歴史
- 1901年(明治34年)2月1日 - 開業。開業時は道路上の停留場であった[2]。
- 1923年(大正12年)4月1日 軌道移転に伴い、新設軌道上に移転[2]。
- 1982年(昭和57年)4月1日 - 当駅に停車する列車が一部6両編成となり、ドアカットが実施されるようになる[3]。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 上り線高架化[4]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)7月18日 - 副駅名に東邦大学前が追加[7]。
駅名の由来
駅構造
相対式ホーム2面2線の高架駅である。ホームは薄いピンク色の壁面になっており、一部に駅名に因んで梅のイラストがあしらわれている。
のりば
駅簡易自動放送は、1番線が関根正明、2番線が大原さやかが担当している。
改札口(2016年8月)
ホーム(2016年8月)
接近メロディ
2012年4月9日から同年10月21日まで、大田区を舞台にしたNHKの連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の主題歌である、SMAPの『さかさまの空』をアレンジしたものを接近メロディとして使用していた[5][8]。メロディはスイッチの制作で、編曲は塩塚博が手掛けた[9]。 現在は独自メロディなしの駅と同じく6つのレントラー舞曲が使用されている
連続立体交差事業
2010年5月16日に上り線を高架化した際は新・下り線用のホームを一時的に使用し、線路上に仮設ホームを設置していたが、2012年10月21日の下り線高架化により撤去されて新・下り線用ホームとなり、新・上り線は既に躯体が完成しているホームを使用することになった。
高架化前の地上駅時代は、駅両端に踏切がある関係でホームの有効長が4両分であった。1982年4月に6両編成の普通列車が登場すると京急蒲田側に2両はみ出して停車せざるを得なくなったので、当駅ではドアが開かない「ドアカット」を実施していた[10]。2007年11月頃より6両で組成される編成[11]のうち京急蒲田側2両のドアに当駅でドアが開かない旨を喚起する表示ステッカーの貼付が順次行われていった。なお、上りホームは高架化によって有効長が6両分とされたため、ドアカットは行われなくなった。上りホームにおいてすべてのドアが開閉されることで、その喚起表示に「下り方面」の表記が付加された。ドアカット部の最も浦賀寄りには乗務員が安全確認を行うため、業務用の小さいホームが設置されていた[12]。
地上駅時代は上りホームに西口、下りホームに東口があり、各ホーム間を連絡する跨線橋などはなく、改札内でのホームの行き来はできなかった。上り線の高架化後は、下りホーム側に上りホームへと連絡する階段やエレベーター、エスカレーターを設置したことで改札内でのホーム間行き来が可能になった。高架時に旧上りホームにあった西口は一旦閉鎖されたが、2012年5月13日から上りホームが本来の位置に移設したために再度西口が開設された。西口の再開設に伴い、地平の下りホームと高架の上りホームを連絡する階段・エレベーター・エスカレーターは閉鎖され、再度改札内のホームの行き来は不可能になっていた。
高架化工事が2012年10月に完成し、ホーム長113m(6両編成対応)の相対式ホーム2面2線を有する高架駅となった。2013年には上下線の改札口が統合され、再び改札内のホームの行き来が可能になった。下り本線は南隣の京急蒲田駅下りホームが3階部分に設置されているため、当駅の先で上り勾配が始まる。
本線平和島駅 - 六郷土手駅間と空港線京急蒲田駅 - 大鳥居駅間の連続立体交差事業は2017年3月で全て完了した[13]。なお、駅前にはタクシー乗降も可能な最大幅員13mの関連側道が整備された。
高架化事業のために取得した用地を使い、京急は2020年秋、駅近くに3階建て女性専用シェアハウス「(仮称)梅屋敷シェア」を開設する予定と発表していた[14]。その後、2020年11月に「プライムコネクトkamata 北」として開設している[15]。
地上駅時代・高架化工事の様子
東口旧駅舎(2005年9月4日)
西口(2007年10月6日)
上りホーム浦賀方にあった業務用ホーム(1988年8月)
上り2番線仮設ホーム(2010年8月8日)
高架化工事中の東口(2010年10月21日)
利用状況
2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員は12,616人で[16]、京急線全72駅中44位。
近年の1日平均乗降・(乗車人員)の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[18] | 1日平均 乗車人員[19] | 出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)8,274 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)8,235 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)8,247 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)8,230 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)8,167 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)8,003 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)7,740 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)7,518 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 7,416 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 7,161 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 7,022 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 7,016 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 6,899 