花形 恵子(はながた けいこ、1935年6月2日[8] - 2015年1月12日[9])[5]は、日本の女性声優、児童文学作家。東京府(現・東京都)出身[3]。夫は俳優の篠原大作[6](2016年死去)。
来歴
日本女子大学附属高等学校卒業[8][2]。1954年4月、劇団ぶどうの会に入団[2]。フェデリコ・ガルシーア・ロルカ原作の『ベルナルダ・アルバの家』のアデラで初舞台[2]。1961年2月、ぶどうの会を脱退し、山田肇、篠原大作、松村彦次郎などともに劇団風を創立[10][11]、同人舎プロダクション[12]、東京俳優生活協同組合[11]、ぷろだくしょんバオバブ[13]、アーツビジョン[4]、81プロデュース[3]に所属していた。
夫の篠原大作とともに「ふたり朗読館」を主宰して[14]朗読の分野でも活動[6]。朝日カルチャーセンターの朗読講座ほかで講師を務めていた[14]。
人物
出演
テレビアニメ
- 1971年
-
- アタックNo.1(順玉)
- 1972年
-
- ど根性ガエル(宝寿司の梅さんのおかみさん)
- 1973年
- 1974年
-
- はじめ人間ギャートルズ(母ちゃん[16])
- 1975年
- 1976年
-
- 母をたずねて三千里(マグダレーナ)
- 1977年
-
- 女王陛下のプティアンジェ(女王陛下)
- 1980年
-
- 無敵ロボ トライダーG7(竹尾加代〈初代〉[18])
- 1981年
-
- おはよう!スパンク
- 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(ルイーゼコップ)
- 新・ど根性ガエル(町田先生の奥さん)
- 1982年
-
- 太陽の子エステバン(オムロ)
- 1985年
-
- 小公女セーラ(フランシス・ミレイ市長夫人)
- 1986年
-
- 愛少女ポリアンナ物語(エリサベス・H・ハリントン)
- 青春アニメ全集(萩野夫人)
- 1987年
- 1988年
- 1991年
-
- 八百八町表裏 化粧師(眉花楼の女将)
- 1992年
-
- キテレツ大百科(高枝)
- 1993年
-
- 忍たま乱太郎(ナラタケ城の姫〈初代〉)
- 1995年
-
- アリス探偵局(お婆さん)
- 2000年
-
- だぁ!だぁ!だぁ!(畑山先生)
- 2003年
-
- ワンダーベビルくん(大鐘夫人)
- 2005年
-
- ガラスの仮面(美術監督)
OVA
- ロボットカーニバル「プレゼンス」(1987年、おばあさん)
- 銀河英雄伝説(1991年、ミッターマイヤーの母)
- (とっとこハム太郎 ハムちゃんずの宝探し大作戦! 〜はむはー!すてきな海のなつやすみ〜)(2003年、ビスカスちゃんのおばあちゃん)
吹き替え
担当女優
- ロイス・マクスウェル
-
- ジェームズ・ボンドシリーズ(ミス・マネーペニー)
- 女王陛下の007 ※TBS版
- 007 危機一発 ※TBS新録版
- 007 黄金銃を持つ男 ※TBS版
- 007 サンダーボール作戦 ※TBS版
- 007 死ぬのは奴らだ ※TBS旧録版
- 007 ダイヤモンドは永遠に ※TBS旧録版
- 007 ムーンレイカー ※TBS版
- 007 私を愛したスパイ ※TBS旧録版
- 007は殺しの番号 ※TBS版
- 007は二度死ぬ ※TBS版
- ジェームズ・ボンドシリーズ(ミス・マネーペニー)
映画
- 絞殺魔(デサルボ夫人〈キャロリン・コンウェル〉)※テレビ朝日版
- 十戒(ベシア〈ニナ・フォック〉)※フジテレビ版
- ポセイドン・アドベンチャー2(ハンナ・メレディス〈シャーリー・ナイト〉)※TBS版
- ノーバディーズ・フール
- マッカーサー(ジーン・マッカーサー〈マージ・デューセイ〉)※TBS版
ドラマ
- 奥さまは魔女(1966年)※TBS版
アニメ
- ボブとはたらくブーブーズ(2000年、ドリス)
人形劇
- サンダーバード(1966年、グラディス・ソルツマン)
人形劇
- こどもにんぎょう劇場
- 「ねずみのすもう」(おばあさん、ふと坊)
- 「たのきゅう」(たのきゅうの母)
- 「わがままな大男」(1998年、大きな木)
- 新八犬伝(1973年、犬坂毛野、五十子、栞、十六夜)
- プリンプリン物語(1980年、ネチアーナ伯爵夫人)
特撮
- 帰ってきたウルトラマン 第46話「この一撃に怒りをこめて」(1971年、看護婦)
