ラック (ポルノグラフィティの曲)

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「ラック」（Lack）は、ポルノグラフィティの楽曲。2003年12月3日にSME Recordsより14作目のシングルとしてリリースされた。

「ラック」
ポルノグラフィティ の シングル
初出アルバム『PORNO GRAFFITTI BEST RED'S』
B面	Theme of "74ers" Anotherday for "74ers"
リリース	2003年12月3日
規格	(レーベルゲートCD2（CCCD）)
ジャンル	J-POP、ロック
時間	3分45秒
レーベル	SME Records
作詞・作曲	新藤晴一（作詞） Tama（作曲）
プロデュース	田村充義、本間昭光
ゴールドディスク
ゴールド（日本レコード協会）
チャート最高順位
週間1位（オリコン） 2004年度年間103位（オリコン）
ポルノグラフィティ シングル 年表
愛が呼ぶほうへ （2003年） ラック （2003年） シスター （2004年）
ミュージックビデオ 「ラック(short ver.)」 - YouTube
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概要

前作『愛が呼ぶほうへ』から約4週間ぶりのリリースとなるリリースラッシュ第4弾シングルで、リリース翌日の12月4日より開催される『6thライヴサーキット "74ers"』のプレカット・シングル^[1][2]。2月リリースの『渦』を含め、1年間でシングル5作のリリースするのは初めてである。

初の完全生産限定盤（10万枚）でのリリース。CDには表題曲の他にツアーで使用されるインスト曲が収録されている^{[注釈 1][1]}。また、付属DVDにはメンバーインタビューや過去のライヴ映像を含む、ツアーのプランニングドキュメントが収録されている^[1][2]。

オリコン週間シングルチャートにおいて初登場1位を獲得（『アゲハ蝶』以来、約2年半ぶり）。また、『愛が呼ぶほうへ』と同時トップ10入りも記録した。

2004年7月にTamaが脱退したため、本作がTama在籍時最後のシングルとなった。

収録曲

CD

#	タイトル	作詞	作曲	編曲	時間
1.	「ラック」	新藤晴一	Tama	ak.homma, ポルノグラフィティ	3:45
2.	「Theme of "74ers"」		岡野昭仁	ak.homma	2:20
3.	「Anotherday for "74ers"」	新藤晴一	Tama	ak.homma	3:24
合計時間:					9:29

1. ラック
   • ジリジリとした焦燥と緊張が支配するクールなロック・チューン^[2]。
   • タイトルの「ラック（Lack）」は「欠乏」「不足」という意味である^[2]。なお、歌詞中には同音異義語のRuckの意「ガラクタ」が登場する。
   • 楽曲自体は2003年3月頃には存在していたという^[3]。レコーディングも「音のない森」と同時期に行っており^[3]、ライヴでも7月に出演した『SOUND MARINA 2003 in SAKA 〜Feel the Voice 2〜』で先行披露されていた。作曲を手掛けたTamaは本楽曲について「チャート的ではない」という気持ちがあったというが、「チャート的ではない」ところがライヴのプレカット・シングルに似合う、ライヴを想像してもらえる曲になった要因だと語っている^[3][4]。
   • MVのテーマは「ライヴ」。撮影は川崎市のラ チッタデッラ内で行われ、ファンクラブ会員が参加している。
   • 本楽曲で使用されるギターパートは7弦または(ドロップDチューニング)、ベースパートは5弦でないと弾くことができない。
2. Theme of "74ers"
   • ライヴ演出を手掛ける新藤からツアーの台本を受け取った岡野が、彼なりのイメージを具現化し書き上げたインスト曲^[3]。
   • 『6thライヴサーキット "74ers"』ではオープニング、本編のエンディングで使用された。その後のライヴでは披露されていなかったが、『20th Anniversary Special LIVE "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜"』ではインタールードとして15年半ぶりに披露された。
3. Anotherday for "74ers"
   • Tamaにしては珍しくレコーディングで5弦アクティブベースを使用している他、クレジット表記はないがトランペットも演奏している。
   • ポルノグラフィティ初の全編英語詞の楽曲であるが、歌詞自体は4行ほどしかない^[5]。

DVD

1. Planning Document of "74ers" (24:24)
   • ツアーに向けたメンバーのインタビューなどを収録したドキュメント映像。
   • メジャーデビュー前や映像作品化されていない『2ndライヴサーキット "D4-33-4"』『3rdライヴサーキット "ジャパンツアー"』『4thライヴサーキット "Cupid（is painted blind）"』のライヴ映像も一部用いられている。

演奏参加

Porno Graffitti

• 岡野昭仁：Vocal, Chorus
• 新藤晴一：Guitar
• Tama：Bass

Additional Musicians（#1）

• Drums：松永俊弥
• Percussion：三沢またろう
• Synthesist：飯田高広
• E.Guitar Sound Designer：遠藤太郎
• All Other Instruments：本間昭光

収録作品

アルバム

ラック

• PORNO GRAFFITTI BEST RED'S

ライヴ映像作品

ラック

• 横浜ロマンスポルノ'06 〜キャッチ ザ ハネウマ〜 IN YOKOHAMA STADIUM
• 13thライヴサーキット "ラヴ・E・メール・フロム・1999" Live in MARINE MESSE FUKUOKA
• Amuse Fes 2015 BBQ in つま恋 ～僕らのビートを喰らえコラ！～（『14thライヴサーキット "The dice are cast" Live in OSAKA-JO HALL 2015』収録）
• "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1（『ポルノグラフィティ20th Anniversary Special Live Box』収録）

Theme of "74ers"

• "74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003
• "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1
• "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2（『ポルノグラフィティ20th Anniversary Special Live Box』収録）

Another day for "74ers"

• "74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003

脚注

[脚注の使い方]

注釈

1. ^ 表題曲は自身74曲目となる楽曲で、カップリング2曲には「74ers」というタイトルが付けられていることから、偶然ながら収録曲全てが74に絡む形となった。

出典

1. ^ ^{a b c} “ラック（完全生産限定盤）”. ポルノグラフィティ | ソニーミュージックオフィシャルサイト. 2022年6月9日閲覧。
2. ^ ^{a b c d} “ポルノグラフィティ / ラック [CD+DVD [CCCD] [限定][廃盤] - CDJournal]”. artist.cdjournal.com. 2022年3月11日閲覧。
3. ^ ^{a b c d} 『6th LIVE CIRCUIT "74ers" Document Book「Real Days」』ソニーマガジンズ、2004年4月17日。 
4. ^ 「Planning Document of "74ers"」
5. ^ Anotherday for "74ers" 歌詞 - うたまっぷ

関連項目

• 2003年の音楽