神戸阪急(こうべはんきゅう)は、兵庫県神戸市中央区に所在する、阪急阪神百貨店(H2Oリテイリング)が運営する百貨店である。2019年10月5日にそごう神戸店から屋号変更した。
神戸阪急 Kobe Hankyu | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒651-8511 兵庫県神戸市中央区小野柄通 八丁目1番8号 |
座標 | 北緯34度41分34.9秒 東経135度11分42.9秒 / 北緯34.693028度 東経135.195250度座標: 北緯34度41分34.9秒 東経135度11分42.9秒 / 北緯34.693028度 東経135.195250度 |
開業日 | 2019年10月5日(神戸阪急) |
正式名称 | 阪急阪神百貨店神戸阪急 |
施設所有者 | 阪急阪神百貨店[1] 神高管理 阪神電気鉄道 室町殖産 ケイ・エスビル |
施設管理者 | 阪急阪神百貨店 |
商業施設面積 | 43,563 m² |
中核店舗 | 阪急百貨店と12以上の専門店 |
営業時間 | 10:00 - 20:00 |
駐車台数 | 588台 |
前身 | そごう神戸店 |
外部リンク | 神戸阪急 |
Hankyu |
概要
神戸市随一の繁華街である三宮に位置しており、神戸の主要街路であるフラワーロードと国道2号の三宮交差点に面する。
阪急百貨店であるが、2019年に神戸そごうをリブランドした経緯から阪急ではなく阪神神戸三宮駅の改札口と地下で直結している。また、地上はJR三ノ宮駅とペデストリアンデッキで連絡ができる。JR三宮駅北側には阪急電鉄の神戸三宮駅が位置しており、徒歩でのアクセスが可能である。三宮・元町界隈においては売上高が旧居留地地区の大丸神戸店に次ぐ、地域2番店である。
沿革
十合呉服店神戸支店・そごう神戸店
- 1899年(明治32年)6月25日 - 兵庫県神戸市相生町2丁目に十合呉服店神戸支店として開店。
- 1901年(明治34年)4月3日 - 兵庫県神戸市元町5丁目に移転。
- 1912年(大正元年)12月5日 - 拡張。
- 1914年(大正3年) - 拡張。
- 1914年(大正8年) - 寄宿舎を生田区山本通4丁目に設置。
- 1920年(大正9年)3月25日 - 拡張。
- 1931年(昭和6年)2月21日 - 阪神電鉄と三宮阪神ビルの賃貸借契約調印。
- 1932年(昭和7年)
- 1933年(昭和8年)
- 1937年(昭和12年)7月7日 - 増築申請許可。
- 1950年(昭和25年)
- 1952年(昭和27年)1月5日 - オーバーシーズ・サプライズ・ストアを一般に公開。
- 1955年(昭和30年)10月18日 - 増築決定。
- 1956年(昭和31年)
- 1961年(昭和36年)
- 1963年(昭和38年)9月2日 - 店増築許可。
- 1964年(昭和39年)10月3日 - 三宮室町殖産ビル (現・さくら三宮ビル) 建築起工。
- 1965年(昭和40年)8月20日 - 三宮地下街連絡通路・神戸国際会館新館が完成。
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)
- 1968年(昭和43年)
- 1969年(昭和44年)
- 1973年(昭和48年)1月 - KSビルの竣工が始まる。
- 1975年(昭和50年) - 国鉄が岡山駅に開業した「岡山ターミナルホテル」内に岡山分店を開設した。
- 1981年(昭和56年) - 本館の外壁を改装する。
- 1984年(昭和59年) - 地上9階、地階1階のS・ヨシマツビルが竣工する。
- 1985年(昭和60年)6月14日 - 新館がS・ヨシマツビルに8044m2拡大し、売場面積は45874m2となる。
- 1987年(昭和62年)1月 - 豊田そごう開設準備として、当店が愛知県豊田市小坂本町に「そごうギフトショップ豊田」(100m2)を開設[2]。
- 1989年(平成元年)6月 - 鉄筋鉄骨コンクリート造の地上7階建の別館・そごうウイングが完成し新装開店する[注釈 1]。
- 1991年(平成3年)4月26日 - 西宮市の苦楽園口駅前に「SOGO WING 苦楽園」を開設した。
- 1994年(平成6年) - 岡山ターミナルホテルの閉鎖・建て替えに合わせ、岡山分店を閉鎖した。
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 1999年(平成11年)5月23日 - 神戸国際会館が新築オープン。
- 当店が神戸国際会館の一部にも売場を確保する予定だったが、1997年に断念した。
- 2000年(平成12年) - 運営会社のそごうが民事再生法適用を申請する。負債は大阪店、有楽町店と合わせ6,891億円。
