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トヨタ・ヴェルファイア

ヴェルファイアVELLFIRE)は、トヨタ自動車が製造・販売する大型(LLクラス)ミニバンアルファード(2代目以降)の兄弟関係である。製造はトヨタ車体いなべ工場が担当している。

トヨタ・ヴェルファイア
2代目中国仕様 ハイブリッド
概要
製造会社 トヨタ自動車
別名 トヨタ・アルファード
トヨタ・クラウンヴェルファイア(2代目)
レクサス・LM(2代目)
製造国 日本三重県いなべ市
販売期間 2008年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドアミニバン
駆動方式 FF4WD
系譜
先代 トヨタ・アルファードV
(テンプレートを表示)

概要

アルファードのフルモデルチェンジに伴い、それまで同車のネッツ店(2002年5月から2004年3月まではビスタ店)向けモデルとして販売されていたアルファードVの事実上の後継車種である。

上品さや洗練さを謳うアルファードに対し、ヴェルファイアでは力強さや先進性を謳っており、フロントマスクも上下2分割のヘッドライトを採用するなどアルファードより尖鋭なデザインとなっている。また、リヤに関しても同じネッツ店扱いのヴォクシー同様、クリアタイプのコンビネーションレンズを採用するなどしてアルファードとの差別化が図られている反面、エンジンなどのパワートレインや室内装備などはアルファードと共通化されている。

また、2019年10月まではネッツ店専売車種のためフロントエンブレムはヴィッツウィッシュなど他のネッツ店専売車種同様に「Netz」の頭文字"N"マークがあしらわれていた。アルファードVはネッツ店のフラッグシップ車であったが[注釈 1]、ヴェルファイアもそれを引き継いでおり、ネッツ店が全車種扱い以前の車種としては最も高価であった。

2019年12月に発表された一部改良モデルでフロントエンブレムがトヨタのCIに変更された。

初代(2008年 - 2015年)

トヨタ・ヴェルファイア(初代)
ANH2#W/GGH2#W/ATH20W型
 
フロント(前期型、3.5V)
(2008年5月-2011年9月)
 
リア(前期型)
 
フロント(後期型、2.4Z)
(2011年9月-2015年1月)
概要
製造会社 トヨタ自動車
別名 トヨタ・アルファード(2代目)
製造国   日本
販売期間 2008年5月 – 2015年1月
設計統括 中越裕三(前期型)
吉岡憲一(後期型)
ボディ
乗車定員 7・8人
ボディタイプ 5ドア ミニバン
駆動方式 FF/4WD
(パワートレイン)
エンジン 2GR-FE 3.5L V6 DOHC
2AZ-FE 2.4L 直4 DOHC
2AZ-FXE 2.4L 直4 DOHC(ハイブリッドモデル専用)
モーター 前:2JM型
後:2FM型
交流同期電動機
変速機 6速AT (6 Super ECT)
CVT (Super CVT-i)
サスペンション
前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング
車両寸法
ホイールベース 2,950mm
全長 4,850/4,865mm
全幅 1,830/1,840mm
全高 1,850-1,915mm
車両重量 1,940-2,190kg
系譜
先代 トヨタ・アルファードV
(テンプレートを表示)

