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奥村公延

奥村 公延(おくむら こうえん、1930年3月31日[3][4][5] - 2009年12月24日[1][5])は、日本俳優。本名及び旧芸名は奥村 進[3][1][5]

おくむら こうえん
奥村 公延
本名 奥村 進(おくむら すすむ)[1]
別名義 奥村 進二(おくむら しんじ)[2]
生年月日 (1930-03-31) 1930年3月31日
没年月日 (2009-12-24) 2009年12月24日(79歳没)
出生地 日本秋田県
死没地 日本東京都武蔵野市[1]
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台特撮
活動期間 1955年 - 2009年
活動内容 主に脇役
配偶者 あり[1]
主な作品
テレビドラマ
好き! すき!! 魔女先生
爆竜戦隊アバレンジャー
新選組!
映画
あゝ野麦峠
お葬式
大誘拐 RAINBOW KIDS
(テンプレートを表示)

秋田県出身[3][5]専修大学卒業[3][5]。(現代制作舎)に所属していた[3]。 自主制作映画団体オミプロの主催者の小美濃たつやは彼の弟子にあたる。

来歴・エピソード

もともとは普通に勤め人をしていて、「このまま自分は淡々とした人生を送って行くんだろうなと思っていた」という。1955年銀座にたまたま行きつけの飲み屋があり、ここの女性従業員が新劇劇団「(近代劇場)」のプロデューサーと知り合いだったことから、このプロデューサーからテレビ番組の『ダイヤル110番』(日本テレビ)での役探しを頼まれ、奥村を紹介したところ、これが俳優デビューとなった[4]。「芝居の“し”の字も知らなかったし、役者になれるともなろうとも思っていなかったが、やってみると面白く、そのままこの世界に入ることになった」と語っている[4]

早速この劇団のプロデューサーに入団を申し込んだが、「とにかく食っていけませんよ」と念押しされた。独身だったので構わず入団したが、入ってみるとこの劇団は難しい芝居ばかりで、もっと大衆的なものを演りたかったことから2〜3カ月で辞めることになった[4]

「近代劇場」退団後、いくつかの劇団を転々としたが、「最初に言われた通り、本当に食っていけなかった」という。その後、さまざまな劇団から呼ばれたり、事務所にかけもち所属してテレビに出たりという生活を続けた。河津清三郎らが所属していた「第一協団」に入ったこともあったが、「無名の役者を売るのは疲れる」と言われ、1年でクビになったこともあった[4]

この年、『ゴジラの逆襲』(東宝)に群衆役で出演。ゴジラから逃げ惑う役をもらい、うれしくて親戚に電話をしたが、劇場で観たところ、怪獣ゴジラとの対比で人間が小さすぎて、自分でもどこに写っているのかわからなかったという[4]

創生期のTBSのドラマに数多く関わり、飯島敏宏監督のもと、1961年の『月曜日の男』に多数ゲスト出演[4]。TBSでは『ウルトラQ』や『ウルトラマン』など、ウルトラシリーズ円谷プロ)にも出演した[4]。奥村は飯島について、「自由に演らせてくれる監督で、鈴木清順と同じく、役者のいいところを引き出してくれる。現場の雰囲気もとてもよく、印象に残っている」と語っている[4]。達者な動きから、1967年の『ジャイアントロボ』(NET東映)では、被り物をつけて宇宙怪物「吸血鬼ドラキュラン」を演じた[6]

1971年の『仮面ライダー』(毎日放送・東映)では、ゲスト出演作である第10話「よみがえるコブラ男」がちょうど主演の藤岡弘が撮影現場で事故で重傷を負った回に当たり、このときちょうど奥村はロケバスで待機中だった。事故の一報を聞いて現場に駆け付け、「救急車!」と叫んで駆け回ったという[4]