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 14,059 | 6,833 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 13,868 | 6,732 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 13,793 | 6,685 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 13,845 | 6,704 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 14,017 | 6,869 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 13,745 | 6,860 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 13,625 | 6,795 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 13,544 | 6,753 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 13,542 | 6,743 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 14,149 | 7,041 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 14,659 | 7,285 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 14,933 | 7,430 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 15,188 | 7,555 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 15,355 | 7,655 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 15,879 | 7,912 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 16,438 | 8,175 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 16,504 | 8,189 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)12,616 |
駅周辺
官公庁・公共施設
教育機関
- 東京バイオテクノロジー専門学校
- 東邦大学 大森キャンパス
- 東邦大学医療センター大森病院
郵便局・金融機関
- 大森西六郵便局
史跡・自然
店舗
- 梅屋敷東通り商店街
- ぷらもーる梅屋敷商店街
バス路線
隣の駅
- 京浜急行電鉄
- 本線
- □「モーニング・ウィング号」・□「イブニング・ウィング号」・■エアポート快特・■快特・■特急・■エアポート急行
- 通過
- ■普通
- □「モーニング・ウィング号」・□「イブニング・ウィング号」・■エアポート快特・■快特・■特急・■エアポート急行
脚注
- ^ (プレスリリース)京浜急行電鉄、2010年6月25日。 オリジナルの2013年5月2日時点におけるアーカイブ2020年12月16日閲覧。 。
- ^ a b c 梅屋敷駅 | 路線図・各駅情報 - 京急電鉄オフィシャルサイト、2015年4月11日閲覧。
- ^ 高野光雄『京急ダイヤの歴史』2011年、36頁。
- ^ (プレスリリース)京浜急行電鉄、2010年3月23日。 オリジナルの2011年7月4日時点におけるアーカイブ2022年4月3日閲覧。 。
- ^ a b (PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2012年4月9日。 オリジナルの2013年7月22日時点におけるアーカイブ2020年7月27日閲覧。 。
- ^ (PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2012年7月17日。 オリジナルの2013年4月6日時点におけるアーカイブ2020年5月11日閲覧。 。
- ^ (PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2013年7月30日。 オリジナルの2015年1月4日時点におけるアーカイブ2020年7月15日閲覧。 。
- ^ SMAPの楽曲が駅メロディに採用されたのは、同じ大田区にある京急空港線羽田空港第3ターミナル駅の「世界に一つだけの花」に次いで2例目となった。
- ^ “駅メロ新作情報です”. ☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆. 塩塚博. 2020年3月14日閲覧。
- ^ 東急大井町線の九品仏駅と同様である。
- ^ 対象は800形・新1000形(2011年 - )・1500形である。2010年5月までは旧1000形も対象であった。
- ^ 下りも運転士用に設置されていた。
- ^ 京急同趣会「京急蒲田立体今昔」『鉄道ピクトリアル』第67巻第8号(通巻935号)、電気車研究会、2017年8月10日、192 - 197頁、ISSN 0040-4047。
- ^ (PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2020年2月25日。 オリジナルの2020年7月27日時点におけるアーカイブ2020年7月27日閲覧。 。
- ^ “”. Rバンク (2021年1月5日). 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月26日閲覧。
- ^ “京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日閲覧。
- ^ 大田区政ファイル - 大田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
出典
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
外部リンク
- 梅屋敷駅(各駅情報) - 京浜急行電鉄