歴史
この節は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2010年7月) |
野球を始めとしたスポーツ競技の応援でチャンスにマーチ的な音楽を演奏する習慣・文化は、もともと大学野球の応援で始まったものである。
「チャンステーマ」という言葉が定着するまでは単に「マーチ」や「応援曲」などと呼ばれていた。また、この類の曲を野球応援に取り入れて普及する事に『コンバットマーチ』(早稲田大学応援部制作のオリジナル曲)が貢献したことから、一部では十派一絡げに「コンバットマーチ」と呼ばれる事もあるが、これは応援専用のオリジナルマーチ誕生の由来を知らないが故の誤解から生じたものである。その早稲田大学の『コンバットマーチ』に触発された東京六大学野球連盟のライバル校である慶應義塾大学応援指導部は、対抗して『ダッシュKEIO』を作り翌年のリーグ戦応援で披露した。これらライバル校間での応援強化はリーグ戦応援の雰囲気を盛り上げることに大いに貢献し、東京六大学内の他校にも次第に波及していった。さらに後年になって二つ目・三つ目の応援マーチや前奏としてのファンファーレ、さらには複数の応援マーチの連続演奏という形態に発展していった。
これらの応援マーチは後に「チャンステーマ」と呼ばれるようになっていった。また前述のような複数のチャンステーマを曲毎に終了させることなくファンファーレや間奏で繋げてエンドレスにするものを、現在では「チャンスパターン」と呼んでいる。
スポーツを観戦して楽しむ文化は、時代が進むにつれて発生した高等教育学校への進学率向上による大学や大学生の肥大化、他の趣味や価値観の多様化、プロスポーツの充実などに伴い、結果として学生スポーツの相対的な人気や注目度の低下を招く方向で推移してきている。それでもなお東京六大学野球やその試合の中で繰り広げられる各校間の応援合戦は、スポーツイベント(特にアマチュアスポーツの中では飛びぬけた存在)として花形の一つとして長らく親しまれ、メディアでの扱いも他のものに比べて大きかった。その影響が次第に他の大学野球での応援や高校野球・社会人野球[注 1]、さらにはプロ野球の応援などに広まっていった。
プロ野球での例
プロ野球においては、いつチャンステーマが導入され始めたかは明確な起源がはっきりとしていないが、各球団とも1980年代頃からチャンス時に専用のリズムやコールを使用していた。曲としてのチャンステーマは、1990年代に近鉄バファローズの応援団が『暴れん坊将軍』のテーマ曲を非公式で使用し始めたのが最初であるとされている。
現在では12球団全ての球団がチャンステーマを用いているが、過去に在籍していた選手の応援歌をチャンステーマとして流用する例も見られる。
基本的に得点圏に走者がいる場面で演奏されるが、試合序盤では演奏されないことも多い。
現在の使用曲
読売ジャイアンツ
- ヒッターズテーマ(1999年 - )
- 原曲は『ザ・ヒットパレード』のテーマ曲。
- 巨人で最初に球場において使用されたチャンステーマ。大量リード時に使われることが多い。
- タオルを頭上で回すスタイル。当初(1999年頃)は千葉ロッテマリーンズを意識し、白いタオルをファンが振回していたが、現在はチームカラーであるオレンジのタオルを使用している。
- マサオ
- 原曲は山本雅夫の応援歌。
- 近年長らく使用されず、応援団作成の歌詞カードからも削除されたが、2012年シーズンから再び演奏されるようになった。
- バタフライ
- 原曲はSmile.dkの同名楽曲。
- パターンが2つあり、かつては交互に演奏されていた。
- ファイター
- 元々は旧三菱ふそう川崎硬式野球部の応援歌。
- 応援コールは当該選手名を4回連呼するというシンプルなもの。
- ライディーン
- 原曲はイエロー・マジック・オーケストラの同名楽曲。
- (読売巨人軍応援団GLOVE)が使用している。
- スパルタンX
- 原曲は同名映画の主題歌。
- (読売ジャイアンツ応援団北海道)が使用している。
- Gフレア(2009年 - )
- サイクロン(2010年 - )
- 相手投手交代時に使用。「ヒッターズテーマ」と同様にタオルを頭上で振り回す。歌詞が存在する。
- 勝ち取れ!(2013年 - )
- 応援コールは手拍子→当該選手名の順に行い、これを2回繰り返す。前述の「サイクロン」同様、歌詞が存在する(ただし、前奏(ファンファーレ)は歌詞がない)。
東京ヤクルトスワローズ
- チャンステーマ1(2003年 - )
- 原曲はJITTERIN'JINNの「夏祭り」。
- 当初は原曲キーで演奏されていた。
- チャンステーマ2(2010年 - )
- 原曲は「ルパン三世のテーマ」。
- チャンステーマ3(2012年8月28日 - )
- チャンステーマ4(2016年 - )
- 歌詞パートと合いの手パートで構成される。
