監修)、三田誠(原作)、ツクモイスオ(漫画) 『魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青』、既刊8巻(2023年4月10日現在)
- 2019年9月10日発売[77]、ISBN (978-4-8000-0893-0)
- 2020年3月10日発売[78]、ISBN (978-4-8000-0948-7)
- 2020年9月10日発売[79]、ISBN (978-4-8000-1010-0)
- 2021年3月10日発売[80]、ISBN (978-4-8000-1057-5)
- 2021年9月10日発売[81]、ISBN (978-4-8000-1129-9)
- 2022年3月10日発売[82]、ISBN (978-4-8000-1184-8)
- 2022年9月9日発売[83]、ISBN (978-4-8000-1241-8)
- 2023年4月10日発売[84]、ISBN (978-4-8000-1305-7)
小説
- 『小説 魔法使いの嫁 金糸篇』 2017年9月8日発売[85]、ISBN (978-4-8000-0690-5)
- 『小説 魔法使いの嫁 銀糸篇』 2017年10月10日発売[87]、ISBN (978-4-8000-0692-9)
その他の書籍
ドラマCD
2016年3月に発売の第5巻初回限定版には、オリジナルストーリーのドラマCD、及びドラマCDのイメージボード、シナリオ、インタビューが含まれたブックレットが封入された。メインキャストを、種﨑敦美(チセ)、竹内良太(エリアス)、遠藤綾(シルキー)、内山昂輝(ルツ)、森川智之(サイモン)、井上喜久子(チセの母)が担当した他、妖精役をLynn、重松千晴、河野茉莉が担当した。
スタッフ
- 原作 - ヤマザキコレ
- 脚本 - 高羽彩
- 演出 - 長沼範裕
- 音楽 - 大森りうと
- 音楽制作 - フライングドッグ
- 音響監督 - はたしょう二
- 音響制作 - サウンドチーム・ドンファン
- 制作 - WIT STUDIO
- 企画・製作 - Production I.G
OVA
映像外部リンク | |
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魔法使いの嫁 グランドPV YouTube:SHOCHIKUchが2016年3月9日にアップ |
2016年3月にWIT STUDIOによるPVが公開され、ヤマザキコレ原案による完全オリジナルアニメーション『魔法使いの嫁 星待つひと』(まほうつかいのよめ ほしまつひと)の制作が発表された[92]。アニメは前・中・後篇の全3部作として展開され、それぞれコミックスの第6、7、8巻の特装版DVDとして封入された[92]。また、コミックスの発売に先駆けて、前篇が2016年8月13日、中編が2017年2月4日、後篇が同年8月19日に、それぞれ2週間限定でイベント上映された。内容は、チセがエリアスに買われる前(8歳時)と、日本で出会ったある魔法使いとのエピソードが中心となる[93]。
2021年3月にはヤマザキ原案によるオリジナルアニメーション『魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士』(まほうつかいのよめ にしのしょうねんとせいらんのきし)の制作が発表され、前作同様全3部作として、それぞれコミックスの第16、17、18巻特装版DVDとして封入された[94]。アニメーション制作は、本企画の立ち上げを契機に新設されたスタジオカフカが新たに担当する[95]。内容は、チセが学院の聴講生となる少し前に起こったエピソードが中心となる。
スタッフ(OVA)
星待つひと[96] | 西の少年と 青嵐の騎士[97] | |
---|---|---|
原作 | ヤマザキコレ | |
監督 | 長沼範裕 | 寺澤和晃 |
シリーズ構成 | - | |
脚本 | 高羽彩 | |
- | 米内山陽子 | |
キャラクターデザイン | 加藤寛崇 | |
総作画監督 | 加藤寛崇 | 徳岡紘平 |
プロップデザイン | 長谷川早紀、幸田直子 | |
色彩設計 | 小針裕子 | |
美術監督 | 竹田悠介 | 田村せいき |
美術設定デザイン | イノセユキエ、田村せいき 日高綾美、竹田悠介 | |
撮影監督 | 鈴木麻予 | |
CGIディレクター | 須貝真也 | 宮地克明 |
2Dワークス | 西谷知恵 | |
特効監修 | 谷口久美子 | |
特殊効果 | 荒畑歩美 | |
編集 | 今井大介 | |
音楽 | 松本淳一 | |
音楽制作 | フライングドッグ | |
音響監督 | はたしょう二 | |
プロデューサー | 上田裕介 | |
アニメーション プロデューサー | 長谷川博哉 | |
アニメーション制作 | WIT STUDIO | スタジオカフカ |
製作 | Production I.G | 魔法使いの嫁OAD製作委員会 |
主題歌