1984年、『お葬式』では、最初に監督の伊丹十三から脚本を一読させられたあとに「何の役だと思います?」と聞かれ、伊丹から「死体の役ですよ」と言われた時はびっくりしたという[4]。この死体役を演じるために練習を重ね、数分間息を止められるようになり、結果的にこの努力が高く評価されて「日本一の死体役」と絶賛された[1]。共演の笠智衆からは「この映画の主役はあなたですよ、ラストシーンはあなたのアップでしょう」と言われたという[4]。「長年役者をやってきたけど、この役をやってから、やっと食えるだけのギャラがもらえるようになりました」と述べている。

2001年の『BROTHER』では、初めてヤクザの親分を演じた。北野武監督からは「奥村さんはそのまま何もしないでいいですよ、ホントのヤクザの親分は奥村さんみたいなんです」と言われたという[4]

2002年NHK総合テレビの『スタジオパークからこんにちは』に出演。特技のドラム演奏を披露したり、浴衣で踊る姿が反響を呼び、この年から全国各地の福祉施設の依頼を受けて公演に回った[4]。「無名時代はそういうお声は全くかからなかったんですけどね」と語っている[4]

アクの強くないタイプで、小市民役を得意としていた(マンションの管理人役などは非常に多い)。

大滝秀治とは将棋仲間だった[4]

2003年の『爆竜戦隊アバレンジャー』(テレビ朝日・東映)に、杉下竜之介役で出演[4]。同作の映画版『爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!』では、ビキニ姿にされるシーンがあり、「これは見どころではないでしょうか」と語っている[7]

2009年12月24日午前3時27分、東京都武蔵野市の病院で呼吸器不全のため死去[1][8]。79歳没。2010年1月公開の映画『(アイ・アム I am.)』、同年3月公開の川端康成原作オムニバス映画『掌の小説』が事実上の遺作となった。

左利き。趣味はジャズ社交ダンス江戸芸[3]。特技は英語[3]ドラム[3]

出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ

  • ダイヤル110番(1955年)※デビュー作
  • 快獣ブースカ
    • 第5話「ブースカの名ガイド」(1966年) - 泥棒
    • 第30話「スピード銃に気をつけろ!」(1967年) - 警官
  • おれは男だ! 第23話「ナツコ・オン・ステージ!」(1971年) - タクシー運転手
  • 太陽にほえろ!
    • 第26話「みんな死んでしまった」(1973年) - 巡査
    • 第198話「死ぬな、ジュン!」(1976年) - アパート管理人
    • 第293話「汚れなき殺人者」(1978年) - 富士荘管理人
    • 第419話「禁じられた怒り」(1980年) - 銀行に来た容疑者
    • 第437話「ニセモノ・ほんもの」(1980年) - 沢木
    • 第452話「山さんがボスを撃つ!?」(1981年) - 元救急隊員
    • 第535話「ボギーのいちばん長い日」(1982年) - 自動車修理工場主人
    • 第644話「七曲署全員出動・狙われたコンピューター」(1985年) - 東都銀行矢追支店の客
    • 太陽にほえろ!PART2 第3話「老犬ムク」(1986年) - ムクの飼い主の老人
  • パパと呼ばないで 第23話「ブルー・カナリヤ」(1973年) - 小鳥屋の主人
  • (伝七捕物帳)(1975年)
  • 気まぐれ天使 第8話「野良猫に乾杯」(1976年) - 焼き芋屋
  • 熱中時代
    • (先生編 第1シリーズ)(1978年 - 1979年) - バー「蜘蛛の巣」マスター
    • (刑事編) 第15話「紫色の熱中刑事」(1979年7月14日) - ボス
  • 西遊記(パート1)第21話「豚教国 翠蓮王女いざ出陣!」(1979年、国際放映) - 李ス(老牢番)
  • 大都会 PARTIII 第43話「自動車泥棒」(1979年) - 杉浦
  • 俺たちは天使だ! 第11話「運が悪けりゃゴリラが泣くぞ」(1979年) - 川原政太郎
  • 波の盆(1983年)
  • 木曜ゴールデンドラマ / (松本清張の喪失) (1983年)
  • 金曜劇場 / 若草学園物語(1983年) - 雨笠雄三(利幸の父)
  • 土曜グランド劇場 / 事件記者チャボ! 第13話「チャボが怒ったらこわいぞ…」(1984年、ユニオン映画) - 正三
  • 年末時代劇スペシャル
  • 誇りの報酬 第22話「狂乱の拳銃」(1986年) - 星野平助
  • 火曜サスペンス劇場
    • 鉄の串(1986年) - 米沢刑事
    • 浅見光彦ミステリー 第1作「平家伝説殺人事件」(1987年) - 元刑事
    • 女検事・霞夕子 第7作「自転車に乗る女」(1989年) - 小田平三
    • 地方記者・立花陽介 第2作「伊賀上野通信局」(1993年) - 末吉刑事
    • (松本清張スペシャル 一年半待て)(2002年) - 武井
    • (松本清張スペシャル 鬼畜)(2002年) - 中澤孝秀(医師)
  • (あぶない刑事) 第1話「暴走」(1986年) - 受付の老人
  • セーラー服反逆同盟(1987年) - 小宮
  • 水曜グランドロマン / 私のピノッキオ(1989年)
  • 八百八町夢日記 (第1シリーズ) SP「おりん無惨! 今蘇る関が原の戦い」(1990年)
  • (江戸の用心棒)(1994年) - 久兵衛
  • 仔犬のワルツ(2004年) - 松野耕造
  • 水曜ドラマ / (光とともに…)(2004年)

