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斉藤立

斉藤 立(さいとう たつる、2002年3月8日 - )とは、大阪府出身の日本柔道家。階級は100kg超級。身長191cm。体重170kg。血液型はO型。組み手は左組み。得意技は大外刈体落[1]。父親はオリンピックの95kg超級で2連覇を達成した斉藤仁[2][3]

斉藤 立
令和4年 全日本柔道選手権大会
(4月29日 日本武道館)
基本情報
ラテン文字 Tatsuru SAITO
原語表記 さいとう たつる
日本
出生地 大阪府
生年月日 (2002-03-08) 2002年3月8日(21歳)
身長 191cm
体重 170kg
選手情報
階級 男子100kg超級
所属 国士舘大学
段位 四段
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経歴

父親の影響で、5歳の時に振武館柔道場で柔道を始めた[1]。小学校5年の時には全国小学生学年別柔道大会の45kg超級に出場するが、3回戦で福岡県代表の森健心に判定で敗れた[1]。6年の時には全国少年柔道大会の個人戦で6試合オール一本勝ちして優勝を飾った[2]上宮中学へ進むと、2年の時には全国中学校柔道大会大阪予選の90kg超級決勝で生野中学3年の千野根有我に敗れて出場できなかった[1]。3年の時には全国中学校柔道大会で準決勝まで全て一本勝ちすると、決勝では大蔵中学3年の福永夏生をGSに入ってから指導3で破って優勝した[1]。なお、上宮中学1年の冬に父を亡くしている。

父親と同じく上京して国士舘高校へ進むと、1年の時には全日本カデの決勝で桐蔭学園高校2年の千野根を横四方固で破って優勝した[1]金鷲旗では6回戦で敗れた[4]インターハイの団体戦では準決勝で桐蔭学園高校と対戦すると、相手エースの関根聖隆と引き分けるがチームは敗れて3位だった[5]全日本ジュニアでは準決勝で東海大学3年の香川大吾に技ありで敗れるも3位になった。11月には高校1年ながらシニアの全国大会である講道館杯に初出場すると、初戦は勝利するも2回戦で日本製鉄上田轄麻に合技で敗れた[6]全国高校選手権の個人戦には出場しなかったが、団体戦では決勝の天理高校戦で3人抜きした副将である相手エースの中野寛太を体落で破ると、大将も内股で破ってチームの優勝に貢献した。この試合を観戦していた全日本柔道連盟会長の山下泰裕は「今まで見てきた重量級選手で可能性は最高」、強化委員長の金野潤も「父親譲りで体が強くて柔らかい。将来の日本のエース」とそれぞれコメントした[7][8]

2年の時にはロシアジュニア国際をオール一本勝ちして初の国際大会を勝利で飾った[9]。この際に、「周りからも『東京五輪は無理じゃないか』と言われるけど、それを覆したい」と、オリンピック代表への意欲を見せた[10]金鷲旗では決勝の天理高校戦で、中野との大将同士による対戦において大外落で一本勝ちを収めてチームの優勝に貢献した[11]。インターハイの団体戦では決勝の天理高校戦で中野との代表戦になるも、支釣込足で技ありを取られてチームは2位に終わった。個人戦では3回戦で中野を体落でリベンジして、6試合をオール一本勝ちして優勝した[12][13]全日本ジュニアでは決勝で中野を技ありで破って優勝した[14]世界ジュニアでは初戦でモンゴルの選手に反則勝ちするも、2回戦でヨーロッパジュニアチャンピオンであるジョージアのゲラ・ザアリシビリに開始早々の小外掛で敗れた。これにより、男子代表10人のうち1人だけメダルを獲得できなかった[15]世界ジュニア団体戦では準決勝のジョージア戦でザアリシビリに再び小外掛で敗れて完敗した。決勝のブラジル戦は準決勝で負傷したために出場できなかったが、チームは優勝を飾った[16][17]。試合後には、「腰をけがして20日間くらい練習できず、ぶっつけ本番だった。なめていた気持ちをたたきつぶされた」とコメントした[18]。11月の講道館杯では初戦で昨年に続いて上田と対戦するも、GSに入ってから反則負けを喫した[19]。2019年3月の全日本選手権東京予選ではオール一本勝ちしてベスト8に入り(その後棄権)、2014年に当時崇徳高校2年の香川大吾が記録した17歳2か月20日を上回る史上最年少の17歳52日で本選出場を決めた[20][21]。続く全国高校選手権の個人戦には出場しなかったが、団体戦では決勝で大牟田高校と対戦すると、今大会初の出番となった大将戦において内股で一本勝ちしてチームを優勝へ導き、最優秀選手に選ばれた[22][23]

