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スーパーマリオRPG

スーパーマリオRPG』(スーパーマリオアールピージー、SUPER MARIO RPG・英題:Super Mario RPG: Legend of the Seven Stars)は、任天堂より1996年3月9日に発売されたアクションRPGである。任天堂とスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が共同制作した。

スーパーマリオRPG
Super Mario RPG: Legend of the Seven Stars
ジャンル アクションRPG
対応機種 スーパーファミコン
WiiWii Uバーチャルコンソール
開発元 任天堂情報開発部
スクウェア開発第5部
発売元 任天堂
プロデューサー 山内溥(エグゼクティブプロデューサー)
宮本茂
ディレクター 藤岡千尋
前川嘉彦
デザイナー 太田顕喜
工藤太郎
松原啓介
松村靖
長谷部裕之
プログラマー 深谷文明
青山伸一
武藤竜
吉岡光夫
音楽 下村陽子
美術 加藤清文
波多江由布子
倉島一幸
高橋伸也
人数 1人
メディア SFC:32Mbitロムカセット SA-1チップ搭載
Wii・VCダウンロード販売
Wii U・VC:ダウンロード販売
発売日 SFC
1996年3月9日
1996年5月13日
Wii
2008年6月24日
Wii U
2015年8月5日
対象年齢 VCCEROA(全年齢対象)
売上本数 約147万本
214万本[1]
(テンプレートを表示)

概要

1994年1月「海外でも通用する優れたRPGを作りたい」という意向から、世界的なキャラクターを持つ任天堂とRPGのノウハウを持つスクウェアの共同制作が始まった[2]

スーパーファミコンのソフトとしては後期である1996年に発売された作品は、任天堂とスクウェアのコラボレーションによるマリオシリーズ初のRPG作品として当初から大きな注目を集めていた作品であり、広く知られたマリオシリーズの世界観を用いつつ、アクションゲームであるシリーズの特色を活かした作りと独特なシナリオにより、シリーズ作品としてもRPG作品としても異色の作風となっている。

クォータービューによる立体構成のフィールドを基礎としつつ、アクションゲームであるシリーズの特長を活かして随所にアクションを取り入れた点が最大の特徴となっており、キャラクターたちのコミカルで活き活きとした動きを再現している。

マリオシリーズとしては初の本格的なストーリー性を持った作品であったということもあり、シリーズの主要登場人物であるクッパ・ピーチの性格はこの作品においてほぼ完成され、現在の作品にも受け継がれている。

本作での音楽・作曲は、マリオシリーズを手がけている近藤浩治ではなく、当時スクウェアの社員であった下村陽子が担当した。下村は後にフリーの作曲家となり、以降の『』シリーズでも引き続き音楽を担当することになる。楽曲は本作オリジナルのものに加え、マリオシリーズに用いられた楽曲のアレンジ曲も多数使用されている。

特典としてスーパーファミコン本体を4000円安く購入できる割引クーポンが付属。また、敵キャラであるパックンフラワーが歌うテレビCMも人気を集めた。

日本のスーパーファミコン用のROMカセット最後の新作マリオシリーズの1作であった[注 1]。特殊チップ、SA-Iをソフトに搭載しておりレンダリングされた3Dマリオの演出など、高品質なグラフィックが表現されている[2]

本作の後にもマリオシリーズのRPG作品としてペーパーマリオシリーズとがそれぞれ登場している。

2015年に海外ゲームサイトのGameFAQsで行われた歴代名作ゲーム投票でベスト4に選出される等、国内外で高い評価を得ている[3]

ストーリー

マリオの家に遊びに来ていたピーチ姫が、いつものようにクッパにさらわれる。マリオはいつものようにクッパ城に乗り込み、クッパを倒すが、突如巨大な剣が空から降ってきてクッパ城に突き刺さる。

自宅まで吹き飛ばされたマリオはすぐさま再びクッパ城へ向かうが、城に突き刺さったその剣は意思を持っていた。カリバーというその剣は、異世界・武器世界の王カジオーによるマリオワールド征服の野望を語り、クッパ城へ続く橋を落とす。

新たな冒険の旅に出ることとなったマリオは、キノコ城の大臣に事態を報告し、城下町ではマロと出会う。 彼はカエルの子だと自己紹介するが、「白くてフカフカ」した存在で、泣くと雨が降り、様々な魔法が使えるなど、とてもカエルには見えない。マロはおじいちゃんこと、ケロケロ湖に住むカエル仙人のお使いで買い物に来ていたのだが、代金を泥棒クロコに盗まれ途方に暮れていた。マリオはマロに協力し、クロコを追いかけて代金を取り戻すが、キノコ城へ戻ると街と城はカジオーの配下であるケンゾールに制圧されていた。ケンゾールを倒しキノコ城を解放したマリオは、ケンゾールの持っていた「星」を手に入れる。

マロの発案で物知りのカエル仙人から助言を受けることにしたマリオはケロケロ湖へと向かう。カエル仙人は、カリバーの一件でピーチとクッパがどこかへ飛ばされてしまったこと、カリバーが降ってくる前に7つの流れ星が降ってきたことを伝え、この星が非常に大事なものであるという考えを述べる。さらに、マロがカエルではなく、昔川を流れてきた彼を孫のように育ててきたことを明かして、マリオに同行し、本物の両親を探すように命じ、加えて二人に「困っている」ローズタウンへ向かうよう促す。

ローズタウンでは、近くのハナチャンの森に陣取るユミンパの狙撃による襲撃を受けていた。ユミンパが森から撃ってくる矢に当たると、体が動かなくなってしまう。 宿屋を訪れたマリオは、宿屋の息子であるトイドーと人形で遊ぶこととなる。トイドーはジーノという名のヒーローの人形で遊んでいたが、その夜、小さな星に照らされたジーノ人形は、大きくなって動きだした。ジーノは森の奥へと進んでいき、トイドーの目撃情報によって後を追ったマリオとマロと協力してユミンパを倒す。ユミンパもケンゾールと同じく星を持っていた。

