概要
1972年に1機のダグラス DC-3で運航を開始した。その後、フォッカー F27やボーイング707を導入し規模を拡大していった。なおこのボーイング707のうちの1機は日本政府から贈与されたものであった。
1983年に導入したマクドネル・ダグラス DC-10は多く導入され、長期間運用されてきたが、老朽化のために2014年2月に退役した[1]。
最近では機材更新を進めており、ボーイング777-300ERやボーイング737-800を新塗装で導入したほか、ボーイング787を発注している。
路線網
路線網は南アジア・西アジア(中東)を中心に、ロンドンやローマへ就航している。かつてはニューヨークや[2]やフランクフルト[3]等の長距離路線も広く展開していたがその後縮小した。しかしボーイング777の導入以降再び路線網を伸ばしてきている。
日本路線
かつてはダッカからバンコク経由で東京行きの便も就航していた。1980年5月28日にB707による成田への初就航を果たしたが、1981年5月までの約1年間の運航後にいったん運航休止となった。その後約9年半に及ぶ運航休止期間を挟んで、1990年11月2日にDC-10によるバンコクに加えてシンガポールも経由する経路で週1便で運航を再開したが、2006年10月末に通算17年に亘る日本路線の運航を中止した[4]。
就航路線
2016年1月現在[5]
アジア
南アジア
- バリサル(バリサル空港)
- チッタゴン(シャーアマーナト国際空港)
- コックスバザール(コックスバザール空港)
- ダッカ(シャージャラル国際空港)
- ジョソール(ジョソール空港)
- ラジシャヒ(シャー・マクダム空港)
- サイドプル(サイドプル空港)
- シレット(オスマニ国際空港)
東南アジア
西アジア(中東)
ヨーロッパ
保有機材
運航機材
2021年8月現在
機材 | 運用機数 | 発注機数 | 座席 | エンジン | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
C | Y | Total | |||||
ボーイング737‐800 | 6 | ー | 12 | 150 | 162 | CFM | |
ボーイング777‐300ER | 4 | ー | 35 | 384 | 419 | GE | |
ボーイング787‐8 | 4 | ー | 24 | 247 | 271 | GE | |
ボーイング787-9 | 2 | ||||||
ボンバルディアDHC8-Q400 | 3 | 2 | ー | 74 | 74 | PW | 1機(S2-AGQ)は着陸失敗事故により大破 |
合計 | 18 | 2 |
A310以来の新機材となるボーイング777-300ERを導入した際に取得した同社向けのボーイング社顧客番号(カスタマーコード)はE9となっており、777-3E9と付けられる。
退役済機材一覧
- エアバス A310-300
- エアバスA330‐200
- ボーイング707
- ボーイング737-300
- ボーイング747‐200B
- ボーイング747‐300
- ボーイング747‐400
- ボーイング777‐200
- ボーイング777-200ER
- ブリティッシュ・エアロスペースBAe ATP8
- マクドネル・ダグラスDC‐10
マクドネル・ダグラス DC-10
脚注
- ^ DC-10-30、国際線のラストフライトでバーミンガムに到着 - Flyteam(2016年1月26日閲覧)
- ^ BIMAN Ends Rome Operation from April 2015 - Airline Route(2016年1月26日閲覧)
- ^ BIMAN Ends Frankfurt Service in late-Oct 2014 - Airline Route(2016年1月26日閲覧)
- ^ ビマン・バングラデシュ航空について - 駐日バングラデシュ大使館(2016年1月26日閲覧)
- ^ Destination Map - ビーマン・バングラデシュ航空(2016年1月26日閲覧)
外部リンク
- Biman Bangladesh Airlines(英語)
- BBA Ltd (@bimanbangladeshairlines) - Instagram