ムラムラタムラ(1992年6月21日[1] - )は、フリーで活動する日本のお笑い芸人。かつては吉本興業に所属していた[2][3][4]。
来歴
自身と同じくお笑い好きの母親と一緒にお笑い番組を観ていて、母親から(中学生)の頃にNSCへ行くことを勧められたのが芸人になるきっかけ[2][3]。当初は高校時代の同級生とコンビ「ゆーひび」を結成し、ネタはその同級生が書いていた。漫才は合っていないことを早めに気づいたため(ボケ)のみで(ツッコミ)が存在しないコントを主に演じ、相方の体調不良によって2年半で解散してからはピン芸人となる[3][5]。芸名の由来は本人曰く覚えられやすくてしょうもない名前にしたかったから[3]。
NSC大阪校34期を卒業後は吉本興業に約6年所属し、現在はフリー。ホリプロコムからの勧誘もきたが断った[4]。
デビュー当初は5upよしもとに出ようとしていたがシステムが変わったことで5upよしもとが漫才劇場に変わり、ピン芸人やコント師の出る場が無くなってしまった。その状況を知ったたむらけんじが、小規模のスペースにて漫才劇場に出られない芸人を集めて毎週ライブを開催したことでチャンスを貰えた。初のテレビ出演は『松本家の休日』(朝日放送テレビ)で、たむらの推薦であった。東京へ進出する際、社員に掛け合ってくれたのもたむらだったという[3]。上京後は向清太朗(天津)の世話になった[4]。
人物
- 出演したい番組はさんまのお笑い向上委員会(モニター横芸人)、全力!脱力タイムズ[6](共にフジテレビ)、HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル(Amazonプライム・ビデオ)。
- 仲の良い芸人は、一緒に主催ライブ『ピーターパンウンコローム~秩序~』を行っている本多スイミングスクール・森本サイダー・(ちびシャトル)[6]。ちびシャトルとは(オマリー)と共にトリオ『ムラムラタムラちびシャトルfeat.川嶋』としてM-1グランプリに出場経験がある[7]。
- 大嶋の一番弟子・(オモロ川だいすけ)・ちびシャトルと共に『ザ・トーク』というユニット名でキングオブコントにも出場している。
- ネタ時間が長い。プチブレイクのきっかけとなった有田ジェネレーション(TBSテレビ)の収録でも、スタッフに言われたネタ時間を超えてネタを披露した。
- ゲームが趣味であり特技。自身のYouTubeチャンネルでもゲーム配信をしている。
- ニコニコ動画から影響を受けたアニメオタクで、家族も全員オタク[3]。
- 西新橋の居酒屋でアルバイトをしている[8][9]。
- 過去のアルバイト経験はUber Eats、セブンイレブン、カフェなど。
- 兄弟は兄と姉がいる[10]。
- 高校時代は柔道部所属で[3]、黒帯初段を所持している[11]。
- 芸名や芸風とは裏腹に下ネタは好まない。
- 2022年7月初めから、伊藤俊介(オズワルド)・森本サイダー・(佐川ピン芸人)とルームシェアしている[12]。
芸風
新体操用のレオタードを衣装とし[5]、主に「もっこりからのりーもこちゃん」というフレーズを、股間を強調する奇天烈なポージングをしながらひたすらハイテンションで繰り返すギャグ[3]。本人曰くシャワーを浴びている最中に思いついた[13]。江頭2:50を彷彿とさせる無軌道な芸風で、野田クリスタル(マヂカルラブリー)からは「お笑い界の救世主」と称された[14]。
衣装の黄色い眼鏡はサングラスのグラス部分を度入りのクリアグラスに替えて使用しており、視力はかなり悪い。
旧衣装はadidas by PHARRELL WILLIAMSのレディースのランニングウェアトップスと、男性用水着。
現在着用している舞台衣装はゲーム『フォートナイト』に影響されてヤフオクで見つけたもの。金髪もフォートナイトの影響[3]。
賞レース戦歴
R-1グランプリ (R-1ぐらんぷり)
年度 | 結果 | 会場 | 備考 |
---|---|---|---|
2014年(第12回) | 1回戦敗退[16] | なんばパークスホール | ゆーひび時代に出場 |
2015年(第13回) | 2回戦進出[17] | HEP HALL | |
2016年(第14回) | 1回戦敗退[18] | なんばパークスホール | |
2017年(第15回) | 1回戦敗退[19] | 新宿シアターモリエール | |