ジーノはマリオたちに、自分は空の上からやってきたスターロードの修理人であると語る。スターロードは人々の願いを星にして聞き届け、それを叶える(叶った願いは流れ星となって降ってくる)ものだが、カリバーが降ってきたときに破壊されてしまい、現在マリオワールドでは、人々の願いが叶わなくなってしまっているという。それを直すにはその破片である、ユミンパたちの持っていた星、スターピースを集める必要があり、そのためにトイドーの人形の体を借りたのだという。マリオワールドのため、三人はスターピースを集めつつ、カジオー軍団と対峙するべく協力する。

モグラの町・ドゥカティに着いた一行は、落ちたスターピースと、閉じ込められたダイナとマイトの姉弟を探しに炭鉱へ入る。再び現れたクロコに加え、爆弾職人ペパットを倒したマリオたちは、スターピースを手に入れ[注 2]、姉弟とも合流し炭鉱から脱出する。

続いて、「空から娘さんが降ってきた」というブッキータワーを訪れると、入口にはクッパがおり、屋上にはピーチが閉じ込められていた。クッパを仲間に加え[注 3]、マリオたちはタワーの持ち主・ブッキーやその部下ブッカーの妨害をかわしながら最上階までたどり着くが、ブッキーはピーチとの「ケッコン」をはかり、式場のあるメリー・マリー村へピーチを連れて行く。

式場のドアを破り、コックたちが精魂を込めた結果生命を持ったウェディングケーキのストロベリーラズベリーを倒し、最終的にブッキーがケーキを食べて去っていったため[注 4]ピーチを取り戻したマリオたちは、彼女を連れてキノコ城へ戻る。 キノコ大臣はピーチを城に留まらせようとするが、ピーチはばあやを身代わりに立ててこっそり抜け出し、マリオたちに同行する。

星のふる丘は願いが叶い、流れ星となった願いが降ってくる場所だが、スターロードが壊れたため、マロとの再会を願う彼の両親の願いなど、まだ叶っていない願いもそのまま降ってきていたが、マリオたちはそこで4つ目のスターピースも発見する。

次に訪れたリップルタウンでは、怪しげな住人たちより、海にスターピースが落ちたとの情報を得る。海中のちんぼつ船でサメのジョナサン・ジョーンズとの決闘に勝ち、スターピースを譲り受けたマリオたちがリップルタウンへ戻ると、住人たちはカジオーの部下、ヤリドヴィッヒが分裂したものであるという正体を明かし、本物の住人を人質にスターピースを要求されたマリオたちは仕方なくスターピースを渡す。ヤリドヴィッヒは逃走をはかるも、オノフォースが迎えに現れず、錆びる危険を冒してでも海に飛び込もうとするも、海から現れたジョナサンに阻まれたため、マリオたちはヤリドヴィッヒを倒すことができ[注 5]、ふたたびスターピースを手に入れる。

さらに旅を続け、雲の上の国、マシュマロの国へたどり着いたマリオたちは、ちょうどマルガリータという女が、行方不明だったマロ王子を見つけた、と主張していた。しかし、このマロ王子は太った黒い鳥であり、白くてフカフカしたマシュマロの国の住民とは姿が大きく異る。マルガリータはマロ王子から耳打ちされたとして、病気の国王夫妻に代わり自分が国の政治を取り仕切ることを宣言する。 マリオたちが彫刻家・ガロの家を訪れると、そこにはマロそっくりの銅像があった。それは現マシュマロ王の若い頃の姿であり、ガロはマロが本物の王子であると確信する。マルガリータがマシュマロの国を牛耳る陰謀を企てていることを知ったガロは、マリオたちを新作の銅像と偽装し、宮殿へ送り込む。マリオたちはマルガリータと、鳥のドドを敗走させ、マロは両親との再会を果たす。

バーレル火山に落ちたスターピースを求めるマリオたち一行は、火山の主・カイザードラゴンを倒すが、スターピースをカジオー軍のオノレンジャーに掠め取られる。 オノレンジャーたちと彼らの飛行戦艦・オノフォースを撃破し、改めてスターピースを手にしたマリオたちは、マシュマロ王室専用の空飛ぶ乗り物、ジュゲムバスを借り受け、クッパ城に乗り込む。 長い道のりを越えて、城を守るブーマー、カリバーを倒すと、一行はカリバーに吸い込まれ、カジオーの居る武器世界へとたどり着く。 城を奪還したと判断し、離脱しようとしたクッパを説得し、武器世界の最深部までたどり着いた一行は、武器工場にてカジオーを打ち倒し、彼の持っていた最後のスターピースを手に入れる。

地上での役割を終えたジーノは皆に礼を言って空へ帰っていき、あとには元の人形が残されたのだった。

『スーパーマリオRPG』の世界

作品全体の雰囲気

ストーリーは終始ギャグを交えた軽妙な雰囲気で展開されていく。戦闘で用いる武器もパンチやシンバルなど、一般的なRPGに比べると暴力的表現の要素を使わず、マリオシリーズ本来の明るく健全な作風を保っている。そこへ、多くのRPG世界におけるキャラクター達の戦闘手段である「武器」が、世界征服の意思を持ったモンスターとして襲いかかってくるという、意表を突いた構図で物語が展開される。

メタ・パロディ要素

ストーリーや会話中に、以前のマリオシリーズを踏まえたセルフパロディーのようなメタ的要素が登場することが多い。例えばストーリーの最初でピーチがクッパにさらわれた後、キノピオが「また(犯人は)クッパですね?」といった旨の発言をしたり、キノコ王国ではマリオがクッパを倒してくることを当然としているような住民達の発言が聞けたりする。これは、従来のマリオシリーズが必ずと言っていいほど、ピーチ姫がクッパにさらわれてマリオが助けるという展開であったことを茶化したものである。説明書のストーリー説明も、クッパを倒しに行く部分を「いつものように」とまるで日常のように表現している。他にも、クッパが「マリオワールドをセイフクするのはワガハイだ!」と発言しており、これから我が物とする世界に敵であるはずの相手の名前をつけた「マリオワールド」という名称を使っており、矛盾に気づいていないような様子がある。