年表

2008年5月12日
販売を開始。月間目標販売台数は3000台と発表されている。
インテリアに関してはアルファード同様7人乗りと8人乗りがあり、前者はキャプテンシートとなっている。さらに3.5Z G EDITION、3.5V L EDITIONではそのキャプテンシートが「エグゼクティブパワーシート」となり、大型ヘッドレストが備わり、リクライニングやオットマンの操作が電動化されている。
本モデルは日本国内専用車ではあるが、並行輸出というかたちで、香港マカオタイシンガポールマレーシアなど東南アジア中心に左側通行の国でも見受けられる。ただし、2010年から香港・マカオの中華圏特別行政区への正規輸出が始まった。香港・マカオ仕様はプライバシーガラスが禁止であるため、すべての窓において色のつかないガラスが採用されている。
インテリジェントパーキングアシスト(駐車空間検出機能付)+ワイドビューフロント&サイドモニターがHDDナビゲーションシステム&トヨタプレミアムサウンドシステム/HDDナビゲーションシステム&パノラマミックスーパーライブサウンドシステム装着でメーカーオプション。
2009年6月2日
「2.4Z/3.5Z」をベースに、デュアルパワースライドドア、パワーバックドア、アルカンターラの専用シート表皮、イルミネーテッドエントリーシステムなどを装備した特別仕様車「2.4Z/3.5Z"PLATINUMセレクション"」を発売。(先代アルファードの2年ぶり)
2010年4月1日
特別仕様車「PLATINUMセレクションII」を発売。2009年6月に発売された「PLATINUMセレクション」のバージョンアップ仕様で、前回の装備内容に加え、回転式センターフロアコンソールボックス天板部にも専用ツヤあり木目調加飾を施し、スーパークロムメッキ塗装のアルミホイールを追加装備している。前回と同じく「2.4Z」と「3.5Z」の2グレード展開である。
2010年9月30日
特別仕様車「PLATINUMセレクションII -type GOLD-」を発売。同年4月発売の「PLATINUMセレクションII」と同等の装備内容に加え、インパネとセンタークラスターに専用ツヤあり黒木目調+シャンパンゴールド加飾を施し、専用アルカンターラシート表皮もゴールドパーフォレーションとするなど、ブラックとゴールドのコントラストを際立たせた室内空間が特徴である。「2.4Z」と「3.5Z」の2グレードが用意され、2011年3月までの期間限定生産で販売。
2011年5月20日
特別仕様車「PLATINUMセレクションII -type GOLD II-」を発表(同年6月22日より販売開始)。2010年9月に期間限定で販売された「PLATINUMセレクションII -type GOLD-」のバージョンアップ仕様で、前回同様に「2.4Z」と「3.5Z」の2グレードが設定される。本仕様では「-type GOLD-」では装備されていたメッキドアミラーカバーを省く代わりに、運転席8ウェイパワーシート(前後スライド+リクライニング+シート上下+チルトアジャスター)とマイコンプリセットドライビングポジションシステム(ドアミラー+運転席ポジション)を追加装備した。
2011年9月27日
マイナーチェンジを発表(11月1日販売開始)。フロント周り、リアガーニッシュを変更。リアコンビネーションランプは大きな変更はないが、バックランプが横に長くなる等デザインを変更し、より力強い外観とするとともに、内装ではスピードメーターのデザインやシート表皮、木目調色を変更したことで高級感も演出した。また、車両周辺を真上からみたような広範囲の映像を表示し、安全運転をサポートするトヨタ初のパノラミックビューモニターをオプション設定するとともに、グレードにより、オートマチックハイビーム、運転席オートスライドアウェイ、ナノイー、スーパーUVカットガラス(フロントドア)等の先進装備も採用した。ボディカラーには新たにライトブルーメタリック、ダークバイオレットマイカメタリック、ダークブルーマイカの3色を追加した。
また、ユーザーからの高い要望に応えるべく、新たにハイブリッドモデルを設定(11月21日販売開始)。ハイブリッドモデルではハイブリッドシステムにリダクション機構付THS-IIを採用し、エンジン音や振動を徹底的に抑制したことで優れた静粛性を実現するとともに、2AZ-FXE型エンジンと「E-Four(電気式4輪駆動)」の組み合わせにより、パワフルな加速性能と高度な操舵安定性を実現。また、シートとフロントフロアカーペットの一部のファブリック表皮に、一般的なバイオプラスチックに比べて耐熱性、耐衝撃性などを向上させた植物由来成分を含むプラスチック「エコプラスチック」を採用した。また、グレード体系は「ハイブリッドX」・「ハイブリッドV」・「ハイブリッドZR」の3グレードを設定(「ハイブリッドV」には"L EDITION"、「ハイブリッドZR」には"G EDITION"も設定)し、バリエーションを持たせた。
インテリジェントパーキングアシスト(駐車空間検出機能付)は後期モデルから廃止となる。
2012年9月18日
「2.4Z」・「3.5Z」をベースに、シャンパンゴールド加飾のプロジェクター式ヘッドランプリング、メイン材にアルカンターラ(ゴールド パーフォレーション)、サイド材にクロコ調本革(クロコダイル風柄を型押しした本革)&ブラック人工皮革(レッドステッチ)を採用した専用シート、デュアルパワースライドドア(イージークローザー、挟み込み防止機構付)、パワーバックドア(挟み込み防止機能付)&バックドアイージークローザー等を装備した特別仕様車「2.4Z"Golden Eyes"」・「3.5Z"Golden Eyes"」を発売。併せて、カタロググレードの「3.5V」・「ハイブリッドV」・「ハイブリッドZR」にはプレミアム本革シート、ラグジュアリーセカンドシートアームレスト&シートコントロールスイッチ、シートポジションメモリー・リターン機能、セカンドシートベンチレーション&快適温熱シート、読書灯、専用ブラック加飾スマートキーを追加装備した"PREMIUM SEAT EDITION"を新設し、ハイブリッド車には発電機を非常用電源として使用できるアクセサリーコンセント(AC100V-1500W)をオプション設定に追加。さらに、「2.4Z」・「3.5Z」をベースに、全高を約30mmダウンさせた専用チューニング・サスペンションの採用、ボディ剛性の向上を行うとともに、専用前後バンパー、全席アルカンターラ採用の専用シートなどを装備したスポーティドレスアップモデル(スポーツモデルではない。以下同)「G's」を発表した(「G's」は11月12日販売開始)。
2012年11月12日
スポーティドレスアップモデルの「G SPORTS」(通称:G's)の発売を開始。専用チューニングにより30mm下げられたサスペンション、床下剛性アップパーツの採用やスポット溶接打点の追加によるボディ剛性の向上、空力を徹底追求したエアロバンパー、専用ローターなどといった機能パーツのほか、全席においてアルカンターラを採用し、高級感と走りの良さを両立させている。
2013年10月31日
特別仕様車「2.4Z"GOLDEN EYES II"」・「3.5Z"GOLDEN EYES II"」を発売。2012年9月に発売された特別仕様車「Golden Eyes」のバージョンアップ仕様で、今回はインストルメントパネルの黒木目にゴールドの模様を、プロジェクター式ヘッドランプにゴールドエクステンションをそれぞれ施したほか、新たに、ゴールドメーターリング、アクセサリーコンセント(100V/100W)、メッキインサイドドアハンドル(フロント・リア)を追加装備した。

