内片 輝(うちかた あきら)は、日本の演出家。
来歴・人物
南カリフォルニア大学(USC)映画学科に留学。アメリカ映画に造詣が深く、演出作品にアメリカ映画へのオマージュが捧げられている。
ハリウッド映画『ラスト サムライ』『SAYURI』の現場にも参加。LAでのプロモーション撮影にも多数参加。
ロサンゼルスで自身の製作/監督によるショートフィルムは映画祭での受賞実績がある。
WOWOW連続ドラマWやテレビ朝日「相棒」などのクライムサスペンス作品に定評がある。
テレビドラマながらも早くからシネレンズやカラーグレーディングを取り入れ、技術的な嗜好も強い。
最後の同窓会、ヒポクラテスの誓い、石の繭 殺人分析班、天使が消えていく、孤高のメスほか多数の作品で日本照明家協会、映画テレビ技術協会の賞を受賞実績がある。[1]
第2回WOWOWクリエイターアワード優秀賞受賞(2022)[2]
演出/プロデュース作品
映画
テレビドラマ
- 和久峻三ミステリー 京都セクシー妖怪殺人案内〜嵯峨野に棲む吸血美女の復讐!(朝日放送、プロデューサー補 1980 - 1997)
- 部長刑事シリーズ(朝日放送)
- 新・部長刑事アーバンポリス24(演出 1997 - 2000)
- シンマイ。(演出 2001)
- 京都の芸者弁護士事件簿(朝日放送、プロデューサー補 1997 - 2001)
- 家族団乱「朝食」(演出 1998)
- 京都マル秘仕事人(朝日放送、プロデューサー補 1999 - 2002)
- 安楽椅子探偵シリーズ(朝日放送)
- 安楽椅子探偵登場 (演出 1999)
- 安楽椅子探偵再び (演出 2000)
- 安楽椅子探偵の聖夜 (演出 2000)
- 安楽椅子探偵とUFOの夜 (演出 2002)
- 安楽椅子探偵と笛吹家の一族 (演出 2003)
- 安楽椅子探偵 ON AIR (演出 2006)
- 安楽椅子探偵と忘却の岬 (演出 2008)
- 女と男と物語(演出 2003)
- 17才夏。(朝日放送、演出 2003)
- 人が殺意を抱くとき(演出 2004)
- 夢縁坂骨董店(演出 2005)
- 新・赤かぶ検事奮戦記(朝日放送、プロデューサー補⇒プロデューサー 1994 - 2005)
- 桜2号(朝日放送、プロデューサー 2006)
- H-code〜愛しき賞金稼ぎ〜(朝日放送、プロデューサー・演出 2007)
- H-code2nd〜私が愛した賞金稼ぎ〜(監督・プロデューサー 2008)
- 学問ノススメ(朝日放送、演出 2007)
- 初恋net.com〜忘れられない恋のうた〜(朝日放送、演出 2007)
- 刑事殺しシリーズ(1,2,完結編)(出演仲村トオルほか)(朝日放送、演出 2007 - 2009)
- (宿命1969-2010ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京)(朝日放送、演出 2010)
- サクラサク~私は未来を、あきらめない~ 電通との共同企画ドラマ CMも演出 (朝日放送、演出 2010)
- 夏樹静子作家生活40周年記念作品「天使が消えていく」(出演賀来千香子 / 西郷輝彦ほか)(朝日放送、演出 2010)
- ミステリー作家六波羅一輝の推理シリーズ1 白骨の語り部(元村次宏監督)(出演:上川隆也 / 横山めぐみほか)(朝日放送、プロデュース 2010)
- ミステリー作家六波羅一輝の推理シリーズ2 京都・陰陽師の殺人(元村次宏監督)(出演:上川隆也 / 横山めぐみほか)(朝日放送、プロデュース 2012)
- ミステリー作家六波羅一輝の推理シリーズ3 沖縄・ニライカナイの語り部(元村次宏監督)(出演:上川隆也 / 横山めぐみほか)(朝日放送、プロデュース 2013)
- サクラとさつき 電通との共同企画ドラマ (ABCテレビ、演出 2011)
- ダイチとメグミ CM (ミスタードーナツ/eo光/カネカ/銀のさら/P&G)全5話 (演出 2011)
- 連続ドラマW CO 移植コーディネーター(出演吉岡秀隆 / ユースケ・サンタマリアほか)(WOWOW、監督 2011)
- 棘の街(出演仲村トオルほか)(朝日放送、演出2011)
- アナザーフェイス1、2〜刑事総務課・大友鉄〜(出演仲村トオルほか)(朝日放送、演出 2012、2013)
- 悪夢の六号室木下半太原作(出演壇蜜ほか)(朝日放送、演出 2013)
- (殺人分析班)シリーズ(WOWOW)
- 連続ドラマW (石の繭 殺人分析班)(出演木村文乃ほか)(監督 2015)[4]
- 連続ドラマW (水晶の鼓動 殺人分析班)(出演木村文乃ほか)(監督 2016)
- 連続ドラマW 悪の波動 殺人分析班スピンオフ(出演古川雄輝ほか)(監督 2019)[5]
- 連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班(出演木村文乃ほか)(監督 2019)
- 公安分析班シリーズ(WOWOW)
- 相棒シリーズ(テレビ朝日・東映)
- season14 第14話「スポットライト」(監督 2016)
- season15 第16話「ギフト」、第17話「ラストワーク」(監督 2017)
