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山口市議会

山口市議会(やまぐちしぎかい)は、山口県県庁所在地である山口市議会。議事堂は山口市役所議会棟。本項では、山口市議会と前身である山口町会、山口市会についても合わせて述べる。

山口市議会
山口市議会
やまぐちしぎかい

Yamaguchi City Assembly
会期年4回
3月、6月、9月、12月
種類
種類
役職
議長
入江幸江(未来志行山口)、
2022年5月17日より現職
副議長
冨田正朗(ふるさと共創山口)、
2022年5月17日より現職
構成
定数34
院内勢力
未来志行山口(9)
県都創生山口(5)
公明党(4)
ふるさと共創山口(4)
市民クラブ(3)
高志会(3)
日本共産党(2)
徳孤会(1)
地域政党 やまぐちの風 (1)
最燃焼(1)
委員会議会運営委員会
常任委員会
総務委員会
教育民生委員会
生活環境委員会
農林建設委員会
委員会特別委員会
なし
選挙
大選挙区制
前回選挙
2014年4月27日
議事堂
日本山口県山口市亀山町2番1号
ウェブサイト
山口市議会
脚注

概要

山口市議会は、主権者である山口市民により議会議員選挙で選出された議員で構成される市の行政、議決をおこなう機関のことである[1]1889年(明治22年)に発足した山口町会を経て、1929年(昭和4年)の市制施行とともに成立した。官選制度のもと市議会議員30人が選出され、第一回山口市議会が開かれる[注 1]第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)、地方自治法が施行され、同年4月民選制度による第一回市議会議員選挙が執行された。2016年5月現在、議員の任期4年。定数34人。議会を運営する市議会議員は、2022年4月24日に行われた選挙により選ばれ[2]任期満了を2026年(令和8年)4月30日までと定められ、同年度中に選挙執行が予定されている[3]

議会は、3月、6月、9月、12月の一年に4度開催される定例会と必要[注 2][4]に応じて開催される臨時会の二種類の本会議で議員を招集することを「山口市議会の定例会の招集時期を定める規則」などの条例で定めている[5][6]。議会を代表し、議会秩序の保全、順序などの本会議運営、議会事務の処理などの務めを果たす役割として議長が、その役割を補佐ないし代理する勤めを副議長が担うことを定められている[7]。定例会ごとに広報、やまぐち市議会だより(英語名はYamaguchi City Assembly News)を発行している。

  • 定数:34人
  • 欠員:1人
  • 任期:4年(2022年5月1日から2026年4月30日まで)
  • 選挙区:市全体を1選挙区とする大選挙区制単記非移譲式
  • 議長:入江幸江(未来志行山口)
  • 副議長:冨田正朗(ふるさと共創山口)

歴史

1888年(明治21年)4月25日に町村制が公布され、翌1889年に内務省より認可された山口町が誕生し、町会が成立した。当時の町会は、公民によって形成され、2年以上山口町に住居を構え、直接国税を2円以上納める男子戸主地方参政権を与えていた[8]。任期6年。明治、大正の二度にわたる合併を経て、1929年(昭和4年)4月10日吉敷郡吉敷村を編入し町村制から市制に移行し、山口市会を発足させた[9]第二次世界大戦後1947年(昭和22年)地方自治法が施行され、同年4月民選制度による第一回市議会議員選挙が執行、山口市議会が誕生した。1961年(昭和36年)に山口市役所(旧棟)が完成し、1977年(昭和52年)に今の議会棟が建設された[10]。2006年(平成18年)に議会広報として「やまぐち市議会だより」を創刊した。平成の時代において周囲5町(小郡町秋穂町阿知須町徳地町阿東町[注 3])と合併し新制山口市議会としての議会選挙を施行し現在に至る[9]。二度の合併では、2008年(平成20年)3月28日 に山口市議会は2007年(平成19年)1月22日の田中祥隆阿東町長と阿東町議会議長からの合併協議の申し入れの受け入れを表明した。「山口市・阿東町合併推進協議会」を設置審議し、2010年(平成22年)1月16日の合併を経て新たな市議会が開かれた。合併後の本会議は、同年実施される選挙までの期間を旧阿東町町議会議員を合わせた47人の議会運営が執行された[11]2013年(平成25年)9月での定例会で7月28日に発生した豪雨被害に対する予算が組まれた。また、この本議会からインターネットによる録画中継が始まる[12]