- 2002年(平成14年)3月14日 - そごう民事再生法適用申請を機に売場改良として大改装する。
- 2008年(平成20年)4月15日 - 東京ディズニーリゾートのスポンサーが終了し世界の人形時計の運営が終了する。
- 2009年(平成21年)
- 2016年(平成28年)
- 10月6日 - とエイチ・ツー・オー リテイリングは業務資本提携することで合意し、神戸店をエイチ・ツー・オーに譲渡すると公表した。
- 10月15日 - 新館の外壁工事始まる。
- 2017年(平成29年)
- 2019年(令和元年)9月30日 - 閉店。
神戸阪急
- 2019年(令和元年)
- 2021年(令和3年)9月30日 - 新館2階「味の一番街」 レストランの全4店舗を閉店
- 2022年(令和4年)
- 5月8日 - 新館5階の紀伊國屋書店神戸阪急店が閉店[9]。
- 8月31日 - モードファッション・カフェ・インテリアのHankyu Mode Kobe(新館1-3階)、美容・コスメのHankyu Beatuty World(本館2-4階東側)がオープン。
- 10月5日 - 新館5階に無印良品神戸阪急店がオープンし、兵庫ふるさと館もリニューアルオープン。
- 2023年(令和5年)
- 2月22日 - 本館3階の婦人服フロアがリニューアルオープン。
- 4月26日 - 本館4階がライフスタイル提案型売場第1陣Time of “Grace”としてリニューアルオープン(予定)。
そごう神戸店
そごう神戸店 SOGO KOBE | |
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本館 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒651-8511 兵庫県神戸市中央区小野柄通 8丁目1番8号 |
開業日 | 1933年(昭和8年)10月1日 |
閉業日 | 2019年(令和元年)9月30日 |
正式名称 | 三宮阪神ビル |
施設所有者 | |
施設管理者 | H2Oアセットマネジメント |
設計者 | 久野節 |
施工者 | 大林組 竹中工務店 |
商業施設面積 | (開業時)10,164 (新館完成時)48,962 (震災後)43,093 (復旧後)43,563 m2 |
営業時間 | 10:00 - 20:00 |
駐車台数 | 588台 |
SOGO |
そごう神戸店(そごうこうべてん)は、株式会社そごう・西武()が2017年10月まで、H2Oアセットマネジメントが2019年9月まで、現在の神戸阪急の建物で運営していた百貨店。
神戸阪急への転換までは、株式会社そごう・西武がライセンサーとなり、国内では唯一の「そごうフランチャイズ店」として運営されていた。
かつては株式会社そごうが経営する直営店3店舗の一つであった。神戸店以外の直営店は、大阪店(後の心斎橋本店。2009年に閉店後、土地・建物を大丸に譲渡し、大丸心斎橋店北館を経て、心斎橋パルコとして営業中)と東京店(読売会館。そごうの経営破綻に伴い閉店・撤退し、跡地にビックカメラが入居)の3店舗で、千葉店以降に開業したそごう各店は全て地域子会社が開業し経営していた[10]。
「三宮阪神ビル」でありながら阪神百貨店ではなくそごうが営業していたのは、当時阪神電鉄は梅田に「阪神マート」を開業したばかりで百貨店のノウハウに乏しかったため、当時心斎橋にしか存在しなかったそごうをキーテナントとして招へいしたためとされている。南海難波駅の南海ビルディングと共に、当初は三越が入居する予定だった。
歴史
元町からの移転
1933年(昭和8年)10月1日、三宮駅前に地下2階・地上7階のターミナルデパート「そごう神戸店」として新築開店した。施工は大林組。開店時のキャッチフレーズは「神戸そごうの新しき店、新しき品、充実せる百貨」。
元町の山城屋呉服店を買収して出店した旧店舗を移転する形での出店であり、元の神戸支店では閉店セールを行った。出店に際しては反対運動が起こったものの、三宮発展の中心となること、既存店舗の移転であることから理解を求めた。こうした対応の成果もあり、三宮移転は商工省から許可された。
戦後の拡大路線
戦後の1969年(昭和44年)10月3日に、株式会社そごう設立50周年記念事業として増築開店。自社ビルの東側に三井銀行の支店が入る「三宮室町殖産ビル(現・さくら三宮ビル)」が計画されていたが、ビルの大半のテナントは未定だった。大幅な増床が可能なことから、店舗南側の増床計画を後回しにし、同ビルへの入居を優先した。これで大丸神戸店に匹敵する営業面積となった。
1970年代には神戸国際会館との合弁でケイ・エスビルを設立し、同ビルにも売場を開設した。
