谷川 とむ(たにがわ とむ、1976年4月27日 - )は、日本の政治家、僧侶、俳優。自由民主党所属の(衆議院議員)(3期)、元総務大臣政務官、浄土真宗本願寺派万徳寺僧侶。本名は谷川 與秀(たにがわ ともひで)[3]。
来歴
兵庫県尼崎市生まれ[5]。尼崎市立立花小学校、清風中学校・高等学校卒業。高校在学中はイギリス・ウルヴァーハンプトンとアメリカ・ロサンゼルスへ留学した。2003年3月に東海大学教養学部国際学科を卒業[6]。学士(教養学)の学位を取得[7]。1994年より生家である万徳寺僧侶[6]。1996年に俳優デビューし、2004年まで活動していた[6]。2006年より父・谷川秀善(参議院議員)秘書[6]。2011年、大阪大学大学院法学研究科博士前期課程を修了[6]。修士(法学)の学位を取得[8]。
2012年、第46回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で大阪19区から出馬。民主党前職の長安豊を上回る票を獲得したものの、日本維新の会新人の丸山穂高に敗れ、落選した[9]。2014年、第47回衆議院議員総選挙に再び自民党公認で大阪19区から出馬し、維新の党前職の丸山穂高に再び敗れたが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活して初当選した[10]。
2015年6月25日、文化芸術懇話会の勉強会に参加した[11]。2017年の第48回衆議院議員総選挙では、自民党公認で大阪19区から出馬。日本維新の会前職の丸山穂高に、前回よりも大きく票差をつけられ敗れたものの、比例復活により再選[12]。
2020年9月18日、菅義偉内閣で総務大臣政務官(担当は行政管理、行政評価、統計、恩給に関すること[13])。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で維新の前回まで大阪11区で出馬していた元職伊東信久に敗れるも、比例復活で自民党の獲得した最後の議席に滑り込み3選。
政策・主張
憲法改正
消費税増税
- 2012年の公開アンケートにおいて、消費税を2014年4月に8%、2015年10月に10%まで引き上げる法律が成立したことについて「引き上げは必要だが、時期は先送りすべきだ」と回答している[15]。
- 2014年の公開アンケートにおいて、「2017年4月に消費税率を10%に引き上げるべきだ」と回答している[16]。
- 2017年の公開アンケートにおいて、消費税を2019年10月に10%に引き上げることについて「賛成」と回答している[14]。
- 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』に賛同している[17]。
その他
人物
旧統一教会との関係
ジャーナリストの鈴木エイトが作成した「旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人」によれば、旧統一教会関連団体との関係について、2017年に教団系の「UNITE KANSAI 学習会」に参加していたとされる[18]。
その他
発言
- 「同性婚や夫婦別姓は趣味みたいなもの」
- 2018年7月29日、AbemaTVのインターネット番組「千原ジュニアのキング・オブ・ディベート」に出演した際、作家の乙武洋匡が同性婚や夫婦別姓を認めない政府の姿勢に疑問を呈したのに対し、「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。趣味みたいなもので」と発言した[20]。同性カップルをめぐる同じ自民党の杉田水脈衆議院議員の「(LGBTは)生産性がない」[21]という月刊誌への寄稿が批判されていた中での発言であったため、谷川の発言も批判を受けた[20]。発言に関し、谷川は「LGBTの方々を差別するつもりもなく、多様性を認めていないわけでもありません」「申し上げたかったのは、(婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立すると定めた)日本国憲法第24条により現状では同性婚の容認は困難であるということ」と釈明した[20]。
所属団体・議員連盟
- 自民党たばこ議員連盟[22]
- もくもく会[19]
- 日本会議国会議員懇談会
- 文化芸術懇話会
- 泉佐野市軟式野球連盟(会長)
- 日本の尊厳と国益を護る会(幹事)
- 日本の未来を考える勉強会[23]
- 責任ある積極財政を推進する議員連盟[24] - 共同代表
出演作品
- THE WINDS OF GOD舞台版 - 山本少尉 役
- ラスト サムライ(2003年) - エキストラ参加
- いらっしゃいませ、患者さま。(2005年) - 救急隊員 役
脚注
- ^ Tom_Tanigawaのツイート(1211980413326872579)
- ^ 平成26年12月19日中央選挙管理会告示第30号(平成二十六年十二月十四日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ 平成29年中央労働委員会告示第26号(平成29年10月27日官報)
- ^ “世襲候補、勝率76% 自民は88人中86人当選”. 日本経済新聞. (2012年12月17日) 2018年9月2日閲覧。
- ^ 谷川とむ君_衆議院
- ^ a b c d e プロフィール | 谷川とむ Official Site
- ^ 東海大学学則第25条。
- ^ 大阪大学大学院学則第17条第1項。
- ^ “2012衆院選 大阪19区”. 毎日新聞 2018年9月2日閲覧。
- ^ “2014衆院選 大阪”. 毎日新聞 2018年9月2日閲覧。
- ^ “自民「言論弾圧」勉強会 8割が神道政治連盟員 首相支える「親衛隊」 かばった責任重い”. しんぶん赤旗. (2015年7月6日) 2018年9月2日閲覧。
- ^ “第48回衆院選 大阪”. 毎日新聞 2018年9月2日閲覧。
- ^ 総務大臣政務官就任記者会見の概要 令和2年9月23日
- ^ a b c d e f g h i j “第48回衆院選 自民 大阪19区 谷川 とむ”. 毎日新聞 2018年9月2日閲覧。
- ^ “2012衆院選 大阪19区 谷川 とむ”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “2014衆院選”. 朝日新聞 (朝日新聞社) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月22日閲覧。
- ^ 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染-追跡3000日』小学館、2022年。(ISBN 978-4093801232) p307~318
- ^ a b “北九州市医報(平成29年7月)第720号 - オリンピックと屋内全面禁煙法・条例(その33)”. 北九州市医師会 (2017年7月1日). 2018年7月21日閲覧。
- ^ a b c “同性愛「『趣味』みたいなもの」自民・谷川とむ衆院議員”. 朝日新聞. (2018年8月2日) 2018年9月2日閲覧。
- ^ “同性カップル「生産性ない」 自民・杉田氏の寄稿に批判”. 朝日新聞. (2018年7月24日) 2018年9月2日閲覧。
- ^ “2019年12月号_2面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年11月25日) 2020年7月21日閲覧。
- ^ “会員一覧”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月22日閲覧。
- ^ “会員一覧 | 責任ある積極財政を推進する議員連盟”. 責任ある積極財政を推進する議員連盟 | (2022年7月4日). 2022年7月24日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 衆議院議員 谷川とむ オフィシャルブログ - Ameba Blog
- 谷川とむ (@Tom_Tanigawa) - Twitter
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