中川 安奈(なかがわ あんな、1965年8月30日 - 2014年10月17日)は、日本の女優。東京都出身[1]。(岡村本舗)に所属していたほか、the company のアソシエイツメンバーも務めていた。
人物
桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒業。
1988年、映画『敦煌』でデビューし、第12回日本アカデミー賞新人俳優賞[2]等を受賞した[1]。
1991年に舞台『バタフライはフリー』に出演し、演出を手掛けた栗山民也と翌1992年に結婚[3]。その後、舞台を中心に活動した[1]。
家族
作品
- シングル
出演
舞台
- バタフライはフリー(1991年)
- 青空のある限り(1996年)
- ザ・スズナリ「ロスト・バビロン」(1999年)
- 雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた(2009年)
- アトリエ・センターフォワード第3回公演「ブルー・ウォーター 〜20XX火星編〜」(2010年3月3日 - 10日、シアター風姿花伝)
- 古川オフィス10回公演「ヴァニティーズ」(2010年10月12日 - 17日、新宿サニーサイドシアター)
- SPACE U 15周年記念公演「ダークファンタジー マクベス2010」(2010年12月22日 - 25日、新国立劇場小劇場)
- ウンプテンプカンパニー「ベルナルダ・アルバの家」(2011年9月1日 - 4日、シアターΧ)
- 彩の国シェイクスピア・シリーズ第24弾「アントニーとクレオパトラ」(2011年10月1日 - 15日 彩の国さいたま芸術劇場大ホール、10月21日 - 25日 福岡・キャナルシティ劇場、10月28日 - 31日 大阪・シアターBRAVA!、11月24日 - 27日 韓国・LGアートセンター)
- ザ・スズナリ「黄色い月」(2012年)
映画
- 敦煌(1988年、大映) - ツルピア王女 役
- Aサインデイズ(1989年、大映) - エリ 役
- ボクが病気になった理由(1990年、アルゴ・プロジェクト) - 青山晶 役
- (ふたりだけのアイランド)(1991年、東映クラシック)
- ゴジラvsキングギドラ(1991年、東宝) - エミー・カノー 役
- キャンプで逢いましょう(1995年、東宝) - 安西瑛子 役
- CURE (1997年、松竹) - 高部文江 役
- ヒロイン! (1998年、大映)
- 下弦の月〜ラスト・クォーター(2004年、松竹) - さやかの母 役
- ヘレンケラーを知っていますか(2005年、中山節夫監督)
- 楳図かずお恐怖劇場 DEATH MAKE (2005年、太一監督) - 岩嵜玲 役
- シャーリーの好色人生(2009年4月11日公開、佐藤央監督)[10]
- シャーリーの転落人生(2009年4月11日公開、佐藤央監督)[11]
- インターミッション(2013年2月23日公開、樋口尚文監督) - アンナ 役
- 蒼白者(2013年6月8日公開、常本琢昭監督)
テレビドラマ
- 土曜ドラマスペシャル あなたが大好き(1988年、TBS)
- ドラマ10 (詩城の旅びと)(1989年、NHK) - 多島通子 役
- 月曜ドラマスペシャル 京の旅 鴨川べり女の宿(1990年、TBS)
- 母さんとママ(1990年、TBS)
- びいどろで候〜長崎屋夢日記(1990年、NHK) - 鞠夜安奈 役
- 必殺スペシャル・春 世にも不思議な大仕事 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年、テレビ朝日) - セシリア 役
- 伊勢湾・鳥羽…海からの招待状(1991年、関西テレビ)
- 火曜サスペンス劇場 99%の誘拐(1992年、日本テレビ)
- さらば、いとわしきものよ(1992年、関西テレビ)
- とおぜんぼ通り(1992年、NHK)
- ふたり(1993年、関西テレビ)
- 大河ドラマ 炎立つ(1993年 - 1994年、NHK) - 亜古耶 役
- ドラマ新銀河(NHK)
- 南部大吉交番日記(1993年)- 南部綾子 役
- 婚約旅行(1996年)
- 水曜ドラマ 出逢った頃の君でいて(1994年、日本テレビ) - 三輪恭子 役
- 命なりけり 悲劇の外相東郷茂徳(1994年、TBS)
- 花王ファミリースペシャル 鬼ユリ校長、走る! (1994年、関西テレビ)