2018年(第16回) | 1回戦敗退[20] | 新宿シアターブラッツ | |
2019年(第17回) | 1回戦敗退[21] | 新宿シアターブラッツ | |
2020年(第18回) | 1回戦敗退[22] | 新宿シアターブラッツ | |
2021年(第19回) | 準々決勝進出[23] | ルミネtheよしもと | 「R-1グランプリ」に改称 |
2022年(第20回) | 2回戦進出[24] | よしもと有楽町シアター | |
2023年(第21回) | 1回戦敗退[25] | YMCAスペースYホール |
その他
- M-1グランプリ2016 2回戦進出、2017・2018・2020 1回戦敗退(『ムラムラタムラちびシャトルfeat.川嶋』として[7])
- M-1グランプリ2021-2022 2回戦進出(『ピーターパンウンコローローム秩序』として[26])
- キングオブコント2018 1回戦敗退(『ザ・トーク』として[27])
出演
現在出演中
過去の出演歴
テレビ
- 松本家の休日(朝日放送)テレビ初出演
- (似すぎてジワる)(TBSテレビ)「『トムとジェリー』 ジェリーの仕掛けた罠に引っかかって一気にやる気が失せるトム」のまねで出演
- 有田ジェネレーション(TBSテレビ)2020年1月20日初出演、以降地獄のアングラ芸人として不定期出演
- ウチのガヤがすみません!(日本テレビ)
- アメトーーク!(テレビ朝日、2020年6月12日)
- 水曜日のダウンタウン(TBSテレビ、2020年7月15日)
- 全力!脱力タイムズ (フジテレビ、2020年7月17日)
- 出来高払い王(フジテレビ、2020年7月25日)
- ネタパレ(フジテレビ、2020年8月21日)[28]
- 炎の体育会TV(TBSテレビ、2020年10月17日)
- ナニコレ珍百景(テレビ朝日、2021年2月7日)
- (遊戯配信)(TOKYO MX、2021年11月13日)
- ぜにいたち(ABEMA)- 2022年6月13日
- (テレビ朝日、2023年1月2日)
ネットラジオ
- ムラムラタムラのちんちくピカタマラジオ(2020年4月7日~2021年9月25日、GERA放送局、毎週土曜日20時配信)
脚注
- ^ ザテレビジョン. “スタ☆スケ ムラムラタムラ(プロフィール)”. ザテレビジョン. 2020年5月27日閲覧。
- ^ a b ザテレビジョン. ““有ジェネ”発・ムラムラタムラ、初のインタビューで本音を語る!「りーもこちゃんをぶつけてやりたい」 (3/6) | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年5月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i ““ニコ動世代”の「アングラ芸人」ムラムラタムラはいかにして生まれたのか(てれびのスキマ) - Yahoo!ニュース”. Yahoo!ニュース 個人. 2020年10月3日閲覧。
- ^ a b c d “「10分だけ時間をくれ!」ムラムラタムラのフリー芸人としての戦い方(てれびのスキマ) - Yahoo!ニュース”. Yahoo!ニュース 個人. 2020年11月10日閲覧。
- ^ a b “ムラムラタムラ【完全版】- なにが起こるのかを楽しみにワクワクして来てください (2019年11月30日) - エキサイトニュース(2/8)”. エキサイトニュース. 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b ザテレビジョン. ““有ジェネ”発・ムラムラタムラ、初のインタビューで本音を語る!「りーもこちゃんをぶつけてやりたい」 (6/6) | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年5月26日閲覧。
- ^ a b “ムラムラタムラちびシャトルfeat.川嶋 コンビ情報詳細|M-1グランプリ 公式サイト”. コンビ情報詳細|M-1グランプリ 公式サイト. 2020年5月26日閲覧。
- ^ “〈有田ジェネレーション〉(TBSテレビ系) 衝撃の地下芸人・ムラムラタムラとは...!? 段取り無視、バイきんぐ小峠の頭をアレして大暴走”. J-CAST テレビウオッチ (2020年3月15日). 2020年5月31日閲覧。