- 「CLOCKWORK QUICK AND LIGHTNING SLOW」
- 『星待つひと』の主題歌。作詞はChris Mosdell、作曲・編曲は大森りうと、歌はJulia Shortreed。
- 「auro nowe」
- 『西の少年と青嵐の騎士』のエンディングテーマ。作詞はCarter Pione、作曲・編曲は白戸佑輔、歌はinocencia。
各話リスト
話数 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | |
---|---|---|---|---|
星待つひと | ||||
前篇 | 長沼範裕 | 井川麗奈、富田恵美 長谷川早紀、横田匡史 | ||
中篇 | 長沼範裕 | 渡邉徹明 | 長谷川早紀、横田匡史 山中正博、佐藤誠之 | |
後篇 | 小林敦 | 高部光章 | ||
西の少年と青嵐の騎士 | ||||
前篇 | 寺澤和晃 | 渚美帆、渡部由紀子 |
テレビアニメ
SEASON1は2017年3月10日に制作が発表され、TOKYO MXほかにて同年10月から2018年3月まで放送された[98]。第2クール前には、各局で第1クールまでのスペシャルダイジェストが放送された。ストーリーは原作第1篇 - 第45編をアニメ化したもので、ナレーションは遠藤綾。また、TOKYO MX、AT-X、Abema TVでは2018年3月23日に最終話が先行して放送された[99]。
SEASON2はTOKYO MXほかにて2023年4月より放送中[100]。制作は『西の少年と青嵐の騎士』を手掛けたスタッフが担当する[26]。
スタッフ(テレビアニメ)
SEASON1[9] | SEASON2[26] | |
---|---|---|
原作 | ヤマザキコレ | |
監督・シリーズ構成 | 長沼範裕 | 寺澤和晃 |
キャラクターデザイン | 加藤寛崇 | |
総作画監督 | 加藤寛崇 | 徳岡紘平 |
プロップデザイン | 長谷川早紀、幸田直子 | 井川麗奈、田中萌 |
色彩設計 | 小針裕子 | |
美術監督 | 竹田悠介 | 田村せいき |
美術設定デザイン | 田村せいき | |
イノセユキエ、日高綾美 竹田悠介 | ||
撮影監督 | 鈴木麻予 | |
CGIディレクター | 須貝真也 | 宮地克明 |
2Dワークス | 西谷知恵 | 由佐万織 |
特効監修 | 谷口久美子 | |
特殊効果 | 荒畑歩美 | 土橋祥子 |
編集 | 今井大介 | |
音楽 | 松本淳一 | |
音楽制作 | フライングドッグ | |
音楽プロデューサー | 佐藤正和 福田正夫(第1 - 12話) 永原洋子(第14 - 24話) | 佐々木史朗 福田正夫 |
音響監督 | はたしょう二 | |
プロデューサー | 大瀬裕嗣(第1 - 12話) 飯塚寿雄、伊藤将生 和田丈嗣 | 藤山直廉、新福恭平 千石丈晴 |
アニメーション プロデューサー | 長谷川博哉 | |
成瀬晃一 | ||
アニメーション制作 | WIT STUDIO | スタジオカフカ |
製作 | 魔法使いの嫁製作委員会[注 1] |
主題歌(テレビアニメ)
OP・ED
- 「Here」[102]
- SEASON1第1クールオープニングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲・編曲は白戸佑輔、歌はJUNNA。
- 「You」[103]
- SEASON1第2クールオープニングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲は中野領太、編曲はNAOKI-T、歌はMay'n。
- 「環-cycle-」[104]
- SEASON1第1クールエンディングテーマ。作詞は小峰公子、作曲は吉良知彦 / 編曲は上野洋子、吉良知彦、歌は糸奇はな。
- 「月のもう半分」[103]
- SEASON1第2クールエンディングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲・編曲は白戸佑輔、歌はAIKI & AKINO from bless4。
- 「The Legend of "The Ancient Magus Bride"」
- SEASON1最終話でのみ使用されたエンディングテーマ。作詞・歌はJessica、作曲・編曲は松本淳一。
- 「Dear」[20]
- SEASON2オープニングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲・編曲は白戸佑輔、歌はJUNNA。
- 「無伴奏」[105]
- SEASON2エンディングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲・編曲は白戸佑輔、歌はedda。
挿入歌
- 「リベロアーラ」
- SEASON1第3話で使用。作詞・作曲・歌は坂本美雨、編曲はharuka nakamura。
- 「君の行方」
- SEASON1第5話で使用。作詞・作曲・編曲は新田目翔、歌はKOCHO。