細かい要素では、マリオが扮した銅像を芸術家が「弟を訪ねて四千里」と名づける、村人の子供がゲームボーイらしきゲームで遊んでいるなど、非常に多い。

また、発売当時の時事ネタやアニメ作品を取り上げたパロディネタも存在し、マロのスペシャル技「なにかんがえてるの」を使用することで垣間見ることができる。主なパロディ元はガンダムシリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』などのテレビアニメ、『バーチャファイター』、『さんまの名探偵』などのゲームソフト、さらに漫画、CM、過去のヒット曲の歌詞など多岐に渡る。

システム

マップ

クォータービュー方式で、マップ上には高低差も存在する。操作するのは常にマリオで、従来のマリオシリーズのようにジャンプやダッシュも可能で、このジャンプを使ったアクションによって先へ進む場所も多い。マップ同士の間はマクロマップ上で移動。

エンカウント

当時の年代のRPGでは、歩き続けると一定の確率で突然敵が出現するという形式が多かったが、本作では敵がフィールド上を徘徊しており、それらと接触すると戦闘開始となる「(シンボルエンカウント)方式」を採用している。つまり、敵に当たらなければ戦闘を回避できる為、移動アクションを駆使してバトルをせずに進むこともできる。ただし、マリオを見つけると襲い掛かってくるものや、物陰から奇襲をかけてくる敵もいる他、イベントでの戦闘は回避できない。特定の敵は地形に擬態しており、その敵と戦い勝利すればマップを移動しても現れなくなるが、そのダンジョンから一度出て、入り直した場合は復活する。

戦闘方式

すばやさの数値が高い順にターンが回り、その際にボタンによって通常攻撃・スペシャル技・アイテム・防御を使い分けるというオーソドックスなコマンド式である。防御のコマンドには「にげる」という選択肢もあるが、特定の敵と戦っている時は逃げられない(その場合選択肢がグレーアウトし「にげられない」に変わっている)。

スペシャル技を使うために必要なFP(フラワーポイント、いわゆるMPに相当)は全キャラ共有。

アクションコマンド

通常攻撃と同時にタイミングよくボタンを押すことでダメージを増やすことができる。タイミングは武器ごとに違うため、武器を変えるごとに模索することになる。

スペシャル技の場合、通常攻撃同様にタイミングを合わせてボタンを押す技の他に「タメ(ボタンをしばらく押してから離す)」「連打(ボタンを連打する。ただし一定間隔を置く。連射パッドは無効にされる)」「ガチャガチャ(十字キーをガチャガチャと回すように押す)」があり、戦闘を奥深くしている。

また、相手が攻撃してくる時にタイミングよくボタンを押すとダメージを減らすことができる。完璧なタイミングなら0にすることもできる(ボタンガード)。ただし魔法攻撃などの特定の攻撃は防御できない。

この方式は『マリオ』のRPGシリーズの基礎となり、本作の系譜となる後の『ペーパーマリオ』シリーズと『』シリーズにも受け継がれている。

ボーナスフラワー

通常攻撃で敵を倒した時に出現し、その効果は、「HP MAX!(HP全回復)」「ATTACK UP!(攻撃力が1.5倍になる)」「DEFENCE UP!(防御力が2倍になる)」「ONCE AGAIN!(もう1回行動できる)」「LUCKY!(戦闘後にその戦闘で獲得した経験値もしくはコインを増やせる"ヨッシーのたまごあてゲーム"(いわゆるエッグポーカー)に挑戦できる。挑戦をやめることも可能である。タマゴは3つあり、ヨッシーをあてると“あたり”で2倍、小鳥だと“ドロー”で何も変わらない、黒いゲジゲジを引いてしまうと“はずれ”で0になる)」の5種類。LUCKY!以外の4つは、ボーナスフラワーを手にしたキャラクターにのみ効果がある。スペシャル技で敵を倒した場合や、通常攻撃で敵を倒しても最後の1匹だった場合はボーナスフラワーは出現しない。敵キャラごとにどのボーナスフラワーが出るか、どれくらいの確率で出るかは決まっている。中には確実にボーナスフラワーを出す敵も存在する。

主な登場人物

なお、本作のオリジナルキャラクターはスクウェア・エニックスが著作権を単独で保有している。

冒険者 (プレイヤーキャラクター)

