『光の射す方へ』(ひかりのさすほうへ)は、日本のバンド・Mr.Childrenの16枚目のシングルである。1999年1月13日にトイズファクトリーより発売された。
「光の射す方へ」 | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Mr.Children の シングル | |||||||||||||||||||
初出アルバム『DISCOVERY』 | |||||||||||||||||||
B面 | 独り言 | ||||||||||||||||||
リリース | |||||||||||||||||||
規格 | 8cmシングル | ||||||||||||||||||
ジャンル | J-POP ロック | ||||||||||||||||||
時間 | |||||||||||||||||||
レーベル | トイズファクトリー | ||||||||||||||||||
作詞・作曲 | 桜井和寿 | ||||||||||||||||||
プロデュース | 小林武史 Mr.Children | ||||||||||||||||||
ゴールドディスク | |||||||||||||||||||
ダブル・プラチナ(日本レコード協会) | |||||||||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||
Mr.Children シングル 年表 | |||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||
EANコード | |||||||||||||||||||
EAN (4988061280998) | |||||||||||||||||||
ミュージックビデオ | |||||||||||||||||||
「光の射す方へ」 - YouTube |
映像外部リンク | |
---|---|
ライブ映像 | |
「光の射す方へ」 (2015) |
概要
前作から3か月ぶりのシングルで、7thアルバム『(DISCOVERY)』からの先行シングル。アートディレクターは信藤三雄。
チャート成績
初週32.8万枚を売り上げ初登場1位を獲得。前作で2作ぶりに100万枚を達成したが、本作の累計売上は45.6万枚で、3rdシングル『Replay』以来の50万枚に達しないシングルとなった。
収録曲
全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「光の射す方へ」 | |
2. | 「独り言」 | |
合計時間: |
楽曲解説
- 光の射す方へ
- 前作『終わりなき旅』より前に制作されていた楽曲であるため、ベストアルバム『Mr.Children 1996-2000』の曲順は本曲が先になっている。
- 桜井和寿は「アナログでもデジタルでも、ポップでもロックでもフォークでも、洋楽でも邦楽でもない、でも本質というものが、それがある意味『光の射す方へ』ができた瞬間に、あ、これだと思えた」と語っている[1]。
- 1998年7月初頭のロサンゼルスでのレコーディング後に完成した曲で、桜井は「Aメロのコード進行のひねり感が気持ち良かったんで、そっからいろいろふくらましていきました」と語っている[2]。
- 冒頭に入った女性の声はサンプリングCDに収録されていたものをPro Toolsで伸ばしたものである[2]。最後はフェードアウトして終了する。
- ほとんどのライブでは大きなアレンジが加えられて演奏され、ライブの定番曲になっている。特に『Mr.Children TOUR '99 DISCOVERY』から『Mr.Children Tour 2004 シフクノオト』までは毎回演奏されていた[注 1]。
- ミュージック・ビデオ内では、桜井がキーボードを演奏している。ミュージック・ビデオは2018年3月21日発売の『』に収録されている。監督は丹修一。雑居ビルの探偵事務所で撮影された[3]。
- 桜井はアコースティック・ギターで本楽曲を演奏しているが、『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』では、ハンドマイクのみで歌っている。
- 16thアルバム『SENSE』に収録されている「Prelude」の歌詞に本曲のタイトルが登場する。
- 独り言
- 桜井はコーラスをメンバーに頼んだが、冗談だと思われ断われたという[4]。その為、桜井が一人でコーラスを担当している。
- 桜井は直接ボブ・ディランから影響を受けたのではなく、桑田佳祐のソロアルバムに収録された「ボブ・ディラン的なもの」から影響を受け、本曲を制作したとのこと[5]。
- 桜井曰く「『光の射す方へ』のカップリングに何を入れようという時に、アルバムの曲は嫌だったので……。」と語っているほか、ビールを飲みながら作った曲だという[1]。
- また、「本当にフォークシンガーがライブしているみたい」にMCを入れた『下北沢バージョン』も存在する[1]。
- 『Mr.Children CONCERT TOUR POPSAURUS 2001』、『』に収録されている。
テレビ出演
番組名 | 日付 | 放送局 | 演奏曲 |
---|---|---|---|
ミュージックステーション[6] | 1999年1月22日 | テレビ朝日 | 光の射す方へ |
うたばん | 1999年2月2日 | TBS | |
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP | 1999年2月8日 | フジテレビ |
ライブ映像作品
光の射す方へ
独り言
収録アルバム
- 『DISCOVERY』 (#1)
- 『1/42』 (#1)(Liveバージョン)
- 『Mr.Children 1996-2000』 (#1)
- 『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』 (#1)
- 『Mr.Children 2011-2015』 (#1)(Liveバージョン)
- 『B-SIDE』 (#2)
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 『SWITCH』スイッチ・パブリッシング 1999年3月号
- ^ a b 『Sound & Recording Magazine』 リットーミュージック 1999年3月号
- ^ "【Mr.Children特集】「口笛」「光の射す方へ」「ボレロ」…名MVを生んだ映像作家、丹修一の証言". Pen. CCCメディアハウス. 2022年5月25日. 2022年5月26日閲覧。
- ^ 『B-SIDE』ライナーノーツ
- ^ 『MUSICA』FACT、2007年6月号
- ^ “ミュージックステーション バックナンバー 出演者ラインナップ 1999.01.22.FRI”. テレビ朝日. 2021年8月30日閲覧。