- マルチテーマA
- マルチテーマB
- 原曲は『ポパイ』のテーマ曲。
- チャンス時のほか、死球出塁時や相手投手交代時、試合終了後にも演奏される。
- もともと歌詞を用いずにコールで応援する曲(曲の切れ目に「KO!KO!○○(球団名:「ジャイアンツ」、「タイガース」など)」)として使用されているが、相手球団を罵倒する歌詞をつけて歌うスタイルも一部にみられる。また、「KO!KO!○○」と歌う際に相手側に向かって親指を下に向けて挑発するポーズを取る事もあり、応援と挑発を兼ねた意味合いがある。
- 得点時に演奏される「東京音頭」でも上記のような現象が見られるが、あくまでも一部ファンが独自に始めたものであり、応援団はこれらを支持しない方針を表している。
- マルチテーマC
- 原曲はコンピュータゲーム『ポケットモンスター 金・銀』のエンディングテーマ。
- 相手チームの投手交代時や、得点テーマ「東京音頭」の後などに演奏される。
- 共通テーマα
- 原曲は日本大学第三高等学校の応援歌「Come On!!!」。
- 共通テーマβ
- 原曲はいきものがかりの「気まぐれロマンティック」。
- 共通テーマγ(2018年 - )
- ダッシュKEIO
- 巨人戦(読売倒せコール)で多用される。
- チャンス川端
- 川端慎吾の専用チャンステーマ。
- 原曲は川端の登場曲にもなっているFUNKY MONKY BABYSの「悲しみなんて笑い飛ばせ」。
横浜DeNAベイスターズ
- チャンステーマ0(2010年 - )
- 原曲はコンピュータゲーム『(わんぱくダック夢冒険)』の「月面ステージ」のBGM。
- チャンステーマ1(2003年 - )
- チャンステーマ2(2002年 - )
- 原曲はパチスロ「獣王」の「サバンナチャンス」の際のBGM。
- チャンステーマ3
- 満塁時のチャンステーマ。大洋ホエールズ時代から使用されている。
- 短いフレーズに続けて「ワッショイワッショイ」とコールを入れる。
- コール以外は近鉄の応援団がかつて行っていた「はよやれコール」と同一。
- チャンステーマ4(2004年 - )
- 原曲はロバート・ローズの応援歌(テレビアニメ『きんぎょ注意報!』のオープニングテーマ『(わぴこ元気予報!)』のアレンジ)。
- コールは「勝つぞ!横浜!倒せ!○○!」。○○には「読売」など相手球団名が入る。福岡ソフトバンクホークスなどのパシフィック・リーグのチームは「ホークス」等となる。なお、広島東洋カープは当初「広島」と呼称していたが、2018年8月からは、平成30年7月豪雨の被災者に配慮し「カープ」に変更された。
- 主にサヨナラのチャンス時に演奏される。
以上のチャンステーマ4曲においては、0→1→2→4のメドレーパターンも存在する。
- ライジングテーマ(2010年 - )
- Fight oh! YOKOHAMA(2013年 - )
- オリジナル曲。チャンステーマ0・1・2と同様の場面で演奏される。
- 攻めまくれ(2013年 - )
- 原曲はパチスロ「CR花の慶次~漢」の挿入歌である、角田信朗の「(武士ノ花)」。
- コールは「○○(相手球団名)倒せ! 絶対勝つぞBAYSTARS!」。
- 相手チームの投手交代時やイニングの初め、得点後のチャンス継続時などに演奏される。
以下はマルチテーマとして位置づけられている。
- 横浜大漁節(2010年 - )
- 元は大洋ホエールズ時代の1970年代から80年代にかけて使用された応援で、太鼓と掛け声のみで構成されている。大洋時代は太鼓の叩き方が異なる3パターンが存在し、状況に応じて使い分けられていたが、現在はそのうち「ランナーあり」のバージョンが主に大差・満塁時などを中心に演奏される。
- All in One(2017年 - )
- オリジナル曲。
- 押せ!押せ!ヨコハマ(2018年 - )
- オリジナル曲。「声とトランペットの融合」がコンセプトになっており、初めて球場に来た人でも声を出せるようにトランペットの音色とシンプルな掛け声のみで構成されている。
- We can!(2021年 - )
- オリジナル曲。導入前年の2020年シーズンに発表された新しいリズム応援のチーム名バージョン(ユリエスキ・グリエルのコールのアレンジ)のリズムを取り入れている。
中日ドラゴンズ
- チャンステーマ1(2014年終盤 - )
- 原曲はピンク・レディーの「サウスポー」。
- 一部のファンが前半部分の「レッツゴー◯◯」の前に「大きな声で!」と叫ぶことがよくあるが、これは応援団非公式である。
- (中日ドラゴンズ応援団)が結団されて初めて作成されたチャンステーマであり、初年度はこの1曲のみであったが、2015年以降は以下のように新たなチャンステーマが作成された為、試合終盤の勝ち越し・逆転・サヨナラ勝ちのチャンスで使用されることが多くなっていた。