掲載はパーティーへの加入順。

マリオ(英:Mario
マリオワールドでは尊敬を集めている有名人でありファンも多いが、顔はそれほど知られておらず、ジャンプを見せることで身分を証明する。一切言葉を発さず、ジェスチャーで感情などを表現する(時にはピーチやクッパにも変装[注 6]することもある)。ピーチ姫以外の女性キャラにも人気は高く、他者からの信頼も厚い。敵からは主に「ヒゲ」と呼ばれる。好戦的で喧嘩っ早い部分があり、敵を見つけるとすぐに勝負を仕掛けようとしたり、自分を見下す発言があると子供(トイドー)相手でも殴りかかろうとする場面がある。
武器はハンマーやカメの甲羅などで、防具はツナギ。バランス型だが火力面に特化されており、単体火力に関しては最高峰。半面、複数の敵に対する攻撃は分散してしまうためムラがある。
イメージカラーは赤で(カカシ化、キノコ化の色)、スペシャル技使用時の紋章はスペードマークで、マークの色は青。
マロ(英:Mallow
本作のオリジナルキャラクター。白くフカフカな体を持つ男の子。一人称は「ぼく(ひらがな)」。泣き虫で泣き出すと雨が降る、魔法を使う時は胴体が離れる、手が伸びるといった特徴もある。理由は不明だが川を流されていたところをケロケロ湖でカエル仙人に助けられ、そのまま育てられていた。カエル仙人のお使いの途中でクロコにカエルコインを盗まれたことをきっかけに、途中で出会ったマリオと行動を共にする。生い立ちから自分をカエルだと思っていたが、カエル仙人の口からカエルではないことを聞かされ、(このことを知ったときマロはもちろん、周りのオタマジャクシも驚愕していた)カエルコインを取り返した後は本当の両親を探す為、マリオたちと共に旅に出る。のちにマシュマロの国の王子であることが明らかになる。そしてエンディングではマシュマロの国へと帰還することになった。
カエル仙人の事は実の祖父では無いと知った後も、本当の祖父だと思っていて、「おじいちゃん」と呼んでいる。また、基本的にマリオ達年上の相手には敬語で話すが(両親も含む)、カエル仙人やケロケロ湖のオタマジャクシ達といった家族や幼馴染、クロコやマルガリータなどの因縁のある敵に対しては敬語を使わない。また、ガロに対しては呼び捨てにしつつも、敬語で話している。
暴走しやすいマリオやクッパのストッパー[注 7]としての役回りが多い。カエル仙人から両親の事を聞いてからは勇気ある行動も多くなったが、よく転ぶなどドジな面も多い。また初登場時はジャンプが苦手だったがマリオとの冒険により克服し、エンディングは往復での大ジャンプを披露した。星の降る丘に彼の願い事があり、調べると怒る。
カエル仙人からの教育と種族としての能力で天候を操る魔法を使える。武器は杖やシンバルなどで、防具はパンツ。序盤ではHP回復や敵のHPを表示する技を覚える。中盤から強力な属性攻撃を覚えていく。
イメージカラーは紫で(カカシ化、キノコ化の色)、スペシャル技使用時の紋章はクラブマークで、マークの色は緑。
ジーノ(英:Geno
本作のオリジナルキャラクター。一人称は「ボク(カタカナ)」。スターロードを直すために夜空の世界からやってきた謎の存在。ユミンパの戦闘中に割って現れた。その実体は小さな星の姿であり、マリオワールドで行動するためにローズタウンの宿屋の子供・トイドーの人形に宿っている。「ジーノ」とは人形の名前から取ったもので、本名は異なる(本名はマリオワールドでは発音しづらい名前らしい。母語は"スター語")。クールで少しキザな立ち振舞いが特徴で、攻撃方法もアクション色が強い。
エンディングでは元の人形に戻った後にローズタウンの宿屋の子供・トイドーに返品して帰還することになった。
武器は腕のパーツで、防具はマント。パーティーの中では最速を誇り、攻撃面も高い方だが防御が弱い。
後年に、一部本作と共通の開発スタッフが手がけた『』のミニゲームでは脇役としてジーノが登場している[注 8]
イメージカラーは青で(カカシ化、キノコ化の色)、スペシャル技使用時の紋章は星マークで、マークの色は赤。
クッパ(英:Bowser
乗っ取られた自分の城を奪回するため、マリオ達と共闘することになる。クッパ自身はマリオの仲間になったというのはプライドが許さないらしく、「マリオをクッパ軍団に入れた」ことにしている。当初ピーチ姫には大ジャンプするほど驚かれたが、マリオがいるなら安心ということで気にされなくなった。武器世界に入った直後、カリバーを倒したからとパーティから抜けようとするが、ジーノに「カジオーを倒さないと城は奴らの通り道のままになる」と指摘を受け、メンツを守るために「自分に逆らったカジオーをこらしめる」と理由をつけて同行を継続する。あまり素直ではないが、カジオーを恐れて逃げてしまった部下を許すなど、優しい面もある。ピーチ姫に対する愛情も窺え、ピーチ姫がマリオにキスしようとした時は割り込んで「ピーチ、ついにワガハイと……」と感激するシーンがある(ただしマリオにキスを誤爆しただけでピーチとはしていないのだが)。カチョウに無視されたり部下に逃げられたりする上、最後には1人になっては昔を思い出して泣いたり、強引にごまかしたりと大魔王としての威厳はあまりない。マリオに励まされるなど三枚目なところもある。張り切って自分の威厳を示そうとしたりするシーンもあるが結局マロやジーノに止められている。本作では台詞が度々片仮名で表記される。
この作品から一人称が「ワガハイ」に固定された。尚、二人称は相手によって使い分けており、マリオやカジオー軍団に対しては「キサマ」と呼ぶが、部下に対しては「オマエ」と呼ぶ。
武器は爪やワンワンなどで、防具はコウラ。通常攻撃の威力が高くHPも高い。ただし魔法防御と素早さに関しては最低。なお、今作ではクッパの代名詞とも言える火炎放射による攻撃はエンディング以外では全く使わない。
戦闘シーン終了時における「勝利のポーズ」は国内版では立てた右腕に横にした左手を重ねて十字に交差させて腕組をするガッツポーズであったが、ドット絵の解像度の影響でファックサインに見えるという指摘があったため、海外版では体の両脇に腕を引いて両拳を握る形のガッツポーズに変更されている。
イメージカラーは緑で(カカシ化、キノコ化の色)、スペシャル技使用時の紋章はダイヤモンドマークで、マークの色はオレンジ。
ピーチ姫(英:Peach
本作のヒロイン。一人称は「私」。クッパ城から吹っ飛ばされた後、ブッキータワーに落ち、ブッキーに閉じ込められていた。ブッキーの花嫁として迎えられ、メリーマリー村で結婚式を挙げられそうになるがマリオ達に助けられる。その際にミニゲームを早くクリアするとマリオに感謝のキスをする(失敗するとクッパがマリオにキスしたり、相手がブッキーになったりする)。大臣達に説得されて一度は城に残るが、結局婆やを身代わりに仕立てて抜け出し、パーティに加わる。城のとある場所には「ピーチのXXX」という謎のアイテムがあり、これを取ろうとすると怒られる。本作ではお転婆な面がより強調されている。
主に回復やサポート系の技を覚える。回復のスペシャリスト。武器はパラソルや扇子などで、防具はドレス。素早さはジーノに次ぐ二番手であり、全体回復の技を覚える。また終盤では全体攻撃の技を覚えたり、最強武器のフライパンで通常攻撃も強くなるなど最強格のキャラクターに成長する。
ビンタやフライパン、パラソルを使ったスタイルはスマッシュブラザーズシリーズに逆輸入された。RPGと演出は異なるが作品によっては体力回復の大技も使える。
イメージカラーはピンクで(カカシ化、キノコ化の色)、スペシャル技使用時の紋章はハートマークで、マークの色はピンク。
女性(しかもお姫様)である為、他のキャラと異なり、眠り状態になっても鼻ちょうちんは出さない。

サブキャラクター

クロコやブッキーなど敵としても登場するキャラクターは(マリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオRPG)も参照。