メーカーオプションナビ

HDDナビゲーションシステム&トヨタプレミアムサウンドシステム(音声ガイダンス機能付カラーバッグガイドモニター)+ETCユニット(ナビ連動、ボイス、ビルトインタイプ)
【ナビ】高精細8型ワイドVGAディスプレイ Bluetooth®対応ハンズフリー機能、FM多重VICS、G-BOOK mX/G-BOOK mX Pro対応
【オーディオ】DVD、CD、AM/FM、地上デジタルTVチューナー、ビデオ端子、サウンドライブラリー、18スピーカー
【リアシートエンターテイメントシステム】高精細9型ワイドVGAディスプレイ(ワイヤレスリモコン付)
HDDナビゲーションシステム&パノラマミックスーパーライブサウンドシステム(音声ガイダンス機能付カラーバッグガイドモニター)+ETCユニット(ナビ連動、ボイス、ビルトインタイプ)
【ナビ】高精細8型ワイドVGAディスプレイ Bluetooth®対応ハンズフリー機能、FM多重VICS、G-BOOK mX/G-BOOK mX Pro対応
【オーディオ】DVD、CD、AM/FM、地上デジタルTVチューナー、ビデオ端子、サウンドライブラリー、11スピーカー

2代目(2015年 - )

トヨタ・ヴェルファイア(2代目)
AGH3#W/GGH3#W/AYH30W型
 
Z"Gエディション"(2017年12月改良型)
 
ハイブリッドX(2017年12月改良型)
 