- 2015年からは、応援団の掛け声によって演奏を始める場合があった。
- 2019年には、当時監督であった与田剛から歌詞中の「お前が」という一節が子供の教育上不適切であるという指摘を受け、同年7月1日より演奏を自粛していた[1]が、与田が退任した後の2022年シーズンから演奏を再開した[2]。
- チャンステーマ2(2015年 - )
- 中日ドラゴンズ応援団が結団されて以降作成されたチャンステーマの中では唯一前奏がある(前奏を演奏しない場合もある)。
- コールは手拍子→「燃えろ!」を2回繰り返した直後に「○○(チーム名)倒せドラゴンズ!」と続く。
- チャンステーマ3(2015年 - )
- チャンステーマ4(2016年 - )
- 主に試合序盤のチャンスや流れを変えるべき場面で演奏される。
- チャンス決めてくれ(2019年 - )
- 選手名等の掛け声を中心としたシンプルな曲で、ラストの「決めてくれ~」の部分のみアカペラとなっているのが特徴。曲が浸透した2019年中盤以降は、掛け声の合間に演奏のメロディに合わせて「オー」と歌うスタイルが非公式ながら定着した。
- マルチテーマ(2020年 - )
阪神タイガース
全てオリジナル曲を使用している唯一の球団である。
- チャンスマーチ(2005年 - )
- チャンスわっしょい(2006年 - )
- 同点に追いつくチャンスや、勝ち越し・サヨナラ勝ちのチャンスといった、打てば試合が決まるといった場面で演奏されることが多い。メロディ→選手名→「〇〇(チーム名)倒せーオー!」→わっしょいコールで構成される。
- チャンス襲来(2010年 - )
- 応援コールは手拍子→「〇〇(チーム名)倒せ!」→手拍子→「かっ飛ばせ〇〇(選手名)!」→手拍子→「〇〇(選手名)!」。
- T-WAVE(2017年 - )
- 蛍の光
- 相手投手をノックアウトした時に演奏される。
広島東洋カープ
- マルチテーマGo!(旧チャンステーマ2「Hiroshima GOGOGO!!」、2002年 - )
- チャンステーマ3「飛ばすチャンス」(2009年 - )
- 最初に「広島!」とコール。状況に応じてコール部分が変化する。その際は「○○(当該選手名)!」と4回コールした後、得点圏に走者がいるときは「タイムリー、タイムリー、○○!」だが、中長距離バッターの打席の場合は「持ってこい、持ってこい、○○!」(応援コールの最後に「持ってこ〜い!」と叫ぶことから)や「ホームラン、ホームラン ○○!」などになる。サヨナラのチャンスや試合を決めそうな場面では、「絶対勝つぞ、カープ!」や「お前が決めろ○○!」などになる(他に「〇〇倒せ」などが存在する)。終盤で演奏されことが多かったが、2012年より後述の「極チャンス」使われるようになったため比較的序盤でも流れるようになった。
- チャンステーマ4「極チャンス」(2012年 - )
- 「おまえがきめろ〜」のファンファーレから始まる。最後に「おっ!・まっ!・えっ!・がっ・きめろ!○○!」と区切りながらシャウトするのが特徴。終盤のチャンス限定で演奏される。
- チャンステーマ5「チャンス・スーパー」(2016年 - )
- 原曲はSuperflyの「愛をからだに吹き込んで」。
- コンバットマーチ
- 監督の応援歌〜早稲田大学の「コンバットマーチ」・ファンファーレ〜「ダッシュケイオウ」~ 「○○(チーム名。読売、阪神など。ただしオリックスは「大阪」とコール)倒せ」を3回繰り返した後に「かっとばせオー」を2回繰り返すという流れ。
- 2016年、現在チャンステーマとしての演奏機会は減少したが、相手投手ノックアウト時に使用することがある(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島では『燃える赤ヘル僕らのカープ』が流れるため演奏されない)。
- マルチテーマ「攻めろ!」(2018年 - )
- 原曲はプロレスラーの内藤哲也の入場曲「STARDUST」。
北海道日本ハムファイターズ
- チャンステーマ1(2004年 - )
- 原曲はさだまさしの「北の国から〜遥かなる大地より〜」。
- 演奏時に鳴子を使い、軽い振り付けも作られた。近年では試合終盤の大チャンス時で演奏される事が多い。
- チャンステーマ2「わっしょい」(2000年 - )
- チャンステーマ3(2008年 - )
- 原曲は映画「チキ・チキ・バン・バン」の主題歌。
- 日本プロ野球史上初めての男女別のパートが設けられているチャンステーマである。
- 応援コールは「打て、打て、○○(選手名)!」(最初は男声、追って女声)の後に「今だチャンスだ、○○!」(男女揃って)となる。
- 元々は関東限定であったが、現在は全国の球場で使用されるようになった。なお宮城球場ではトランペットが使用できないため、その演奏部分の歌詞が存在する。
- 大きなうた(宮城球場限定)