TBS

フジテレビ

KTV

テレビ朝日(旧NET)

  • 悪魔くん 第16話「モルゴン」(1966年) - 加納万平 役
  • (忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ) 第5話「PTAとはなんでござる?」、第6話「結婚式とは大変なものでござる」(1967年) - 芽出鯛三 役
  • (ジャイアントロボ)(1968年)
    • 第13話「悪魔の眼ガンモンス」 - 大臣
    • 第25話「宇宙吸血鬼」 - 宇宙吸血鬼・ドラキュラン 役
  • 仮面ライダーシリーズ
    • 仮面ライダー 第10話「よみがえるコブラ男」(1971年) - 古賀警部 役
    • 仮面ライダーV3 第13話「恐怖の大幹部 ドクトル・ゲー!?」(1973年) - ドライバー
  • 荒野の用心棒 第37話「さい果てに若獅子は雄叫び…」(1973年) - 代官
  • 破れ傘刀舟悪人狩り
    • 第47話「噂の大地震」(1975年)
    • 第90話「さすらい母恋い唄」(1976年)
  • 鬼平犯科帳(1975年)
  • 5年3組魔法組(1976年 - 1977年) - ショースケの父 役
  • 特捜最前線
    • 第37話「犯罪都市・25時の慕情」(1977年) - 吉村
    • 第86話「死んだ男の赤トンボ!」(1978年) - ルンペン
    • 第92話「白い小さな訪問者!」(1979年)
    • 第158話「ニューミュージックを唄う刑事!」(1980年)
    • 第185話「スキャンダルを拾った刑事!」(1980年)
    • 第216話「レスポンスタイム3分58秒!」(1981年)
    • 第269話「窓際警視、投げこみ魔を追う!」(1982年) - 松本常吉 役
  • 土曜ワイド劇場
    • (京都殺人案内)
      • 第1作「花の棺」(1979年) - 木村理事 役
      • 第8作「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」(1983年) - 森山保男 役
    • 考古学者シリーズ
      • 第2作「女主人殺し」(1982年)
      • 第17作「美人OL殺し」(1994年) - 飲み屋のオヤジ
    • (西村京太郎トラベルミステリー)(1990年)
    • 終着駅シリーズ
      • 第2作「終着駅 信濃大町発7時53分あずさ8号殺意のめぐり逢い」(1992年) - マンション管理人
      • 第19作「死者の配達人」(2006年) - 旅館の番頭
    • 同居人カップルの殺人推理旅行 第4作(1996年) - 笠間健三 役
    • (松本清張特別企画・黒革の手帖)(1996年) - 坂田
    • 俺たちの世直し強盗 第2作「俺たちの世直し強盗」(1997年) - 「神の石の会」会員
  • 西部警察
    • 第53話「特ダネの罠」(1980年)
    • 第99話「二つの顔」(1981年) - 小沼
  • ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第4回「人間失格 太宰治」(1984年)
  • 宇宙刑事シャリバン 第47話「幸福を願う兄と妹 火花散る正剣邪剣」(1984年) - 金城利比古[9](ケンキャクビーストの人間態)
  • 私鉄沿線97分署 第63話「さらば中流! マイホームの子守唄」(1986年)
  • 火曜ミステリー劇場 / 十津川警部の挑戦(1990年)
  • (松本清張作家活動40年記念・砂の器)(1991年) - 桐原小十郎 役
  • (また又・三匹が斬る!) 第19話「さすらいの姫君悲し鬼街道」(1991年) - 郷右衛門 役
  • 月曜ドラマ・イン
    • ハンサムマン(1996年) - 萌子の祖父 役
    • (ガラスの仮面)(第1シリーズ)第五章「特訓!女優養成竹ギプス」(1997年8月4日) - 住職
  • 名奉行 遠山の金さん (第7シリーズ) 第13話「江戸の復顔術 姉と妹の手毬唄」(1996年) - 吾平 役
  • (笑ゥせぇるすまん) 第8話「マンガニア」(1999年) - マンガニア店長
  • 手塚治虫劇場 / (カノン)(2000年)
  • 木曜ミステリー
  • はみだし刑事情熱系 (PART5) 第13話「涙の狙撃犯!! 悪女を守る男達」(2001年) - 香坂
  • 爆竜戦隊アバレンジャー(2003年 - 2004年) - 杉下竜之介 役
    • 第13話「アバレてチョンマゲ!」(2003年) - 杉下龍之介 役
    • 第36話「初恋アバレミラクル」(2003年) - 神様 役
    • 第44話「サラリーマンはアバレ仕掛けの夢を見るか?」(2004年) - 杉上部長 役
  • 名奉行! 大岡越前(2005年 - 2006年) - 与平 役
  • (富豪刑事)(2006年) - 設楽頭取 役

