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真風涼帆

真風 涼帆(まかぜ すずほ、7月18日[1] - )は、宝塚歌劇団宙組に所属する男役。宙組トップスター[2]

まかぜ すずほ
真風 涼帆
生年月日 7月18日
出身地 日本 熊本県菊池郡
身長 175cm
血液型 B型
職業 舞台俳優
ジャンル 舞台
活動期間 2006年 -
活動内容 2006年:宝塚歌劇団入団、星組配属
2015年:宙組へ異動
2017年:宙組トップスター就任
所属劇団 宝塚歌劇団
公式サイト 真風涼帆 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
WEST SIDE STORY
オーシャンズ11
『FLYING SAPA』
NEVER SAY GOODBYE
『(HiGH&LOW)』
(テンプレートを表示)

熊本県菊池郡[3]県立大津高等学校出身[1]。身長175cm[2]。血液型B型[4]。愛称は「ゆりか」、「すずほ」[3]

来歴

2004年、宝塚音楽学校入学。

2006年、宝塚歌劇団に92期生として入団[5][2]。入団時の成績は15番[5]。宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」で初舞台[5]。その後、星組に配属[5]

下級生時代からノーブルな立ち姿で注目を集め[6]、2009年、安蘭けい遠野あすかトップコンビ退団公演となる「My dear New Orleans」で、新人公演初主演[7][8]。その後も5度に渡って新人公演主演を務める[9]

2011年の「ランスロット」でバウホール公演初主演[10][8]

2013年の「日のあたる方へ」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初主演[11][8]

2015年5月11日付で宙組へと組替え[12]。同年、朝夏まなと実咲凜音トップコンビ大劇場お披露目となる「王家に捧ぐ歌」より、新生宙組の2番手となる[8]

2016年の「ヴァンパイア・サクセション」(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場公演)で、2度目の東上公演主演[8][13]

2017年11月20日付で宙組8代目トップスターに就任[9][14]。相手役に星風まどかを迎え、翌年の「WEST SIDE STORY」(東京国際フォーラム公演)で、トップコンビお披露目[14]

2021年、星風の専科異動に伴い、潤花を2人目の相手役に迎え、「(シャーロック・ホームズ)/Délicieux!」で新トップコンビ大劇場お披露目[6]

2023年6月11日、「(カジノ・ロワイヤル)」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが発表された[2][15]。トップ在任期間は5年7ヶ月と、平成以降では和央ようか柚希礼音に次ぐ3番目の記録となる[2]予定。

人物

母がダンス教室をやっていたこともあり、小さい頃から踊ることが好きだった[16]。6歳下の弟がおり、よく面倒をみていた[16]

小学校時代はピアノ、習字、そろばんを習っていた[16]

中学では友人の誘いで、卓球部に所属していた[16]

中学3年の時に地元で月組全国ツアー公演「大海賊ジャズマニア」を観劇し、宝塚と出会う[16]。会場に置いてあった音楽学校の願書を目にし、母の勧めもあり中学卒業時に受験するも、何の準備もせずに臨んだため、二次試験で不合格となる[16]。受験後に、花組公演「琥珀色の雨にぬれてCocktail」を観劇し、「やっぱりここに入りたい」と強く思うようになり、高校入学後に声楽やバレエを習い始める[16]

高校2年の時、体育祭の創作ダンス発表にクラスで取り組み、学校の代表に選ばれ、熊本県の発表会に参加して入賞したことがある[16]

これが最後の受験と決めた3度目の受験で、音楽学校に無事合格した[16]

主な舞台

初舞台

星組時代

宙組時代

宙組トップスター時代

  • 2018年1月、『WEST SIDE STORY』(東京国際フォーラム) - トニー トップお披露目公演[14]
  • 2018年3 - 6月、『(天(そら)は赤い河のほとり)』 - カイル・ムルシリ『シトラスの風-Sunrise-』 大劇場トップお披露目公演[9][14]
  • 2018年7 - 8月、『WEST SIDE STORY』(梅田芸術劇場) - トニー
  • 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』 - 幸徳井友景/安倍泰成/吉備真備/栗林義長/祭禮の男『異人たちのルネサンス』 - レオナルド・ダ・ヴィンチ[14]
  • 2019年2月、『黒い瞳』 - ニコライ・アンドレーイチ・グリニョフ『VIVA! FESTA! in HAKATA』(博多座)[13]
  • 2019年4 - 7月、『オーシャンズ11』 - ダニー・オーシャン[9][13]
  • 2019年8 - 9月、『追憶のバルセロナ』 - フランシスコ・アウストリア『NICE GUY!!』(全国ツアー)
  • 2019年11 - 2020年2月、『El Japón(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』 - 蒲田治道『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』[13]
  • 2020年8 - 9月、『FLYING SAPA-フライング サパ-』(梅田芸術劇場・日生劇場) - オバク[3]
  • 2020年11 - 2021年2月、『(アナスタシア)』 - ディミトリ[3]
  • 2021年4月、『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』(東京建物 Brillia HALL) - ロベルト・フォン・アムスベルク[18]
  • 2021年6 - 9月、『(シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-)』 - シャーロック・ホームズ『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』[6]
  • 2021年11 - 12月、『バロンの末裔』 - エドワード/ローレンス『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』(全国ツアー)[19]
  • 2022年2 - 5月、『NEVER SAY GOODBYE』 - ジョルジュ・マルロー[20]
  • 2022年6月、『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』(東京ガーデンシアター[2]
  • 2022年8 - 11月、『(HiGH&LOW-THE PREQUEL-)』 - コブラ『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』[2]
  • 2023年1月、『MAKAZE IZM』(東京国際フォーラム)[2]
  • 2023年3 - 6月、『(カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜)』 - ジェームズ・ボンド 退団公演[2][15]