- 「精霊の舞 〜Dance of the Spirit」
- SEASON1第6話で使用。作詞・作曲・歌はKOKIA、編曲は江口貴勅。
- 「アンノドミニ」
- SEASON1第8話で使用。作詞 - 岩里祐穂、作曲・編曲は南田健吾、歌は北條響。
- 「イルナ エテルロ」
- SEASON1第11、12話で使用。作詞・作曲・編曲は白戸佑輔、歌は竹中大地。
- 「Rose」
- SEASON1第14話で使用。作詞・作曲・歌はKaco、編曲は川田瑠夏。
- 「花数え」
- SEASON1第18、24話で使用。作詞・作曲・歌は新居昭乃、編曲は保刈久明。
- 「Story」
- SEASON1第22話で使用。作詞・作曲・編曲・歌はコトリンゴ。
各話リスト(テレビアニメ)
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 | ||||||||||||||||||
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SEASON1 | ||||||||||||||||||||||||
#1 | April showers bring May flowers. | 高羽彩 | 長沼範裕 | 金森陽子 | 井川麗奈 | 2017年 10月8日 | ||||||||||||||||||
#2 | One today is worth two tomorrows. | 野亦則行 | 山中正博 | 10月15日 | ||||||||||||||||||||
#3 | The balance distinguishes not between gold and lead. | 二宮壮史 |
| 10月22日 | ||||||||||||||||||||
#4 | Everything must have a beginning. | なかむらたかし | 北井嘉樹 |
| 10月29日 | |||||||||||||||||||
#5 | Love conquers all. | 国崎友也 |
| 11月5日 | ||||||||||||||||||||
#6 | The Faerie Queene. | 長沼範裕 | 鈴木拓磨 |
| 11月12日 | |||||||||||||||||||
#7 | Talk of the devil, and he is sure to appear. | 佐野隆史 | 河原龍太 |
| 11月19日 | |||||||||||||||||||
#8 | Let sleeping dogs lie. | 河井ゆう美 |
| 11月26日 | ||||||||||||||||||||
#9 | None so deaf as those who will not hear. | 長沼範裕 | 金森陽子 |
| 12月3日 | |||||||||||||||||||
#10 | We live and learn. | なかむらたかし | 北井嘉樹 |
| 12月10日 | |||||||||||||||||||
#11 | Lovers ever run before the clock. | 二宮壮史 |
| 12月17日 | ||||||||||||||||||||
#12 | Better to ask the way than go astray. | 長沼範裕 |
| 12月24日 | ||||||||||||||||||||
#13 | East, west, home's best. | 遠藤広隆 |
|
| 2018年 1月7日 | |||||||||||||||||||
#14 | Looks breed love. | 金森陽子 |
| 1月14日 | ||||||||||||||||||||
#15 | There is no place like home. | なかむらたかし | 河原龍太 |
| 1月21日 | |||||||||||||||||||
#16 | God's mill grinds slow but sure. | 出合小都美 | 秋山宏 |
| 1月28日 | |||||||||||||||||||
#17 | Look before you leap. | 佐野隆史 | 谷澤篤金 |
| 2月4日 | |||||||||||||||||||
#18 | Forgive and forget. | 荒井省吾 |
| 2月11日 | ||||||||||||||||||||
#19 | Any port in a storm. | なかむらたかし |
|
| 2月18日 | |||||||||||||||||||
#20 | You can't make an omelet without breaking a few eggs. | 板庇迪 |
| 2月25日 | ||||||||||||||||||||
#21 | Necessity has no law. | 出合小都美 | 河原龍太 |
