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ハリー・B・ハリス・ジュニア

ハリー・ビンクリー・ハリス・ジュニア(Harry Binkley Harris, Jr. 1956年8月4日 - )は、アメリカ海軍の元軍人、前大韓民国駐箚アメリカ合衆国特命全権大使。第24代アメリカ太平洋軍司令官[1]

ハリー・B・ハリス・ジュニア
Harry B. Harris, Jr.
ハリス大使(2020年)
生誕 (1956-08-04) 1956年8月4日(66歳)
日本神奈川県横須賀市
所属組織 アメリカ海軍
軍歴 1978年2018年
最終階級 大将
(テンプレートを表示)
ハリス大将(2013年)

アメリカ海軍史上初めてのアジア系(日系)の大将[注 1]である。大将の地位は日系アメリカ人軍人が得た過去最高の階級である。米海軍のP-3C洋上航空哨戒の分野から初めて出た大将である。米海軍の元「Old Goat」(現役の中で最古参の海軍兵学校卒業者)保持者[2]であり、元「(グレイ・アウル)(英語版)」保持者(現役の中で最古参の海軍飛行士官)。日本ではハリー・ハリスと表記されることが多い。

略歴

駐韓大使時代

  • 2018年11月26日、2018年統一貢献大賞を受賞[24]
  • 2019年8月28日、韓国外務部からの呼び出しに応じ趙世暎第一次官と会談。報道陣の前で韓国側から日韓秘密軍事情報保護協定破棄に関し、アメリカが繰り返し失望や懸念を表明することについて自制するよう異例の要求を受けた[25][26]
  • 2021年1月20日、韓国駐在米国大使の任務を終え、ソウルを離れた[27]

人物

アメリカ人(父親)と日本人(母親)の両親を持つハリスは母親から義務と義理を学んだと語り、「6・7歳の子供が理解するにはとても重い概念だった」とした上で、自分は日米同盟の向上に尽力する義務があると述べた。好きな本は『太陽にかける橋―戦時下日本に生きたアメリカ人妻の愛の記録』(日本語版題名)としている[28][4]

ハリスの母オオノ・フミコは神戸の裕福な家庭で育ったが、10代後半で両親と5人姉妹の7人家族のうち3人を第二次世界大戦中の空襲で亡くした。生き残った母親らと共に叔母を頼り横浜に避難し、その後1950年に横須賀の海軍基地に通訳兼秘書として職を得た。そして夫のハリー・ハリス・シニアと知り合い結婚した。

韓国内では、駐韓大使としてのハリスが高圧的であると批判されることがある[29]ハンギョレは、ハリスの言動には傲慢や無礼、偏見、無知が見られると評している[30]ニューヨーク・タイムズは、日系人であるハリスが駐韓大使を務めていることについても、韓国内では国民への侮辱と捉えられていると報じた[31][32]。ハリスは、人種・民族的背景により現地メディアに批判されていると述べている[31][32]

韓国内では、ハリスの口ひげについても、日本統治時代の(朝鮮総督)を連想させるとの批判がある[29][31][32]。ハリスは、口ひげは海軍を退役した記念に生やし始めたもので、自身の出自とは無関係であると述べている[31]、また、「日韓に歴史的な対立が存在するのは理解しているが、私がたまたま日系人だからといって、そうした歴史を私に重ね合わせるのは間違いだ」とも述べている[32]。なお現在は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてマスクを着用しながら、ソウルの夏を涼しく過ごすために、そり落としている[33]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 陸軍にはエリック・シンセキ陸軍参謀総長・大将(退役)がいる。
  2. ^ 1986年のシドラ湾での作戦
  3. ^ アメリカ軍およそ30万人の兵力、200隻の艦船、600機の航空機を指揮する権限を持ち、大統領・国防長官から命令を受ける[10]

