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長崎空港

長崎空港(ながさきくうこう、: Nagasaki Airport)は、長崎県大村市にある空港空港法では(第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港))に区分されている。

長崎空港
Nagasaki Airport
IATA: NGS - ICAO: RJFU
概要
国・地域 日本
所在地 長崎県大村市箕島町
母都市 長崎市
種類 商業
運営者 国土交通大臣
運用時間 7:00 - 22:00
開港 1975年5月1日
拠点航空会社 オリエンタルエアブリッジ
敷地面積 173.6 ha
標高 2.4 m (8 ft)
座標 北緯32度55分01秒 東経129度54分49秒 / 北緯32.91694度 東経129.91361度 / 32.91694; 129.91361座標: 北緯32度55分01秒 東経129度54分49秒 / 北緯32.91694度 東経129.91361度 / 32.91694; 129.91361
公式サイト 長崎空港
地図
NGS/RJFU
NGS/RJFU
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
14/32 I 3,000×60 舗装
統計(2018年度)
旅客数 3,269,487人
貨物取扱量 13,493 t
リスト
空港の一覧
(テンプレートを表示)

概要

 
開港前年(1974年)工事中の長崎空港の空中写真。切土斜面にNAGASAKIの文字が見える。右上が現・大村航空基地。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
 
 
展望デッキから南西を望む。奥の丘陵に花文字が見て取れる
 
長崎空港空撮(2021年)

大村湾のほぼ中程、海岸から約2kmに浮かぶ箕島(みしま)全域を開発することで、1975年5月1日に世界初の本格的な海上空港として開業した[3]。空港自体が大村湾の沖合に位置するため、対岸への騒音による公害は皆無に等しく[注釈 1]、環境面でも有効な位置関係である。国土交通省が設置管理し、ターミナルビルの運営は長崎空港ビルディング株式会社(コーポレートブランド:NABIC(ナビック)、Nagasaki Airport Building International Corporationの略)が行っている。

空港西側にある丘陵の花文字山には滑走路側の切土斜面に約5万本のツツジ及びサツキNAGASAKIの文字が施されており、空港のシンボルとなっている[3]。また、超音速旅客機のコンコルドが飛来したことのある日本の数少ない空港の1つである[注釈 2]

本土側の大村市今津町に位置する大村飛行場とそれに付随する施設は、長崎空港供用以前の旧大村空港の跡地である。長崎空港供用後も運輸省(後に国土交通省)が管理し、旧大村空港の滑走路(18 / 36) をA滑走路、箕島に建設された新滑走路 (14 / 32) をB滑走路と呼んだ[4]。A滑走路地区には大村空港の時代から海上自衛隊大村航空基地が所在し、第22航空群等が使用していたが、2011年に国土交通省から防衛省に移管され、正式名称も「大村飛行場」となった[4]。海上自衛隊のほかに長崎県防災航空隊、長崎県警察航空隊も大村飛行場を使用している。

羽田ー長崎線は観光客、ビジネス客ともに需要が高く、国内線でも上位に入る利用客数の多さである。かつてはボーイング747トライスターDC-10、現在ではボーイング777ボーイング787などのワイドボディ機も投入されている。また、1996年には日本エアシステムMD-90の初便就航路線となったほか、全日空のボーイング767-300やボーイング747-400Dが初便就航当日に投入された路線でもある。なお、開港当初から1990年代頃までは、伊丹ー長崎線にもトライスター、ボーイング777などの大型機が投入されていたが、現在は羽田空港発着枠増などもあって、ボーイング737などの小型機による高頻度運航がメインとなっている。

長崎の歴史的、地理的な背景もあり、地方空港としては珍しく、1979年昭和54年)9月1日に初の国際定期便として上海[注釈 3]1989年昭和63年)12月にソウルへ[注釈 4]の国際定期便が就航した。また、九州の空港で唯一FAZ(輸入促進地域)にも指定されており、国際航空貨物の物流拠点としての飛躍が期待されている[1]

