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三菱電機ストアー

三菱電機ストア(みつびしでんきストア)は、三菱電機製の家電製品取扱店の名称である。

1950年以降、松下電器系のナショナルショップ(当時。現「パナソニックショップ」)などと共に街の電器店チェーンの一つとして全国に普及した。なかでも三菱電機発祥の地でもある兵庫県においては店舗数が多かった。パナソニックソニーシャープJVCケンウッド等の他社製品を同時販売する店舗もある。

しかし近年は後継者難(経営者の高齢化)や売り上げ不振により三菱電機ストアの減少が著しい[1]。また「パナソニックフェア」や「きになる日立の気になるフェア」のような新製品合同展示会は発足当初から今日まで行われておらず、特選品カタログも発行されていない。

店舗によっては(新聞・雑誌広告と同一様式の)最新三菱電機製品広告を(期間ごとに入れ替える形で)正面横の壁面に掲示する場合がある。また昭和30~40年代に開業した店舗には当時の三菱電機キャラクター「メル子ちゃん」の人形が置かれていた他、シャッターにも「メル子ちゃん」の絵が描かれていた店舗があった。また地域によっては「地元商店街共通ポイントカード」に加盟している店舗もある[2]

売り上げが落ち込み本業のみでは経営が成り立たなくなった店舗ではクリーニング店チェーンとフランチャイズ契約を結び、その取次店を兼務する場合もある[3]

売り上げ増のための支援策

三菱電機は2007年度より全国に約3,000店ある三菱電機ストアーのうち、増販・増客等に積極的な約1,000店のスタッフを集めて販促研修会を開催し、今後大きな需要が見込まれるオール電化についての提案を促すと発表。さらに2009年度は三菱オール電化製品取次店(三菱電機ストア優良店)を全国で約6,000店程度に増やすと発表した[4]。しかし三菱電機ストアー減少は予想以上に急速なペースで進んでいるため、三菱オール電化製品の販売網開拓は苦戦を強いられている。

2009年度からは地上・BS・110度CSデジタルTV「REAL」において[5]、2012年度からは洗濯機において三菱電機ストア限定モデルの販売を開始している。

三菱電機CMの中で「三菱電機ストア編」が制作・放送された事は発足当初から今日まで一度も無く、全国各地にある三菱電機ストアー各店の取り組みも(パナソニックショップとは異なり)三菱電機CMや「三菱電機ストアサイト」で一切紹介されていない[6]。さらにもともと「松下幸之助商学院」型の三菱系列店後継者養成学校や「明徳会」型の三菱系列店組織がないため、三菱電機ストア従業員同士の交流機会(横の繋がり)はパナソニックショップなどより少ない。

かつては三菱乾電池自販機を正面玄関前に置いていた店舗が多数あったが、店内販売主体への移行に伴い三菱乾電池自販機は大半の店舗が撤去している[7]。売り上げ不振などにより廃業した旧三菱電機ストア店舗では、かつて稼働していた三菱乾電池自販機が、撤去・リサイクル費用が工面出来ないなどの理由から電源プラグが抜かれたまま旧店舗前に放置されているケースが多い。

後継者のいない零細店では新製品の仕入れ販売をやめ、既存顧客を対象とした「既購入製品修理・アフターサービスのみの営業」へ切り替える店舗も出ている。

看板・営業車のデザイン

  • 営業車の車体には水色帯を配し、その上に白文字で「MITSUBISHI」文字と店名ロゴを表記している。なお店名ロゴのみを表記したり、新車購入当時のまま無地とする店舗もある(「SHARP」や「JVC=JVCケンウッド」ロゴ看板を同時掲示する場合もあり)。
  • 看板はかつて水色地に「MITSUBISHI」と書かれたデザインや漢字の「三菱電機ストア+スリーダイヤ」表記が主流だったが、三菱電機は2014年4月1日よりロゴマークを「スリーダイヤ+MITSUBISHI ELECTRIC」へ変更したため、三菱電機ストアの看板も地が(以前の水色から)赤色へ、同時にロゴマークも現行の新デザインへそれぞれ変更されている(営業車も新ロゴへ順次変更)。なおシャッターに「MITSUBISHI ELECTRIC」ロゴを書いている店舗は皆無で、殆どの店舗は店名ロゴのみを書くか無地のままとしている(シャッターを設けず店休時は内部のブラインド又はカーテンを閉める店舗もあり)。
  • 経営者の高齢化・後継者難・売り上げ減により廃業した旧三菱電機ストア店舗跡の多くは「MITSUBISHI」看板と店名ロゴ看板が全て撤去されているが、それら費用の自前捻出が困難であるため「MITSUBISHI」看板が色あせたまま残されているケースも散見される。