1985年(昭和60年)6月14日、新館をエス・ヨシマツビルの2階以上に8044m2拡大し、総売場面積は約2割増の45874m2となった[注釈 5]。関西では阪急うめだ本店、(高島屋大阪店)に次ぐ次ぐ規模となった[注釈 6]。新館では5階で「セリーヌ」「ランバン」など約10種類の高級ブランドの直輸入商品を販売する「舶来特選ロイヤルサロン」(1600m2)という関西初の試みを行っただけでなく、本館においても6階で住宅関係や結婚、旅行に関するサービスを提供する「総合情報サービスセンター」(400m2)や1階に「イベント広場」(150m2)を設けるなど、合わせて40億円ほどの投資を行った。この増床による年間売上高見込みも2割増の1200億円だった[11]。
なお、「エス・ヨシマツビル」は1984年(昭和59年)4月に地権者が着工した、本館の南側約1300m2の敷地に地下1階、地上9階建てで立地するビルである[11]。1階部分は2000年代までパチンコ店、神戸阪急の2020年代前半のリニューアルまではシティバンク銀行、のちにSMBC信託銀行の支店が入居していた。
大阪万博翌年の1971年には大丸神戸店の売上を超え、阪神・淡路大震災翌年の1996年までは地域一番店となった。最盛期は1990年に1471億円を売り上げた[12]。
一方、1980年代後半になると、不振だった大丸神戸店も1987年(昭和62年)に旧居留地の開発着手や全面改装を行ったことから若年層への訴求力を強めた。数年後には神戸ハーバーランドへ阪急百貨店の(神戸阪急)や西武百貨店の(神戸西武)などの進出が予定されていた。巨艦店舗主義、全年齢型でファッション感度の高い層への対応が遅れた当店は引き続き地域一番店であるために、顧客流出の防止が急務だった。こうしたことから、1989年(平成元年)3月には1階から4階の婦人服売場を改装し、2階は当時10代だった団塊ジュニア世代、3階は働く女性、4階は団塊の世代の主婦に対応した売場にリニューアルした[13]。1991年以降は売上は減少したものの、大丸神戸店や神戸阪急、神戸西武を上回る売上を上げていた。
小型店の増設
1987年に大丸神戸店が長沢昭店長(当時)のもと周辺開発に着手したことや阪急・西武の進出に対抗し、1980年代後半には本館、新館のほか、周囲の3つのビルの地階などに飲食店街、DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランド店街を開設し、そごうタウン化を推進した。1989年(平成元年)6月には新館の南側角地(約220m2)に7階建て、延床面積1400m2の「SOGO WING」を開設した。テナントビルで、20―30歳代のOL、ヤングアダルトを主な客層とし、5階から下にドイツ菓子店やお好み焼き店、洋風・和風レストラン、6・7階にはエステティックサロンが入居した[14]。
三宮エリアのほか、阪神間や近隣県にも小型店を出店した。1975年(昭和50年)、岡山ターミナルホテル(現・ホテルグランヴィア岡山)内に岡山分店を開設し、1994年(平成6年)の同ホテル改築まで営業した。1991年(平成3年)4月26日、兵庫県西宮市の苦楽園口駅前に地上3階・延床面積約1,600平方メートル、売場面積460平方メートルの専門店ビル「SOGO WING 苦楽園」を開設し、1階に「ハンティングワールド」とミラノファッションの「ブティック カ・ドーロ」、2階に「ジリオン・キッス」、しゃぶしゃぶレストラン、3階には県東部を担当する外商拠点(230平方メートル)や、特売会や地域催事用を行うための多目的ホール(165平方メートル)を設けた。当時すでに計画のあった西宮阪急や、三越の出店に対抗するものである[15]。
1987年には、本店の大阪店ではなく、当店が愛知県豊田市小坂本町に「そごうギフトショップ豊田」(100m2)を開設した。豊田そごう開設に向けて外商顧客などの取り込みを行った[2]。
地域一番店からの転落
1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災で被災し、本館の建物が倒壊するなど大きなダメージを受けた。同月27日のそごう本社発表によると、本館では床や柱など主要構造部が破損しているほか、北側の外壁に大きな亀裂が発見されたことが判明した。新館に関してはダメージが小さいものの営業再開できるかはこの時点では不明だった[16]。
3月10日にハーバーランドの神戸阪急が3階以下の営業を再開して[17]客足が流れたこともあり、当店もハーバーランドなどへ店舗移転のうわさが流れたものの、そごう側は否定した。
早期再開を急ぎ、同年3月には翌春の営業再開を発表した。被災地の大型店を対象に休業日数の規制を緩和した大規模小売店舗法(大店法)の特例措置を活用して、年中無休での営業を行うとともに、約100名の従業員を西神そごうに配置転換して雇用確保を行った。同年4月には部分営業を再開、以降は本館中央部の約8000m2[注釈 7]を減築して、残存部分の補強・修復を実施した[18]。復興には民間事業者の能力活用による特定施設整備促進法(民活法)が適用された[19]。