3年の時には4月の全日本選手権に初出場を果たした。最初の2戦を一本勝ちするも、3回戦で高校の先輩でもある千葉県警加藤博剛小内巻込で有効を取られると、さらに後袈裟固で抑え込まれて敗れた。試合後、加藤に「先輩はつえーぞ」と声をかけられると、斉藤は悔しさのあまり「チクショー」と叫んだ[24][25]。初めてのシニア国際大会出場となった6月の東アジア選手権では、決勝で地元韓国の選手に反則負けを喫して2位だった[26]。7月の金鷲旗では決勝の大牟田高校戦において大将で登場すると、相手大将の森健心に反則勝ちしてチームを2連覇へ導いた[27][28]。8月のインターハイ団体戦では決勝の大牟田高校戦で1-2となった場面で大将で登場すると足車で一本勝ちして2-2にすると、代表戦では今大会の100kg級チャンピオンである森健心を大外刈で破ってチームを優勝へ導いた。これにより、高校団体3冠(高校選手権、金鷲旗、インターハイ)を達成することになった。個人戦では決勝で作陽高校3年の高橋翼にGSに入ってから反則勝ちするなどオール一本勝ちして2連覇を達成した[29][30][31][32]。11月の講道館杯では準々決勝で東海大学4年の太田彪雅内股すかしで敗れると、敗者復活戦ではかつて父仁のライバルであった小川直也の息子であるパーク24小川雄勢との二世対決となり、この試合を圧倒的に攻め込んで反則勝ちを収めた。しかしながら、3位決定戦では日本製鉄佐藤和哉出足払の技ありで敗れて5位にとどまった[33][34]。2020年3月の全日本選手権東京予選は腰椎椎間板ヘルニアのため出場しなかった[35]。4月の全日本選抜体重別選手権もそのため辞退することになった[36]

2020年4月には国士館大学へ進学した[1]。2年の時には体重別の準決勝で小川にGS含めて10分に及ぶ戦いの末に支釣込足で敗れて3位だった[37]グランドスラム・バクーでは準々決勝で元世界2位である地元アゼルバイジャンのウシャンギ・コカウリを内股で破るなどして決勝まで進むと、タジキスタンのテムール・ラヒモフ支釣込足で破りオール一本勝ちして、IJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[3][38][39]。12月の体重別団体では3回戦の筑波大学戦で関根聖隆小内巻込の技ありで敗れた。その後は出番はなかったものの、チームは勝ち上がって3位になった[40]。この際に左膝関節内側側副靱帯を損傷して、全日本選手権の出場を見合わせることになった[41]。2022年3月の東京選手権では決勝で東海大学4年の松村颯祐足車で破って優勝した[42]

3年の時には4月の体重別初戦で世界チャンピオンであるJRA影浦心を合技で破ったが、準決勝で全日本チャンピオンの旭化成太田彪雅と対戦すると、13分半にも及ぶ戦いの末に両者反則負けとなった[43][44][45]。続く全日本選手権では準々決勝でJRAの一色勇輝を合技、準決勝ではリオデジャネイロオリンピック銀メダリストの長府工産の原沢久喜に反則勝ちするなどオール一本勝ちして決勝まで進むと、決勝では14分にも及ぶ戦いの末に影浦を足車の技ありで破り石井慧山下泰裕に次ぐ3番目の若さの20歳1ヶ月で全日本選手権初優勝を成し遂げた。父親の斉藤仁も1988年に同選手権を制しているため、史上初の親子優勝となった。なお、これにより世界選手権代表にも選出された[46][47][48]。6月の優勝大会では準決勝の天理大学戦で中野と引き分けるもチームは勝ち上がると、決勝の東海大学戦では本戦で引き分けると、その後90㎏級の村尾三四郎との代表戦になるも、16分18秒もの戦いの末に上四方固で敗れてチームは2位にとどまった[49]。7月に出場予定だったグランドスラム・ブダペストはケガを理由に回避した[50]。10月の世界選手権では準決勝までオール一本勝ちして決勝まで進むも、キューバのアンディ・グランダに反則負けを喫して2位にとどまった[51][52]。12月開催のグランドスラム・東京はケガのため辞退した[53]。続くワールドマスターズでは決勝でラヒモフを上四方固で破るなどオール一本勝ちして優勝した[54][55]。その直後の強化委員会で2023年の世界選手権代表に決まった[56]。2023年3月のグランドスラム・タシケントでは準決勝までオール一本勝ちするも、決勝で地元ウズベキスタンのアリシェル・ユスポフに合技で敗れて2位だった[57]