- season16 第3話「銀婚式」、第5話「手巾(ハンケチ)」、第7話「倫敦からの客人」、第10話「サクラ」(元日スペシャル)、第11話「ダメージグッズ」(監督 2017-2018)
- season17 第15話 「99%の女」、第16話 「容疑者 内村完爾」、第20話 「新世界より」(最終回スペシャル)(監督 2019)
- season18 第14話 「善悪の彼岸〜ピエタ」、第15話 「善悪の彼岸〜深淵」(監督 2020 )
- season21 第12話 「他人連れ」、第13話 「椿二輪」、第15話 「薔薇と髭と菫たち」、第16話 「女神」(監督 2023 )
- 連続ドラマW ヒポクラテスの誓い(出演北川景子/柴田恭兵ほか)(WOWOW、監督 2016)
- ドラマ特別企画 堂場瞬一サスペンス (検証捜査)[8]/(出演仲村トオル / 栗山千明 / 角野卓造 / 市村正親ほか)テレビ東京、監督 2017)
- Re:Mind(出演:けやき坂46(ひらがなけやき))(Netflix、テレビ東京、監督 2017)
- ドラマスペシャル(最後の同窓会)(市村正親、角野卓造、でんでん、片岡鶴太郎、松坂慶子 脚本:岡田惠和)(テレビ朝日 監督2017) 平成29年度文化庁芸術祭参加作品
- シグナル 長期未解決事件捜査班(出演坂口健太郎ほか)(フジテレビ、演出 2018)
- 連続ドラマW コールドケース〜真実の扉〜 セカンドシーズン(出演 吉田羊、滝藤賢一、田中圭、奥田瑛二ほか)(WOWOW、監督 2019)
- 連続ドラマW コールドケース〜真実の扉〜 サードシーズン(出演 吉田羊、滝藤賢一、仲村トオルほか)(WOWOW、監督 2020 )
- 連続ドラマW 孤高のメス(出演 滝沢秀明、仲村トオル、石丸幹二、山本美月、長塚京三ほか)(WOWOW、監督 2019)[9]
- 連続ドラマW 密告はうたう(出演 松岡昌宏、仲村トオル、泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太ほか)(WOWOW、監督 2021)[10]
- 連続ドラマW 眼の壁(出演 小泉孝太郎、泉里香、薮宏太、上地雄輔、陣内孝則ほか)(WOWOW、監督 2022)[11]
バラエティ番組
- 日曜笑劇場シリーズ (2001 - 2004)
- なんやモー目茶苦茶屋(演出)
- 特ダネ野郎えぇチーム(演出)
- 1、2、駐在さんダァ〜!!(演出)
- 開運コメディ 今日も大吉!パンパンパン(演出)
- 間寛平芸能生活30周年・帰ってきたあっちこっち丁稚(演出)
- クイズ!紳助くん(チーフディレクター、2005 - 2006)
- 週末の探検家〜夢羅針盤〜「劇団四季〜浅利慶太」/(ディレクター 2009, 2010)
関連人物
脚注
- ^ “公益社団法人 日本照明家協会|協会賞”. www.jaled.or.jp. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “第2回 WOWOWクリエイターアワード 受賞者決定!6月は4作品すべてWOWOWオンデマンドで配信! | ニュース | 株式会社WOWOW”. WOWOW. 2022年6月29日閲覧。
- ^ (日本語) 映画『晴れのち晴れ、ときどき晴れ』予告編2022年2月12日閲覧。
- ^ “WOWOW 「連続ドラマW 石の繭」木村文乃が刑事役に初挑戦!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “深澤辰哉、平埜生成、池田鉄洋らが『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』出演 | CINRA”. www.cinra.net. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “https://www.wowow.co.jp/detail/”. WOWOW. 2022年2月12日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “「連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班」主演は青木崇高、「分析班」シリーズの魅力を紹介 - 映画ナタリー 特集・インタビュー”. 映画ナタリー. 2022年2月12日閲覧。
- ^ WEBザテレビジョン. “「検証捜査」仲村トオル×内片輝監督7度目コラボで『10年分の進歩を込められたら』”. WEBザテレビジョン. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “滝沢秀明、『連続ドラマW 孤高のメス』主演に 外科医役に初挑戦”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “『密告はうたう』内片輝監督、松岡昌宏に“大きな安心感” 「人間的な魅力に溢れる人」”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “WOWOW眼の壁”. WOWOW. 2022年6月閲覧。
外部リンク
- 「内片輝事務所」HP