シャンデリワン
クッパ城でシャンデリアを支えているワンワン。攻撃されると力を緩めてしまう。
キノピオ(英:Toad
ピーチ姫の使いの者。アドバイスをしてくれる。お城には何人か同じ顔のキノピオがいるが、冒険の手助けをしてくれるのは1人だけ(その1人とは長い付き合いになる。台詞の前に“キノピオ”と名前が表記されるのもその1人のみ)。当初はクリボーに捕まるほど弱かったが、後にマリオ達をサポートする為に、ラストダンジョンの武器工場まで一人で追いかけて来るほど強くなった。
キノコ大臣
キノコ王国大臣。3回以上話しかけると怒られる。エンディングではキノピオの中で唯一ヨッシーに乗っている。
キノコ城の老女/キノばあ
劇中では「ばあや」と呼ばれる。キノコ城に暮らしている。ピーチ姫の部屋で姫の帰りを身代わりになりながら待ち続けている。ピーチ姫がパーティにいない間に「ピーチのXXX」を見つけると怒り、戻す代わりにキノコをくれる。
アイテム屋の主人
キノコ城の城下町でアイテム屋を営む男性。マロを通してカエル仙人にコオロギせんべいを売った。マナーに厳しく、後ろから話しかけてもアイテムを売ってくれない(その時怒られる)。また、後ろの棚にマリオが乗ると激怒する。
クロコ
紫色のワニの姿をした泥棒。確かな盗みの技術と俊足が自慢で舎弟もおり、英語交じりで喋る。ストーリー中にたびたび登場して最初はマリオと敵対しているが、終盤にはなぜか協力者となる。エンディングではヨースター島で暮らしていて、ワッシーと仲良くなっている様子。
キノ、ナンシー
キノコ族の仲睦まじいカップル。ようやく結婚式場を見つけたと思ったら城下町をヘイパーに占拠されて家から出られなくなり、やっと式を挙げられると思ったらブッキーに式場から追い出され、結婚までにはかなり長かった。新婚旅行でヨースター島に行くがキノは運動神経が鈍くヨッシーに乗れない。キノはクラウンカジノを探している。
のちに発売された『ペーパーマリオRPG』でもナンシーという名前のキノコ族のキャラクターが登場しているが、関連は不明。
カエル仙人
マロの祖父で、ケロケロ湖の仙人。色々な事を知ることができる物知りなことで有名である。ピーチ姫がクッパ城に居ないことをマリオに伝えた。ちゃぶ台の上から話しかけると怒られる。コオロギせんべいなどといったコオロギのお菓子が大好き。星の降る丘には「コオロギようかんを食べてみたい」という彼の願い事があり、作中で入手して彼に渡すこともできる。
キノコフスキー
音楽家。作曲に行き詰まるとケロケロ湖のある場所へ向かう。『スーパーマリオくん[]では女性的に描かれている。
トイドー
ローズタウン宿屋の子供。ジーノ人形の持ち主でジーノが何よりも好き。マリオ、ピーチ、クッパの人形も持っているが、人形をつかったごっこ遊びではジーノにもっとも活躍させ、「マリオはクッパより弱い」と発言しマリオに殴られかけたり、(その時マロが必死で止めた)力づくで突き飛ばされたりもしている。
プランター
ある程度物語を進めると、ローズタウンに引っ越してくる園芸家の老人。「よくそだつたね」「よくそだつひりょう」を50年間探し求めており、それらのアイテムを渡すと早口かつ長い台詞、様々な語彙でその喜びを表現するかなりの変わり者。
ヨッシー(英:Yoshi
ヨースター島に住む恐竜の一族。一人称は「ぼく」。ヨースター島で仲間と共にレースをしている。ヨースター島の中では唯一マリオとの会話が可能。本作ではマリオの冒険には同行しないが、特定のアイテムを使うことによって、戦闘中に現れて手助けをしてくれる。また、マリオはヨッシーたちと会話できないが、緑色のヨッシーとは会話可能であり、このヨッシーに乗ることで他のヨッシーとも会話ができるようになる(なお、ヨッシーの台詞は丸括弧でくくられている)。星の降る丘には願い事がある。
ワッシー
ヨースター島に住むヨッシーのライバル。サングラスをかけており、体色はやや暗めの青。ヨースター島レースでは1番の実力を誇り、ほかのヨッシーたちを見下していた。しかし、ゲーム中でヨッシーに負けると、改心する。エンディングでは、島に来たクロコと仲良くなっている様子。
ダイナ&マイト
ドゥカティの大工のドカハハ、ドカチチの子供。ダイナが姉、マイトが弟。スターピースの落下による落盤事故で炭坑に閉じこめられるがそれほど気にしている様子はなく、マリオに助けられる。
ペパット
ドゥカティ炭鉱の奥にいた爆弾職人。「ゲス」が口癖。さまざまなサイズのボム兵を作る技術を持っており、有名になることを夢見ている。戦闘の終盤、最終兵器の巨大ボム兵の下敷きになり自滅した。その後は不明。
ブッキー
ブッキータワーという塔の主。ひげ面だが、かなり子供っぽい性格かつ常識がずれた天然ボケ。偶然降ってきたピーチ姫を嫁にしようとするが、そもそも結婚の意味を全く理解していない。挙句の果てにはケーキの存在を知らないうえに、煮て食べる提案をする始末。カブトムシが好き。
ブッカー
