潤 花(じゅん はな、9月19日[1] - )は、宝塚歌劇団宙組に所属する娘役。宙組トップ娘役[2][3]。
じゅん はな 潤 花 | |
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生年月日 | 9月19日 |
出身地 | 日本 北海道旭川市 |
身長 | 165cm |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2016年 - |
活動内容 | 2016年:宝塚歌劇団入団、雪組配属 2020年:宙組へ異動 2021年:宙組トップ娘役就任 |
所属劇団 | 宝塚歌劇団 |
公式サイト | 潤花 公式プロフィール |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『炎のボレロ』 『(シャーロック・ホームズ)』 『NEVER SAY GOODBYE』 『(HiGH&LOW)』 |
北海道旭川市[2]、旭川藤女子高等学校出身[4]。身長165cm[1]。愛称は「かの」、「じゅんはな」、「じゅんじゅん」[5]。
来歴
2014年、宝塚音楽学校入学。
2016年、宝塚歌劇団に102期生として入団[6][2]。入団時の成績は32番[6]。星組公演「こうもり/THE ENTERTAINER!」で初舞台[3]。その後、雪組に配属[6][2]。
チャーミングな雰囲気と華やかなダンスで注目を集め[2]、2017年、望海風斗・真彩希帆トップコンビ大劇場お披露目となる「ひかりふる路」で、新人公演初ヒロイン[7][3]。その後も3度に渡って新人公演ヒロインを務める[8][9]。
2019年の「PR×PRince」でバウホール公演初ヒロイン[10][9]。同年の「ハリウッド・ゴシップ」(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ公演)で、東上公演初ヒロイン[11][3]。
2020年の「炎のボレロ」(梅田芸術劇場公演)でヒロイン[12][13]。当初は全国ツアーとして上演が予定されていたが、(新型コロナウイルス感染拡大)により、梅田芸術劇場のみでの振替公演となった[12][13]。同公演千秋楽翌日となる9月7日付で宙組へと組替え[12]。
2021年2月22日付で宙組トップ娘役に就任[7]。真風涼帆の2人目の相手役として、「(シャーロック・ホームズ)/Délicieux!」で新トップコンビ大劇場お披露目[1][4]。
2023年6月11日、「(カジノ・ロワイヤル)」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を真風と同時退団することが発表された[2][14]。大劇場主演4作、入団7年目での早期退団となる[2]予定。
人物
幼い頃から活発で、身体を動かすことが大好きだった[1]。
中学2年からクラシックバレエを習い始め、家族と将来を語る内、母から宝塚観劇を提案され、東京宝塚劇場で宝塚を初観劇[1]。2度目の観劇となった星組公演「ロミオとジュリエット」が決定打となり、「宝塚の舞台に立ちたい」と進路を決めた[15]。音楽学校には1度目の受験で合格した[1]。
芸名はパッと思い付きで考え、「潤」という字は響きの良さから、「花」は本名の文字からとった[1]。
主な舞台
初舞台
雪組時代
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』『Greatest HITS!』
- 2017年2月、『New Wave!-雪-』(バウホール)
- 2017年4 - 7月、『(幕末太陽傳(ばくまつたいようでん))』 - 新人公演:女郎おてつ(本役:白峰ゆり)『Dramatic “S”!』
- 2017年8 - 9月、『CAPTAIN NEMO』(日本青年館・ドラマシティ) - ラニ
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - 新人公演:マリー=アンヌ(本役:真彩希帆)『SUPER VOYAGER!』 新人公演初ヒロイン[7][3]
- 2018年3 - 4月、『誠の群像』 - お君/大原女『SUPER VOYAGER!』(全国ツアー)
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - オットー、新人公演:ジョアン・マヅー(本役:真彩希帆)『Gato Bonito!!』 新人公演ヒロイン[8][3]
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - メグ、新人公演:ソレリ(本役:彩みちる)
- 2019年3 - 4月、『PR×PRince』(バウホール) - エル バウ初ヒロイン[10][3]
- 2019年5 - 9月、『(壬生義士伝)』 - 新人公演:みつ(本役:朝月希和)『Music Revolution!』
- 2019年10月、『ハリウッド・ゴシップ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - エステラ・バーンズ 東上初ヒロイン[11][3]
- 2020年1 - 2月、『(ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ))』(宝塚大劇場) - エミリー/ロックンローラー、新人公演:デボラ(本役:真彩希帆) 新人公演ヒロイン[9][3]
- 2020年2 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』((東京宝塚劇場)) - エミリー/ロックンローラー[注釈 1]
- 2020年8 - 9月、『炎のボレロ』 - カテリーナ・ドロレス『Music Revolution!-New Spirit-』(梅田芸術劇場) ヒロイン[13][12][7]
宙組時代
宙組トップ娘役時代