翌1996年(平成8年)4月28日には1年3か月ぶりに全館で営業を再開している。同年には震災被災者に「元気と夢を与えること」を目的として、減築跡地内に新設されたサンファーレ広場(現:グランパティオ、約500m2)にディズニーのからくり時計「世界の人形時計」を新設。人形時計は縦1.6m、横4.9mの大きさで、24体のマスコットによる演出が2008年4月15日まで披露された[20]。
しかし、建て替えを選んだ大丸神戸店が1997年に全館で営業を再開すると客が流れ、1997年度は大丸の売上は年商908億円、当店は880億円で大丸を下回った。営業面積でも約49000平方メートルの大丸に対し、崩落したサンファーレ広場部分を減築した当店は41000平方メートルほどにとどまるため、いずれの面でも地域一番店ではなくなった[21]。また、1997年には、神戸国際会館の再オープン時に10000平方メートルほどの売場を確保して増床する計画も断念した。大丸に対して売場面積が狭くなったことを補う構想だったが、売上や神戸市の人口が減少している中で神戸国際会館の求める賃料を支払う余裕がなかったためである[22]。いったん震災復興で持ち直したものの、1997年度以降は売上が減少し、2000年(平成12年)のそごう経営破綻の遠因となった。
西武百貨店による改装
経営破綻後、そごうは西武百貨店との業務提携、ミレニアムリテイリング発足による西武百貨店との経営統合を経て、この過程で、そごうの店舗の多くが閉店し、そごう直営店であった東京店も閉店された。大阪店に関してもいったん閉鎖したうえで心斎橋本店として再建する方針が打ち出された。
これに対し、神戸店に関しては首都圏外のそごうの中では最大の売上高があったことから、(池袋西武)(当時)で定評のある西武百貨店のノウハウを導入することになった。本館では化粧品売場に同店で人気のブランドを誘致した。新館については5階の一部にあった飲食店を閉鎖し、1階から4階は西武百貨店グループの雑貨店「ロフト (LOFT)」と5階は紀伊國屋書店を誘致して誘客と賃料収入による経営の安定化を図った。2002年(平成14年)3月14日に一連のリニューアルが完成した。年間売上高は700億円ほどに落ち込んでいたものの、兵庫県内各地にあった外商拠点を廃止したため、採算性はむしろ向上した[23]。
西神そごうに関してもそごう西神店(神戸店西神館)として直営化し、同様に紀伊國屋書店の誘致などを行った。
なお、その後2013年などに食品売場や地階出入口などの改装は行われたものの、そごう神戸店として全館改装を行うのはこれが最後となった[24]。
業績不振、H2O入りへ
ミレニアムリテイリング傘下のそごう、西武百貨店は2006年に入りしている。2008年2月期の神戸店の売上高はピーク時の半分以下、2000年代前半の8割ほどの561億円に減少していた[25]。
2009年の内の百貨店事業再編によるそごう・西武発足当初、はそごう神戸店を(西武池袋本店)やそごう横浜店などと並ぶ「基幹店」[26]と位置づけ、そごう心斎橋本店閉店後は心斎橋本店に代わる関西地区の事業拠点としていた[27]。しかし業績不振は解消できず、2015年2月期の売上高は2008年2月期よりさらに減少し、ピーク時から1000億円以上減の460億45百万円[28]にまで落ち込んでいた。
2016年の(そごう・西武の親会社)とエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O、阪急阪神東宝グループ)の業務資本提携に合わせ、西武高槻店(→高槻阪急)とともにH2O傘下のエイチ・ツー・オーアセットマネジメントへ運営が移管された。そごう神戸店の社員約530人はそごう・西武に残留するか、譲渡先のエイチ・ツー・オーリテイリングへ移籍するか、いずれかの判断を求められ、民事再生前の株式会社そごう出身で店長の松下秀司など、9割の社員がH2Oリテイリングへ移籍した。うち半数以上の社員はそごう神戸店での勤務一筋だったという[29]。
その後は地下食品売り場などの改装を進めつつ、当面はそごうの店舗として運営するとされていたものの、当時からすでに阪急百貨店へ転換の可能性が報じられていた[30]。ついに阪急百貨店への移管が決まり、そごう神戸店としては2019年(令和元年)9月30日に閉店。これで旧そごう本体が直営していた店舗は全て消滅した[10]。
阪急阪神東宝グループとの関係
阪急阪神東宝グループへの移管以前より、阪神電気鉄道が所有する三宮阪神ビルに入居していた。その関係や地域性もあり、阪神タイガースの優勝時にセールを実施していた[31]。また、阪急東宝グループ(当時)の球団売却後には、旧・神戸阪急や大丸神戸店同様、一時期神戸に拠点があったオリックス・ブルーウェーブの優勝セールも行っていた。