他社製品との兼ね合い

マスプロ電工DXアンテナ日本アンテナ等の他社製品を使用[8]
  • HDMIケーブル・AVケーブル・光デジタルケーブル・ヘッドホン・その他AVパーツ類:発足当初より非生産。
主にパナソニック・ソニー・オーム電機JVCケンウッドオーディオテクニカ・DENON製品を販売。
主にパナソニック補聴器オーティコン製品を販売。
  • ビデオカメラ・デジタルカメラ:ビデオカメラはかつて自社生産していたが撤退。デジカメは発足当初より非生産。
主にパナソニック・ソニー・JVCケンウッド・キヤノンオリンパス富士フイルム製品を販売。
  • 延長コード(テーブルタップ)類:発足当初より非生産。
パナソニック・オーム電機サンワサプライ朝日電器(ELPAブランド)・ヤザワコーポレーションエレコムなどの他社製品を販売(壁スイッチ・コンセントなどの配線パーツも三菱電機自体は生産しておらず、パナソニック・東芝などの他社製品を販売)。
  • パソコン:かつては自社生産していたが撤退。
主に富士通製品を販売する店舗が多い[9]
三菱電機ストアへ供給される洗濯機はパナソニックシャープ東芝ライフスタイルハイアール等の他社製品に変更(三菱製洗濯機の現行モデルは2019年より三菱電機ストアのみで販売されている縦型1機種「MAW-70BP」のみで、生産は日立アプライアンス日立グローバルライフソリューションズへ委託=日立製縦型洗濯機「白い約束」7kgタイプの2018年モデルNW-70CのOEM[11])。
  • アイロン:かつては自社生産していたが撤退。
主にパナソニック・日立コンシューマーマーケティング・東芝・ティファール製品を販売。
2007年のシャープを最後に家電メーカー製のものは全て撤退しているため、コロナトヨトミサンポットダイニチ工業など、石油機器専門メーカーの製品を販売。
パナソニック、オーム電機などの他社製品を販売。
  • 食器洗い乾燥機:卓上型は2008年限りで撤退、現在はビルトイン型のみを生産。
卓上型食器洗い乾燥機はパナソニック製品を販売[12]
従来からパナソニックソニーアイワ東芝・DXアンテナ・ユニデン・マスプロ電工などの他社製品を販売。2014年5月31日限りで従来型のスカパー標準画質放送が終了し、ハイビジョン画質放送へ完全移行した[13] 現代では、スカパー側よりパナソニック製チューナーとマスプロ電工製アンテナがそれぞれ供給されている[14]
  • BDレコーダー:単体機は2013年限りで生産終了。現在はBDレコーダー一体型テレビ「REAL」のみを生産[15]
BDレコーダー単体機は2014年以降、パナソニック「DIGA」・ソニー「BDZ」・シャープ「AQUOSブルーレイ」・東芝「REGZAブルーレイ」などの他社製品に変更。
  • ホームシアターシステム:発足当初より非生産。
リアリンク対応ホームシアターシステムの自社生産は行っておらず、ソニーJVCケンウッドヤマハドリームワールドDENONオンキヨーパイオニアなどの他社製品を販売。
  • ポータブルテレビ(BD/DVDプレーヤー付きも含む):発足当初から非生産。
パナソニック・ソニー・東芝・ツインバードエグゼモードなどの他社製品を販売。
  • コンポ・ポータブルオーディオ類:かつて「DIATONE(ダイヤトーン)」ブランドの高級コンポを生産していたが現在は撤退。
主にパナソニック・ソニー・JVCケンウッド・東芝(東芝エルイートレーディング)・DENONオンキヨーティアック・オーム電機(Audio Commブランド)・小泉成器(SOUNDLOOK・SOUNDPITブランド)製品を販売。
パナソニック・タイガー・象印などの他社製品を販売[16]
  • 加湿器:かつては自社生産していたが2010年限りで撤退。
主にパナソニックシャープ東芝山善ユーイング長府製作所製品を販売。
  • 電気スタンド(卓上型ポータブル照明器具):かつては自社生産していたが撤退(現在、三菱電機子会社の「三菱電機照明」が自社生産している照明器具は壁及び天井に取り付けるLED照明と一部蛍光灯器具のみ[17])。
パナソニック・ホタルクス・ツインバード・アイリスオーヤマ・オーム電機製品を主に販売。
  • シェーバー・ドライヤーなどの理美容製品:発足当初より非生産。
パナソニック・日立・ブラウン・コイズミ・テスコム製品を主に販売。
FAXはパナソニック製品を、電話機はパナソニック・シャープ・パイオニア製品を販売。