- ^ “新橋の「鯨の胃袋」 「567(コロナ)」円語呂合わせで飲み放題企画”. 新橋経済新聞. 2020年5月31日閲覧。
- ^ ザテレビジョン. ““有ジェネ”発・ムラムラタムラ、初のインタビューで本音を語る!「りーもこちゃんをぶつけてやりたい」 (4/6) | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年5月26日閲覧。
- ^ ムラムラタムラお先生twitter 1:11 - 2019年9月20日
- ^ オズワルド伊藤 [@ozwalditou] (2022年7月6日). "7月頭からうちに住んでいるムラムラタムラ ゲーム実況してるのかと思ったら完全にプライベートらしい" (ツイート). Twitterより2022年8月5日閲覧。
- ^ ザテレビジョン. ““有ジェネ”発・ムラムラタムラ、初のインタビューで本音を語る!「りーもこちゃんをぶつけてやりたい」 (2/6) | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年5月26日閲覧。
- ^ マヂカルラブリー 野田クリスタル [@nodacry] (2020年3月3日). "ムラムラタムラさんこそがお笑い界の救世主なのか" (ツイート). Twitterより2020年11月10日閲覧。
- ^ ムラムラタムラお先生 [@muramocochan] (2016年5月22日). "今日は森久保祥太郎さんの『心・裸・晩・唱 〜PHASE6〜』の大阪公演を観させて頂いておりました!ライブ中に祥太郎さんとお客さんが一体となって僕の名前を叫んだりといろいろ驚きました!ライブ終わりに一緒にりーもこちゃんしてくれました!" (ツイート). Twitterより2020年5月26日閲覧。
- ^ “(17) 1/11(土) 13:00[大阪]なんばパークスホール”. R-1ぐらんぷり2014. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “1/14(水) 2回戦・大阪 HEP HALL”. R-1ぐらんぷり2015. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “(16) 01/08(金) 1回戦・大阪 なんばパークスホール”. R-1ぐらんぷり2016. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “(06) 01/05(木) 1回戦・東京 新宿シアターモリエール”. R-1ぐらんぷり2017. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “(02) 12/27(水) 1回戦・東京 新宿シアターブラッツ”. R-1ぐらんぷり2018. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “(02) 12/30(日) 1回戦・東京 新宿シアターブラッツ”. R-1ぐらんぷり2019. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “01/09(木) 1回戦・東京 新宿シアターブラッツ”. R-1ぐらんぷり2020. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “【結果速報】準々決勝 2/2(火)、2/3(水)東京、2/4(木)大阪”. 2021年2月4日閲覧。
- ^ “東京/01/20(木) 2回戦・よしもと有楽町シアター”. R-1ぐらんぷり2022. 2023年1月3日閲覧。
- ^ “東京/⑦ 12/30(金)1回戦 会場 [東京 YMCAスペースYホール]”. R-1ぐらんぷり2023. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “コンビ情報 ピーターパンウンコローローム秩序”. 2023年1月3日閲覧。
- ^ “キングオブコント2018【9】7月24日(火)シアターブラッツ[東京 出場者 ]”. 2020年10月30日閲覧。
- ^ “ムラムラタムラら「ネタパレ」新企画で30秒ショートネタ”. お笑いナタリー. 2020年11月10日閲覧。
外部リンク
- ムラムラタムラ・ザ・ヘッジホッグ (@muramocochan) - Twitter