ハイブリッド Executive Lounge(2017年12月改良型、中国仕様)
概要
製造会社 トヨタ自動車
別名 トヨタ・アルファード(3代目)
中国 : トヨタ・クラウンヴェルファイア
レクサス・LM
製造国   日本
販売期間 2015年1月26日 -
ボディ
乗車定員 7・8名
ボディタイプ 5ドア ミニバン
駆動方式 前輪駆動
四輪駆動2.5Lガソリン/3.5ガソリン:アクティブトルクコントロール4WD
2.5Lハイブリッド:E-Four (電気式4WDシステム)
(パワートレイン)
エンジン 2.5Lガソリン:2AR-FE型:
2,493cc 直列4気筒DOHC
2.5Lハイブリッド:2AR-FXE型:
2,493cc 直列4気筒 DOHC
3.5Lガソリン:
2GR-FE型:
3,456cc V型6気筒DOHC
2015年1月-2017年12月
2GR-FKS型:
3,456cc V型6気筒 直噴DOHC
2017年12月-2021年4月
モーター 2.5Lハイブリッド
フロント:2JM型:交流同期電動機
リヤ:2FM型:交流同期電動機
最高出力 2.5Lガソリン
134kW (182PS)/6,000rpm
2.5Lハイブリッド
エンジン:
112kW (152PS)/5,700rpm
フロントモーター:
105kW (143PS)
リヤモーター:
50kW (68PS)
システム最高出力:
145kW (197PS)
3.5Lガソリン
2015年1月-2017年12月
206kW (280PS)/6,200rpm
2017年12月-2021年4月
221kW (301PS)/6,600rpm
最大トルク 2.5Lガソリン
235N・m (24.0kgf・m)/
4,100rpm
2.5Lハイブリッド
エンジン:
206N・m (21.0kgf・m)/
4,400-4,800rpm
フロントモーター:
270N・m (27.5kgf・m)
リヤモーター:
139N・m (14.2kgf・m)
3.5Lガソリン
2015年1月-2017年12月
344N・m (35.1kgf・m)/
4,700rpm
2017年12月-2021年4月
361N・m (36.8kgf・m)/
4,600-4,700rpm
変速機 2.5Lガソリン:Super CVT-i
2.5Lハイブリッド:電気式無段変速機
3.5Lガソリン:
2015年1月-2017年12月
6速AT(6 Super ECT)
2017年12月-2021年4月
8速AT(Direct Shift-8AT)
サスペンション
前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
車両寸法
ホイールベース 3,000mm
全長 2015年1月-2017年12月
4,930mm
4,935mm(Z、ZA、ZR)
2017年12月-
4,935mm
全幅 1,850mm
全高 2015年1月-2017年12月
1,880-1,935mm(2WD)
1,895-1,950mm(4WD)
2017年12月-
1,935mm(2WD)
1,950mm(4WD)
車両重量 2015年1月-2017年12月
1,920-2,240kg
2017年12月-
1,920-2,260kg
その他
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク(16インチ)
前:ベンチレーテッドディスク(17インチ)
(3.5L:2017年12月-2021年4月)
後:ベンチレーテッドディスク(16インチ)
(テンプレートを表示)

