概要
成田一帯は古くから水はけが悪く、蛇行しながら流れる善福寺川周辺には自然溜池ができるなど水害の多い地域であった。
戦後は宅地化が進み、河川を改修し周囲は都立公園として整備された。下流に隣接する和田堀公園は溜池を中心として造成されたのに対し、善福寺川緑地は植物を中心に造成された公園である。
荻窪一丁目の神通橋から五日市街道の尾崎橋までの約1.5キロの間に約400本の桜並木が続き、都内有数の花見の名所として知られ、近隣住民の憩いの場として、また遠方から植物や野鳥を観測する来訪者も多い。大宮八幡宮と水道道路の中間的エリアからは、坂下であるにもかかわらず、西新宿の高層ビル群が一望され、都心の地理的な高低差が実感できる場所となっている。
公園内全域が東京都の広域避難場所に指定されている。
歴史
主な施設
- 子ども向けの広場(ヒコーキ広場など)
- 野球広場
- テニスコート
水害対策施設
なかよし広場地下3.0メートルに直径60メートル、深さ27メートルの人工池をつくり、善福寺川の氾濫時に一時的に洪水のもととなる川の水を蓄えるもの。 およそ3万5000立方メートルの水を蓄えることができる。 総工費は35億1750万円で、国が22億4450万円、残りを東京都が負担する。[1]
アクセスなど
開園時間など
- 常時開園。入園料無料。(但しテニスコートなどの利用は予約制で有料である)
- 障害者用トイレは、夜間・早朝に利用制限がある。
隣接する公園
脚注
- ^ 公園内に掲出されている説明書き
外部リンク
- 善福寺川緑地