4年の時には2連覇がかかっていた4月の全日本選手権は直後に世界選手権を控えているため出場しなかった[58]。5月の世界選手権では3回戦で元世界チャンピオンであるジョージアのグラム・ツシシビリを横四方固で破ると、準々決勝ではフランスのテディ・リネールと初対戦となるもGSに入ってから反則負けを喫した。その後の敗者復活戦でも影浦に反則負けして7位にとどまった[59][60]。続く世界団体では準々決勝のジョージア戦でツシシビリに小内刈で敗れるもチームは勝ち上がると、オランダ戦ではロイ・メイヤーを合技で破り、決勝のフランス戦でも反則勝ちを収めてチームの優勝に貢献した[61][62]

IJF世界ランキングは3700ポイント獲得で8位(23/5/15現在)[63]

戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ a b 「第33回全国少年柔道大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2013年6月号
  3. ^ a b 斉藤仁氏の次男・立 衝撃のオール一本勝ちで柔道GS制覇 パリ五輪超級の星に名乗り スポーツニッポン 2021年11月9日
  4. ^ 柔道・金鷲旗
  5. ^ 各種データ 決勝記録
  6. ^ 斉藤仁さんJr、3回戦で敗退「実力で負けた」 スポーツニッポン 2017年11月13日
  7. ^ 柔道界に新怪物!五輪連覇・仁氏Jr.斉藤立、連続一本で決め国士舘9度目V/柔道 サンケイスポーツ 2018年3月21日
  8. ^ 金メダリスト斉藤仁さん次男立2連続一本勝ちV貢献 日刊スポーツ 2018年3月21日
  9. ^ 斉藤立、初の国際大会で優勝=五輪連覇の仁さん次男-柔道 時事通信 2018年4月16日
  10. ^ 斉藤仁さんジュニア「東京五輪は無理と言われるが覆したい」国際大会Vで帰国 デイリースポーツ 2018年4月20日
  11. ^ 金鷲旗大会、男子は国士舘が2年ぶりV/柔道 サンケイスポーツ 2018年7月24日
  12. ^ 最重量級の優勝候補が激突 天理・中野「最後は気持ちしかなかった」/高校総体 サンケイスポーツ 2018年8月9日
  13. ^ 斎藤Jr.インターハイV…100キロ超級オール一本勝ち スポーツ報知 2018年8月10日
  14. ^ 斉藤立が初優勝=全日本ジュニア柔道 時事通信 2018年9月9日
  15. ^ 関根、和田ら優勝=世界ジュニア柔道 時事通信 2018年10月21日
  16. ^ 日本、混合団体で優勝=柔道世界ジュニア 時事通信 2018年10月22日
  17. ^ Japan are crowned mixed team champions in the Bahamas
  18. ^ 斉藤仁さん次男立「なめていた」悔しさにじませ帰国 日刊スポーツ 2018年10月24日
  19. ^ 16歳の斉藤に厳しい現実「大人のうまさに負けてしまった」/柔道 サンケイスポーツ
  20. ^ 柔道、17歳斉藤が最年少出場へ 全日本選手権 日本経済新聞 2019年3月10日
  21. ^ 斉藤立、父・仁さんが昭和最後の大会を制した全日本選手権出場を決めた 平成最後「優勝狙いたい」 報知スポーツ 2019年3月10日
  22. ^ 男子は国士舘が2年連続10度目V 柔道高校選手権 日刊スポーツ 2019年3月21日
  23. ^ 斉藤ジュニア、鮮やかな内またで国士舘連覇に貢献 スポーツ報知 2019年3月21日
  24. ^ 17歳の斉藤ジュニア ベテランの元王者に一本負け「悔いしか残らない」 東京スポーツ 2019年4月29日
  25. ^ 初出場の斉藤立「何かがボーンとはじけた」 感じた父仁氏の偉大さ  西日本新聞 2019年4月29日
  26. ^ 斉藤立は2位=柔道東アジア選手権 時事通信 2019年6月1日
  27. ^ 男子は国士舘が2連覇 金鷲旗高校大会/柔道 サンケイスポーツ 2019年7月24日
  28. ^ 金鷲旗 男子
  29. ^ 柔道男子は国士舘優勝 全国高校総体第15日 産経新聞 2019年8月10日
  30. ^ 高校総体、斉藤立が2連覇 柔道男子100キロ超級 日本経済新聞 2019年8月11日