神戸阪急
前史
阪急百貨店は阪神急行電鉄(阪急電鉄の前身[注釈 8])直営部門時代の、1936年(昭和11年)4月11日に三宮食料品店として(阪急神戸駅(現・神戸三宮駅))ビル「神戸阪急ビル」へ出店した。うめだ本店に次ぐ2号店だった[32]。京阪神急行電鉄から株式会社阪急百貨店が分離独立する際も阪急百貨店神戸支店として引き継がれた。神戸阪急と呼ばれる場合もあったため、後述のハーバーランド進出を目前とした1991年に三宮阪急と改称した。その後も食料品主体の店舗として親しまれたが、1995年の阪神・淡路大震災で建物が崩壊したため、撤退した。1990年代後半から建っていた仮設ビルに代わり、2021年にオープンした現在の「神戸三宮阪急ビル」には同じエイチ・ツー・オー リテイリング系列の阪急オアシス神戸三宮店が入居している。
1992年(平成4年)には神戸ハーバーランドで、フルライン百貨店の神戸阪急が同名の阪急百貨店子会社によって営業を開始した。グループではうめだ本店に次ぐ営業面積33,278m2で、年間売上高目標は260億円だった。ところが、そごうや大丸が部分営業だった1995年(平成7年)度や1996年(平成8年)度の2年間を除いて赤字が続き[33]、1996年度に売上高が259億円を記録した後[34]、売上の減少が続いた。債務超過となった運営会社を清算し、株式会社阪急百貨店→阪急阪神百貨店が営業を続け、専門店の誘致などのテコ入れを行った。しかし、2011年(平成23年)3月期の売上高は91億4300万円[35]にまで落ち込んだため、2012年(平成24年)3月11日に閉店した。跡地はイオンモールが運営する「Umie」の一部「SOUTH MALL」となった。
当店の経営移管
グループ内の事業再編に伴い、2019年(令和元年)10月1日にそごう神戸店の運営母体が阪急阪神百貨店へ移管されて屋号は「神戸阪急」とすることが2018年9月27日にH2Oから発表された[7]。
『神戸阪急』の屋号は2012年に神戸ハーバーランド内の店舗が閉店して以来約7年半ぶりの“復活”であり、阪急百貨店としては24年ぶりに三宮へ再進出となる。
屋号の変更が発表されることに先立ち、経営移管から3か月後の2018年1月に「神戸阪急」としての方向性を考える5つのプロジェクトチームが発足した。阪急うめだ本店など大阪で人気の商品を中心に集めて失敗したハーバーランド時代の反省も踏まえ[36]、ほぼ全員がそごう神戸店出身の従業員で構成され、神戸らしさを追求しているのが特徴である。このチームによって「フェスティバル365」に決めたテーマに合わせて全館のリニューアルに取り組んだ。デパ地下はそごう神戸店だった春から11月27日まで3段階にわたって改装して24店舗を導入し、9階催場は面積を約100坪拡大して六甲山側からの光が入る明るい空間に改め、2階と3階にはワクワク情報発信スペース「パティオステージ」を新設した[8]。
阪急百貨店となった時点では地階や催場、パティオステージ以外はほぼそごう当時のまま営業していた。しかし、後述の改装工事のため、新館2階「味の一番街」 レストラン「銀座 天一」「鮨処 順」「やぶそば」「文の助茶屋」の全4店舗は2021年9月末で閉鎖した[37]。この4店舗のうち、「銀座 天一」はミント神戸に、「鮨処 順」は店舗南西側の磯上公園近くに、「やぶそば」は阪急百貨店うめだ本店に、それぞれ移転した[注釈 9]。前回の全館リモデルで開業した紀伊國屋書店も2022年5月8日に閉店し、ロフトも新館4Fの1フロアのみの展開となった。
2020年代前半のリモデル
店名変更時は地下食品売場を中心とした改装だったが、2022年度からは「都市型百貨店としての標準的な商品力に加え、神戸らしさを取り入れた特徴的なフロアを構築する」として、婦人服や服飾雑貨など商品別の構成だった売場を、衣料品と生活用品を同時に陳列するなどライフスタイル提案型のフロア構成に改めることになった。中四国など広域からの来店も狙う。高槻阪急と合わせた予算は約100億円で、その3分の2は当店への投資である[38]。キャッチコピーは神戸阪急ではない、「神戸の阪急」になるのだ。今回のリニューアルを特集したWebマガジン「Rerere」も設置された[39]。
2022年8月31日には、Hankyu Mode KobeとKOBE HANKYU BEAUTYがオープン[24]。「Hankyu Mode Kobe」は阪急百貨店が得意とし、三宮エリアのほかの店で展開されていないモードファッションをアパレルに限らず、インテリア、カフェなど広い観点から提案する。新館1-3階を改装して六甲山系の木材を活かした店内に、ブルーボトルコーヒーなどが入店した。また、これまで当店は化粧品の取り扱いが手薄だったが、「KOBE HANKYU BEAUTY」では2階「ラグジュアリービューティー」、3階「ライフスタイルビューティー」、4階「ビューティーサロン」の合計1700平方メートルで神戸最大級のコスメゾーンを目指す。 阪急百貨店としてのオープンから3年目を迎える10月5日には、神戸地区最大の無印良品が新館5F・6Fへ進出した[40][注釈 10]。無印良品と隣接する兵庫ふるさと館[注釈 11]もリニューアルオープンした。
