ボンネット(英語: bonnet)、ボネ(フランス語: bonnet)は、ヨーロッパの伝統的な帽子である。いくつかの種類の帽子がボンネットと呼ばれる。
婦人用ボンネット
現代ではロリータ・ファッションでかぶられることがある。
18世紀のつばのないボンネット((ドルーエ)「ポンパドール婦人」 1763 - 1764年 フランス)
男性用ボンネット
スコットランドでは、ボンネットはさまざまな種類の男性用帽子を意味する。現代フランスでも、ある種の男性用帽子がボンネットと呼ばれる。
スコットランド(キルウィニング)の弓術用ボンネット
スコットランドの(バルモラルボンネット)
スコットランドの軍服での(フェザーボンネット)
現代フランスのボンネット
乳幼児用ボンネット
現代では、かつての婦人用ボンネットのように顎の下で紐を結ぶボンネットが乳幼児向けに使われる。「ベビーボンネット」という名称で呼ばれることもある。
(ベビードレス)とセットに使われることもあり、お宮参りなどで赤ん坊にベビードレスを着せてボンネットをかぶせ、おくるみにくるまれた姿を目にすることもある[1]。また、パジャマとして使われることもあり、寝るときには(ベビーウェア)またはベビードレスとセットで頭にかぶせ、ベッドや揺り籠、布団、クーハンに寝かせつけることもある。
実写映画『ポパイ』でも使用されたこともあり、ポパイとオリーブが捨て子の赤ん坊スウィーピーと初めて対面するシーンでは、ふたが閉まったバスケット[2]に寝かされていた赤ん坊スウィーピーの格好はベビードレスにベビーボンネットでおくるみにくるまれ、ベビードレスの胸元にピンセットで手紙がつけられていた姿だった[3]。
以前、絵本やイラスト、挿絵などでもベビーボンネットをかぶった赤ん坊の絵が見受けられたが、近年ではその赤ん坊の絵があまり見かけなくなってきている。
脚注
外部リンク
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