- チャンスコール(楽天生命パーク限定)
- オリジナルチャンステーマだが、音階はなくコール形式。上記の「チキ・チキ・バン・バン」と同様に、本曲も男女別のパートが存在する。最初は男声、追って女声が「行け行け行け行け行け○○」、「打て打て打て打て打て○○」とコールし、最後に男女そろって「いけいけそれゆけ、○○(選手名)〜!」と大声で叫ぶ。
- それゆけぼくらのファイターズ(東京ドーム限定)
- 東京本拠地時代の球団歌をチャンステーマ用にアレンジしたもの。北海道に移転した後、2007年より東京ドームでの試合のみ、日本ハムファイターズ時代の応援スタイルに戻し、現在もその応援スタイルを継続している事から2010年より作成された。クライマックスシリーズなどの重要な試合では他の球場でも使われることがあり、その場合は「東京!ドームで!」の部分が該当球場の名前に変化する。
- ジンギスカン(札幌ドーム限定)
- 原曲はジンギスカンの同名楽曲。
- 札幌ドームの座席列ごとに「打て!」と叫ぶ回数が分けられている。
- 酔いどれマーチ(関東限定)
- 原曲はザ50回転ズの同名楽曲。
- 「チキ・チキ・バン・バン」と同様に、男女別のパートが存在する。
- 関西限定チャンステーマ(2012年 - 。ナゴヤドームを含む)
- オリジナル曲。
- 西日本限定(関西以西)チャンステーマ(2015年 - )
- オリジナル曲。
東北楽天ゴールデンイーグルス
- 八木山ベニーランドのCMソング(2005年 - )
- 宮城県立仙台第二高等学校の応援歌の流用。
- 始まるパターンは以下の2通りある。なお本拠地の宮城球場ではトランペットが使えないため、パターン2が多いが、稀にパターン1になることもある。
- 「青葉城恋唄」のファンファーレの後(パターン1)
- 「タイムリー、タイムリー、○○(選手名)!」などの掛け声を3回行った後(パターン2)
- フィーバーテーマ(2017年 - )
- 原曲はGReeeeN×ベッキー♪♯の「GOOD LUCKY!!!!!」。
- 2012年から2015年までは「関西チャンステーマ2」として関西限定で演奏されていた。
- ここで打て(2019年 - )
- チャンス突撃(2019年 - )
- 戦いの時(2020年 - )
千葉ロッテマリーンズ
- チャンステーマ1(2010年 - )
- 原曲はパチスロ「デコトラの鷲」の「車BIG」の際のBGM。
- 他のチャンステーマが作成されてからは、試合終盤の大チャンス時に使用されることが多い。
- 高校野球の応援歌として使用されることも多い。
- チャンステーマ2(2010年 - )
- 原曲はコンピュータゲーム「熱血高校ドッジボール部」の「対抗試合」の際のBGM。
- チャンステーマ3(2011年 - )
- 原曲はパチスロモンキーターンの『SG RUSH』優勝戦部分のBGM。
- 「チャンステーマ1」同様、高校野球の応援歌として使用されることも多い。
- チャンステーマ4(2013年 - )
- 海のトリトン(2013年 - 、地方球場等限定)
- 原曲は同名テレビアニメのエンディングテーマ「GO! GO! トリトン」。
- 高校野球での応援スタイルを再現している。
- アフリカン・シンフォニー(2013年 - 、地方球場等限定)
- 原曲はヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニーの同名楽曲。
- 『海のトリトン』同様、高校野球での応援スタイルを再現している。
- TPT(ターニングポイントテーマ、2015年 - )
- (興南サンバ)(2017年 - 、沖縄限定)
- チャンステーマ5(2018年 - )
- 原曲は東京スカパラダイスオーケストラの「砂の丘〜shadow on the hill〜」。
埼玉西武ライオンズ
- チャンステーマ1(1998年 - )
- 原曲はテレビアニメ「ジャングル大帝」のエンディングテーマ「レオのうた」のAメロ部分。
- チャンステーマ2
- チャンステーマ3
- 「チャンスだ」と「打ちぬけ」を交互に連呼する。
- チャンステーマ4(2011年 - )
- 前半は男女でパートが分かれるオリジナル曲、後半は前述の『レオのうた』のサビ部分。
- サンバソリャセ
- 基本的に得点が入った後の攻撃中に流れるが、例外もある。ファンは演奏に合わせてフラッグを振る。
- かっ飛ばせ若獅子
- 大量リードの場合に演奏される。
- 元マイク・パグリアルーロ 、元トニー・フェルナンデス、元アレックス・カブレラらの応援歌
- 外国人選手のチャンス時の打席で演奏される。
- ウルトラセブンのテーマ
- 背番号7の選手専用のチャンステーマ。
- 秋山幸二のテーマ
- Flag to Victory(2017年 - )
- 「サンバソリャセ」と同様に演奏に合わせてフラッグを振るが、前半は縦振りで後半は横振りとなる。