全国の三菱電機ストア検索画面

  • 全国に約3千店ある三菱電機ストア各店の検索方法は「キーワード検索」のみ。左端のプルダウンメニューで目的の都道府県を選んだのち、電話番号・郵便番号・市区町村などのキーワードを入れて目的の店舗を探し出す(キーワードを入れずに目的の都道府県を選ぶだけでも検索可能。但し特定のお役立ちメニュー掲載店を抽出する「絞り込み検索」機能は無し)。
  • 三菱電機ストア各店の場所を示す地図は、(都道府県ごとに分類された)各店リストの「地図はこちら」ボタンをクリックすると別ウィンドウで開く。この地図作成は住宅地図の国内大手「ゼンリン」が担当しており、同社は「日立チェーンストール」・「東芝ストアー」・「ソニーショップ」各店の場所を示す地図作成も担当している。

注釈

  1. ^ 系列電器店としての生き残りをかけて(意欲ある店舗への販促支援・各種研修制度が充実している)パナソニックショップなどへ鞍替えする道を選ぶ店舗も続出しており、こうした事も三菱電機ストアー減少に拍車を掛けている。店舗によっては公式には三菱電機ストアを脱退していなくても、店舗外観改装を機に看板から「MITSUBISHI(旧デザイン)」・「MITSUBISHI ELECTRIC(現行)」ロゴ及び三菱グループシンボルマーク(スリーダイヤ)を外して当該店の店名ロゴのみとする店舗も続出している。
  2. ^ 例として、岩手県盛岡市にある「AVライフササキ」は盛岡地域共通 ポイントカード「MORIO-Jカード」に加盟している(税込み108円ごとに1ポイント付与。毎週木曜定休。シャープフレンドショップ兼務)。
  3. ^ 「三菱電機ストア」・「MITSUBISHI」・「MITSUBISHI ELECTRIC」の看板を掲示していても、これまで本業にしていた電器店部門は(売り上げ減や体力の限界などを理由に)廃業してクリーニング取り次ぎのみの営業に切り替えた店舗もある。
  4. ^ 2007年4月25日付、日経流通新聞7面及び2009年7月28日付、日経産業新聞5面の記事で各々報道
  5. ^ 日立コンシューマーマーケティングリビングサプライ社が販売している薄型テレビ「Wooo」も生産を海外メーカーによる委託に切り替えた。現在は三菱電機「リアル」のOEMとなっている。但し「Wooo」は4K対応機種の生産台数が少ない(日立チェーンストールのみで販売するパナソニック「VIERA」OEM機種「L65-Z2」のみである)事から、日立チェーンストールでは本家の「リアル」など他社製4Kテレビも併売するケースが多い。
  6. ^ 三菱電機とその系列企業全体も家電部門は業績低迷によりリストラ・組織再編を余儀なくされており、三菱電機ストア販促支援部門も営業所統廃合とリストラを推進してきた結果、三菱電機ストア各店への効率的な販促支援活動が行いにくくなってきている。
  7. ^ パナソニックショップ・東芝ストアーもかつて乾電池自販機を置いている店舗が多数あった。
  8. ^ 自社ブランドアンテナを販売する国内大手電機メーカーは現在パナソニックのみ(「VIERA」カタログに自社ブランドアンテナを掲載すると共に「パナソニックTV受信システムカタログ」も発行。但しアンテナ本体はかつてのような自社生産ではなくDXアンテナよりOEM供給。ブースター・アンテナ線・分波器・分配器などの周辺部品は2013年限りで生産終了)。かつて自社ブランドアンテナを生産していたソニー東芝シャープ日立リビングサプライは、組織再編などに伴い2014年までにアンテナ生産より完全撤退した。