- 2021年4月、『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』(東京建物 Brillia HALL) - ニーナ・デュボワ トップお披露目公演[1][2]
- 2021年6 - 9月、『(シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-)』 - アイリーン・アドラー『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』 大劇場トップお披露目公演[1][4][3]
- 2021年11 - 12月、『バロンの末裔』 - キャサリン『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』(全国ツアー)[16][4]
- 2022年2 - 5月、『NEVER SAY GOODBYE』 - キャサリン・マクレガー/ペギー・マクレガー[17][3]
- 2022年6月、『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』(東京ガーデンシアター)[2]
- 2022年8 - 11月、『(HiGH&LOW-THE PREQUEL-)』 - カナ『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』[2][3]
- 2023年1月、『MAKAZE IZM』(東京国際フォーラム)[2]
- 2023年3 - 6月、『(カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜)』 - デルフィーヌ 退団公演[2][14][3]
出演イベント
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
TV出演
- 2019年7月、フジテレビ『2019 FNSうたの夏まつり』
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受賞歴
- 2019年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞[18]
- 2020年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2019年度新人賞[19]
- 2022年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2021年度優秀賞[20]
脚注
注釈
- ^ 東京での新人公演は休止。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 真風涼帆と見る新世界で“咲き初め”宝塚宙組トップ娘役・潤花 スポーツ報知。
- ^ a b c d e f g h i j k l 潤花さん退団会見「最後まで真風さんのお隣に」宝塚宙組トップ娘役 毎日新聞。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 潤花サヨナラ特別番組「あなたに会えた奇跡…」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ a b c d <華宝塚>ありのままの自分で 潤花(じゅん・はな) 東京新聞。
- ^ 『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、141頁。(ISBN 978-4-86649-223-0)。
- ^ a b c 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。(ISBN 978-4-86649-005-2)。
- ^ a b c d e 宙組トップ娘役星風まどかが専科へ、潤花が次期就任 日刊スポーツ。
- ^ a b “宝塚雪組・縣千、新人公演初主演で涙のあいさつ「真ん中は温かい場所でした」”. デイリースポーツ. 2019年6月3日閲覧。
- ^ a b c “宝塚雪組・諏訪さきが涙、涙の初主演「今まで生きてきた中で一番の経験、幸せな時間でした」”. スポーツ報知. 2020年1月21日閲覧。
- ^ a b “宝塚雪組・永久輝せあ バウホール単独初主演でイケメン王子”. デイリースポーツ. 2019年6月3日閲覧。
- ^ a b c “雪組「ハリウッド・ゴシップ」大阪公演開幕!彩風咲奈「一回一回の舞台の大切さ、ひしひしと」”. スポーツ報知. (2019年10月23日)2019年10月23日閲覧。
- ^ a b c d コロナで中止・延期乗り越え…宝塚雪組・彩風咲奈の主演作がやっと開幕「ここまで来られて感謝の気持ちでいっぱいです」 スポーツ報知。
- ^ a b c 宝塚雪組・彩風咲奈 涙の主演公演初日 コロナ禍で当初の会場と日程大幅変更 デイリースポーツ。
- ^ a b 宝塚歌劇宙組トップ・真風涼帆のサヨナラ公演開幕!「007」で別れの言葉は「アデュー」 スポーツ報知。
- ^ “<華宝塚>元気に!すまして!かっこよく 潤花(雪組)”. 東京新聞. 2019年9月21日閲覧。
- ^ 宝塚宙組・真風涼帆が24年ぶりの初再演「バロンの末裔」で1人2役に挑戦中 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇宙組公演23日遅れの開幕 真風涼帆「『きょうを一生懸命に』と思っていただけたら」 スポーツ報知。
- ^ 『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。(ISBN 978-4-86649-126-4)。
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。(ISBN 978-4-86649-159-2)。
- ^ 『宝塚GRAPH 2022年8月号/宝塚通信』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、94頁。
外部リンク
- 宝塚歌劇団
- 公式プロフィール