- 鎌倉迷走組曲-suit- (1994年、NHK)
- 天王州・殺意の前奏曲-Prelude- (1994年、NHK)
- 新宿狂想曲-Rapsody- (1994年、NHK)
- HOTELスペシャル(1995年、TBS)
- ひらり又三郎危機一髪! (1995年、NTV / ユニオン映画) - お艶 役
- 金曜時代劇 とおりゃんせ〜深川人情澪通り(1995年、NHK)
- 月曜ドラマスペシャル 夜の虹(1996年、TBS)
- 連続テレビ小説 あぐり(1997年、NHK) - 緑川靖子 役
- 火曜サスペンス劇場 転勤判事2 (1998年1月13日、日本テレビ) - 神崎美香 役
- 金曜エンタテイメント 猟犬探偵・竜門卓(1999年、フジテレビ)
- NHKドラマ館 新・南部大吉交番日記(1999年、NHK)
- 女同士 (2000年、東海テレビ) - 桐島奈緒 役
- 月曜ドラマスペシャル 義父のいる風景(2000年、TBS)
- 金融腐蝕列島「再生」(2001年、TBS)
- 演技者。 REDRUM (2002年、フジテレビ)
- 金曜時代劇 慶次郎縁側日記 第10話 (2004年、NHK) - お雪 役
- 愛の劇場 ママはバレリーナ(2005年、TBS) - 江頭千賀子 役
- 京都迷宮案内 第8シリーズ 最終話(2006年) - 野口啓子 役
- 木曜時代劇 風の果て(2007年、NHK) - 妙 役
- 相棒 Season8 第8話(2009年、テレビ朝日) - 君野恵 役
ラジオ番組
書籍
脚注
- ^ a b c d e 平成ゴジラパーフェクション 2012, pp. 32–33, 「キャストインタビュー 中川安奈」
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト
- ^ a b c “中川安奈さん 闘病数年がんに死す…”. デイリースポーツ online (株式会社神戸新聞社). (2014年10月19日) 2021年12月25日閲覧。
- ^ “女優の中川安奈さんが死去 舞台で活躍”. 共同通信. (2014年10月18日)2014年11月9日閲覧。[]
- ^ “女優の中川安奈さん死去 49歳、映画「敦煌」でデビュー”. スポニチアネックス (株式会社スポーツニッポン新聞社). (2014年10月18日) 2021年12月24日閲覧。
- ^ “中川安奈さん49歳死去 がんと闘い女優業”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2014年10月19日) 2021年12月24日閲覧。
- ^ “熊谷真実号泣 中川安奈さんお別れの会”. デイリースポーツ online (株式会社神戸新聞社). (2014年11月25日) 2021年12月24日閲覧。
“「敦煌」佐藤純彌監督が中川さん悼む”. デイリースポーツ online (株式会社神戸新聞社). (2014年10月19日) 2021年12月25日閲覧。 - ^ "中川安奈・中川七瀬 神戸・甦る欧風の港町". 遠くへ行きたい. 25 March 2001. 読売テレビ。
- ^ “中川安奈 / 「敦煌」イメージソング~砂漠の海へ”. CD Journal. 音楽出版社. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “シャーリーの好色人生”. MOVIE WALKER PRESS. 株式会社ムービーウォーカー. 2021年12月24日閲覧。
- ^ “シャーリーの転落人生”. MOVIE WALKER PRESS. 株式会社ムービーウォーカー. 2021年12月24日閲覧。
- ^ 10月20日の再放送冒頭のアナウンスによる。
参考文献
- 『平成ゴジラパーフェクション』監修:川北紘一、アスキー・メディアワークス〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2012年2月10日。ISBN (978-4-04-886119-9)。
外部リンク
- 中川安奈 - 日本映画データベース
- 中川安奈 - allcinema
- 中川安奈 - KINENOTE
- Anna Nakagawa - IMDb(英語)
- 中川安奈 - MOVIE WALKER PRESS
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