ブッキーの執事の役割を持つ灰色ムーチョたち。定員は7名(「ブッカー○号」と数える)だが、マリオたちと会った時点でのメンバーは3名である。3名ともブッキーに忠誠を尽くしている。イガ谷で修行中の見習いもいる。ブッキーに比べるとある程度常識的だが、それでも大分ずれている。見習いとの戦闘に負けるとゲームオーバーにならず、見習いがブッカーに昇格する。その後もイガ谷には別の見習いが現れ、戦闘に負ける度にブッカーになっていくが、定員が決まっているらしく、7号までしか増えない。
リップルタウン長老
リップルタウンの長老を務めるキノピオ。台詞のカタカナの部分がすべてひらがなで表記される。
登場当初はヤリドヴィッヒにより、住民共々幽閉されており、マリオ達の活躍により救出された。因みに救出お礼はある条件を満たすと徐々に酷くなっていく。
カエル仙人の弟子
カエル仙人の下で修行し、卒業して長老宅に居候しているカエル。カエルコインと交換でいろいろな物をくれる。滅多に外に出ないせいで影が薄く、そのためリップルタウンで唯一ヤリドヴィッヒの襲撃に合わず、襲撃自体も知らなかった。
ジョナサン・ジョーンズ
リップルタウン沖の沈没船を根城とする海賊たちのリーダーであるサメ男(鰓呼吸らしいが、公式イラストではサメの着ぐるみのようになっている)。度量が広くて潔い海の男。ヤリドヴィッヒ追跡の際、手下とともに逃げ道を塞いでアシストしてくれる。
モンスターばあさん
モンスタウンの大家だが町長に近い存在。マリオ達にマシュマロ国の存在を教えた。パタパ隊に指示を出して、カントリーロードの崖を登る手助けをしてくれる。
モンスタウンのアイドルであるヒトデナシと同居している。
サージェント・パター
パタパ隊の隊長。モンスターばあさんの指示を受け、カントリーロードの崖で「ヒゲヲガケニノボラセロ作戦」を実行してマリオを登らせてくれる。
ノコヤン
クッパ部下のノコ兵。クッパ軍団から逃げ出した後はジャッキーの下で修行している。
ジャッキー
モンスタウンのジャッキー道場の師範代。身体は小さいがかなりの実力者。最初はマリオたちを甘く見ていたが3回目の手合わせでは看板を賭けた本気の勝負を挑んでくる。
クリジェンヌ
メスのクリボーでクッパ軍団では色仕掛け担当。クッパ軍団から逃げてしまった後はモンスタウンで店を開いている。
アンデッド3(U3)
モンスタウンの部屋で出現するテレサ・カロン・レイホーの3体。謎解き問題を出題してくる。
クリスタラー
本作における隠しボス。モンスタウンの封印された扉の中にある異次元に登場する、2次元世界の住人であるクリスタルの魔人。火・水・土・風の4つのクリスタルを従えている。個々の実力も凄まじいのだが、5体全員による総合戦力はラスボスを凌駕する。
2次元の存在ということで平面的なドット絵で描かれており、下記の「隠し要素」で述べるようにデザインは本作のために野村哲也が『ファイナルファンタジー』を意識して描いた本作オリジナルのもの。
ガロ
マシュマロ王国の銅像職人。マシュマロ王からもマルガリータからもその腕を信頼されていた。マロのことを王子だと気がついた最初の男。マルガリータに占領された城への侵入に協力してくれる。
マロパパ、マロママ
マロの両親、マシュマロ王夫妻。当初はマルガリータに幽閉されていた。パパの方は気さくでなにかと自分の若い頃のことを喋りたがり、かつクッパやマリオ、ピーチにサインをもらおうとする。ママの方は優しいしっかり者。マロパパは息子と同じくスターロードを「ストーラーダ」と間違えている(他にも「スタードーロ」「スラートーダ」とも言う)。
マルガリータ
マシュマロ国を乗っ取った悪女。国王夫妻を捕らえ、部下であるドドを行方不明になっていたマロ王子と偽ってマシュマロ王国の実権を握った。ザマス口調で喋る高飛車な性格で、人使いが荒く、部下であるバーディやドドからは嫌われている。
マリオとの戦いの後、ブッキーと知り合い、最後には結婚する。
ドド
マルガリータの部下である巨大な黒い鳥。表向きは忠実だが常にマルガリータにこき使われている。また、逆らうことも許されず、バーディの話によると銅像磨きを毎日やらされている。そのため、バーディ以上にマルガリータを嫌っており、彼女を模した銅像に八つ当たりするもしばしば。巨体だが空を飛ぶこともできる。
ヒノピオ
バーレル火山の中で「ヒノマート」という店を経営しているキノピオ。宿も兼ねているが、寝床は木箱を並べたもので、布団すらない。
カルディ
クッパ城のパズルコースで登場する、パズル好きのハンマーブロス。色は緑色。「ぐふふ」が口癖。
カメザード
クッパの部下のカメック。クッパとはぐれた後に単身クッパ城まで辿りつくも、カジオーに操られマリオ達に襲い掛かる。撃破後は正気に戻り、無限にコインが出るブロックを設置してくれる。その正体は『ヨッシーアイランド』でコウノトリを襲ったカメック。
シャンデリホー
クッパ城のシャンデリアを支えているヘイホー。
ルイージ
マリオの双子の弟。エンディングと取扱説明書、クッパ城のイベントでは名前だけ登場する。ヨッシー同様、星の降る丘には願い事がある。

