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愛知私学4強(あいちしがくよんきょう)とは、愛知県における高校野球の強豪校4校の「中京大中京高校、東邦高校、愛工大名電高校、享栄高校」を指す言葉[1]。愛知県内では、私学4強と呼ばれることが多い[2][3]。
概要
中京大中京高校、東邦高校、愛工大名電高校、享栄高校の4校は愛知県の高校野球界では伝統校であり、全国的にも名が知られている[4]。中京大中京、東邦、愛工大名電は、甲子園での優勝経験がある。愛知県の甲子園勝利数309勝のうち、私学4強だけで255勝している(2023年春の甲子園終了時点)。
私学4強のうち、享栄高校のみ甲子園での優勝は2022年現在ない(準優勝もない)ものの、それでも常に愛知大会の上位には、名を連ねている古豪である[5]。
かつては中京商業(現・中京大中京)、東邦商業(現・東邦)、享栄商業(現・享栄)、愛知商業の古豪4校が愛知4商と呼ばれていた時代もある[6]。その愛知商業高校に代わって、愛工大名電高校が台頭し、現在の愛知私学4強と呼ばれるようになった[要出典]。この4校から数多くのプロ野球選手も輩出している。(主なOB参照)
愛知私学4強の甲子園大会の記録
※2023年春の甲子園終了時点
- 中京大中京高校
- 選抜高等学校野球大会(春):出場32回、58勝27敗、勝率.682、【優勝4回、準優勝4回】(選抜大会 最多勝利数)
- 全国高等学校野球選手権大会(夏):出場28回、78勝21敗、勝率.788、【優勝7回】(選手権大会 最多優勝・最多勝利数)
- 東邦高校
- 選抜高等学校野球大会(春):出場31回、58勝26敗1分、勝率.690、【優勝5回、準優勝2回】(選抜大会 最多優勝・最多勝利数)
- 全国高等学校野球選手権大会(夏):出場17回、19勝17敗、勝率.528、【準優勝1回】
- 愛工大名電高校
- 選抜高等学校野球大会(春):出場9回、16勝8敗、勝率.667、【優勝1回、準優勝1回】
- 全国高等学校野球選手権大会(夏):出場14回、8勝14敗、勝率.364、【最高成績ベスト4】
- 享栄高校
- 選抜高等学校野球大会(春):出場11回、12勝11敗1分、勝率.522、【最高成績ベスト4】
- 全国高等学校野球選手権大会(夏):出場8回、6勝8敗、勝率.429、【最高成績ベスト8】
エピソード
- 第15回選抜では中京商業(現・中京大中京)対 東邦商業(現・東邦)の愛知勢同士の決勝戦が行われ、結果は1-0で中京商業が優勝した。
- 中京大中京は、全国高校野球選手権(夏)で、史上唯一3連覇を達成している。その他、春夏連覇、夏春連覇も達成している。
- 中京大中京は、夏の甲子園の決勝に7回進出し、7回全て優勝している。決勝戦で一度も負けたことがない。
- 2010年から2014年まで「やろまいか 愛知私学4強交流戦」が行われていた。
- 東邦が春に滅法強く夏は準優勝が最高成績であるため、「春の東邦、夏の中京」と地元ではいわれている。ただし、中京大中京は東邦に次ぐ春優勝4回(準優勝4回)と、春最多勝利数を誇っているため、春夏ともに強いといえる。
- 甲子園の記念大会で、愛知県から2校が選ばれる際には、私学4強全て西愛知地区(尾張・名古屋地区)に区分けされるため、私学4強が2校同時に出場することはできない。
- 2021年の愛知大会では、愛工大名電が大会史上初の私学4強(中京大中京、東邦、享栄)をすべて下して、夏の甲子園出場を決めた[7]。
主なOB
中京大中京高校(中京商業、中京時代も含む)
- 吉田正男(夏の甲子園で史上唯一の3連覇した投手、甲子園23勝は現在でも最多)
- 杉浦清
- 村上重夫
- 江藤省三
- 木俣達彦
- 伊藤敦規
- 野中徹博
- 紀藤真琴
- 後藤孝志
- 木村龍治
- 稲葉篤紀(侍JAPAN前監督、選手としてもWBC優勝)
- 前田章宏
- 嶋基宏
- 井藤真吾
- 堂林翔太(現役)
- 磯村嘉孝(現役)
- 伊藤隼太
- 伊藤康祐(現役)
- 鵜飼航丞(現役)
- 伊藤稜 (現役)
- 髙橋宏斗(現役)
- 中山礼都(現役)
- 畔柳亨丞(現役)
東邦高校
- 阪口慶三(前東邦高校野球部監督、現大垣日大高校野球部監督)
- 山倉和博
- 坂本佳一(元社会人野球選手)
- 山田勝彦
- 山田喜久夫
- 朝倉健太
- 木下達生
- 水野祐希
- 岩田慎司
- 石川貢
- 丸山泰資
- 松井聖(現役)
- 石田健人マルク
- 関根大気(現役)
- 藤嶋健人(現役)
- 石川昂弥(現役)
愛工大名電高校(名古屋電気高校時代も含む)
- 金田正一(中退、史上唯一の400勝投手)
- 倉野光生(現愛工大名電監督)
- 工藤公康(200勝投手、元ソフトバンクホークス監督)
- 山崎武司(セ・パ両リーグ本塁打王)
- イチロー(MLBシーズン最多安打記録保持者、プロ野球における通算安打世界記録保持者、最多試合出場記録保持者)
- 石堂克利
- 丸山貴史
- 堂上剛裕
- 堂上直倫(現役)
- 十亀剣
- 谷口雄也
- 濱田達郎
- 東克樹(現役)
- 田村俊介(現役)
享栄高校
脚注
- ^ “愛知の覇権を争ってきた私学4強の盛衰史 近年低迷が続いていた享栄にも復活の兆し”. スポーツナビ. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “東邦が私学4強対決で敗退 愛工大名電に敗れ5年ぶり甲子園逃す/愛知 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “私学4強、大府などの伝統校活躍 愛知大会を振り返る:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “高校野球・愛知の私学4強 少年球児の裾野が生み出す”. 日本経済新聞 (2020年3月1日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ “愛知の覇権を争ってきた私学4強の盛衰史 近年低迷が続いていた享栄にも復活の兆し”. スポーツナビ. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “中京商、夏の全国3連覇 愛知「4商」時代、野球王国築く:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年2月9日閲覧。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “愛工大名電、「私学4強」3校を破りV 愛知大会史上初 | バーチャル高校野球 | スポーツブル”. バーチャル高校野球. 2021年8月2日閲覧。