関 時男(せき ときお、1944年8月15日[2] - )は、日本の俳優・声優。東京都出身[2]。劇団昴所属。父親は俳優の関時男[3]。
略歴
日本大学藝術学部演劇科卒[4]。劇団昴(1977年 - 1992年)[4]、(芹川事務所)(不明 - 2009年7月)[4]を経て、2009年8月から再び劇団昴に所属。
人物
- 1969年に友人とコンビを組み日本劇場での公演に出演したのが初舞台。内容は「ハワイアン・コント」であった[4]。
- 1977年に劇団昴に所属するまでは単独で日劇ミュージックホールの公演に出演[4]。
- ドナルドダックの初代専属吹き替え声優である。関がドナルドを吹き替えたバージョンの短編、及び長編作品は現在では廃盤となっており、聞くことは難しい。
- 2009年に劇団昴に再入団。再入団後の初舞台は『ヴェニスの商人』の老ゴボー役であった[5]。
- 趣味は読書、スポーツ。特技は落語[4]。
- 舞台の楽屋では、同室の俳優を相手にひたすら喋り続けるようで、小野寺丈が「一方的に喋っていれば聞き流すこともできるが、たまに質問もしてくるのでちゃんと聞いていないといけない」と発言している[6]。
出演
テレビドラマ
- NHK大河ドラマ
- 山河燃ゆ(1984年) - 警防団員 役
- 春の波涛(1985年) - 新聞記者 役
- 武蔵 MUSASHI(2003年) - 宿の主人 役
- 暴れん坊将軍シリーズ
- 宇宙刑事シャリバン - 怪老人 役
- (おじいさんの台所)
- おじいさんの台所・二年目
- 誇りの報酬 第17話(1986年) - 二宮 役
- 北の国から '87初恋〜
- 女変装捜査官
- 火曜サスペンス劇場
- 刑事・鬼貫八郎
- デパ地下の女
- 月曜ミステリー劇場
- 次郎長 背負い富士
- 戦国武士の有給休暇 - 農夫 役
- 十時半睡事件帖
- ノンちゃんの夢
- はぐれ刑事純情派
- 不思議少女ナイルなトトメス 第43話 - ナイルの悪魔の声
- 堀部安兵衛
- 盲人探偵・松永礼太郎
- グーグーだって猫である
映画
- 二代目はクリスチャン (1985年)
- はぐれ刑事純情派 (1989年)
- リメインズ 美しき勇者たち (1990年)
- HANA-BI(1998年) - 田舎の親父 役
- 名医死す〜感染症と闘った藤野昌言物語〜(2021年)
舞台
吹き替え
洋画
- 小びとの森の物語(ビデオ版) - スコジンス(チャールズ・レイン)
- シャム猫FBI/ニャンタッチャブル(ビデオ版) - ホフステッダー氏(エド・ウィン)
- 宝島(ビデオ版) - ベン・ガン(ジェフリー・ウィルキンソン)
- ナース・ジャッキー
- 南部の歌 - ブレア・フォックス
- (不思議の国のアリス) - イモ虫(サミー・デイヴィスJr.)
海外アニメ
- ディズニー作品
テレビアニメ
- まんが日本絵巻(1977年 - 1978年) - 寅左衛門、甚五郎の弟子 他
ゲーム
- Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ(2011年) - チェシャ猫
- キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス(2014年) - チェシャ猫
その他
- ジョーズ - アミティ・シックスの声
- スプラッシュ・マウンテン - ブレア・フォックスの声
出典
- ^ 『日本タレント名鑑 2007』(VIPタイムズ社、2007年) 210頁
- ^ a b c d “関時男”. 日本タレント名鑑. 2023年2月10日閲覧。
- ^ 『広告批評』第69号、マドラ出版、1985年2月1日、87頁、(NDLJP):1853034/45。
- ^ a b c d e f “”. 芹川事務所. 2009年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月10日閲覧。
- ^ 劇団昴の期間限定ブログ『ヴェニスの商人』 2009年8月15日付けの記事にて記述
- ^ 小野寺丈の公式ホームページ『Joe company』の『Joe's Mutter』 2004年3月23日付けの記事にて記述