2022年11月から12月にかけて、本館1階の化粧品売場の移設跡に「ロクシタン」やインターナショナルブティックがオープンした。2023年(令和5年)3月には2階にもバッグなどのインターナショナルブティックが設けられた。
2023年4月26日には、“洗練された上品で華やかな暮らし”をテーマとするフロアのイメージである、Time of “Grace”のもと、「グレイスフルテーブル」「ラ・ノクタンビュール」「トゥールナージュ」[注釈 12]といった自主編集売場を中心に、地域密着ライフスタイルを提案するフロアがオープンする(予定)[41]。
今後も、都市でありながら海や山との距離が近い神戸らしい地域密着ライフスタイルを提案する「神戸スタイル」の本館5・6・8Fへの拡大など、2023年秋まで改装を予定している。
構成
建物名称
- 註釈 - 各館の名称は、そごう時代は「そごう」神戸阪急時代は「阪急」がそれぞれ先頭に付されている。
金色に輝くそごうのロゴ(2019年)
(世界の人形時計)(2019年)
- 1981年(昭和56年)に阪神三宮ビル全体をサイディング材で覆ってしまったが、本体は1933年(昭和8年)開業当初の貴重な近代建築である。
- そごう神戸店時代は阪神・淡路大震災の復旧工事にて、本館のそごうロゴのネオンは緑色(エメラルドグリーン)に変更された(北側は筆記体のものに、西側看板は赤「そごう」から緑「SOGO」に変更された。新館は変更されず赤SOGOのまま)。民事再生直後に改装され、再び赤へ変更された。
フロア構成
- 2023年3月現在
階 | 本館 | 連絡通路 | 新館 |
---|---|---|---|
R | 屋上 | × | |
9F | 催場/ギフトサロン/商品券/免税手続き/カードカウンター | ||
8F | こども服/ ベビー用品/ おもちゃ/ メガネ・補聴器 | 連絡通路 | Relax&Reset タオル&バス用品・香り/ 仏具 |
7F | 紳士服/洋品雑貨/紳士靴/紳士バッグ/メンズカジュアル | 連絡通路 | Relax&Reset 寝具・寝装具・インテリア/宝飾・時計/美術画廊 |
6F | 婦人服/フォーマルサロン/呉服・和装小物/トラベル用品/キッチン&ダイニング | 連絡通路 | 無印良品 |
5F | 婦人服/大きいサイズの婦人服/小さいサイズの婦人服/ゴルフウェア | 連絡通路 | 無印良品 ひょうごふるさと館 |
4F | 婦人服/ヨガ&スイムウェア/HANKYU BEAUTY(化粧品・美容サービス) | × | Loft |
3F | 婦人服/婦人靴/婦人バッグ/HANKYU BEAUTY(化粧品) | Hankyu Mode Kobe クリエーターズ | |
2F | HANKYU BEAUTY (化粧品・フレグランス) /インターナショナルシューズ&バッグ | Hankyu Mode Kobe クリエーターズ | |
1F | インターナショナルブティックス/HANKYU BEAUTY(化粧品・フレグランス)/サービスカウンター | 西国浜街道 | Hankyu Mode Kobe デザイナーズ Ⅰ ブルーボトルコーヒー [フラワーロード側インターナショナルブティックス][注釈 13] |
B1F | 食品 - 和洋菓子/パン/惣菜・弁当/漬物/リカー(和洋酒)/佃煮/海苔/茶 | 連絡通路 | 食品 - 魚/塩干魚/精肉/野菜/果物/日配品/グロッサリー |
業績
前述のようにそごう神戸店時代の最盛期には、1990年度に1471億円を売り上げた[12]。専門店区画や外商の売上を除外しているため単純比較できないが、2022年3月期の売上高は285億73百万円と、ピーク時の2割ほどとなっている。これに対し、同じ兵庫県内に立地する西宮阪急の同期の売上高は221億37百万円であった。2023年3月期に関しては342億円の売上高を見込んでいる[43]。
周辺施設
最寄の駅
関連項目
旧そごう関連
- Kiss-FM KOBE - 独立局時代、加古川そごう・西神そごうと共にMusic Clock(時報)スポンサーだった。キャッチフレーズは「あなたの、お気に入りになりたいな」(西神のみ「ふだんが、おしゃれ。」)
- そごう徳島店 - 分店ではないが、当店と一体的に運営されていた。
- (ヤマトヤシキ加古川店) - 加古川そごう跡地へ2001年3月30日に開業。