毎年5月1日に、有人島であった箕島から空港建設に伴い立ち退いた旧島民によって、慰霊祭が行われている。また、毎年9月頃には、空の日にちなんで花文字山や管制施設などの一般開放も実施されている。空港内に住み着いているタヌキが増加して航空機の離着陸の妨げになるとして問題となっており、2012年に電気柵が設置された[3]。また、空港敷地内でのタヌキへの餌付けが禁止されており、看板で注意を呼び掛けている[3]

統計

利用者数

元のウィキデータクエリを参照してください.

年間利用客数は、国内2,932,086人、国際76,513人(2014年度)[2]

歴史

施設

旅客ターミナル

建築概要

  • 構造 - 鉄筋コンクリート
  • 規模 - 2階建(一部3階)、長さ263m、幅員39m
  • 総床面積 - 23,604平方メートル
  • 竣工 - 第1期工事1975年3月から第5期工事1993年7月
  • 設備 - ボーディングブリッジは5基設置されており、うち1基は大型機用のダブルボーディングブリッジ。

フロア構成

1F
  • 国内線到着ロビー
    • 手荷物受取所
  • 国内線搭乗手続カウンター
  • 国際線到着ロビー
    • 税関
    • 手荷物受取所
  • 国際線搭乗手続カウンター
2F
  • 国内線出発ロビー
  • ショッピングモール
  • 国際線出発ロビー
3F
  • 展望デッキ

航空管制等

 
管制塔

航空管制は、国土交通省が実施している。海上自衛隊は自隊の航空機に対して(大村側)の地上走行のみの管制を行っている。TCAは、2007年7月1日より運用開始。

航空保安無線施設の保守は、国交省大阪航空局長崎空港事務所航空管制技術官が担当する。

拠点・焦点都市としている航空会社

1社の航空会社がこの空港をハブ空港(拠点都市)もしくは焦点都市として運航している。

就航路線

国内線

 
オリエンタルエアブリッジのカウンター
 
エプロンのスカイマーク機

かつての定期就航路線

統計

(長崎空港発)2019年度就航就航路線別旅客数/順位[8]
行先 旅客数 国内線順位
東京国際空港 約162万人 上位10位
東京国際空港(神戸経由) 057万人 上位45位

国際線

運休・廃止した航空会社・路線

航空会社就航地
大韓航空 韓国・仁川国際空港(ソウル)[9]
ジンエアー 韓国・仁川国際空港(ソウル)[10]
エアソウル 韓国・仁川国際空港(ソウル)[11]

就航都市

国内線

国際線

空港へのアクセス

長崎空港と対岸の大村市森園町は長崎県道38号長崎空港線の連絡橋である箕島大橋(長さ970メートル、幅員8.5メートル)によって結ばれている。鉄道などはないため、空港へのアクセスはこの道路からの利用もしくは海上空港のために船によるアクセスがある。橋には歩道も設置されており、徒歩で空港と対岸の行き来も可能である。

西九州新幹線新大村駅と空港とのアクセスは、路線バスの長崎駅発着便を利用して新大村駅近隣の「植松東」で乗降するか、乗合タクシーのおおむらかもめライナー(要事前予約)を利用する。

バス

 
リムジンバス(長崎県交通局)

乗合タクシー(ジャンボタクシー)

  • 空港乗合タクシー共同事業体
  • おおむらかもめライナー
    • 長崎自動車道大村IC発着便(新大村駅経由)

 
安田産業汽船 エアポートライナー13

空港ターミナル - 船着場間は約300メートルの連絡通路が設けられている。

  • 安田産業汽船
    • 時津発着便
    • ハウステンボス発着便
      • ハウステンボス内の桟橋に発着するが、フリーゾーン内のため入園料は必要ない。