オリックス・バファローズ
- チャンステーマ1「丑男 〜COW BOY〜」(2005年 - )
- 歌詞には球界再編騒動を意味する部分が存在する。
- 試合終盤の逆転・同点・勝ち越し・サヨナラのチャンスで演奏される。
- チャンステーマ2「タオル」(2000年 - )
- 旧大阪近鉄バファローズの「チャンステーマ2」。
- タオルを持って踊る。沖縄県出身の選手がチャンスで打席に立つ際は沖縄風のアレンジで演奏される(「琉球のタオちゃん」)。
- チャンステーマ3「ジャンプ」(1999年 - )
- チャンステーマ4「紅の丑」(2002年 - )
- 旧大阪近鉄バファローズの「チャンステーマ4」。球団合併後は公式のチャンステーマとはなっていないが、近鉄復刻試合などを中心にごく稀に使用されている。
- 主に9回裏で負けている状況の時に演奏される。ランナーがいない状況でも演奏されていたため、ファンの間ではピンチ時のテーマとして認識されている。
- チャンステーマ5「笑牛拳」(2005年 - )
- おもに大量得点のイニングや試合終了後の二次会で演奏される。
- マルチテーマ1「讃丑歌」(2008年 - )
- ガガガSPと(大阪私設應援團)による合作。ガガガSPのアルバムにもカバーバージョンが収録されている。
- 2008年にマルチテーマとして作られ、試合後などに演奏されることが多い。2009年には2番の歌詞も作られた。チャンステーマとして使われることもある。
- 5回裏または6回表の攻撃開始時に1番のみ演奏される。
- チャンス時等では、1番トランペット有→2番アカペラ→1番アカペラ手拍子なし→2番トランペット有の順で演奏される。
- チャンステーマ6「欲球根性 〜河内のオッサンの丑〜」(2013年 - )
- 歌詞には河内弁が取り入れられている。
- チャンステーマ7「丑王 〜Bs HISTORY〜」(2019年 - )
- 平成最後のチャンステーマとして制作された。
- 3部構成で各フレーズにオリックスおよび近鉄の両球団で平成時代に制作された応援歌の歌詞が使われている。
- 使用タイミングはチャンステーマ1とほぼ同じで、トランペット有とアカペラ手拍子無しの交互で演奏される。
- マルチテーマ2 「BuffaYell」(2021年 - )
- T-岡田(得点圏ver.)(2011年 - )
- 2011年に制作されたT-岡田の応援歌のマイナーチェンジ版。
- 通常ver.に加えてファンファーレやBメロ前半部分が追加される他、コールも異なる。
- 吉田正尚(境地ver.)(2018年 - )
- 2018年に制作された吉田正尚の応援歌のマイナーチェンジ版。
- 基本的には通常ver.をアカペラで演奏した後に演奏される。
- 福田周平(サクラサク篇)(2020年 - )
- 2020年に制作された福田周平の応援歌のマイナーチェンジ版。
- 通常版となる『火鑽篇』の歌詞とコールが変更されたものとなっている。
この他、年に数試合行われる「復刻デー」では阪急・旧ブルーウェーブ・近鉄時代に使用されたテーマが演奏される。
福岡ソフトバンクホークス
- チャンステーマ1(1999年 - )
- チャンステーマ2(1999年 - )
- 北日本限定チャンステーマ
- 原曲はTHE BLUE HEARTSの「人にやさしく」(前奏)、および北野栄の応援歌。
- 関東限定チャンステーマ
- 原曲は前奏部分がホークス試合開始テーマ、本編部分が南海およびダイエー時代のメインテーマ。前奏後にリード時は「突き放せ!」(同点時は「勝ち越しだ!」、ビハインド時は「逆転だ!」)と叫ぶ。
- 関西限定チャンステーマ1(鷹の道)(2003年 - )
- 原曲はガガガSPの「弱男」。
- トランペット部分とアカペラ部分で構成される。
- 関西限定チャンステーマ2(2012年 - 、関西地区限定)
- 原曲はテレビアニメ『ひみつのアッコちゃん』のエンディングテーマ「すきすきソング」。
- 『鷹の道』と同様に、トランペット部分(メロディーに合わせて「オオオ…」と歌いながらジャンプ)とアカペラ部分(ジャンプはせず、歌詞を歌う)で構成される。
- 関西限定チャンステーマ3「オオサカツンデレラ」
- 原曲はDJ OZMAの「六本木ツンデレラ」。
- 2014年シーズンの鷹の祭典in大阪から使用されている。
- 関西限定チャンステーマ4(2019年 - )
- 鷹の爪(2013年)
- 原曲は『(秘密結社鷹の爪NEO)』のエンディングテーマ「マンボ de 鷹の爪」。前奏が存在し、応援コールは「(太鼓4連打)(男性)ここで決めろ!(女性)ここで決めろ!(太鼓4連打)○○(選手名)!」となる。
- 2013年は「フラッグテーマ」という曲名で、ビクトリーフラッグを振りながら応援するスタイルであった。
- ガッチャン→アッチャン