- 西神中央駅百貨店ビル - 当店・西武高槻店と異なり、H2Oへの譲渡対象から除外され、関西最後の「そごう」として営業を続けていた。2020年8月31日に閉店後、双日が2022年4月に「エキソアレ西神中央」として全館再オープンした。そごうグループ再編から当店がH2Oへ移管されるまでは当店の分店扱いとなっていた。
その他
脚注
注釈
- ^ 阪急百貨店になってから、ウイング館と呼ぶようになった
- ^ 自社ビルと神戸国際会館は崩壊
- ^ 営業面積15361m2
- ^ ロフトは、1992年から1994年まで神戸ハーバーランドにあった(神戸西武)(現・ハーバーセンター)内にも存在していた。現在の神戸ロフトは実質上の二代目である
- ^ 営業上はケイ・エスビルとエス・ヨシマツビルを足して「新館」だが、狭義ではケイ・エスビルだけを新館と呼び、エス・ヨシマツビルに関して「新新館」と呼ぶ場合がある(神戸新聞1995年2月6日)
- ^ 当店の売場面積は大丸心斎橋店と同規模にまで拡大したが、1988年(昭和63年)には近鉄百貨店阿倍野店が増床(現・ウィング館)したため同店の後塵を拝することになった(近鉄百阿倍野店の増床計画、売り場西日本一に――「旅行館」や「アート館」新設 1988/01/07 日経流通新聞 10面)。
- ^ 被災前の本館は34000m2あった。なお、取り壊し面積は7400m2とする記事もある。
- ^ 法人としては京阪神急行電鉄、阪急電鉄(初代法人)を経て現在の阪急阪神ホールディングス
- ^ 「文の助茶屋」に代替店舗の開設はないが、当店撤退以前から大丸神戸店に入居している。
- ^ 旧セゾングループ発祥であり、西武池袋本店や旧西武高槻店をはじめ、そごうも含めたそごう・西武各店のほとんどへ展開されているが、そごう時代の当店には無印良品は出店していなかった。
- ^ 無印良品と異なり完全に外部店舗の扱いで、(Sポイント)サービス、阪急友の会・阪神みどり会、駐車サービスなど各種サービスはすべて対象外。
- ^ そごう神戸店時代の2013年に設けられた「メゾン・ド・ロゼ」を発展・改称する。
- ^ フラワーロード側は店内からは行き来できない構造となっている。
出典
- ^ 2019年開業時のエイチ・ツー・オー アセットマネジメント(イズミヤ旧法人)から所有権を移転した。
- ^ a b 名古屋の百貨店・4M体制固め、相次ぎミニ店舗を出店、豊田そごう出店に対抗 1987/04/23 日本経済新聞 地方経済面 中部 7
- ^ “セブン&アイ、H2Oリテイへの百貨店2店譲渡を正式発表”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2017年5月11日)2017年5月21日閲覧。
- ^ “そごう神戸店H2O譲渡 店長「魅力向上の好機」”. 神戸新聞. (2017年10月1日) 2017年5月21日閲覧。
- ^ 株式会社そごう・西武のそごう神戸店及び西武高槻店に関する事業の譲受についての契約書締結のお知らせ (PDF) エイチ・ツー・オーリテイリング 2017年8月3日(2018年2月18日閲覧)
- ^ “そごう創業者像、引っ越し3都物語 業界再編で今は…”. 朝日新聞. (2018年1月31日) 2019年10月7日閲覧。
- ^ a b 『そごう神戸店及び西武高槻店に関するグループ内事業再編及び再編に伴う屋号の変更に関するお知らせ』(プレスリリース)エイチ・ツー・オーリテイリング、2018年9月27日2018年11月13日閲覧。 。
- ^ a b “” (PDF). 2019年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月15日閲覧。
- ^ “三宮からまた一つ書店が消える 神戸阪急の紀伊國屋書店、5月閉店へ”. 神戸新聞. 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b “”. 2015年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月9日閲覧。
- ^ a b “新しいそごう神戸店、直輸入品フロアや情報センター設置”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): p. 9(地方経済面近畿). (1985年6月4日)
- ^ a b “神戸阪急始動【下】まちの顔 三宮変貌活気高める力に”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2019年10月9日)2019年10月9日閲覧。
- ^ “そごう神戸店――若者の遊び心キャッチ(店舗リフレッシュ作戦)”. 日経流通新聞 (日本経済新聞社): p. 4. (1989年9月19日)