テレビドラマ
テレビ番組
著書
大人向け
児童書
- 『詩とあそびましょう 1 (さくらんぼ・みかん)』高田敏子詩,花形恵子作,渡辺洋二絵 あすなろ書房 1978
- 『詩とあそびましょう 2 (ちょうちょ・うさぎ) 』高田敏子詩,花形恵子作,渡辺洋二絵 あすなろ書房 1978
- 『ベロベロおばけ』(北山葉子)え 偕成社 1981 (おはなしあそびのえほん なつ)
- 『おつきさまとおどりましょ』北山葉子え 偕成社 1981 (おはなしあそびのえほん あき)
- 『れんげのはなかざり』北山葉子え 偕成社 1981 (おはなしあそびのえほん はる)
- 『さんかくくしゃみ』北山葉子え 偕成社 1982 (おはなしあそびのえほん ふゆ)
- 「ロミちゃん・ムーちゃんえほん」きたやまようこ絵 偕成社
- 『おふろにちゃっぷん』1983
- 『おはようあさですよ!』1983
- 『いいおかおってどんなかお?』1983
- 『はくしょん』1985
- 『ようふくきられるかな?』1985
- 『はみがきしゅっしゅっ』1985
- 『おはなしハンカチあそび』1988
- 『しあわせ色の花束もって』(小淵もも)絵 主婦の友社 1984
- 『やさしい手あそび あかちゃんにもできる 花形恵子のかたりあそび』北山葉子絵 アド・グリーン企画出版 1986 (アド・グリーン保育実技選書)
- 「ポアンくんとピポンちゃん」(木村かほる)絵 偕成社
- 『はじめましてこんにちわ』1989
- 『おやつはビスケット』1989
- 『もしもしはいはいでんわです』1990
- 『やさいだいすき』1990
- 『まねっここねこ』沢田桃子絵 鈴木出版(たんぽぽえほんシリーズ) 1990
脚注
- ^ a b 『TVアニメ大全科part2』秋田書店、1979年、230頁。
- ^ a b c d e f 「新劇便覧」『テアトロ』、カモミール社、1965年8月、301頁。
- ^ a b c d e 花形恵子 - 81プロデュースの公式サイト
- ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、129頁。
- ^ a b “花形恵子の解説”. goo人名事典. 2022年1月10日閲覧。
- ^ a b c “朗読”. プチぶんか村. 2020年1月31日閲覧。
- ^ 『日本タレント名鑑(2014年版)』VIPタイムズ社、2014年1月30日、677頁。ISBN (978-4-904674-05-5)。
- ^ a b c 『日本タレント名鑑(1992年版)』VIPタイムズ社、1992年、543頁。
- ^ a b “”. 81プロデュース. 2018年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月29日閲覧。
- ^ 『劇団協議会月報』12月号、劇団協議会幹事会、1965年、8頁。
- ^ a b 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、98頁。
- ^ 『出演者名簿(1977年版)』著作権資料協会、1976年、361頁。
- ^ 『日本タレント名鑑(1985年版)』VIPタイムズ社、1984年、394頁。
- ^ a b 「私流「うれしいこと楽しいこと日記」のススメ」『ゆうゆう』2004年1月号、主婦の友社、2004年1月、86-87頁。
- ^ 『日本音声製作者名鑑2007』小学館、2007年3月25日、222頁。ISBN (978-4-09-526302-1)。
- ^ “”. メディア芸術データベース. 2016年11月6日閲覧。
- ^ “少年徳川家康”. 東映アニメーション. 2016年5月23日閲覧。
- ^ “社員紹介”. 竹尾ゼネラルカンパニーWebサイト. サンライズ. 2022年3月17日閲覧。
外部リンク
- 花形恵子 - 81プロデュースの公式サイト
- 花形恵子のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン
- 花形恵子の解説 - goo人名事典
- 花形恵子 - KINENOTE
- 花形恵子 - オリコン
- 花形恵子 - MOVIE WALKER PRESS
- 花形恵子 - allcinema