利尻空港(りしりくうこう、英: Rishiri Airport)は、北海道利尻郡利尻富士町(利尻島)にある(地方管理空港 )である。
利尻空港 Rishiri Airport | |
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IATA: RIS - ICAO: RJER | |
概要 | |
国・地域 | 日本 |
所在地 | 北海道利尻郡利尻富士町 |
種類 | 商業 |
運営者 | 北海道 |
運用時間 | 9:00 - 17:00 |
標高 | 30.7 m (100.7 ft) |
座標 | 北緯45度14分23秒 東経141度11分29秒 / 北緯45.23972度 東経141.19139度座標: 北緯45度14分23秒 東経141度11分29秒 / 北緯45.23972度 東経141.19139度 |
地図 | |
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滑走路 | |
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空港の一覧 |
概要
利尻空港は利尻島北端に位置する北海道内の最初の離島空港である。ジェット機の就航が可能であり、地域経済の活性化及び地域振興、島民の重要な生活基盤施設として期待されている。
滑走路は07/25方向に1,800mである。開港当初の滑走長は600mであったが、観光需要への対応と離島振興、離島交通の確保のため、順次延長され現在に至る。(平行誘導路)は無く、またターニングパッドも設置されていない。着陸帯の幅は150mと狭く、計器着陸には対応できない。ローカライザのみ滑走路25に設置されている。
年間利用客数は、国内37,366人(2013年度)[1]。
沿革
- 1962年(昭和37年)8月 開港(滑走路:600m、管理者:利尻富士町)[2]。稚内空港便を不定期運航で開設。
- 1974年(昭和49年) 800mに滑走路延長。日本近距離航空(後のエアーニッポン。現在は全日本空輸に吸収)が稚内空港便を通年運航開始。
- 1991年(平成3年) 北海道へ管理者変更。
- 1994年(平成6年) 稚内空港便の運航をエアーニッポンからエアー北海道に移管。
- 1999年(平成11年)6月 1,800mの新滑走路建設、ジェット化[3]。エアーニッポンが新千歳空港便を夏期季節運航で開設。
- 2003年(平成15年) 稚内空港便廃止。新千歳空港便が通年運航になる。
- 2011年(平成23年)10月 北海道エアシステムが丘珠空港便を開設[4]、新千歳空港便が2012年から6月 - 9月の夏季季節運航に変更。
- 2018年(平成30年)8月4日 天皇・皇后の利尻島行幸啓にあたり、J-AIRが丘珠空港往復の特別機を運航[5]。
施設
空港ターミナルビルは滑走路北側に1棟で、地上2階建て。利尻礼文サロベツ国立公園地域の自然環境に調和させたデザインである。内部は国内線用の設備のみ持ち、国際線の設備は特に備えていない。また、ボーディングブリッジは設置されていない。
- 1階 - 航空会社カウンター、到着ロビー、出発ロビー、搭乗待合室
- 2階 - 送迎デッキ(無料)、展望ホール
定期路線
かつての定期就航路線
アクセス
運行本数や運賃等の詳細は、該当項目や公式サイトにて最新情報を確認されたい。
その他
- 利尻VORDME/ILSが整備されているものの、2016年3月31日までの保守官所は稚内空港出張所、2016年4月1日以降の保守官所は新千歳空港システム運用管理センターである。
ギャラリー
利尻空港と利尻山
利尻空港の石碑
1F待合ロビーと観光案内所
到着客出口
利尻空港チェックインカウンター
2F軽食店
利尻空港駐車場と礼文島
利尻空港展望台から望むペシ岬
脚注
- ^ (PDF)『管内空港の利用状況概況集計表(平成25年度速報値)』(プレスリリース)国土交通省東京航空局 。
- ^ “利尻空港の開港式”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1962年8月13日)
- ^ “道北の空 新たなページ 利尻島にジェット機 島発展の起爆剤に 観光、水産振興に住民期待 利尻空港へ新千歳便”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年6月2日)
- ^ “利尻-丘珠HAC便就航 通年で1日1往復運航”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2011年10月2日)
- ^ “両陛下、利尻島を訪問 離島への思い強く”. 日本経済新聞 (2018年8月4日). 2022年9月20日閲覧。
- ^ 北海道エアシステムの機材・乗務員で運航
- ^ ANAウイングスの機材・乗務員で運航
外部リンク
- 利尻空港 - 利尻富士町
- JAL国内線 - 利尻空港(空港情報)
- ANA空港案内 - 利尻空港