  31. ^ 斉藤立、高校総体V2でジュニア大会“卒業”「ここからが勝負」11月講道館杯専念 デイリースポーツ 2019年8月11日
  32. ^ 柔道 | 南部九州総体
  33. ^ 柔道2世対決は高校生の斉藤ジュニアに軍配 小川ジュニア反則負け デイリースポーツ 2019年11月3日
  34. ^ 2019年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  35. ^ 小川が優勝し全日本へ 柔道の東京都選手権 サンケイスポーツ 2020年3月15日
  36. ^ 斉藤立が欠場 選抜体重別柔道 時事通信 2020年3月17日
  37. ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  38. ^ 斉藤立と増山香補がV 飯田健太郎は3決制す/柔道 サンケイスポーツ 2021年11月8日
  39. ^ Baku Grand Slam 2021
  40. ^ 国士舘、24分超の激闘制す 吉永監督「助け合うのが団体戦」 サンケイスポーツ 2021年12月8日
  41. ^ 斉藤立が全日本選手権欠場 「左膝関節内側側副靱帯損傷」で全治2カ月/柔道 サンケイスポーツ 2021年12月17日
  42. ^ 柔道体重無差別、斉藤立が初V 「まだ課題はあるが優勝できて良かった」 東京都選手権 スポーツニッポン 2022年3月14日
  43. ^ 斉藤仁さん次男の斉藤立、世界王者の景浦心に一本勝ちで初戦突破 内股から横四方固め 日刊スポーツ 2022年4月2日
  44. ^ 【柔道】小川直也氏長男の雄勢が100キロ超級で初優勝、もう1つの準決勝で両者反則負け 日刊スポーツ 2022年4月2日
  45. ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  46. ^ 斉藤立、全日本柔道V 親子2代で制覇 日本経済新聞 2022年4月29日
  47. ^ 【代表一覧】斉藤立が100キロ超級 66キロ級は阿部一二三と丸山城志郎/柔道世界選手権 NHK 2022年4月29日
  48. ^ 令和4年全日本柔道選手権大会
  49. ^ 【柔道】東海大・村尾三四郎、全日本選手権覇者の斉藤立に一本勝ち 体重75キロ差制しV導く 日刊スポーツ 2022年6月26日
  50. ^ 斉藤、田中が負傷欠場 グランドスラム・ハンガリー大会/柔道 サンケイスポーツ 2022年7月3日
  51. ^ 斉藤は準優勝 冨田は3位―世界柔道 時事通信 2022年10月12日
  52. ^ 【柔道】斉藤立、日本勢初の親子2代制覇ならず 世界選手権決勝でキューバのグランダに敗れる 日刊スポーツ 2022年10月12日
  53. ^ 斉藤がGS東京欠場=柔道 時事通信 2022年11月24日
  54. ^ 柔道・斉藤立 2年連続世界代表決定的 柔道マスターズ大会で初出場初優勝 スポーツニッポン 2022年12月23日
  55. ^ Jerusalem Masters 2022
  56. ^ 23年世界柔道、日本代表が決定 阿部一二三、斉藤立、高藤直寿、素根輝らを新たに選出 スポーツ報知 2022年12月25日
  57. ^ 冨田、高山が優勝 男子の斉藤2位―柔道GS 時事通信 2023年3月6日
  58. ^ 王子谷剛志、6年ぶり4度目日本一 決勝で羽賀龍之介を下す/柔道 サンケイスポーツ 2023年4月29日
  59. ^ 斉藤立が絶対王者リネールに敗戦 父子制覇届かず 柔道世界選手権 スポーツニッポン 2023年5月13日
  60. ^ World Judo Championships - Doha 2023 Individuals 2023
  61. ^ 【柔道】男女混合団体戦で日本6連覇 決勝でフランスに逆転勝ち 抽選の代表戦で新添左季が勝利 日刊スポーツ 2023年5月15日
  62. ^ World Judo Championships - Doha 2023 Mixed Teams
  63. ^ World ranking list

外部リンク

  • 斉藤立 - JudoInside.com のプロフィール(英語)
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