- 2013年シーズンの「鷹の祭典 in 東京」から使用。原曲ははなわの「伝説の男 〜ビバ・ガッツ〜」。
- 現在は「熱く燃えろ○○(選手名)!」の3コールからイントロ、そしてメイン部分からコールという構成で、2回目以降はメイン部分とコールのみのリピートとなる。
- 2015年にはチームのスローガン『熱男(アツオ)』に合わせ、タイトルと歌詞を一部変更した形で復活した。
- オス!チャンス
- 2014年シーズンの「鷹の祭典」から使用。原曲はパチスロ「押忍!番長2」のBGM「ラコタス・ランデブー」。
- ホークスのチャンステーマとしては初となる歌詞がシャウトのみで構成された応援歌。
- ハイサイおじさん(2018年~、沖縄限定)
- 原曲はの同名楽曲。
- メロディー部分の歌詞は無く(非公式ながら「アイヤ!」の合いの手が入る)、最後に「かっ飛ばせ!(選手名)!」の掛け声が入る。
- ワークマン(2018年 - 、青森限定)
- 佐賀限定
過去の使用曲
読売ジャイアンツ
- 聖者の行進(1980年代中頃)
- 相手投手交代時に使用。東京ドームに本拠地が移転後も1990年代前半まで使用された。
- チャンスのテーマ
- 1997年 - 99年の応援歌CDに収録されているが、球場では使用されていない。
- テクノポリス(2001年頃まで)
- 日曜日よりの使者(2002年シーズンのみ)
- 映画『大脱走』のテーマ(2002年シーズンのみ)
- レッツゴー三重(三重高校の応援歌、原曲は「Let's Go Blue」)(ナゴヤドーム限定・2001年〜2003年)
- デューク(元クリス・レイサムの二軍での応援歌)
- 使用当初は大量リード時に使われていたが、現在は主催試合勝利時の二次会のみでしか使われていない。
東京ヤクルトスワローズ
中日ドラゴンズ
- チャンステーマ1(2002年 - 2014年)
- 原曲は山本リンダの「狙いうち」。元は石井昭男かつゲーリー・レーシッチ以降の外国人打者(一部を除く)の応援歌。
- パウエルの応援歌は上記の物に変わる前は狙いうちであった。
- ゲーリー、パウエルらの応援歌として使用されたのは前半部分のみ。最後に「狙い撃ち〜!!」とコールする。
- 主に試合終盤の「ここで打てば試合が決まる」場面で使用される。「お前が打たなきゃ誰が打つ!!」や「決めてくれ〜!!」といった、通常の歌詞には入っていないコールが取り入れられている。また、このコールは現行のチャンステーマの歌詞にも取り入れられている。
- チャンステーマ2
- 元アロンゾ・パウエルの応援歌(「Get Get Victory」もしくは「パウエル」)序盤に先制のチャンスが出たときに演奏されることが多かった。
- チャンステーマ3
- チャンステーマ4(2012年 - )
- 元平野謙の応援歌。原曲は『狼少年ケン』のオープニングテーマ。
- 以上のチャンステーマは、2014年に全国中日ドラゴンズ私設応援団連合が活動禁止になった為、使用されなくなった。
- 紅(2015 - 、関西限定)
- 原曲はX JAPANの同名楽曲(広島東洋カープの応援団が江藤智の関東限定応援歌として使用していたものの流用)。
- 2015年の阪神タイガースとの京セラドーム大阪での開幕戦より使用されていたが、現在は使用されていない。
阪神タイガース
- コンバットマーチ(1999年頃 - 2004年、かつては岡田彰布の応援歌としても使用された)
- 『チャンス2000』(2000年)
- 祭(2007年)
- 広島猛虎会が使用していた。しかし、メロディがチャンスにそぐわないと選手やコーチからの批判が噴出[注 4]し、使用開始後から勝率が悪化したこともあり、数試合でお蔵入りとなった。
- ショートチャンスマーチ(2006年 - 2009年)
- チャンス牙(2015年 - 2016年)
広島東洋カープ
- 金本知憲の応援歌(関西地区限定・2002年 - 2006年)
- チャンステーマ1(2001年 - 2007年)
- 前奏は当初山本浩二の旧応援歌であったが、後にブラウンの応援歌のワンフレーズに変更された。
- ガラガラヘビがやってくる(2007年、元ブラウンの東京ドーム限定テーマ)
- 打ちまくれ(2007年 - 2008年)
- Let's Go チャンテ(関西地区限定)
- 喜田剛の応援歌(2011年以降 - 2015年以前)
- 曲名は「グローイングテーマ」。喜田の退団後使われていなかった応援歌を流用し、一時期盛んに演奏されたがまもなく自然消滅した。
横浜DeNAベイスターズ
- 打てっ!(2009年)
- 原曲は『わんぱくダック夢冒険』の月面ステージのBGM。「チャンステーマ0」の前身にあたるが、歌詞は全く異なる。Bメロまで演奏しており、より原曲に近くなっている。2009年の交流戦から使用されたが、翌年開幕前にチャンステーマ0に切り替わる形で消滅。
- つなげ!