施設

山口市議会は、山口市役所に位置し、議会棟の2階に議場、3階に39席分の傍聴席、市役所本庁舎2階に市政記者会見室、3階に正副の議長室と委員会室ならびに図書室、各党派別の個室などが設けられている[15][16]。1977年(昭和52年)竣工[10]。議会棟延床面積1,072m2[10]

事務局

市議会の内部組織として議会事務局がある。議会活動における事務処理などの補助機関としての役割を担う。本会議や委員会の会議録や資料の作成、市政の調査、議会広報(やまぐち市議会だより)や議会図書室などについての業務を、一方、議事課は、市の行政への意見や要望に対する事務などの業務を行う[17]

委員会

市議会には本会議とは別に専門性や効率化を図るために地方自治法条例(山口市議会委員会条例)などの規範に従い、常任委員会特別委員会および円滑な議会運営を協議する議会運営委員会[注 5]を設置している。常任委員会は、任期を2年、定数を8ないし9人に定めた総務、教育民生、生活環境、経済建設の4つの常任委員会をまとめた名称であり、各議員がいずれかの委員会に必ず所属しなかればならないことを定めている[注 6][18]。また、委員会は、委員長が招集するが、委員の半数に満たない場合会議を開くことはできない[19]特別委員会は必要に応じて、設置、審査を行う委員会であり任期は審議終了までである。2023年現在、特別委員会は置かれていない。

  • 議会運営委員会(11人以内)
  • 常任委員会、総務委員会(8人)、教育民生委員会(9人)、生活環境委員会(8人)、農林建設委員会(9人)、予算決算委員会(34人)
  • 特別委員会、なし
山口市議会委員会(令和5年3月2日現在[18]
委員会 定数 委員長 副委員長
議会運営委員会 10 瀧川勉(県都創生山口) 馬越帝介(未来志行山口)
総務委員会 8 原真也(未来志行山口) 山見敏雄(市民クラブ)
教育民生委員会 8 山本貴広(県都創生山口) 中野光昭(ふるさと共創山口)
生活環境委員会 8 泉裕樹(未来志行山口) 植野伸一(ふるさと共創山口)
農林建設委員会 9 野島義正(県都創生山口) 山本浩二(徳孤会)

会派

2023年2月現在、議会には以下の10の会派が存在している[注 7][20]。2022年の市議会後、自由民主党系の県央創造清風会・県央創造維新会が分裂や議員の移籍により未来志行山口・県都創生山口・ふるさと共創山口の3会派に再編され、同じく自由民主党系の自民クラブは高志会に名称を変更した。

下表の所属議員欄の先頭が各会派の代表者。

会派名 議員数 所属党派 所属議員
未来志行山口 9 自由民主党[注 8] 馬越帝介、泉裕樹、入江幸江、大來尚順、坂井芳浩、椙山俊哉、鳥養祐矢、原真也、米本太郎
県都創生山口 5 自由民主党系[注 9] 瀧川勉、倉増賢治、野島義正、野村幹男、山本貴広
公明党 4 公明党 村上満典、栗林正、其原義信、山本敏昭
ふるさと共創山口 4 自由民主党系[注 10] 中野光昭、植野伸一、冨田正朗、宮川英之
市民クラブ 3 立憲民主党[注 11] 部谷翔大、野村雄太郎、山見敏雄
高志会 3 自由民主党系[注 12] 伊藤斉、有田敦、伊藤青波
日本共産党 2 日本共産党 大田たける、尾上頼子
徳孤会 1 無所属 山本浩二
地域政党 やまぐちの風 1 無所属 竹中一郎
最燃焼 1 無所属 安河内淳朗
欠員 1   重見秀和(県都創生山口、県議選立候補のため)[22][23]
34 7会派

(会派別名簿(令和5年2月16日現在))

議員

山口市議会議員は公職選挙法に基づき、4年に一度、満20歳以上の山口市在住で引き続き3か月山口市に住所を有する選挙権のある有権者による投票によって選ばれる。被選挙権は満25歳以上の市議会議員の選挙権を持つ者が立候補することができる[24]

