木本 恭生(きもと やすき、1993年8月6日 - )は、静岡県富士市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・FC東京所属。ポジションはディフェンダー、ミッドフィールダー。
来歴
セレッソ大阪
2016年、福岡大学を経てセレッソ大阪に入団。同期は澤上竜二。開幕戦はセレッソ大阪U-23に配属されて、ボランチとしてJ3リーグ戦に出場。6月8日、J2第17節のV・ファーレン長崎戦でトップチーム初出場を飾り、終了間際にプロ初得点となる決勝ゴールをあげる活躍を見せた[1]。8月10日、J3リーグ第18節のSC相模原戦でプロA契約に達したことが発表された。プロ1年目は1試合の出場のみだった。
2017年、背番号を「15」番に変更。3月15日、ルヴァンカップ・第1節の横浜F・マリノス戦で2017年シーズンにおいて初出場初得点を決めた。3月18日、第4節のサガン鳥栖戦では負傷した山下達也に代わって途中出場を果たし、J1リーグデビュー戦にしてアシストも記録[2]。さらに、4月1日に行われた第5節の横浜FM戦では、J1初先発初得点を記録した[3]。10月8日、ルヴァンカップ・準決勝2ndレグのガンバ大阪戦では後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めて、セレッソ大阪史上初の決勝進出に貢献した[4]。この活躍もありG大阪戦後の第29節 サガン鳥栖戦からスタメンに定着[5]し、11月4日のルヴァンカップ決勝でもスタメンで出場し、クラブの初タイトルに貢献した。
2019年、「ポジション的優位」とトータルゾーン戦術を志向するロティーナが監督に就任、後に影響を受けた指導者の名に同氏を挙げている[6]。
名古屋グランパス
2020年12月24日、名古屋グランパスに完全移籍[7][8]。5月15日に負傷退場した丸山祐市の代役として[9]、主にセンターバックとしてリーグ戦32試合に出場。
FC東京
2021年12月19日、FC東京に完全移籍[10]。センターバックで勝負することを移籍の理由として挙げ、同僚になった森重真人を目標として掲げた[11]。
選手としての特徴
センターバックやボランチを中心に、守備的なポジションを幅広くこなすマルチロールプレイヤー[7][2][12]。高い対人能力だけでなく、足元の技術や高い判断力を武器にしている[11]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | (リーグ杯) | (オープン杯) | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2016 | C大阪 | 30 | J2 | 1 | 1 | - | 0 | 0 | 1 | 1 | |
2017 | 15 | J1 | 23 | 2 | 13 | 3 | 4 | 1 | 40 | 3 | |
2018 | 22 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 26 | 0 | |||
2019 | 3 | 29 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 35 | 0 | ||
2020 | 28 | 0 | 3 | 0 | - | 31 | 0 | ||||
2021 | 名古屋 | 14 | 32 | 0 | 5 | 1 | 4 | 0 | 41 | 1 | |
2022 | FC東京 | 30 | 33 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 36 | 2 | |
2023 | 4 | ||||||||||
通算 | 日本 | J1 | 167 | 4 | 28 | 4 | 14 | 1 | 209 | 9 | |
日本 | J2 | 1 | 1 | - | 0 | 0 | 1 | 1 | |||
総通算 | 168 | 5 | 28 | 4 | 14 | 1 | 210 | 10 |
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | 期間通算 | ||||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||||||
日本 | リーグ戦 | 期間通算 | |||||||||
2016 | C大23 | 30 | J3 | 23 | 1 | 23 | 1 | ||||
通算 | 日本 | J3 | 23 | 1 | 23 | 1 | |||||
総通算 | 23 | 1 | 23 | 1 |
- Jリーグ初出場 - 2016年3月13日 J3第1節 グルージャ盛岡戦(キンチョウスタジアム)
タイトル
クラブ
- セレッソ大阪
- Jリーグカップ:1回(2017年)
- 天皇杯:1回(2017年)
- FUJI XEROX SUPER CUP:1回(2018年)
- 名古屋グランパス
- Jリーグカップ:1回(2021年)
個人
- デンソーカップサッカー・最優秀選手(2015年)
代表歴
- 全日本大学選抜
- デンソーカップサッカー(2015年)
- ユニバーシアード日本代表
- 光州大会(2015年)
脚注
- ^ 後半ATの失点直後に劇弾…トップチームデビューでプロ初ゴールのC大阪MF木本「頭が真っ白に」 ゲキサカ、2016年6月8日
- ^ a b 前半7分に急きょ出番も「逆に良かった」…C大阪MF木本恭生はクレバーにアシストも記録 ゲキサカ(2017年3月18日)
- ^ C大阪DF木本恭生、先制ゴールも「自分のミスでピンチを招いた」と反省 Goal.com(2017年4月1日)
- ^ 木本がAT5分の劇的弾!C大阪が初の決勝へ!!G大阪の4年連続決勝進出を阻む ゲキサカ(2017年10月8日)
- ^ C大阪木本、先発定着へ「勝って試合に出続けたい」 日刊スポーツ(2017年10月19日)
- ^ “木本 恭生”. FC東京. 2022年3月28日閲覧。
- ^ a b “C大阪 木本の名古屋完全移籍を発表 日本代表狙える守備職人の27歳”. スポニチ (2020年12月24日). 2020年12月25日閲覧。
- ^ 木本 恭生選手、移籍加入のお知らせ名古屋グランパス 2020年12月24日
- ^ “【J1名古屋】負傷丸山の代役・木本恭生「自分が1点を取れれば勝ち点3に」空中戦の強さを生かす”. 中日スポーツ. (2021年5月25日)2022年1月25日閲覧。
- ^ 『木本恭生選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)FC東京、2021年12月19日2021年12月20日閲覧。 。
- ^ a b “【FC東京】名古屋から移籍した理由…森重にCB争奪戦挑む木本恭生「簡単に超えられる壁ではない」”. 中日スポーツ. (2022年1月24日)2022年1月25日閲覧。
- ^ “【FC東京】名古屋・木本獲得へ既に正式オファー提示 補強ポイントのセンターバック…仙台GKも獲得濃厚”. 中日スポーツ. (2021年12月6日)2022年1月25日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 木本恭生 - Soccerway.com (英語)
- 木本恭生 - Soccerbase.comによる選手データ (英語)
- 木本恭生 - WorldFootball.net (英語)
- 木本恭生 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- 木本恭生 - J.League Data Siteによる選手データ
- 木本恭生 - TheFinalBall.com (英語)
- 木本恭生 (@yaasuuhige) - Twitter
- 木本恭生 (@kimotoyasuki.15) - Instagram