年表

2015年1月26日
姉妹車のアルファードと共にフルモデルチェンジ(ヴェルファイアとしては初のフルモデルチェンジ)[1]
外観はフロントデザインに金属を削りだしたような縦幅の広いメッキバーのフロントグリルに二段ヘッドランプを鋭くかみ合わせ、ラッセル車のような形状のアンダーバンパーで支える構成を採用。リアデザインはクリアのリアコンビネーションランプの上下をブラックアウトし、ライセンスガーニッシュを左右で挟み込む構成とした。また、エアログレード(「Z」系)はサイドスポイラーを備えた低重心スタイルとしたほか、ロアグリルは大型メッキベゼルを配した台形形状とし、アンダースポイラーを突き出してアッパーグリルを支える構造とすることで、重厚感を強調したダイナミックな迫力を表現している。内装は茶木目調は杢柄の間に金属的な輝きを持たせ深みを表現。黒木目調はホログラム層を世界で初めて下地に採用し、杢柄をダークカラーで表現するなどしてグレードによりデザインを明確化。ボディカラーには新規色の「バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク」を含む7色を設定した。
走行性能においてはリアの足周りにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、高張力鋼板の採用範囲拡大や構造用接着剤の導入などによるボディ剛性強化と相まって乗り心地と操舵安定性を向上。また、鋼板と鋼板の間に制振材などを挟み込んだ積層構造の複合鋼板であるサンドイッチ合板を使用するなど制振材や吸遮音材を効果的に配置し、風切音に有効な形状とすることで、乗り込んだ時から高速走行に至るまで静粛性を実現した。ハイブリッドモデルはエンジンをアトキンソンサイクル仕様の2AR-FXE型に置換し、6速シーケンシャルシフトマチックやE-Four(電気式四輪駆動)を採用したことで燃費を向上。2.4Lガソリンモデルはエンジンを2.5Lの2AR-FE型に置換し、Super CVT-iに7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを備えたほか、アイドリングストップ機能を設定(2WD車はメーカーオプション、4WD車は標準装備)。3.5Lガソリンモデルは2GR-FE型を踏襲するが、6 Super ECTに6速シーケンシャルシフトマチックを装備したことで燃費を向上した。
フロアを低床化したことで全高を低くしながら室内高は2代目と同等レベルの1400mmを確保し、ロングアシストグリップを装備してステップ高を低くしたことで乗降性を向上。サードシートのスライド機構下に世界初となる大容量ラゲージ収納(148L)を確保し、デッキボードは3分割式に変更。一部グレードにはセカンドシートと同じレール上に設置することで最大1160mmのシートスライド量を実現した助手席スーパーロングスライドシートを設定した。また、LEDルーフカラーイルミネーションを全車標準装備し、スマートキーで事前予約設定を行い、車両に近づけることでスライドドアが自動解錠して開くウェルカムパワースライドドアとスマートドアが閉じはじめる時に受け付け、完全に閉じたタイミングで自動施錠する予約ロック機能を備えた世界初のスマートエントリー&プッシュスタートシステム(ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能付)を一部グレードに設定した。
装備面も強化し、インテリジェントクリアランスソナー(8センサー)、プリクラッシュセーフティシステムミリ波レーダー方式)、世界初の機能を備えたパノラミックビューモニター(左右確認サポート+シースルービュー機能付)やインテリジェントパーキングアシスト2を一部グレードに設定した。
グレード体系も変更となり、後席の快適性を重視した最上位グレード「Executive Lounge(3.5Lガソリンモデル・ハイブリッドモデルに設定)」を新設したほか、「Z」が2.5Lガソリンモデル専用グレードとなり、3.5Lガソリンモデルは新設の「ZA」となった(ハイブリッドモデルの「HYBRID ZR」は初代から踏襲)。これにより、2.5Lガソリンモデルは「X」・「Z」・「V」、3.5Lガソリンモデルは「ZA」・「VL」・「Executive Lounge」、ハイブリッドモデルは「HYBRID X」・「HYBRID V」・「HYBRID ZR」・「HYBRID Executive Lounge」の構成となり、「Z」には「Aエディション」、「Z」・「ZA」・「HYBRID ZR」には「Gエディション」、「V」には「Lエディション」をそれぞれ設定した。また、ウェルキャブのサイドリフトアップシート装着車が型式指定登録車となったことで納車までの期間を短縮した。
2015年2月10日
香港仕様がフルモデルチェンジされる[2]。フロントマークの変更(ネッツ店向け車両を意味するNマーク→Tマーク)以外は、ほぼ日本仕様と同じ内容。グレードはV6・3.5Lの「Executive Lounge」と「350」のみで、2.5Lやハイブリッドは設定されない。また、先代に引き続き、後部はプライバシーガラスに代わって無着色ガラスが採用される。尚、香港仕様のカタログはアルファードとまとめて1冊で構成される。