出演イベント

  • 2007年1月、『清く正しく美しく』
  • 2009年11月、第50回記念『宝塚舞踊会』
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2011年4月、『ノバ・ボサ・ノバ』前夜祭
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年3月、柚希礼音ディナーショー『The REON!!』[21]
  • 2015年5月、『王家に捧ぐ歌』前夜祭
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年6 - 7月、『宝塚巴里祭2017』 主演[22]
  • 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』[23]
  • 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』
  • 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』
  • 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』

TV出演

  • 2014年1月、フジテレビSMAP×SMAP』 - スマ進ハイスクール
  • 2014年12月、フジテレビ『2014 FNS歌謡祭
  • 2015年4月、フジテレビ『水曜歌謡祭
  • 2017年12月、フジテレビ『2017 FNS歌謡祭 第1夜』
  • 2019年1月、NHK『トップスターが語るタカラヅカ』

CM出演

受賞歴

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b 『宝塚おとめ 2022年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、129頁。(ISBN 978-4-86649-189-9)。
  2. ^ a b c d e f g h i 来年6月退団の宝塚歌劇宙組トップスター・真風涼帆「ファンの方々に大きな愛でお返しを」 スポーツ報知。
  3. ^ a b c d e 真風涼帆が“GoTo宝塚”の先導へ意気込む! スポーツ報知。
  4. ^ 『RISING STAR GUIDE 2012』 阪急コミュニケーションズ、2012年、106-107頁。(ISBN 978-4-484-12512-1)。
  5. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 118.
  6. ^ a b c 真風涼帆 退団する大先輩・轟悠にみた“男役の美学” 原点を胸にまた1歩 日刊スポーツ。
  7. ^ a b c 100年史(舞台) 2014, p. 317.
  8. ^ a b c d e f g h i j “気負わずコミカルにヴァンパイア/真風涼帆”. 日刊スポーツ. 2016年5月5日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g 「体が覚えていた」宝塚版ダニー男の色気/真風涼帆 日刊スポーツ。
  10. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  11. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 249.
  12. ^ 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。(ISBN 978-4-908135-68-2)。
  13. ^ a b c d e f 宝塚歌劇団宙組トップスター「真風涼帆」さんを新たなイメージキャラクターとして起用 岩谷産業株式会社。
  14. ^ a b c d e f g h i “トップ就任1年左利きダ・ヴィンチ役挑戦/真風涼帆”. 日刊スポーツ. 2018年10月25日閲覧。
  15. ^ a b 宝塚歌劇宙組トップ・真風涼帆のサヨナラ公演開幕!「007」で別れの言葉は「アデュー」 スポーツ報知。
  16. ^ a b c d e f g h i 『波瀾爆笑!?我が人生 真風涼帆/宝塚GRAPH 2011年12月号』 阪急コミュニケーションズ、2011年、82-84頁。
  17. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 319.
  18. ^ 宝塚歌劇宙組の新トップ娘役に潤花、新トップコンビ大劇場お披露目公演も決定 ステージナタリー。
  19. ^ 宝塚宙組・真風涼帆が24年ぶりの初再演「バロンの末裔」で1人2役に挑戦中 スポーツ報知。
  20. ^ 宝塚歌劇宙組公演23日遅れの開幕 真風涼帆「『きょうを一生懸命に』と思っていただけたら」 スポーツ報知。
  21. ^ 柚希礼音ディナーショー「The REON!!」('15年・パレスホテル東京) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  22. ^ 宝塚巴里祭2017('17年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  23. ^ “タカラヅカSP開幕!真風涼帆、轟悠ら豪華58人”. 日刊スポーツ. 2017年12月21日閲覧。
  24. ^ タカラジェンヌ7名がCMに一挙出演! 美しい“歩き”を颯爽と披露 ORICON STYLE。
  25. ^ 100年史(人物) 2014, p. 53.
  26. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.
  27. ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、81頁。(ISBN 978-4-908135-34-7)。
  28. ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。(ISBN 978-4-86649-005-2)。
  29. ^ 『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。(ISBN 978-4-86649-126-4)。
  30. ^ 『2021年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、85頁。(ISBN 978-4-86649-190-5)。

注釈

  1. ^ a b c d e f 夢乃聖夏・紅ゆずると役替わり。
  2. ^ 麻央侑希と役替わり。
  3. ^ 紅ゆずると役替わり。

参考文献

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN (978-4-484-14600-3)。 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN (978-4-484-14601-0)。 

外部リンク

  • 宝塚歌劇団
    • 公式プロフィール
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