| 3月4日 | |||||||||||||||||||
#22 | As you sow, so shall you reap. | 篠原俊哉 | 金森陽子 |
| 3月11日 | |||||||||||||||||||
#23 | Nothing seek, nothing find. | 牧原亮太郎 |
|
| 3月18日 | |||||||||||||||||||
#24 | Live and let live. | 長沼範裕 |
| 3月25日 | ||||||||||||||||||||
SEASON2 | ||||||||||||||||||||||||
#1 | Live and let live.II | 高羽彩 | 寺澤和晃 |
| 2023年 4月6日 | |||||||||||||||||||
#2 | Birds of a feather flock together.I | 米内山陽子 | えんどうてつや |
| 4月13日 | |||||||||||||||||||
#3 | Birds of a feather flock together.II | 西中千晶 | 森田亜郎 |
| 4月20日 | |||||||||||||||||||
#4 | The cowl does not make the monk. | 高羽彩 | 越田知明 |
| 4月27日 | |||||||||||||||||||
#5 | First impressions are the most lasting. | 米内山陽子 | 平川哲生 |
| 5月4日 | |||||||||||||||||||
#6 | Better bend than break. | えんどうてつや | 玉川陽莉 |
| 5月11日 | |||||||||||||||||||
#7 | Slow and sure.Ⅰ | 高羽彩 | 越田知明 |
| 5月18日 |
放送局
(プロジェクト:放送または配信の番組#放送)に基づき、本放送期間内の放送局および配信サイトのみを記載しています。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [106] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年10月8日 - 2018年3月25日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
日曜 3:38 - 4:08(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第4部 | |
日曜 21:00 - 21:30 | AT-X | 日本全域 | (CS放送) / リピート放送あり | |
2017年10月10日 - 2018年3月27日 | 火曜 2:05 - 2:35(月曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2017年10月11日 - 2018年3月28日 | 水曜 23:00 - 23:30 | テレ玉 | 埼玉県 | |
チバテレ | 千葉県 | |||
2017年10月12日 - 2018年3月29日 | 木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | BS11 | 日本全域 | (BS放送) / 『』枠 |
木曜 2:26 - 2:56(水曜深夜) | 北海道放送 | 北海道 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2017年10月8日 | 日曜 23:00 - 23:30 | AbemaTV |
2017年10月10日 | 火曜 0:00(月曜深夜) 更新 | |
火曜 12:00 更新 |
| |
2017年10月11日 | 水曜 0:00(火曜深夜) 更新 | |
2017年10月13日 | 金曜 0:00(木曜深夜) 更新 | GYAO! |
金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | ニコニコ生放送 | |
金曜 0:30(木曜深夜) 更新 | ニコニコチャンネル |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [106] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年4月6日 - | 木曜 22:00 - 22:30 | TOKYO MX | 東京都 | |
2023年4月7日 - | 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | KBS京都 | 京都府 | |
金曜 0:30 - 1:00(木曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | ||
