人物
東京府生まれ。ユーラシア史学者・亀井高孝の長男。哲学者・(亀井裕)は弟
慶應義塾幼稚舎、武蔵高等学校 (旧制)を経て、1935年東京帝国大学文学部卒業。1938年同大学大学院を中退し、同大助手に就任。 東京商科大学(のちの一橋大学)予科非常勤講師、同教授を経て、戦後、一橋大学助教授を経て教授。1977年定年退官し、名誉教授になる。 成城大学教授、1984年に東洋文庫研究員となる。
「国語学よ、死して生れよ」をテーゼとする。中世文献からキリシタン文献まで研究し(国語史)に業績を残した。特に日本語の音韻について研究した。論文集全6巻がある。。
指導学生に田中克彦(一橋大学名誉教授)、山口謠司(大東文化大学教授)[1]、(大塚光子)(相模女子大学理事長)[2]、中村喜和(一橋大学名誉教授)など[3]。
著書
単著
- 『Chinese Borrowings in Prehistoric Japanese』吉川弘文館、1924年。
- 亀井高孝『詩集 松と杉』1925年。
- 『概説文語文法』吉川弘文館、1955年。
- 『亀井孝論文集 全6巻』吉川弘文館、1971-96年。
- 『ことばの森 かめいたかし』吉川弘文館、1995年7月。
- 『お馬ひんひん 語源を探る愉しみ』〈朝日選書〉1998年12月。
共編著
校註・翻訳
- 改編節用集 勉誠社 1974
- 語学資料としての中華若木詩抄(校本) 清文堂出版, 1977.3
- 語学資料としての中華若木詩抄 系譜 清文堂出版, 1980.2
- うつりゆくこそことばなれ エウジェニオ・コセリウ 田中克彦,かめいたかし共訳 クロノス 1981.6