議員報酬

一か月の議員報酬は、一般の議員が449,000円と県庁所在地の市議会で最も低い。また、副議長が480,000円、議長が557,00円、期末手当は年二回、各々6月期に1.150月分を、12月期に1.165月分が支給される[25][26]。 市議会は、2005年(平成17年)10月1日、山口市議会政務活動費の交付に関する条例を地方自治法に則り策定、施行施行した。条例で政務活動費は、会派に所属する議員1人対し、政務活動費として年額36万円を支給される。年度が明けた4月30日以内に、領収書を添付した一年間の収支報告書は、各会派の代表者によって議長に引き渡し審査され、市長に提出されなければならない。残った政務活動費は、収支報告書提出後30日以内に市長にすべて返す義務が定められている[27]。近年において返還された政務活動費の残額は平成26年度が計1,707,169円[28]、平成25年度が1,107,323円[29]、平成24年度が1,678,527円[30]、平成23年度が1,892,456円[31]、平成22年度が1,328,697円[32]、平成21年度が3,183,083円[33]、平成20年度が2,746,527円[34]、平成19年度が3,925,363円[35]、平成18年度が1,699,100円[36]と報告された。

不祥事

2014年7月3日、議員の(澤田正之)が釣具店で浮き万引きした疑いで逮捕された[37]。また覚醒剤の陽性反応が検出され、7月4日に再逮捕された[37]。7月11日に辞職を表明し[38]、2014年4月27日の市議選で次点だった部谷翔大が繰り上げ当選となった[39]

定数

議会の定数は、2004年12月24日地方自治法(昭和22年法律第67号)第91条第7項に基づいた例規(山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町及び徳地町の廃置分合により新たに設置される「山口市」の議会の議員の定数に関する協議について)が施行され、34人と制定されている[40]

選挙

山口市議会議員選挙は、4年に一度、山口市全域を選挙区とする大選挙区制単記非移譲式)で執り行われる。前回は2014年4月27日に実施された[41]

選挙結果

(2014年山口市議会議員一般選挙)
当日有権者数:154,529人 最終投票率:49.34 %(前回比:-6.64ポイント) 定数:34人 立候補者数:45人

(2010年山口市議会議員一般選挙)
当日有権者数:154,938人 最終投票率:55.98%(前回比:-4.06ポイント) 定数:34人 立候補者数:49人

(2006年山口市議会議員一般選挙)
当日有権者数:146,820人 最終投票率:60.04%(前回比:-ポイント) 定数:34人 立候補者数:53人

出身者

首長
国会議員
前職・元職

その他

山口市議会では山口市議会規則第152条において議場会や委員会の会議室に入る際は、帽子外套襟巻、つえ、などを持ち込むことは禁止している。

脚注

注釈

  1. ^ 当時の呼称は山口市会
  2. ^ 市長または議長ないし市議会議員の4分の1の定数の請求の際に開催される
  3. ^ 2005年(平成17年)10月に阿東町以外の4町と、2010年(平成22年)1月16日に阿東町と合併
  4. ^ やまぐち市議会だよりを参照
  5. ^ 任期は2年。定数10人。
  6. ^ 定数34人の予算委員会も常任委員会に含める。
  7. ^ 山口市議会議員名簿に記載されている会派別順、名称に準ずる。
  8. ^ 馬越帝介が自由民主党所属[2]
  9. ^ 野村幹男が自由民主党所属[2]
  10. ^ 冨田正朗が自由民主党所属[2]
  11. ^ 部谷翔大が立憲民主党所属[21](ただし山口市議会議員選挙には無所属で立候補)
  12. ^ 伊藤斉が自由民主党所属[2]