- ハンターチャンス
- 原曲はパチスロ「吉宗」4号機の鷹狩り演出のBGM。2010年以降使用されていない。
- 劣勢時に演奏される。
- 二軍チャンステーマ(2000年 - )
- 大洋時代のメインテーマの流用。
- 二軍チャンステーマ「全開大須賀」(2011年 - )
北海道日本ハムファイターズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
- チャンステーマ(我らの願い)
- 2019年のみ使用
- チャンステーマ2
- 原曲は山形のローカルヒーロー「大鍋宣隊イモニレンジャー」のテーマ
- 元々は東北チャンステーマとして2008年から使用されたが、翌年より全国で使用された。
- 北海道チャンステーマ1
- 北海道チャンステーマ2
- 原曲はV6の「TAKE ME HIGHER」
- 北海道チャンステーマ2018
- オリジナル曲。現在は同じ曲がベースボール・チャレンジ・リーグの神奈川フューチャードリームスのチャンステーマとして使用されている。
- 駒大苫小牧のチャンステーマ
- 東北チャンステーマ1
- 東北チャンステーマ2
- 原曲はSCANDALの「メトロノーム」。
- 関東チャンステーマ
- オリジナル曲。
- 極稀に宮城球場でも演奏されることがある。
- 関西チャンステーマ1
- 原曲は中之島ゆきの「(出町柳から)」。
- 関西チャンステーマ2
- 九州チャンステーマ1
- 原曲は宮永英一の「琉球三国志」。
- 九州チャンステーマ2
- 原曲はテレビアニメ『みなみけ』のオープニングテーマ「(経験値上昇中☆)」。
千葉ロッテマリーンズ
- OFFSPRINGの「What happened to you?」(1999年 - 2009年)
- 千葉ロッテマリーンズ応援の元祖チャンステーマ。通称は「Let's GO」。以前は通常のチャンステーマだったが、後述の「ロッテ・ファイティン」が登場した頃から、「大チャンステーマ」として、試合終盤の一打サヨナラのような「ここが真のチャンス・勝負所」という場面でのみ演奏されるようになった。
- コヨーテの「純情」(タオル回しのテーマ)(1999年 - 2009年)
- 大量得点をした場合などで演奏される。
- Hi-STANDARDの「SHY BOY」(ロッテ・ファイティン)(2000年 - 2009年)
- 2000年頃から使用された主要チャンステーマ。
- ヒット後の盛り上げに演奏される。
- Oi-SKALL MATESの「Justice Calling 69」(2002年 - 2004年、2009年)
- 過去の主要チャンステーマ。「スキンヘッドランニング」登場後は主に大差時中心の演奏となっていた。
- 長らく使用されていなかったが、2009年最終戦で復活した。
- GOING STEADYの「愛しておくれ」
- 2003年から2006年までは垣内哲也の応援歌として使用された。
- スキンヘッドランニング(2004年 - 2009年、2016年)
- 前述の通り2016年に復活するも途中で使用中止になる。
- 二軍チャンステーマ「恋をとめないで」
- 原曲はCOMPLEXの同名楽曲。
- 二軍チャンステーマ「ぼくドラえもん」
- 後に杉山俊介の二軍応援歌となった。
オリックス・バファローズ
- 藤井康雄の応援歌
- 主に関東地区で使用された。
このほか、高橋智の応援歌をスーパーチャンステーマとして使用した時期もある。
近鉄バファローズ
- チャンステーマ1(『暴れん坊将軍』テーマ曲)
- チャンステーマ3(踊る牛、笑う牛)
- 2001年 - 2004年。オリジナルの楽曲。主にチャンステーマ2使用後に得点が入った時に演奏された。
- チャンステーマ5(パニ牛)
- 2003年 - 2004年。オリジナルの楽曲。チャンスが続いているとチャンステーマ2ばかりではタオルによる踊りでファンが疲れてしまうという理由で制作された。
- 近鉄バファローズの歌(球団歌)
- 2004年限定。元々は鈴木貴久の応援歌であったが、鈴木がコーチ在籍中に急逝したため、追悼の意味と天に昇った鈴木のパワーをもらうと言う意味でチャンステーマとして利用された。
日本代表(侍ジャパン)チャンステーマ
2013年に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック (WBC) において、日本代表のチャンステーマが作成され、プロ野球12球団の私設応援団が協同で演奏した。また、同年のオールスターゲームにおいても演奏された。
- スーパースター(NPB公認曲)
- 原曲はタケカワユキヒデの「スーパースター」のサビ部分。当初予定されていたチャンステーマ2曲を急遽変更し、この曲を正式なチャンステーマとした。
- メロディのあとに、「(太鼓)ニッポン!」×3回、「○○(選手名)!」という掛け声に続く。
- チャンス侍
- 2017年に「侍ジャパン応援団」が常設化されたことに合わせて、新たに作成されたチャンステーマ[3]。
その他の関連事項
近鉄応援団は2000年に「チャンステーマ2」のタイトルで新たなチャンステーマを発表、赤いタオルマフラーをファンが頭上に掲げて曲の終盤に右回りに一周するという斬新なものであった。この応援スタイルは、既にロッテ応援団により行われていた「タオル回し」を見た球団から応援団へタオル回しをしてほしいと要望があるも「あれはかっこいいけど、タオルを回したらパクリになるから」という理由で確立された。その後毎年のようにチャンステーマを作り続け、2003年の「チャンステーマ5」まで作った(その後、オリックスと合併して「新チャンステーマ1」が作られ、以前の「チャンステーマ1」、「チャンステーマ3」、「チャンステーマ5」が使われなくなっている)