- ^ 神戸の百貨店、本店の周囲に小型店展開――買い物・飲食ゾーン作りで集客力向上狙う。1988/12/22 日本経済新聞 地方経済面 近畿A 9
- ^ “そごう、西宮(兵庫)に専門店ビル――外商拠点も併設”. 日経流通新聞 (日本経済新聞社). (1991年4月6日)
- ^ そごう神戸店、柱破損や外壁に亀裂、営業再開めど立たず。1995/01/28 日本経済新聞 地方経済面 近畿C 27
- ^ 株式会社阪急阪神百貨店神戸阪急、「神戸阪急閉店企画 神戸阪急の"想いと思い出"」展(2012年2月15日 - 3月11日)、2012年3月7日閲覧
- ^ そごう神戸店、来春にも全館再開――雇用確保へ年中無休。1995/03/22 日本経済新聞 大阪夕刊 一面 18ページ
- ^ そごう神戸店5月オープン、売り場づくり柔軟に――ブランドショップ少なく。1996/02/09 日本経済新聞 地方経済面 近畿A 9
- ^ 『朝日新聞』2008年4月16日付朝刊、神戸・1地方面、24頁。
- ^ “大丸神戸店、27年ぶり地域一番店に――97年度売上高、そごうに20億円の差”. 日経流通新聞 (日本経済新聞社): p. 5. (1998年5月5日)
- ^ “神戸国際会館、テナント入居そごうが断念”. 日経流通新聞 (日本経済新聞社): p. 46. (1997年11月8日)
- ^ そごう神戸店(神戸市)ファッション強化へ改装、西武流で若い女性狙う(みせどころ) 2002/04/27 日経MJ(流通新聞) 10ページ
- ^ a b “神戸阪急・高槻阪急のリモデルについて” (PDF). 2022年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月27日閲覧。
- ^ 2008年2月期決算補足資料P13()
- ^ 「株式会社そごう・西武」が発足(2009年8月 )
- ^ そごう心斎橋本店の営業終了について そごう・西武、2009年1月26日
- ^ 2015年2月期決算補足資料()
- ^ “神戸阪急始動【中】転換 従業員、店づくりの主役に”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2019年10月8日)2019年10月8日閲覧。
- ^ “そごう神戸店「阪急百貨店」への切り替え検討”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2016年10月13日)2017年3月6日閲覧。
- ^ “INAC神戸、優勝なら神戸で「Vセール」実施”. スポーツニッポン. (2010年10月30日)2017年1月22日閲覧。
- ^ 50年史編集委員会『株式会社阪急百貨店50年史』阪急百貨店、1998年4月。
- ^ “神戸阪急 惜しまれ閉店”. 神戸新聞NEWS (神戸新聞社). (2012年3月11日)2012年3月12日閲覧。
- ^ “エイチ・ツー・オーリテイリング、神戸阪急閉鎖を発表”. 日本経済新聞Web刊 (日本経済新聞社). (2011年5月12日)2011年5月17日閲覧。
- ^ (PDF)『株式会社阪急阪神百貨店「神戸阪急」の営業終了について』(プレスリリース)エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社、2011年5月12日2012年3月7日閲覧。 。
- ^ . 神戸新聞 (神戸新聞社). (2019年10月7日). オリジナルの2019年10月8日時点におけるアーカイブ。2019年10月17日閲覧。
- ^ “” (PDF). 2021年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月26日閲覧。
- ^ “エイチ・ツー・オー、神戸阪急など改装に100億円投資 万代と提携、食品強化”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2021年7月28日)2021年10月26日閲覧。
- ^ “”. 2022年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月7日閲覧。
- ^ 神戸阪急 10月5日(水)オープン無印良品
- ^ “神戸阪急リモデルニュース(本館4階リニューアルオープン” (PDF). 2023年4月15日閲覧。
- ^ “沿革”. 室町建物株式会社. 2020年8月30日閲覧。
- ^ (pdf)『2022年3月期決算補足資料』(プレスリリース)エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社、2022年5月12日2023年3月6日閲覧。 。
外部リンク
- 神戸阪急
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