南郷三郎

南郷 三郎（なんごう さぶろう、 1878年10月 - 1975年10月2日^[1]）は、日本の実業家。

来歴

兵庫県灘（現・神戸市）に生まれる^[2]。父は元加賀藩士の南郷茂光^[3]、兄に講道館2代館長の南郷次郎、弟に画家の九里四郎がいる。

1900年、高等商業学校（現・一橋大学）を卒業^[3]。高商在学中は柔道部を創設するなどスポーツ面でも活動した^[2]。卒業同年に日本綿花（現・双日）に入社。1932年に日本綿花社長に就任する。その後、尼崎土地をはじめ複数の企業で社長を歴任した^[3]。団体役員としては、(日中輸出入協会)理事長、日本貿易振興会会長、(貿易統制会)長、財団法人日本貿易振興協会副会長などを務めた。

1918年にアキレス腱断裂の怪我を負い、そのリハビリとしてゴルフを始める^[2]。1924年に日本ゴルフ協会(JGA)が設立された際に代表メンバーの一人となり、初代チェアマンも務めたほか、関西ゴルフ協会の創設にも関与した。

死後、勲一等瑞宝章を贈られた。

脚注

1. ^ 『昭和人物事典戦前期』580頁。
2. ^ ^{a b c} 垂水ゴルフ倶楽部の歴史について - 垂水ゴルフ倶楽部（リンク先の南郷三郎の説明も参照）
3. ^ ^{a b c} 尼崎土地 - Web版尼崎地域事典「apedia」（執筆・天野雅敏）

先代 喜多又蔵

日本綿花社長 1932年 - 1941年

次代 (潮崎喜八郎)