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豊川 | |
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水系 | 一級水系 豊川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 77 km |
平均流量 | -- m³/s |
流域面積 | 724 km² |
水源 | 鷹ノ巣山(段戸山)(北設楽郡設楽町) |
水源の標高 | 1,152 m |
河口・合流先 | 三河湾(豊橋市) |
流域 | 日本 愛知県 |
概要
一級水系の本流。平成17年全国一級河川の水質現況[1]によれば、でBOD平均値が全国20位(162河川中)となるなど清浄な水質の川であり、東三河地域における水がめともなっている。宇連川との合流分以北では寒狭川と呼ばれることがある。豊川用水の取水元のひとつ。
地理
愛知県北設楽郡設楽町段戸山(標高1,152m)に源を発し南流。愛知県東部の山間部を流れ、長篠城址付近で宇連川を合わせ豊橋平野に流れる。豊川市行明町付近で(豊川放水路)を分け、豊橋市の西部でこれと再度合流しながら三河湾(渥美湾)に注ぐ。
流域の自治体
歴史
- 治水の歴史
- 江戸時代に、川下の吉田(現在の豊橋市中心部)を洪水から守るため、その上流に鎧堤と呼ばれる不連続な堤防が建設された。昭和に入り、治水のために豊川放水路事業が開始され1965年に完成。放水路の完成に伴い右岸の不連続な堤防は締め切られて連続した堤防になった。現在では下流の水不足解消のため、設楽ダムが計画にある。
- 鎧堤
- 鎧堤(よろいづつみ・よろいてい)とは緩流河川型の霞堤のことであるが、この地ではもともと鎧堤もしくは羽衣堤(はごろもてい)と呼ばれていた。明治期に作られた単語「霞堤」が広がり、この地域でも霞堤と呼ばれることが主流になった。
- 豊川の最上流の東上霞堤付近の河床勾配は約1/700と比較的急であるが、江島・賀茂・二葉霞堤付近で約1/900、三上・当古霞堤付近で約1/1800と次第に緩くなり、下条・大村・牛川霞堤付近で約1/7000と極端に緩くなっている。
- 9つの遊水地域における総湛水量は約1540万m'であり、かなり大きなダムの洪水調節容量に匹敵している。ただし、東上霞堤での湛水量はこの総量の約1%を占めるに過ぎず、河床勾配が急な場合の遊水効果の限界性を示している。
- なお、大村霞堤では、水量が増して六合水に達した場合(堤防の六割りの高さに水嵩が達するの意)に、大村宮井戸に乗越堤が設けてあり、そこから遊水を下流に越流させ、上流の遊水量を調 節する工夫も施されていた。その目的は、狭窄部下流の吉田城下(今の豊橋)の氾濫防止、吉田橋の安全、舟運路の維持にあったと言われている[2]。
周辺地域への影響
支流
上流より
橋梁
下流より
- 豊川橋(国道23号豊橋バイパス:橋長650m)
- (渡津橋)(国道23号)
- 上渡津橋(愛知県道502号豊橋環状線)
- 豊川橋梁(東海道新幹線)
- 豊川橋梁(東海道本線)
- 豊川橋梁(飯田線)
- 豊川橋梁(名鉄名古屋本線)
- 豊橋(愛知県道496号白鳥豊橋線)
- 吉田大橋(国道1号)
- 上吉田大橋(予定:愛知県道502号豊橋環状線)
- (下条橋)(愛知県道394号中条豊橋線)
- (当古橋)(国道362号)
- (三上橋)(愛知県道31号東三河環状線)
- (賀茂橋)(愛知県道499号石巻萩平豊川線)
- 豊川橋(東名高速道路)
- (金沢橋)(愛知県道381号豊津石巻萩平線)
- (江島橋)(愛知県道391号金沢江島停車場線)
- (海倉橋)
- 野田城大橋(愛知県道392号・静岡県道303号新城引佐線)
- (新城橋)(国道301号)
- (笠岩橋)
- (弁天橋)(愛知県道392号・静岡県道303号新城引佐線)
- (長篠城大橋)(新東名高速道路)
- (牛淵橋)(愛知県道439号能登瀬新城線)
- (長篠大橋)(国道151号)
- (長篠橋)(国道257号(旧・国道151号))
- (寒狭峡大橋)(国道257号)
豊川放水路(下流より)
- 前芝大橋(国道23号)
- 豊川放水路橋梁(東海道新幹線)
- 新橋(愛知県道386号平井牟呂大岩線)
- 見潮時橋
- 豊川放水路橋梁(JR東海道本線・飯田線)
- 豊川放水路橋梁(名鉄名古屋本線)
- 高橋(愛知県道496号白鳥豊橋線)
- 小坂井大橋(国道1号)
- 篠束橋
- 正岡橋(愛知県道400号豊橋豊川線)
- 塚田橋
- 行明橋
- 柑子橋(愛知県道380号豊橋一宮線)
脚注
関連項目
外部リンク
- 国土交通省 設楽ダム工事事務所
- 国土交通省 豊橋河川事務所
- いいのんとよがわ 愛知県地域振興部土地水資源課
- 『(豊川)』 - コトバンク