チャンステーマの中にはチームが終盤負けている時にかかる曲もあり、結果としてはそのまま負ける場合が多いため「敗北のテーマ曲」と揶揄される事もある(近鉄のチャンステーマIVなど)。また曲によっては、演奏された際に打席に立っている選手はほとんど打てないというものもあり、ファン・応援団同士で曲が流れた際の打率を検証し真剣に議論(打てないから流すな、等)がされたこともある。巨人では2006年に3度の大連敗を喫した際に、連敗の原因が全く打てない打線にあるとして、チャンスでないにも関わらず、チャンステーマを流した事もあった(ただし、結果として貧打解消にはならなかった)。
日本ハムは稲葉篤紀が在籍していた2014年まで、チャンスの場面で稲葉が打席に立つと、ファンファーレとともにファンが飛び跳ねる「稲葉ジャンプ」をチャンステーマとして取り入れていた[注 5]。
また、日本ハムの宮城球場を除く地域限定のチャンステーマは、ポストシーズンでは該当地域外でも全て演奏される。
西武は主催試合でチャンスになると、チャンステーマ1、またはチャンステーマ3のイントロがアナウンスで流れる事があり、そのアナウンスのイントロに続く形で応援団がチャンステーマを流す事がある。これはチャンス時に、観客をより一層盛り上げるという演出効果のメリットがある。しかし一方で、たまに応援団が意図した曲と違う曲のイントロが流れる事があり、応援団を中心に不満が飛び交うといったデメリットもある。その為、1人の選手の攻撃の最中にも関わらず、応援団がアナウンスで流れた曲から違う曲に途中で変える事もしばしばある。特に、チャンステーマ4が作成された2011年以降、この傾向がより顕著になる。
中日は最終戦や優勝が掛かった試合やポストシーズンなどの最終回でチャンステーマメドレーが流れることがある。2013年までは、「パウエル」→「川又」→「平野」→「狙い撃ち」の順番で流れていたが、2014年の応援歌一新、及びその後の新応援歌追加を経て、2020年現在では「チャンステーマ2」→「チャンステーマ3」→「チャンステーマ4」→「チャンステーマ1(サウスポー)」→「チャンス決めてくれ」の順番となっている(実際には「サウスポー」が2019年シーズン途中で使用自粛となったため、「決めてくれ」が使用開始された2019年以降の最終戦におけるチャンステーマメドレーではサウスポーの演奏は省略され全曲演奏されない状態になっているが、使用自粛前の2019年4月30日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)勝利後の外野応援席での応援団主導による二次会で、「平成最後のチャンステーマメドレー」という形で一度だけ5曲全曲によるメドレーが実現している)。
2020年は新型コロナウイルスの感染防止策のため、球場内では大声を出さない・トランペット演奏の禁止などの応援規制がされた。そのため、チャンスが訪れた際は事前に応援団が演奏したチャンステーマを録音したものを球団スタッフの判断で球場内のスピーカーから半永久的に流したり、応援団が別の場所でテレビ中継を見ながら演奏している音を球場内に流すなどの措置を取った。この措置は主催球団の裁量によるもののため、原則ホームチームに対してのみ行われた。なお、日本ハムなど一部の球団では主催試合でもチャンステーマの使用を見送っている。
社会人野球での例
社会人野球の応援形態の多く(特に全国大会常連のチーム)は大学野球の応援の模倣から始まっているため、プロ野球に多くみられるような選手別のヒッティングマーチという形態ではなく、タイミングやイニングに応じた同じ曲を繰り返し演奏する形態が主流となっている。また学生野球の場合と比べてより当該関係者以外の一般客を取り込んで雰囲気を盛り上げる必要性を考慮しているため、既存曲で有名な曲やなじみ深い曲を採用する場合が多い。ただし、全国大会常連チームの中には例外的に学生野球にみられるようなオリジナルのチャンステーマを作っているチームもある(例を以下に示す)。
現在の使用曲
- 全開HONDA(ホンダグループ(Honda、Honda鈴鹿、Honda熊本))[注 6]
- ボンバー君津(日本製鉄かずさマジック)[注 7]
- Let's Go TDK(TDK。元々はJTのチャンステーマだったが、同部廃部に伴い、TDKの応援団に譲渡された)
- ファイター(三菱自動車岡崎、三菱自動車倉敷オーシャンズ。三菱ふそう川崎の応援歌だったが、休部後は三菱系の応援団が使用している)[注 8]
- チャンス〜スパート(NTTグループ(NTT東日本、NTT西日本)。「チャンス」がコール部分、「スパート」が曲部分)
- ダイナミック・ファイターズ(NTT西日本)
- 輝彦(セガサミー)
- ヒットコール(日本製鉄広畑)
過去の使用曲
脚注
注釈
- ^ 社会人野球応援への大学野球、中でも東京六大学野球応援の影響は、見よう見真似での影響波及というより、社会人野球チームが全国大会に出場する際の応援リーダーを東京六大学各校の応援団・応援部に丸投げ依頼する慣習があったことからの効果が強い。
- ^ 西武ドーム開催時のみ。
- ^ 2020年現在の球団の背番号1は山田哲人が着けており(2016年から)、青木は入団当初の背番号である23に戻している。
- ^ 特に当時の打撃コーチだった広澤克実に至っては、自身の公式HPで公然と応援団を批判する事態にも至った。
- ^ ジャンプによる振動を伴うため、2011年は東日本大震災の被災者に配慮して自粛した。
- ^ ただし鈴鹿チームはより上位のチャンステーマがあることから本曲は通常の応援曲とすることが多い。
- ^ 新日本製鐵君津硬式野球部時代に作曲されたオリジナル曲。日本選手権ではボンバーかずさとなる。
- ^ 一時期は三菱重工横浜(現:三菱日立パワーシステムズ)も使用していた。
- ^ 元々はシダックスのチャンステーマだったが、廃部に伴い坂田精二郎が移籍したため。当初は坂田の個人テーマとして演奏された後、2009年までチャンステーマとして使用された。
- ^ 過去には同社野球部からプロ入りした選手に選手別応援歌として用いられた。(ex.弓岡敬二郎(広畑-阪急)、尾花高夫(堺-ヤクルト)など)