カジオー軍団

本作の主な敵である軍団。異次元「武器世界」から訪れた武器や機械の姿をした者たちで、マリオワールドの侵略と、軍団の力となるだろうスターピースの奪取を企む。(マリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオRPG)も参照。

ケンゾール(英:Mack
顔のついた型の巨大ホッピングに乗ったカジオー軍団の一員。ヘイパーを部下として、キノコ城を占拠した。戦闘ではヘイパーより少し強い親衛隊を引き連れている。
ヘイパー(英:Shyster
小型のホッピングに乗ったヘイホー。ケンゾールの部下。
ユミンパ(英:Bowyer
の姿をしたカジオー軍団の一員。自身の体を発射台として、部下であるアーロンを発射する。「~ニャ」が口癖で、短気な性格。ハナチャンの森からローズタウンを攻撃した。中盤から攻撃、スペシャル、アイテムのいずれかのコマンドに矢を当てると、敵味方問わず一時使えなくする能力を持つ。
英語名称のBowyerは「弓師、弓職人」など弓にまつわる人物を意味する。
アーロン(英:aero
の姿をしたユミンパの部下。
ヤリドヴィッヒ(英:Yaridovich
の姿をしたカジオー軍団の一員。出世に命をかけており、卑劣な手段も厭わない。リップルタウンを占領して長老と住人達を閉じ込め、自分は分裂して彼らに扮し、海に落ちたスターピースをマリオたちに回収させて(ヤリドヴィッヒは身体が金属なので海に潜ると錆びてしまう)奪うことを画策した。
ツッツン(英:Drill bit
ドリルのビット(刃)」という英語の意味からとったヤリドヴィッヒの部下。ゲーム終盤に少ししか登場しない。
オノレンジャー(英:Axem ranger
を持った5人組のチームで、レッド・ブラック・イエロー・グリーン・ピンクという色分けと構成。この世の悪を守る戦隊「カジオー戦隊オノレンジャー」を自称するが、チームワークは悪く、HPを0にすると個人的な理由で戦いをやめる。
英語版における各々のメンバーはAxem ○○(○○は色の名前)となっている。
オノフォース(英:Blade
カジオー軍団の所有する巨大な空中戦艦。常に到着が遅れる。甲板には艦首とは別に心臓部の頭部がついており、口から正義を打ち砕くビーム「ジャスティスブレイカ」(英:Breaker Beam)を発射する。
ブーマー(英:Boomer
クッパ城に待ち構えていたカジオー軍団の剣士。武士のような姿をしており、武道精神の持ち主。
なおboomerはブーメラン(boomerang)となるので一応武器に関連したネーミングにもなっている。
カリバー(英:Exor
途轍もなく巨大な剣の姿をしたカジオー軍団の一員。巨大な顔が付いているが、本体は柄の部分にある髑髏の方であり、両目が展開するバリアーに守られている。口が武器世界とマリオワールドをつなぐ異次元の扉となっており、スターロードを破壊しつつマリオワールドへと突入してクッパ城を奪い、自らを入り口としてカジオー軍団を送り込んだ。タイトルに描かれた「クッパ城に突き刺さった巨大な剣」はこのカリバーである。
カジオー(英:Smithy
カジオー軍団の帝王に君臨する本作のラスボス。腹部に最後のスターピースを貼り付けている。名前の通り、ハンマーを持った鍛冶屋と王侯貴族を組み合わせたロボットのような姿で、自らを最強の王だと自負する。名前はオープニングより登場するが、最終決戦まで姿やセリフが一切登場しない。

ゲストキャラクター

リンク
ゼルダの伝説シリーズの主人公。ユミンパからローズタウンを解放して以降、宿屋を利用すると相部屋になる。話しかけると、ゼルダの伝説シリーズで謎を解いたときの効果音が流れる。
サムス・アラン
メトロイドシリーズの主人公。リップルタウンをヤリドヴィッヒより解放してからマシュマロの城に到達するまでキノコ城の客間に泊まっている。話しかけると、『メトロイドII』のCMで流れた「…オモロイド」という台詞(メトロイドと「おもろい(関西弁で「おもしろい」の意味)」をかけている)を言う。

マップ(地名)

街等

マリオの家
マリオが住んでいる家。冒険の出発地点となる。後の『マリオストーリー』等とは違い、ベッドが一つしかないなど、ルイージと共同生活をしている様子は見られない。煙突はマリオシリーズでもおなじみ、緑の土管。
キノコ城
キノコ王国の中枢となる城及び城下町。実際にプレイヤーが操作してキノコ城に入ることのできる作品は本作が初となる。
ワイン川
川を下りながらコインを集めるミニゲームに挑戦できる。
ケロケロ湖
名前の割に、ほとんどオタマジャクシしかいない。カエル仙人が住んでいる場所で、マリオも何度か訪れる場所となる。隣のメロディ・ベイにはある程度ゲームを進めるたびに作曲家のキノコフスキーが来る。
ローズタウン
近くに森がある町。この町のキノピオ達は帽子の模様が異なっている。ユミンパのせいで矢の雨が降り、矢に当たった住民達が動けなくなってしまう事件が起きる(この矢にマリオが当たると、少しだけ動けなくなる)。ユミンパを倒すと町が正常に戻る。ストーリー後半で園芸家のプランターが引っ越してくる。
ヨースター島
スーパーマリオワールド』と同様、ヨッシー達が暮らしている島。ストーリー上訪れる必要は無い。
ドゥカティ
モグラに似た住民達が暮らしている炭坑町。炭坑から発見された珍しいものが売り出されている。炭坑の奥には今では使われていないトロッコがある。掘り出し物屋やアイテム引取り屋、花火屋など他の町には無い施設がある。
メリー・マリー村
結婚式の会場がある町。ここの宿屋には通常の宿泊のほかにスィートルームがあり、1泊200コインと高いが、シャワーやルームサービスが利用できる。
リップルタウン
見かけは普通の町だが、ヤリドヴィッヒによって占領され、本物の住民達は倉庫に閉じ込められている。ヤリドヴィッヒを倒すと町が正常に戻る。キノコ大好きボーイやカエル仙人の弟子、健康食品店を営むドゥカティ系の住民などがいる。別名「マリオワールドの台所」で店の品揃えが豊富。
モンスタウン
改心したモンスターたちが暮らしている小さな町。クッパの配下たちもここで店を営んでいる。左から3番目の扉は封印されており、それを解くにはあるアイテムが必要。
マシュマロの国
雲の上にある王国でマロの故郷。住人達はみんな綿雲のような姿をしている。また、王室専用の温泉がある。
クラウンカジノ
会員制のカジノ。3種類のミニゲームができる。ビーンズバレーのある場所に入口があり、「ブリリアントカード」を所持していれば入ることができる。