航空事故

  • 2008年7月26日17時25分頃、個人所有の小型機(アエロスパシアル社製ソカタTB10型)が離陸直後、空港沖約300mの大村湾上に墜落。搭乗していた3人は救助されたが、その内1人は重体(2日後に死亡)。
  • 2017年6月29日10時30分頃、崇城大学所有の操縦訓練用小型機((ビーチクラフト58))が車輪を出さないまま胴体着陸を行ない、同空港を3時間あまり閉鎖する事態が発生し、18便が欠航した。なお、乗員3名は無事であった[12]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ただし、曇天時はやや大きく対岸へ響く事がある。
  2. ^ 他は東京国際空港と関西国際空港のみである
  3. ^ 就航当時は中国民航及び日本航空による運航。なお、日本航空は成田からの経由便として運航。使用機材はDC-8-62。
  4. ^ 就航当時は大韓航空による運航
  5. ^ エールフランスの運航によるチャーター便である。但し、同航空会社は営業便としては乗り入れていない。
  6. ^ 型番は「F-BVFF」であるが、この機体は現在、パリ・シャルルドゴール空港横に展示されている。
  7. ^ ジェイエアの機材・乗務員で運航する便あり
  8. ^ ANAウイングスの機材・乗務員で運航する便あり
  9. ^ 全日本空輸とのコードシェア
  10. ^ 日本航空とのコードシェア(国際線との乗り継ぎ時のみ)
  11. ^ 日本航空・全日本空輸とのコードシェア
  12. ^ 日本航空とのコードシェア

出典

  1. ^ a b c d e “長崎空港”. 管内空港の現況と出先機関. 国土交通省大阪航空局. 2015年9月18日閲覧。
  2. ^ a b (PDF)『管内空港の利用状況概況集計表(平成26年度速報値)』(プレスリリース)国土交通省大阪航空局http://ocab.mlit.go.jp/about/total/report/pdf/h26syuukei.pdf 
  3. ^ a b c d e f 『空港をゆく』イカロス出版〈イカロスMOOK〉、2013年。ISBN (978-4863207912)。 
  4. ^ a b c (PDF)『平成27年度航空機騒音調査結果(長崎空港・大村飛行場周辺)』(プレスリリース)長崎県http://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2015/11/1491483572.pdf2017年4月18日閲覧 
  5. ^ “長崎空港の乗降客数1億人”. 長崎新聞. (2016年10月7日). http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2016/10/07090723049207.shtml 2016年10月7日閲覧。 
  6. ^ ジェットスター・ジャパン、東京/成田〜長崎線開設 9月6日から Traicy 2018年4月24日
  7. ^ “札幌-九州間に4路線新設 日本エアが免許申請”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年4月16日) 
  8. ^ (PDF)(プレスリリース)総合政策局情報政策課交通経済統計調査室、2020年6月30日。 オリジナルの2020年8月31日時点におけるアーカイブ2020年8月31日閲覧 
  9. ^ 大韓航空、長崎/仁川線を運休へ 3月末から FlyTeam 2013年1月31日付
  10. ^ “長崎)ジンエアーのソウル便、運休へ 10月25日から”. 2016年2月11日閲覧。
  11. ^ 韓国LCCエアソウル 長崎ーソウル線、無期限運休 路線の赤字理由に 毎日新聞 2019年4月13日付
  12. ^ “長崎空港の小型機胴体着陸、滑走路の閉鎖を解除-産経WEST” (2017年6月29日). 2018年6月27日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 長崎空港公式ページ
  • 長崎空港 - 国土交通省大阪航空局
  • 長崎空港お土産発信 【公式】 (@nagasaki_airport) - Instagram
  • 長崎空港 - 国土交通省九州地方整備局長崎港湾・空港整備事務所
  • 長崎県空港活性化推進協議会|Nagasaki Airport Promotion Council - 長崎県空港活性化推進協議会事務局
  • 空港乗合タクシー共同事業体
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