金曜 23:00 - 23:30 | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | |
AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[107] / リピート放送あり | ||
2023年4月11日 - | 火曜 1:55 - 2:25(月曜深夜) | RSK山陽放送 | 岡山県・香川県 | 初回のみ 1:58 - 2:28 |
火曜 1:56 - 2:26(月曜深夜) | 北海道放送 | 北海道 | ||
2023年4月13日 - | 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) | 岐阜放送 | 岐阜県 | |
2023年4月20日 - | 木曜 1:18 - 1:48(水曜深夜) | 長崎文化放送 | 長崎県 | 『あに。』枠 |
インターネットではAmazon Prime VideoおよびひかりTVにて2023年4月6日より毎週木曜23時に配信[100]。
BD
巻 | 発売日[108] | 収録話 | 規格品番 |
---|---|---|---|
SEASON1 | |||
1 | 2017年11月29日 | 第1話 - 第6話 | SHBR-0441 |
2 | 2018年3月21日 | 第7話 - 第12話 | SHBR-0442 |
3 | 2018年5月30日 | 第13話 - 第18話 | SHBR-0443 |
4 | 2018年7月25日 | 第19話 - 第24話 | SHBR-0444 |
SEASON2 | |||
1 | 2023年8月23日予定 | 第1話 - 第6話 | SHBR-680 |
2 | 2023年10月25日予定 | 第7話 - 第12話 | SHBR-681 |
ショートアニメ
『まほよめ』は、公式Twitterで1週間限定配信(前週配信分削除)のSEASON1スピンオフショートアニメ。コミックス第9巻特装版同梱DVDに収録される。
監督は森井ケンシロウ、アニメーション制作はDMM.futureworks/ダブトゥーンスタジオ。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ・演出 | 配信日 |
---|---|---|---|---|
#0 | あいさつ | 森井ケンシロウ | 衣谷ソーシ | 2017年 10月3日 |
#01 | まほよめ | 10月10日 | ||
#02 | しょくたく | 10月17日 | ||
#03 | りょこう | 10月24日 | ||
#04 | ハロウィン | 岡篤志 | 藤森蒼 | 10月31日 |
#05 | まほう | 森井ケンシロウ | 衣谷ソーシ | 11月7日 |
#06 | えさ | 11月14日 | ||
#07 | おれい | 11月21日 | ||
#08 | ねぞう | 11月28日 | ||
#09 | おかし | 12月5日 | ||
#10 | しんさく | 12月12日 | ||
#11 | このみ | 12月19日 | ||
#12 | くつした | 岡篤志 | 12月26日 | |
#13 | シルキーのお仕事 | 2018年 1月10日 | ||
#14 | フリスビー | 1月16日 | ||
#15 | いたい | 藤森蒼 | 1月23日 | |
#16 | しょうぎ | 衣谷ソーシ | 1月30日 | |
#17 | ほね | 藤森蒼 | 2月6日 | |
#18 | 薬草摘み | 2月14日 | ||
#19 | 魚のパイ | 2月20日 | ||
#20 | おふろ | 衣谷ソーシ | 2月27日 | |
#21 | いしょう | 藤森蒼 | 3月6日 | |
#22 | はんせい | かけひなな | 3月13日 | |
#23 | てがみ | 3月20日 | ||
#24 | だっこ | 藤森蒼 | 3月27日 |
Twitter漫画
『閑話 魔法使いの嫁』は、公式Twitterおよび公式サイトで配信のスピンオフコミック。作者はながべ。
Webラジオ
『『魔法使いの嫁』 〜好きです!同人ラジオ〜』は、2017年2月3日よりアニメ公式サイト[109]およびYouTubeにて配信されているラジオ番組。月2回更新。パーソナリティは種﨑敦美(羽鳥智世 役)、竹内良太(エリアス・エインズワース 役)。ニコニコ生放送で同年7月22日に配信されることが決まった[6]。
第1回から第6回までは副題が未定だったが、第7回から上記のタイトルとなった。第16回までは竹内の企画で同人配信される15分ラジオという体だったが、10月15日より『魔法使いの嫁』公認同人WEBラジオ【〜好きです!同人ラジオ〜】にタイトル名を変更。放送時間が伸びコーナーなども整備されたほか、宣伝コーナー「まほよめヘッドライン」に解説役の「松竹ひげ」として向井紘一郎が毎回出演するようになった。