出典

  1. ^ “議会のしくみ”. 山口市議会事務局 (2022年4月25日). 2023年5月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e “令和4年4月24日執行 山口市議会議員一般選挙”. 山口市選挙管理事務局 (2022年4月25日). 2023年5月5日閲覧。
  3. ^ “これからの選挙の予定”. 山口市選挙管理事務局 (2021年12月15日). 2023年5月5日閲覧。
  4. ^ “やまぐち市議会だより 第8号”. 山口市議会 (2008年8月1日). 2016年5月1日閲覧。
  5. ^ “山口市議会の定例会の回数を定める条例”. 山口市議会 (2005年10月1日). 2016年5月1日閲覧。
  6. ^ “山口市議会の定例会の招集時期を定める規則”. 山口市議会 (2005年10月1日). 2016年5月1日閲覧。
  7. ^ “議会の構成”. 山口市議会事務局 (2022年5月17日). 2023年5月5日閲覧。
  8. ^ 小川国治 1998, pp. 288.
  9. ^ a b “山口市の概要”. 山口市総務課 (2016年9月1日). 2023年5月5日閲覧。
  10. ^ a b c “第2回山口市本庁舎の整備に関する検討委員会”. 山口市本庁舎整備推進室 (2016年9月1日). 2023年5月5日閲覧。
  11. ^ “山口市・阿東町合併協議会設置に至る経緯について”. 山口市・阿東町合併協議会 (2009年8月21日). 2016年5月1日閲覧。
  12. ^ “やまぐち市議会だより 第28号”. 山口市議会 (2013年8月1日). 2023年5月1日閲覧。
  13. ^ “山口市議会 正副議長、重見・田中氏軸に調整 /山口”. 毎日新聞 (2016年5月13日). 2016年5月1日閲覧。
  14. ^ “山口市議会議長に入江氏、女性初の就任”. 中国新聞. (2022年5月17日). https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/165883 2023年5月5日閲覧。 
  15. ^ “議会の施設”. 山口市議会事務局 (2022年3月22日). 2023年5月5日閲覧。
  16. ^ “山口市役所(山口総合支所)”. 山口市役所 (2023年4月1日). 2023年5月5日閲覧。
  17. ^ “市議会事務局”. 山口市議会事務局. 2023年5月5日閲覧。
  18. ^ a b “常任委員会委員名簿”. 山口市議会事務局 (2023年3月2日). 2023年5月5日閲覧。
  19. ^ “山口市議会委員会条例”. 山口市議会 (2005年10月19日). 2016年5月1日閲覧。
  20. ^ “会派等議員名簿”. 山口市議会事務局 (2023年2月16日). 2023年5月5日閲覧。
  21. ^ “部谷翔大”. 立憲民主党. 2023年5月6日閲覧。
  22. ^ “山口市議会議員の辞職の許可について”. 山口市議会 (2023年2月9日). 2023年5月5日閲覧。
  23. ^ “重見・山口市議が県議選立候補へ 自民党公認”. 中国新聞. (2022年11月4日). https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/234433 2023年5月5日閲覧。 
  24. ^ “選挙権と被選挙権”. 山口県選挙管理委員会事務局 (2021年11月1日). 2023年5月5日閲覧。
  25. ^ “山口市職員の給与に関する条例”. 山口市議会 (2016年4月1日). 2016年5月1日閲覧。
  26. ^ “山口市職員の給与に関する条例”. 山口市議会 (2016年4月1日). 2016年5月1日閲覧。
  27. ^ “山口市議会の議員の議員報酬及び非常勤の職員の報酬並びに費用弁償等に関する条例”. 山口市議会 (2016年4月1日). 2016年5月1日閲覧。
  28. ^ “平成26年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2014年). 2016年5月1日閲覧。
  29. ^ “平成25年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2013年). 2016年5月1日閲覧。
  30. ^ “平成24年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2012年). 2016年5月1日閲覧。
  31. ^ “平成23年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2011年). 2016年5月1日閲覧。
  32. ^ “平成22年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2010年). 2016年5月1日閲覧。
  33. ^ “平成21年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2009年). 2016年5月1日閲覧。
  34. ^ “平成20年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2008年). 2016年5月1日閲覧。
  35. ^ “平成19年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2006年). 2016年5月1日閲覧。
  36. ^ “平成18年度 政務活動費収支報告一覧”. 山口市議会事務局 (2005年). 2016年5月1日閲覧。
  37. ^ a b “2029円のために人生をドブに捨てた覚せい剤議員の末路”. 週刊女性PRIME (2014年7月15日). 2023年5月14日閲覧。
  38. ^ “覚せい剤容疑の山口市議辞職”. スポーツ報知. (2014年7月11日). http://www.hochi.co.jp/topics/20140711-OHT1T50145.html 2014年7月11日閲覧。 []
  39. ^ “沢田・山口市議が辞職 覚醒剤使用容疑”. 読売新聞. (2014年7月12日). http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20140712-OYTNT50017.html 2014年7月12日閲覧。 
  40. ^ “山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町及び徳地町の廃置分合により新たに設置される「山口市」の議会の議員の定数に関する協議について”. 山口市議会 (2004年12月24日). 2016年5月1日閲覧。
  41. ^ “選挙の結果【山口市長選挙・山口市議会議員一般選挙】”. 山口市役所選挙管理委員会事務局 (2015年1月27日). 2016年5月1日閲覧。
  42. ^ a b 藤岡雅「ユニクロ・柳井が封印した『一族』の物語」(『週刊現代』2014年8月30日号60-65頁)

参考文献

小川国治『県史35 山口県の歴史』山川出版、1998年3月25日。ISBN (978-4634-32351-3)。 

関連項目

外部リンク

  • 山口市議会
  • 山口市例規集(日本語)
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