2015年3月24日
タイ仕様が発表された。フロントのマーク以外はほぼ日本仕様と同じ外観(日本仕様の「V」相当に「Gエディション」と同仕様の18インチアルミホイールを装着)だが、アルファードの派生グレードという扱い(したがって、公式サイト上の車名は「アルファード」)で、2.5Lガソリンの「2.5 Vellfire」として販売される。価格は、日本からの完成車輸入ゆえに約368万バーツ(日本円で約1,200万円)の高額車両となる。
2016年7月4日
初代モデルにも設定されていた特別仕様車「GOLDEN EYES」を2代目ベースの新仕様で発売[3]
ガソリン2.5L車「Z」をベースに、「Aエディション」の装備内容を追加した「Z"Aエディション・GOLDEN EYES"」とガソリン3.5L車「ZA」をベースにした「ZA"GOLDEN EYES"」の2種類が用意されており、ヘッドランプにゴールド加飾を、フードモール・フロントグリル・ミッドグリル及びバックドアガーニッシュにダークメッキを、フロントとリアのインサイドドアハンドルにメッキをそれぞれ施したほか、高輝度塗装の専用アルミホイール、黒木目調本革巻き4本スポークステアリングホイール、ブラックのルーフヘッドライニング、パワーバックドア(挟み込み防止機構付)、アクセサリーコンセント(AC100V・100W/1個)などを特別装備。シート表皮はメイン材に東レの「ウルトラスエード」を採用し、ブラックをベースにゴールドのドットがのぞくパーフォレーション(一定間隔に開けられている打ち抜き穴)を施し、肩部にダークブルーのクロコ調柄合成皮革(クロコダイル風柄を型押しした合成皮革)を組み合わせた。
2016年8月4日
UMWトヨタを通じてマレーシアにて姉妹車のアルファードと共に正規販売が開始された。グレードは「2.5」のみとなっている(ちなみに、アルファードは「3.5 Executive Lounge」と「3.5」が設定されている)。マレー半島部での販売価格は日本からの完成車輸入ゆえに、355,000リンギット(日本円で約888万円)と高額になる。
2017年12月25日
姉妹車のアルファードと共にマイナーチェンジが発表された(2018年1月8日販売開始)[4]
既採用のプリクラッシュセーフティは検知センサーに単眼カメラが追加されて歩行者や自転車運転者にも検知するように改良されたほか、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)に付随機能のレーントレーシングアシスト(LTA)を追加。さらに、アダプティブハイビームシステム(AFS、「Executive Lounge」系グレードに標準装備・「X」と「Z」を除くグレードはメーカーオプション設定)、ロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能(TMN)を追加してパッケージ化、第2世代版の「Toyota Safety Sense」として全グレードに標準装備された。また、Executive Lounge系以外のグレードに車載通信機DCMが標準装備された。
外観においては、フロントフェイス(ヘッドランプ、グリル、バンパー)及びリアのバックドアガーニッシュとコンビネーションランプが意匠変更され、内装はメーター加飾、シート表皮、木目の色が変更された。
グレード体系においては、既存の「Executive Lounge」のエアロ仕様「Executive Lounge Z」が追加されるとともに、従来はガソリンモデルのみの設定だった「Z」をハイブリッドモデルにも拡大して追加設定され、「ZA」は「ZA"Gエディション"」へ統合され「ZG」に改名された。また、「Executive Lounge(新設定の「Executive Lounge Z」を含む)」のガソリンモデル及び「VL」・「ZG」は搭載エンジンを2GR-FKS型に、ATは8速仕様の「Direct Shift-8AT」にそれぞれ置換された。これらにより、JC08モードでの燃費消費率が向上されたため、「平成27年度燃費基準+10%」(2WD車の一部は「平成27年度燃費基準+20%」)を達成した。
なお、ボディカラーの一部変更が行われ、「グレイッシュブルーマイカメタリック」、「シルバーメタリック(「X」・「V」・「VL」・「Executive Lounge」専用色)」、「グレーメタリック(「Z」・「ZA」専用色)」が廃止され、「グラファイトメタリック」、「スティールブロンドメタリック(「X」・「V」・「VL」・「Executive Lounge」専用色)」、「ダークレッドマイカメタリック(「Z」・「ZG」・「Executive Lounge Z」専用色)」が追加設定された。
2018年10月25日
姉妹車のアルファードと共に一部改良された[5]
従来はグレード別設定(標準装備又はメーカーオプション設定)だったインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)が全グレード標準装備となり、ブラインドスポットモニター(BSM)は従来のナビゲーションとのセットオプション設定からデジタルインナーミラーとの組み合わせに変更された。
2019年12月18日
姉妹車のアルファードと共に一部改良が発表された(2020年1月6日発売)[6]