2018年4月13日から6月29日まで、テレビアニメ終了に伴い、再び『『魔法使いの嫁』 〜好きです!同人ラジオ〜』とタイトルと回数を戻して配信が継続していた[110]。第17回から第21回までと番外編
ゲーム
- 魔法使いの嫁〜エアリエルと不思議な本〜
- なぞともカフェ(ナムコ〈現バンダイナムコアミューズメント〉)の謎解き用の個室のパーティCUBE(現ミッションCUBE)を使った体感型ゲーム。
- 2017年2月3日から2017年5月7日にかけて428(シブヤ)店、名古屋栄店、なんばパークス店で開催[111]。
客演作品
舞台
2019年10月5日から14日にかけてあうるすぽっとにて第1弾が公演された。
2020年10月17日から25日にかけて紀伊國屋ホール、同年11月7日から8日にかけてサンケイホールブリーゼにて第2弾『魔法使いの嫁 老いた竜と猫の国』が公演された。
第1・2弾ともに脚本・演出は高羽彩。主要キャストは#登場人物を参照、第1・2弾ともに脇役は(五十嵐愛)、(大上のの)、(七瀬彰斗)が担当した[16][12]。
タイアップ
- 日暮里・舎人ライナー(東京都交通局)
- 2017年10月23日 - 10月27日にかけて「秋のクイズラリー」として実施し、キャンペーン初日に日暮里駅にてエリアスの着ぐるみとの撮影会とグリーティングを実施した[114]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b “ブレイドがオンライン化、新雑誌ガーデン誕生”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年7月30日). 2023年3月9日閲覧。
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- ^ “月刊 COMIC BLADE(コミックブレイド) 2014年 01月号”. Amazon.co.jp. 2016年5月30日閲覧。
- ^ “「魔法使いの嫁」ドラマCD、チセとエリアスの会話シーンを公開”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年12月15日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ “「魔法使いの嫁」TVアニメ化!10月から2クールで放送、原画展も開催”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年3月10日) 2017年11月22日閲覧。
- ^ a b “「魔法使いの嫁」星待つひと後編&テレビ版、新PVや追加キャストを一挙解禁”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ)2017年6月12日閲覧。
- ^ 「『魔法使いの嫁』スピンオフ2作が独占連載! 「マンガドア」がiOS/Androidで配信開始!」『PR TIMES』、リンガ・フランカ、2019年5月8日2021年8月4日閲覧。 。
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- ^ a b c d e f g h i j k l 『アニメージュ 2023年4月号』徳間書店、2023年4月10日発行、138頁、(ASIN) B0BW4P5LJT
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- ^ a b c d e f g h i j k “舞台「魔法使いの嫁」新キャストに齋藤明里・櫻井圭登・伊藤裕一・三上俊ら”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年7月22日)2021年1月7日閲覧。
- ^ 単行本1巻1話より。
- ^ 単行本8巻37話の地点で、誕生日を迎えた。
- ^ テレビアニメ版では『#1 April showers bring May flowers.』で描写
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外部リンク
- ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』
- - ウェイバックマシン(2015年12月27日アーカイブ分)
- - ウェイバックマシン(2017年10月11日アーカイブ分)
- 原作まほよめ公式 (@magus_bride) - Twitter
- TVアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」
- アニメ『魔法使いの嫁』公式 (@mahoyomeproject) - Twitter
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- 舞台「魔法使いの嫁」 (@mahoyome_stage) - Twitter