西神中央駅百貨店ビル（せいしんちゅうおうえきひゃっかてんビル）とは、兵庫県神戸市西区糀台五丁目にある商業施設。2022年（令和4年）4月から「エキソアレ西神中央」としてリニューアルオープン[1]。
施設概要
神戸市のニュータウン地区、西区の西神中央駅前に立地している[2]。建物は6階建て[3]。建物は建設当初から神戸市交通局が保有しており、神戸市の公有財産に登録されている[2]、。
1990年（平成2年）10月、百貨店の西神そごうとして開店[4]。そごうグループ破綻後、直営化され、そごう西神店に改称した。
2016年以降、西武高槻店、そごう神戸店と共にエイチ・ツー・オー リテイリングへの譲渡、阪急百貨店への転換が計画された。しかし、そごう西神店のみ譲渡対象から除外された。そして、2020年8月31日、入居していた(そごう西神店)が閉店[3][4]。神戸店が阪急百貨店の神戸阪急へ転換したため、そごうが展開した関西5店舗（心斎橋・神戸・西神・加古川・奈良）のうち、西神店は最後まで存続した店舗となった[4]。
その後、総合商社の双日が優先交渉権を獲得、2022年4月の全館オープンを目指していると発表した[3]。
2020年12月4日からは神戸市交通局から施設指定管理者の神戸交通振興（当時）が運営の委託を受けて「西神中央駅ショッピングセンター」として、エキソアレ西神中央の全面開業までの間、1階食品売り場と5階飲食フロアの一部で営業を行っていた[3][2]。
2021年10月、優先交渉権を獲得した総合商社の双日、商業開発業のプライムプレイス（東京建物グループ）が新たに開業する商業施設の名称を「エキソアレ西神中央」とすることを発表、各階の主要テナントがお披露目された[1]。
2022年4月1日、運営管理から神戸交通振興が撤退、プライムプレイスが運営を行う「エキソアレ西神中央」として全面開業した[5]。
開業時の店舗数は60店舗で、1階の食料品フロアにはそごう時代に入居していた食品スーパー「パントリー」ほか、和菓子専門店などが入居している。上層階はレストラン街、学習塾、ニトリ、若者向け衣料品店などといったテナント構成となっている。
出典
- ^ a b “西神中央駅百貨店ビル 新商業施設の候補名称及び核テナントの決定（記者資料提供 神戸交通振興）”. 神戸市. 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b c “西神中央駅ショッピングセンター臨時開業について「百貨店跡にただいまオープン！」”. 神戸市. 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c d “西神中央駅百貨店ビル、22年4月全館オープン 当初予定より5カ月延期”. 神戸新聞. 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c “創業の地から消えるそごう 関西唯一の「西神店」が31日閉店”. 産経WEST. 2021年8月3日閲覧。
- ^ https://www.prime-place.jp/sc/%e3%82%a8%e3%82%ad%e3%82%bd%e3%82%a2%e3%83%ac%e8%a5%bf%e7%a5%9e%e4%b8%ad%e5%a4%ae/