文京学院短期大学(ぶんきょうがくいんたんきだいがく、英語: Bunkyo Gakuin College)は、東京都文京区向丘1-19-1に本部を置いていた日本の私立大学である。1964年に設置され、2014年に廃止された。大学の略称は文京短大。2013年に学生の募集を停止、2014年文部科学省より廃止が認可され閉校した。
概観
大学全体
- 学校法人文京学園の運営により東京都文京区内に設置されていた日本の私立短期大学。かつては埼玉県入間郡大井町(現在のふじみ野市)にもキャンパス(経営学科・保育科)が存在したが、こちらは文京女子大学(現・文京学院大学。閉校後、事実上の後身校となる)の学部に改組され、当初と同じ英語系の学科のみとなった。
教育および研究
- 文京学院短期大学には英語科が設置されており、「英語ビジネス」・「英語コミュニケーション」の各コースから成り立っていた。入学後に行なわれるテストと面接試験の結果によりどちらかのコースを決定することになっている。1クラス20人以下の少人数により質の高い英語教育が行なわれ、ユニークとされる科目として「こどものための英語教育」や、落語を学ぶことで英語と日本文化をより深めることがねらいとされている「Rakugo in English」といった科目が存在した。ボキャブラリーテストや英語スピーチコンテストが行なわれている。
学風および特色
沿革
基礎データ
所在地
- 文京キャンパス(東京都文京区向丘1-19-1)
- 旧・大井町キャンパス(埼玉県入間郡大井町亀久保1196[3])
教育および研究
組織
学科
- 英語科
過去にあった学科
専攻科
- 保育専攻[1]
別科
- なし
取得資格について
- 卒業と同時に取得するための国家資格に関するカリキュラムは特に設けられていなかったが、TOEFLやTOEICなどの対策講座が行なわれた。
- 英語科では中学校教諭二種免許状(英語)、かつてあった保育科では保母資格と幼稚園教諭二種免許状がそれぞれ取得できる課程が設けられていた。
附属機関
- 島田依史子記念館がある。
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 文京学院短期大学に存在したクラブ活動
学園祭
- 文京学院短期大学の学園祭は「文京祭」と呼ばれ例年10月に行われた。各ゼミナールやクラブごとに様々なイベントが催されていた。
- 現在、「文京祭」は、文京学院大学(本郷キャンパス)単独の学園祭として開催されている。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
出身者
施設
キャンパス
文京キャンパス
- 使用学科:英語科
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:島田依史子記念館
- 交通アクセス:東京地下鉄南北線東大前駅下車。
- 設備:ミクルラウンジ[4]・和室・スカイホール・図書館(約100,000冊が所蔵されている)・体育館ほか
旧・大井町キャンパス
- 使用学科:保育科・経営学科
- 使用専攻科:なし
寮
対外関係
他大学との協定
アメリカ
ニュージーランド
系列校
卒業後の進路について
就職について
- これまでの実績では、住友金属鉱山・東電通・(日本設備工業)・アイワ・アシックス・荏原製作所・カヤバ工業・キョーリン製薬・京セラ・山洋電気・ゼネラル[]・帝人・東洋紡績・明治乳業・明治製菓・伊藤忠食品・花王・京王百貨店・東武百貨店・菱食・りそな銀行・京葉銀行・国民生活金融公庫・日本銀行・みずほコーポレート銀行・武蔵野銀行・野村證券・新光証券・第一生命保険・日本生命保険・アコム・アプラス・オリエントコーポレーション・ジェーシービー・東日本旅客鉄道・はとバス・全日本空輸・ジェイティービー・プリンスホテル・帝国ホテル・ぎょうせいほか一般企業への就職者が多い。保育科では、大半者が在学中に取得した資格や免許を活かして各種幼稚園や保育所そのほか児童福祉施設などに就職した人が多いものとなっている。
編入学・進学実績
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『(教員養成課程認定大学・短期大学等総覧)』(全国高等学校長協会編。第一法規出版)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『(進学年鑑)』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『(全国短期大学受験要覧)』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『文京女子短期大学』:入学案内小冊子
脚注
公式サイト
- 文京学院短期大学