『パラシュートが落ちた夏』(パラシュートがおちたなつ)は、吉川晃司1枚目のアルバム。1984年3月1日にSMSレコード(現・バンダイナムコアーツ)よりリリースされた。
解説
キャッチコピーは「オリンピックの夢もあったけど、生きるならより劇的〈ドラマチック〉に」。
現在のライブでは、「モニカ」と「a day・good night」を除き、披露されることはない(「フライデーナイトレビュー」と「パラシュートが落ちた夏」に関してはごく稀に歌われることがある)。
当初は、後に9枚目のシングルとして発売することになる「すべてはこの夜に」(1986年)を収録する予定であった。しかし、同曲を作詞・作曲した佐野元春が、本来の提供相手である沢田研二(吉川の事務所の先輩)を差し置き先に発表することを許諾しなかったため、急遽「I'M IN BLUE」を収録。こちらは沢田がアルバム『G.S.I LOVE YOU』(1980年)、佐野のセルフカバーもアルバム『SOMEDAY』(1982年)で発表済の楽曲。渡辺晋社長から「お前は現代の加山雄三になるべし」と言われ、夏で西海岸のイメージで制作された作品だが、吉川は出来上がった時に「感動ものだった」とインタビューに答えている。また、デビュー前にプロデューサーの木崎賢治より「原田真二や佐野元春を観てくるように」と言われ、日本語をロックっぽく歌う二人を見て、その歌い方を意識して本人も歌っている[1]。
リリース履歴
収録曲
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク
- ワーナーミュージック・ジャパンによる紹介ページ
- パラシュートが落ちた夏 (SHM-CD)