この記事には複数の問題があります。改善や(ノートページ)での議論にご協力ください。
|
「夢をかなえてドラえもん」(ゆめをかなえてどらえもん)は、2007年7月4日にコロムビアミュージックエンタテインメント(現・日本コロムビア)から発売されたmaoのメジャーデビューシングル(1枚目のシングル)。コーラスはひまわりキッズ。
概要
テレビアニメ『ドラえもん』において、オープニングテーマ(エンディングテーマの時期もあり)として「ハグしちゃお」に代わり2007年5月11日[1]から2019年9月6日まで約12年間に渡り使用。映画作品では2008年公開の『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』から2019年の『ドラえもん のび太の月面探査記』まで約10年間に渡りオープニングテーマ(エンディングに流される場合あり)として使用された[2]。2022年10月1日からはドラえもん(水田わさび)、のび太(大原めぐみ)、しずか(かかずゆみ)、ジャイアン(木村昴)、スネ夫(関智一)によるカバー版がエンディングテーマとして使用されている。
2006年に楽曲製作が決定。同年8月からプロを対象とした楽曲コンペが開催され、千曲以上の中から半年以上にわたる選考を経て黒須の楽曲が採用された[3]。黒須によると、大人も子どもも聴いて“良い”と思える曲を目指したといい、発表当時に「ドラえもんという存在と同じような、普遍的な魅力を感じていただければうれしいです」と語っている[3]。
歌手のmaoは当初、他の歌手の仮歌やコーラスなどを中心に活動しており、本曲もデモテープのみの歌唱予定だった。だが、その歌声がスタッフに気に入られそのまま採用となったことで、同時にメジャーデビューすることとなった[4][5]。なお、maoによるデモテープはリリースされていないものの、『大胆MAP』や『ダウンタウンなう』などバラエティー番組におけるドラえもん関連の特集で、BGMとして使用されることがある。
ノスタルジックな雰囲気も持ち合わせ、ほのぼのとしたミディアムテンポな曲調となっている[1][3]。1979年から2005年までのアニメ第2作第1期で使われていた「ドラえもんのうた」と同様、歌詞にひみつ道具の名称が織り込まれていたり、示唆される部分がある。
藤子・F・不二雄ミュージアムが開館した2011年9月3日からは、同館に近い小田急電鉄小田原線登戸駅の3番ホームにおいて、Aメロの部分をオルゴール調にアレンジしたものが(接近メロディ)として使用されている[6]ほか、開館5周年となった2016年9月3日からは、最寄り駅である東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線宿河原駅の2番線において、サビの部分を塩塚博がアレンジしたものが発車メロディとして使用されている[7][8]。
2021年、JOYSOUNDによる「おうちカラオケランキング」では上位にランクインした[9]。また、幼稚園等の卒園ソングとして歌われることもある[10]。
カップリング曲の「踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭2007」は、2005年10月5日にシングル曲として発売された「踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭」のリメイクで、同アニメのエンディングテーマとして起用された。
収録曲
カバー
- 夢をかなえてドラえもん
- AKI、ひまわりキッズ(キングレコード版カバー音源。2008年9月26日発売『キッズソング ヒットパラダイス!〜まんまるスマイル・崖の上のポニョ〜』などに収録)
- ドラえもん(水田わさび)、のび太(大原めぐみ)、しずか(かかずゆみ)、ジャイアン(木村昴)、スネ夫(関智一)(2014年10月17日〜12月に『ドラえもん』のオープニングテーマとして使用。2014年10月17日から音楽配信で、2014年11月19日にシングルCDで発売。2015年4月1日発売のアルバム『映画ドラえもん主題歌大全集』に「キャラクターソングヴァージョン」として収録)映画「のび太の宇宙英雄記」(2015年)で使用されている。
- 踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭
- 大塚文雄、ひまわりキッズ(キングレコード版カバー音源。2008年5月9日発売『こども盆踊り ベスト』などに収録)
脚注
- ^ a b . スポーツ報知. (2007年4月13日). オリジナルの2007年4月16日時点におけるアーカイブ。2022年6月25日閲覧。
- ^ 2018年公開の『ドラえもん のび太の宝島』を除く。
- ^ a b c “”. テレビ朝日 (2007年4月13日). 2007年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月25日閲覧。
- ^ “仮歌というお仕事。”. maoココロのよりどころ. エキサイトブログ (2009年9月25日). 2022年6月25日閲覧。
- ^ 鈴木隆詩 (2016年12月5日). “やわらかい歌声とサウンドが詰まった、実力派アーティストmaoのニューアルバム”. アキバ総研2022年6月25日閲覧。
- ^ (PDF)『ドラえもん、パーマン、キテレツ大百科など、藤子・F・不二雄さんの代表キャラクターが勢ぞろい!「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」オープン記念、みんなの夢を乗せて走る特別ラッピング電車『小田急F-Train』8月3日(水)より運行開始 - 登戸駅・向ヶ丘遊園駅の列車接近音も藤子・F・不二雄アニメメロディに変更します。-』(プレスリリース)小田急電鉄、2011年8月2日2020年4月7日閲覧。 。
- ^ “藤子Fアニメ5曲を発車メロディーに一挙導入 南武線2駅で9月3日から”. 乗りものニュース. 2020年4月7日閲覧。
- ^ “南武線登戸,宿河原駅発車メロディ「ドラえもんのうた」など5曲制作”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2020年4月7日閲覧。
- ^ “おうちで一番歌われたアニソンは炎!『おうちカラオケランキング』”. アニメージュプラス. (2021年12月30日)2022年6月25日閲覧。
- ^ 『PriPri』2018年特別号(世界文化社)綴じ込み付録「感涙!! 卒園ソング楽譜集」14-17頁、26頁。(ISBN 978-4-418-18700-3)。
関連項目
- (ドラえもんのオープニングテーマ)
外部リンク
- 夢をかなえてドラえもん - 日本コロムビア