  9. ^ かつては「NEC三菱電機ビジュアルシステムズ」という合弁企業を結成しPC用ディスプレイを生産していたがのちに撤退し、NECとの合弁も解消されている。
  10. ^ 三菱電機の洗濯機部門は2005年度以降、販売不振で赤字が続いていたため、その巻き返し策として業界初となる「前後合わせて20度までのドラム角度可変機能付き洗濯乾燥機『ムービングドラムMVW-VD1』」を2007年5月に発売(これは三菱製ドラム式洗濯乾燥機第一号で、国内大手電機メーカーでは最も後れてドラム式洗濯乾燥機市場へ参入したばかりだった)。しかし、発売から2ヵ月経った同年7月より動作不具合が相次いで報告されたためリコールを余儀なくされ、MVW-VD1は発売からわずか3ヵ月(2007年8月限り)で生産・販売を終了(翌2008年4月までに新品在庫を完売)。MVW-VD1の後継機種が生まれることはなかった。この「ムービングドラム」シリーズの大量リコールが致命傷となって三菱製洗濯機全体の販売台数は落ち込み、洗濯機分野の赤字幅拡大に拍車をかけた事から、三菱電機は洗濯機部門の赤字解消に失敗。結局はMVW-VD1の不具合による大量リコールが原因で、洗濯機自社生産撤退へと追い込まれ、1956年より生産されてきた三菱製洗濯機は2008年10月末をもって52年の歴史に幕を下ろした。
  11. ^ MAW-70BP用サービスパーツもHAP→HGLSより供給されている(洗濯槽クリーナーはHAP→HGLSから遡ってユシロ化学工業より供給)。本家の日立「白い約束」シリーズは概ね1年ごとにモデルチェンジが行われているが、OEM品の三菱洗濯機は2019年より「MAW-70BP」品番で生産。
  12. ^ 現在卓上型食器洗い乾燥機を生産している国内メーカーはパナソニックのみ。
  13. ^ 従来型標準画質契約からHD契約へ切り替える場合、アンテナは従来品を流用可能だがチューナーは、従来型SDタイプ流用不可でスカパー側より無償供与されたパナソニック製プレミアムサービス型へ切り替えることになる(従来型SDチューナーではスカパーハイビジョンチャンネルの視聴不可)。
  14. ^ スカパープレミアムチューナーを現在製造している国内メーカーはパナソニックのみで、マスプロ電工もそのOEM品を販売している。
  15. ^ 但しBDレコーダー一体型「REAL(BHRシリーズ)」に搭載のアナログAV入力端子は再生のみの対応となっているため、従来型アナログ再生機器から本機HDD/BD/DVD/USB-HDDへのダビングは不可(BHRシリーズは壁掛け設置にも非対応)。さらに2017年モデル「BHR9シリーズ」は光デジタル出力端子を廃止したため、ホームシアターと組み合わせる場合は「ARC(オーディオリターンチャンネル)」に対応した2010年以降製造機種とのみ組み合わせ可。
  16. ^ 現在ホームベーカリー(餅つきコース付き機種を含む)を生産している国内大手電機メーカーはパナソニックのみ。
  17. ^ 三菱電機照明の製品は「MITSUBISHI OSRAM」ブランドで販売されているが、三菱製の照明器具やランプは現在家電量販店で殆ど販売されておらず、三菱電機ストアー、ホームセンター、一部ネット通販での販売が中心となっている。さらに三菱電機ストアも三菱製のみならずパナソニック東芝日立NECなどの他社製蛍光ランプ&LED電球を併売する店舗が増えてきている。

関連項目

外部リンク

  • 三菱電機ストア Msサポート
  • ショップリスト(全国の三菱電機ストア検索)
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