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ナツハゼ

ナツハゼ(夏櫨、学名: Vaccinium oldhamii)は全国の山地丘陵地に生育するツツジ科スノキ属落葉低木日本朝鮮半島中国原産。夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名づけられた。

ナツハゼ
福島県会津地方 2012年6月
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
亜科 : (スノキ亜科) Vaccinoideae
: スノキ属 Vaccinium
: ナツハゼ V. oldhamii
学名
Vaccinium oldhamii Miq.
和名
ナツハゼ(夏櫨)

特徴

高さは1.5 - 3 mになる。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄い縦長の裂片となってはがれ落ちる。若いは赤褐色で稜があり、曲がった短い軟毛と開出した腺毛が生える。は長さ1 - 2 mmの葉柄をもって互生する。葉身は卵状楕円形で、長さ4 - 10 cm、幅2 - 5 cmになり、先端は鋭くとがり、縁は全縁。葉の両面に粗い毛がまばらに生え、縁には多数の腺毛が生える。トラフシジミ幼虫が食草としている[1]

花期は5月から6月。新枝の先端に長さ3 - 4 cmの総状花序を出し、多数のを下向きにつける。萼筒は腺毛が散生する杯形で、先端は5裂し裂片は三角形となり先端は鋭くとがる。花冠は赤みを帯びた黄緑色で、長さ4 - 5 mmあり、鐘形で先端は浅く5裂し、先は鈍く反曲する。雄蕊は10本ある。果実は径7 - 8mmになる球形の液果で、黒色に熟し食用になる。

分布と生育環境

中国黒竜江省吉林省陝西省内蒙古自治区新疆ウイグル自治区朝鮮半島南部、日本に分布する。

日本では、北海道本州四国九州に分布し、山地の林縁に生育する。特に花崗岩の土地を好む。

種の保全状況評価

日本では以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[2]

利用及び栽培

果実は10月から11月にかけて熟し、ブルーベリーに似た黒褐色になる。甘酸っぱいため、生食のほか、ジャム果実酒に加工できる。

観賞用にも栽培されている。挿し木は6月。夏は乾燥を防ぐためにやや日陰になる場所に置く。剪定は開花後に行う。

なお都道府県別の収穫量では福島県がシェアの100 %を占める。

ギャラリー

 
ナツハゼの紅葉と実

下位分類

  • ウラジロナツハゼ Vaccinium oldhamii Miq. f. glaucum (Koidz.) Hiyma - 葉の裏面が白色を帯びる品種

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 須田真一 (2012)、129頁
  2. ^ “日本のレッドデータ検索システム「ナツハゼ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2013年7月3日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典元の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。

参考文献

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989)平凡社
  • 茂木透、高橋秀男他『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)』(改訂第3版)山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉、2001年6月1日。ISBN (4635070050)。 
  • 須田真一、永幡嘉之、中村康弘、長谷川大、矢野勝也 著、日本チョウ類保全協会 編『日本のチョウ』誠文堂新光社〈フィールドガイド〉、2012年4月30日。ISBN (978-4416712030)。 

外部リンク

  • 岡山理科大学植物生態研究室HP-ナツハゼ
  • ナツハゼの標本(兵庫県飾磨郡夢前町で1966年10月9日に採集) (千葉大学附属図書館)
  • Vaccinium oldhamii (The Plant List)(英語)
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