ABC

  • 好き! すき!! 魔女先生(1971年 - 1972年) - 用務員のおじさん
  • (ザ・ハングマン) 第19話「恐怖で走るダイナマイト女」(1981年) - 青山大造(美山村村長)

テレビ東京

WOWOW

  • (京極夏彦 「怪」)(2000年) - 芝右衛門

映画

オリジナルビデオ

舞台

CM

著書

  • 末広がりで別れよう 舞台と映画に生きた30年(論創社、1987年)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g “「日本一の遺体」奥村公延さん昨年末死去”. nikkansports.com. (2010年1月15日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100115-585867.html 2014年4月24日閲覧。 
  2. ^ 『タレント名鑑NO1改訂版』(芸能春秋社)、1963年、21頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、50頁。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「SPECIAL Interview 杉下竜之介役 奥村公延」『東映ヒーローMAX』Vol.5、辰巳出版、2003年、35 - 37頁、ISBN (978-4886418753)。 
  5. ^ a b c d e 新撰 芸能人物事典 明治〜平成. “奥村 公延”. コトバンク. 2019年12月22日閲覧。
  6. ^ 『ジャイアントロボ』朝日ソノラマ〈ファンタスティック・コレクションNo.24〉、1981年、[]頁。 
  7. ^ “”. 東映ヒーローネット. 2014年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月24日閲覧。
  8. ^ “遺体役で有名となった名脇役死去”. Sponichi Annex. (2010年1月14日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/01/14/kiji/K20100114Z00000230.html 2016年11月27日閲覧。 
  9. ^ 秋田英夫 編『宇宙刑事シリーズ公式読本 METLLIC BIBLE』グライドメディア〈グライドメディアムック97〉、2012年、74頁。ISBN (978-4-8130-8197-5)。 

外部リンク

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