「Executive Lounge」・「Executive Lounge Z」を除くグレードに9インチのディスプレイオーディオ(DA)、全車に車載通信機DCMが標準装備された。これにより、SmartDeviceLink対応のスマートフォン向けアプリの表示・操作やLINEカーナビに対応するほか、TVとセットのオプションサービスを追加し、T-Connectの契約を行うすることでApple CarPlayAndroid Autoの利用も可能となる。また、販売店装着オプションのエントリーナビキット又はT-Connectナビキットを選択することで車載用ナビゲーションの機能を利用することも可能である。
このほか、T-Connect SDナビゲーションとリアシートエンターテイメントシステム(「Executive Lounge」・「Executive Lounge Z」に標準装備、他のグレードはメーカーオプション設定)のディスプレイサイズを前者は10.5インチ、後者は13.3インチにそれぞれ大型化され、バックガイドモニターを全車に標準装備(「Executive Lounge」・「Executive Lounge Z」はパノラミックビューモニター(シースルービュー機能付)として装備、他のグレードもメーカーオプションで装備可能)。3眼LEDヘッドランプやウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能(後者は「サイドリフトアップチルトシート装着車」を除く)を「X」・「Z」・「HYBRID X」・「HYBRID Z」以外のグレードに拡大して標準装備されたほか、スライドドア連動式の電動サイドステップのオプション設定が追加された。
なお、今回の一部改良でWLTCモード走行による排出ガス並びに燃料消費率(ハイブリッド車はJC08モード走行時による燃料消費率も併記)に対応し、ハイブリッド車は「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定が新たに取得された。また、ガソリン車の「Z」に設定されていた「Aエディション」を廃止。さらに、フロントエンブレムがトヨタのCIに変更された。
2020年4月20日
2016年7月に発売された特別仕様車「GOLDEN EYES」が新仕様で発表された(5月1日発売)[7]
今回は2.5Lガソリン車の「Z」をベースにした「Z"GOLDEN EYES"」となり、新たにハイブリッド車にも設定された。2016年7月発売モデルからの変更点として、外観はフロントグリルやバックドアガーニッシュが漆黒めっき加飾となり、同じく漆黒めっき加飾のLEDフォグランプモールやリアランプガーニッシュも装備。内装は本革巻き4本スポークステアリングホイールがメタルウッドとなり、ルーフやピラーにブラックが採用された。機能面では、3眼LEDヘッドランプ、LEDシーケンシャルターンランプ(フロント・リア)、アダプティブハイビームシステムが新たに装備された。ハイブリッド車はガソリン車にも特別装備されているアクセサリーコンセント(100V・100W)が2個に増やされる。
ボディカラーは「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」を含む4色が設定される。
2020年5月1日
東京都を除く全ての地域での全車種併売化に伴い、トヨタ店トヨペット店カローラ店(後述するが、トヨタ西東京カローラを除く)での販売を開始。
2021年4月19日
中国市場で一部改良され、車名が「クラウンヴェルファイア(皇冠威尓法)」に変更された。
2021年4月28日
姉妹車のアルファードと共に一部改良を発表(5月10日発売)[8]
2020年4月に発売された特別仕様車「GOLDEN EYES」がワンタッチスイッチ付デュアル(両側)パワースライドドアとアクセサリーコンセントを標準装備化して「GOLDEN EYES II」へ改名され、グレード体系を「GOLDEN EYES II」と「HYBRID GOLDEN EYES II」に集約。ボディカラーはアルファードとの共通カラーである「ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)」と「ブラック」の2色のみとなった。
また、「HYBRID GOLDEN EYES II」は2030年度燃費基準優良車[9](2030年度燃費基準85%達成)となった。
この一部改良により、当該車種、及び姉妹車であるアルファードを最後に、トヨタのハイブリッド車のフェンダー部分にあった「HYBRID」のロゴが全て廃止となった。また、3.5Lガソリン車が廃止となった。(アルファードに統合されたと思われる)
2022年4月27日
一部改良を発表(5月13日発売)[10]
オプティトロンメーターのメーターリングにゴールド加飾が施され、シート表皮をTBカワシマの「ブランノーブII」+合成皮革に変更。従来メーカーオプション設定だったブラインドスポットモニター[BSM]とパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備化され、グレード名を「GOLDEN EYES III」、「HYBRID GOLDEN EYES III」に改名された。