出典

  1. ^ “Commander, U.S. Pacific Command”. US Pacific Command. 2017年5月17日閲覧。
  2. ^ “"Old Goat" Decanter Passed on to Oldest Active Duty USNA Graduate”. USNA Alumni Association & Foundation. 2017年1月20日閲覧。 元・戦略軍司令官(セシル・D・ヘイニー)(英語版)退役海軍大将(兵学校1978年卒)から太平洋軍司令官ハリー・B・ハリス海軍大将(兵学校1978年卒)へ「Old Goat」デカンタの手渡し
  3. ^ “米太平洋軍トップに日系人 ハリス大将、横須賀出身”. 47NEWS(共同通信). (2014年9月23日). http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014092301001073.html 2015年7月29日閲覧。 
  4. ^ a b “日本人の母に教え込まれた「義理」 日系初の米太平洋艦隊司令官 ハリー・ハリス海軍大将”. 産経新聞 (2013年11月18日). 2017年5月17日閲覧。
  5. ^ “米太平洋軍司令官にハリス氏就任 横須賀生まれの日系人”. 朝日新聞DIGITAL. (2015年5月29日). http://www.asahi.com/articles/ASH5X2GR8H5XUHBI00S.html 2015年7月21日閲覧。 
  6. ^ Harry Binkley Harris Find A Grave
  7. ^ a b Fumiko Ohno Harris Find A Grave
  8. ^ “Official biography: Harry Harris”. US Department of Defense. 2006年8月25日閲覧。
  9. ^ “「歴史乗り越え」同盟の絆 米太平洋艦隊司令官が海軍墓地で献花”. 産経ニュース. (2013年11月20日). http://www.sankei.com/politics/news/131120/plt1311200001-n1.html 2015年7月25日閲覧。 
  10. ^ “砂の長城に挑む日系人の米軍大将(風見鶏)”. 日本経済新聞. (2015年6月28日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE26H01_W5A620C1SHA000/ 2015年10月28日閲覧。 
  11. ^ “米国:太平洋軍トップ、日系のハリス氏 オバマ大統領指名”. 毎日新聞. (2014年9月24日). http://mainichi.jp/shimen/news/20140924ddm007030190000c.html 2015年9月3日閲覧。 
  12. ^ “「尖閣は日米安保の対象」防衛相とハリス米司令官が一致”. 産経ニュース. (2014年11月5日). http://www.sankei.com/politics/news/141105/plt1411050035-n1.html 2015年7月21日閲覧。 
  13. ^ “米太平洋軍初の日系人司令官就任 ハリス大将”. 47NEWS(共同通信). (2015年5月28日). http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052801000850.html 2015年7月21日閲覧。 
  14. ^ 山口敬之著『暗闘』162頁
  15. ^ “中国が南シナ海で「砂の長城」-重機でサンゴ礁埋め立て”. ブルームバーグ (2015年4月13日). 2019年5月21日閲覧。
  16. ^ “Speech delivered to the Australian Strategic Policy Institute”. Commander, US Pacific Fleet. U.S. Navy (2015年3月31日). 2019年5月21日閲覧。
  17. ^ “米司令官、尖閣防衛を言明”. 47NEWS(共同通信). (2016年1月28日). http://this.kiji.is/65261100162121733?c=39546741839462401 2016年1月31日閲覧。 
  18. ^ “米軍司令官「中国攻撃なら尖閣守る」 南シナ海へ艦船派遣拡大”. 日本経済新聞. (2016年1月28日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28H2X_Y6A120C1EAF000/ 2016年1月31日閲覧。 
  19. ^ “「中国から攻撃あれば尖閣を守る」 米軍司令官が言及”. 朝日新聞DIGITAL. (2016年1月28日). http://www.asahi.com/articles/ASJ1X3166J1XUHBI00D.html 2016年1月31日閲覧。 
  20. ^ “米駐豪大使にハリス米太平洋軍司令官を指名”. 産経新聞. (2018年2月10日). https://www.sankei.com/article/20180210-LQVXRSEWNVP5NKCFHPRQ5XDDCM/ 2018年2月10日閲覧。 
  21. ^ “トランプ政権、駐韓大使に横須賀生まれのハリス司令官”. CNN.co.jp. CNN. (2018年5月19日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASL5M25VTL5MUHBI007.html 2018年12月28日閲覧。 
  22. ^ “ハリス太平洋司令官が旭日大綬章を受章 – 旅行業界・航空業界 最新情報 − 航空新聞社”. www.jwing.net. 2018年4月27日閲覧。
  23. ^ “ハリー・ハリス駐韓米国大使が着任 初の日系 1年半ぶり空席解消 産経新聞社”. 2018年7月7日閲覧。
  24. ^ “「米韓同盟消滅」にようやく気づいた韓国”. 日経BP (2018年12月7日). 2019年1月2日閲覧。
  25. ^ “韓国が米大使に「失望」繰り返すなと自制要求”. iza (2019年8月29日). 2019年8月29日閲覧。
  26. ^ “米大使呼び出しメディア公開…外交関係者「韓米外交で見たことない出来事」”. 朝鮮日報 (2019年8月29日). 2019年8月31日閲覧。
  27. ^ [1]
  28. ^ “初の日系人米太平洋軍司令官 日米同盟強化を訴える”. TV朝日 (2015年6月12日). 2017年5月14日閲覧。
  29. ^ a b “韓国、米大使の口ひげが物議 日本の朝鮮総督を想起”. AFPBB News. フランス通信社 (2020年1月18日). 2020年1月23日閲覧。
  30. ^ “「見たいものしか見ようとしない」ハリス米大使の偏見と無礼”. ハンギョレ (2019年11月21日). 2019年11月22日閲覧。
  31. ^ a b c d “駐韓米大使の「口ひげ」が物議 日系人、民族的背景にも批判”. 共同通信社. (2020年1月18日). https://this.kiji.is/591064309348664417 2020年1月23日閲覧。 
  32. ^ a b c d “韓国で日系のハリス駐韓米大使のひげに批判 日本統治時代の「朝鮮総督を連想させる」”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2020年1月28日). 2020年1月23日閲覧。
  33. ^ “駐韓米大使、口ひげそり落とす 朝鮮総督を想起とかつて物議に”. AFPBB News. フランス通信社 (2020年7月27日). 2020年12月17日閲覧。

関連項目

外交職
先代
マーク・リッパート
  大韓民国駐韓特命全権大使
2018年 - 2021
次代
(フィリップ・ゴールドバーグ)
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