園部駅(そのべえき)は、京都府南丹市園部町小山東町溝辺にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。駅番号はJR-E16。
園部駅 | |
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西口駅舎(園部駅西口ステーションビル) | |
そのべ Sonobe | |
◄JR-E15 吉富 (1.9 km) (4.0 km) 船岡► | |
所在地 | 京都府南丹市園部町小山東町溝辺 |
駅番号 | JR-E16(嵯峨野線) |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | E 山陰本線 (当駅より吉富方は嵯峨野線) |
キロ程 | 34.2 km(京都起点) |
電報略号 | ソノ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
(ホーム) | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- | 3,614人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)8月15日[1] |
備考 | (直営駅) みどりの窓口 有 |
概要
南丹市(旧園部町)の代表駅である。
京都駅から当駅まではアーバンネットワークエリアに入り、嵯峨野線の愛称が付けられている。案内上でも、当駅から京都方面は「嵯峨野線」、福知山方面は正式名称の「山陰本線」(または「山陰線」)と名称が区別されている。ただし、当駅の駅掲示時刻表は両方向とも「嵯峨野(山陰)線」と案内され、区別があいまいになっている。
以前は特急列車の多くが通過していたが、現在は全ての列車が停車している。普通列車は、当駅で折り返すか、当駅で列車番号を変更し増結・切り離しする場合が多い。2010年に嵯峨野線区間の京都駅 - 当駅間は完全複線化されたが、当駅から綾部駅まで単線のままである。
ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)の利用可能駅は、2021年3月13日からは京都方面から当駅を越えて胡麻駅まで(と綾部・福知山駅など)であるが、それ以前は京都方面から当駅までのみ利用可能で、福知山方面はサービスエリア外で使用できなかった(山陰地区の利用エリア東端・伯耆大山駅から西へまたがる利用は200kmを超過するために不可)。そのため、福知山方面行き列車内では当駅発車後、間違ってカード類を使用した乗客の確認と案内をするため車掌が車内改札を行うことが多かった(ワンマン列車も含む)。
歴史
- 1899年(明治32年)8月15日:京都鉄道の嵯峨駅(現在の嵯峨嵐山駅)からの延伸により、その終着として開業[1]。旅客・貨物の取り扱いを開始した[1]。
- 1907年(明治40年)8月1日:京都鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅になる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。京都線の所属となる。
- 1910年(明治43年)8月25日:京都線が綾部駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1912年(明治45年)3月1日:線路名称改定。京都線が山陰本線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1971年(昭和46年)11月1日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、山陰本線の京都駅 - 当駅間は「嵯峨野線」の愛称を開始。
- 1990年(平成2年)3月10日:京都駅から当駅間が電化される[2]。
- 1991年(平成3年)3月16日:橋上駅舎が完成[3]。
- 1996年(平成8年)3月16日:当駅から綾部駅間が電化される。
- 2000年(平成12年)9月19日:上下線ホームにエレベーターが設置される[4]。
- 2003年(平成15年)11月1日:京都駅方面においてICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2009年(平成21年)3月14日:八木駅から当駅まで複線化される。
- 2010年(平成22年)3月7日:嵯峨野線区間の複線化事業が完成。1週間後の3月13日より複線化を反映したダイヤとなる。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 2021年(令和3年)3月13日:胡麻駅方面においてICカード「ICOCA」の利用が可能となる[5]。
駅構造
島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有する。上下線の各ホームに子会社のJR西日本テクノスと共同開発した省スペース型のエレベーターが設置されている[4]。このほか、構内には多数の留置線が敷設され、夜間滞泊がある。
(直営駅)(亀岡駅の(被管理駅))で、みどりの窓口が設置されている。
のりば
- 付記事項
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 前述した通り、当駅で普通列車(快速含む)の運転系統が分断されるため、同一ホームで乗り換えられるようにダイヤが組まれている。そのため、発着番線は一定していない。
- 嵯峨野線区間の複線化を反映した2010年3月13日のダイヤ改正で、当駅の列車運用も大幅に変更された。日中は1番のりばと4番のりばに京都方面の快速・普通列車、2番のりばに京都方面の特急列車、3番のりばに福知山方面の特急・普通列車が入る運用となっている。
改札口
改札階とホーム階を結ぶエレベーターは扉が曲面になっている
利用状況
2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は4,514人である。 1日の平均乗車人員は以下の通りである[7]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1999年 | 4,216 |
2000年 | 4,134 |
2001年 | 4,214 |
2002年 | 4,260 |
2003年 | 4,312 |
2004年 | 4,430 |
2005年 | 4,570 |
2006年 | 4,595 |
2007年 | 4,487 |
2008年 | 4,490 |
2009年 | 4,414 |
2010年 | 4,477 |
2011年 | 4,563 |
2012年 | 4,655 |
2013年 | 4,721 |
2014年 | 4,663 |
2015年 | 4,784 |
2016年 | 4,748 |
2017年 | 4,614 |
2018年 | 4,614 |
2019年 | 4,514 |
2020年 | 3,614 |
駅周辺
バス路線
隣の駅
脚注
注釈
- ^ かつては西日本JRバスが園篠線を運行していたが、同線の廃止後は福住を境に路線が分断された。当駅 - 福住間は京阪京都交通、福住 - 本篠山 - 篠山口駅はウイング神姫が運行を引き継いでおり、福住にて接続を行う便がある。
出典
- ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、300頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日)
- ^ 園部 - フジテレビ『みんなの鉄道』、2014年4月15日閲覧
- ^ a b “小型エレベーター共同開発”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2000年9月27日)
- ^ (PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道福知山支社、2020年12月18日。 オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ2020年12月19日閲覧。 。
- ^ a b “園部駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月14日閲覧。
- ^ 出典:京都府統計書
- ^ “南丹市 春日神社”. 京都府観光ガイド. 京都府観光連盟. 2022年6月17日閲覧。
- ^ 園部・美山周遊バス
関連項目
外部リンク
- 園部駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道