2020年4月までの販売店

  • ネッツ店
    • 東京都では、以前はネッツトヨタ東京、ネッツトヨタ多摩、ネッツトヨタ東都で取扱っていたが、2019年4月1日の販売チャネル制度廃止に伴い、全てのトヨタ車両販売店(トヨタモビリティ東京、カローラ店系列のトヨタ西東京カローラ、ネッツ店系列のネッツトヨタ多摩とネッツトヨタ東都)で姉妹車のアルファード共々取り扱う。

車名の由来

  • 英語で「物静かな」という意味の「Velvet」と、「」を意味する「Fire」を組み合わせた造語。クールな情熱を持つクルマという意味。

脚注

注釈

  1. ^ 但し、レクサスの国内発足が起きる前は、アリストがフラッグシップ車であった。

出典

  1. ^ 『TOYOTA、アルファードならびにヴェルファイアをフルモデルチェンジ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2015年1月26日http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/51971722015年1月26日閲覧 
  2. ^ Toyota Alphard & Vellfire 2015 香港售價公開(邦題:トヨタアルファード&ヴェルファイアの香港販売価格を発表)car1.hk(2015年2月10日)
  3. ^ 『TOYOTA、アルファードならびにヴェルファイアの特別仕様車を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2016年7月4日https://global.toyota/jp/detail/126864742020年4月20日閲覧 
  4. ^ 『TOYOTA、アルファード、ヴェルファイアをマイナーチェンジ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2017年12月25日https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/20433735.html2017年12月25日閲覧 
  5. ^ 『TOYOTA、アルファードならびにヴェルファイアを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2018年10月25日https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/25043768.html2018年10月25日閲覧 
  6. ^ 『TOYOTA、アルファードならびにヴェルファイアに、スマートフォンとの連携が可能なディスプレイオーディオを採用』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2019年12月18日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/30486338.html2019年12月18日閲覧 
  7. ^ 『TOYOTA、アルファードならびにヴェルファイアに、ゴールドをアクセントにした特別仕様車を設定』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年4月20日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32256487.html2020年4月20日閲覧 
  8. ^ 『アルファードならびにヴェルファイアを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2021年4月28日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35084040.html2021年5月1日閲覧 
  9. ^ “ヴェルファイア 環境仕様” (PDF). トヨタ自動車株式会社. 2021年5月2日閲覧。
  10. ^ 『アルファードにゴールドを配した特別仕様車を設定-あわせてヴェルファイアにGOLDEN EYES Ⅲグレードを設定-』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2022年4月27日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/37239720.html2022年4月27日閲覧 

関連項目

  • トヨタ・アルファード - 2代目以降が本車種の姉妹車。また、初代「アルファードV」が事実上の先代車。当車種とアルファードとを併せてアルヴェルとも呼ばれる。
  • 光岡自動車 - 同車両の新車をベースに寝台車専用車両として「ヴェルファイアグランドリムジン」を製作・市販。
  • レクサス・LM - レクサスブランドで海外向けに販売されている姉妹車。日本での販売はフルモデルチェンジの上で2023年秋を予定。
  • トヨタ・クラウンヴェルファイア - 中国市場向けのヴェルファイア。

外部リンク

  • トヨタ ヴェルファイア|トヨタ自動車WEBサイト
  • 皇冠 威尓法|一汽豊田WEBサイト(中国語)
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