ダンジョン

マッシュロード
マリオの家とキノコ城を結ぶ道。名前の由来は「マッシュルーム」から。
どろぼうロード
マロが持っていたカエルコインを盗んだクロコを追いかけて入る平原。
キノケロ水路
キノコ城とケロケロ湖を結ぶ水路。水中に入ると水位が浅い場所以外ではジャンプできなくなる。ある土管はカントリーロードとつながっている。
ケローズ
ケロケロ湖とローズタウンを結ぶ道。高速で移動するリフトに乗って湖を越える。
ハナチャンの森
ハナチャンが生息する森。開けた地形とそれをつなぐ洞窟からなっている。キノコが至るところに自生しているが、「ポピン」が擬態した偽物である場合がある(近づくと襲ってくる)。終盤は迷路が存在し、正しいルートを辿らないと先に進めない。
パイプダンジョン
ヨースター島へと繋がる地下通路。シリーズ第1作である『スーパーマリオブラザーズ』を思わせるつくりをしていて、マップが一直線になっている。ストーリー上、必ずしも行く必要はない。
ドゥカティ炭坑
ドゥカティの巨大な炭坑。クロコとの2回目の対決がある。最終地点にはトロッコ乗り場がある。
イガ谷
ブッキータワーとドゥカティを結ぶ谷。起伏が激しい地形となっている。フィールド上の草の一部は「ソソクサ」が擬態した偽物である(近づいても襲ってこない)。ブッキータワーのとある場所にあるスイッチを踏むと部屋が出現し、そこでは見習いのムーチョが修行している。
ブッキータワー
ブッキーが住む巨塔。さまざまな仕掛けがある。
星の降る丘
マリオワールドの住民たちの願いが集結する幻想的な丘だが、落下した隕石そのものに見える。花に触れると光りだし、すべての花が光ると星の扉が開く。
そのままのダンジョンだが、どちらかというと海底洞窟に近い。渦に飛び込むと水底を歩くことができる。ちんぼつ船の入り口がある。
ちんぼつ船
ジョナサン・ジョーンズが乗っている船。タコつぼゲッソーによって沈められた。中盤の扉を開けるには、6つの部屋のミニゲームでヒントを得られるキーワードが必要。
カントリーロード
険しい谷とアリ地獄がうずめく砂漠のダンジョン。ちくわブリッジが名所となっている。
ベロ~ム神殿
カントリーロード地下の洞窟とモンスタウンをつなぐ神殿で、ベロ~ムが住処としている。スペールがベロ~ムおみくじを行っていて、引いたおみくじによってさまざまなイベントが起きる。
ビーンズバレー
マシュマロ王国に通じる豆の木がある高原。トンダリヤがパックンブルーに水を与えている。クラウンカジノに行けるルートがあり、ある方法で道を開けられる。
豆の木
ビーンズバレーから伸びた豆の木をひたすら登っていく。バーディが警備をしている。
マシュマロ宮殿
マシュマロ王国の宮殿。マルガリータに占領されていて、部下たちが各所に配置されている。
バーレル火山
マシュマロ王国の下に位置する巨大な火山。王国の温泉から落ちて入る。
クッパ城
カジオー軍団に占拠されたクッパの居城。オープニングと終盤で計2回訪れる。オープニングではクッパと戦った後にカリバーが刺さり、城の入り口につながる橋を落とされるため、終盤まで城に入れなくなる。
武器世界
カジオーが支配する世界。複雑な仕掛けが多数あり、後半では工場で作り出された今まで戦ったボスや敵の量産型が流れてくる。
武器工場
武器世界の最深部にある、ケンゾール等のカジオーの部下が生み出される工場。いろいろな階級のモンスターたちが切り盛りしている。背景ではツッツクンが量産されている。カジオーと戦う部屋は、戦う前日に突貫工事で出来たばかりのため地盤が安定していない。

他機種版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 スーパーマリオRPG   200806242008年6月24日
Wii 任天堂情報開発部
スクウェア開発第5部
任天堂 ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- -
2 スーパーマリオRPG   201508052015年8月5日
Wii U 任天堂情報開発部
スクウェア開発第5部
任天堂 ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- -
3 (ニンテンドークラシックミニ
スーパーファミコン
)
  201709292017年9月29日
  201709292017年9月29日
  201710052017年10月5日
- 任天堂 任天堂 内蔵ソフト - -

主なスタッフ

  • エクゼクティブプロデューサー - 山内溥水野哲夫
  • プロデューサー - 宮本茂
  • プロダクションスーパーバイザー - 坂口博信
  • ディレクター - 藤岡千尋、(前川嘉彦)
  • イベントデザイン - (松原啓介)、(松村靖)、工藤太郎
  • バトルデザイン - 長谷部裕之太田顕喜
  • スクリーンプレイアドバイザー - 田邊賢輔、(手嶋敦史)
  • メインプログラマー - (深谷文明)
  • バトルプログラマー - (青山伸一)、(武藤竜)
  • メニュープログラマー - (吉岡光生)
  • グラフィックコーディネーター - 皆葉英夫
  • メインキャラクターデザイン - (加藤清文)、(波多江由布子)
  • モンスターキャラクターデザイン&キャラクタースーパーバイザー - 倉島一幸
  • C.Gモデルデザイン - 高橋伸也
  • キャラクターアドバイザー - 小田部羊一
  • マップデータコーディネーター - 西健一
  • ミュージックコンポーズ - 下村陽子

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 本作以後の日本のスーパーファミコンのマリオシリーズの新作はニンテンドウパワーで配信をした。
  2. ^ ペパットは有名になるべく「上京」してきた者で、カジオー軍団との関係はなく、スターピースも彼とは無関係に付近に落ちていた
  3. ^ マリオは旅の途中、何度かわずかな部下を率いてクッパ城奪回へ向かうクッパを目撃していたが、部下は逃げ出していき、クッパは独りとなっていた。また、クッパのプライドのため、マリオたちがクッパ軍団に加入したという名目になっている
  4. ^ ブッキーたちはケッコンが何であるのか根本的に理解しておらず、ウェディングケーキを食べて満足した。
  5. ^ ジョナサンは陸では息が続かないため、マリオたちに加勢することはできなかった
  6. ^ 作中の人からは変身と言われていることもある。
  7. ^ マシュマロの国においてマルガリータに城を制圧され、病気であるという名目で軟禁されていたマロの両親の部屋をクッパが体当たりで破ろうとした際、「本当に病気だったら危険」と注意した。
  8. ^ 本作『スーパーマリオRPG』のオリジナルキャラクターの著作権は基本的にスクウェア側にあるため、『マリオ&ルイージRPG』のスタッフロールではジーノの権利元を示すスクウェア・エニックスのコピーライトが記載されている。同作のリメイク版『』には登場していない。

出典

  1. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN (978-4-902346-43-5) 
  2. ^ a b 『週刊ファミコン通信 no.350』. 株式会社アスキー. (1995年9月1日). p. 98 
  3. ^ “Best. Game. Ever. Voting and Results”. GameFAQs. 2015年12月17日閲覧。

外部リンク

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