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カラフル (2010年の映画)

カラフル』(Colorful)は、森絵都の小説『カラフル』を原作とするサンライズ制作のアニメ映画。2010年8月21日より全国東宝系で公開された。

カラフル
Colorful
監督 原恵一
脚本 丸尾みほ
原作 森絵都
製作 瀬田裕幸
河口佳高
杉山豊
岩上敦宏
佐野弘明
山内章弘
出演者 冨澤風斗
宮崎あおい
南明奈
まいける
入江甚儀
中尾明慶
麻生久美子
高橋克実
音楽 大谷幸
主題歌 miwa僕が僕であるために
撮影 箭内光一
編集 小島俊彦
制作会社 サンライズ
アセンション(アニメーション)
製作会社 フジテレビジョン、サンライズ
電通アニプレックス
ソニー・ミュージックエンタテインメント東宝
配給 東宝
公開 2010年8月21日
上映時間 127分
製作国 日本
言語 日本語
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概要

2000年に実写映画化もされた、森絵都の小説『カラフル』が原作である。監督は原恵一、制作はサンライズによる。『カラフル』のアニメ映画化の企画は、サンライズの内田健二社長から原に提案されたもので、原がサンライズと仕事をするのは本作が初めてだった[1]。また、主役を演じた冨澤風斗は原の監督作『河童のクゥと夏休み』のクゥ役に続いての起用であった。

キャッチコピーは「あなたは一度死にました」「ただいま、サヨナラした世界。」「もう一度、人生やり直してみませんか?」。

2010年6月17日からフジテレビのみで、5日間連続のミニ特番『豪華キャストが彩る世界』が放送された。同年8月17日以降、関西テレビ他(一部地域は遅れネット)で、メイキング特番『かつて中学生だったあなたへ』が放送されている。

あらすじ

「ぼく」は一度死んだはずだが、天使プラプラに「抽選にあたりました!」と言われ、生まれ変わり「小林真」という中学生としてもう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。入院中の小林真の魂と入れ替わり、退院した真はプラプラの付き添いで小林家で生活をはじめる。真は後輩の桑原ひろかが見知らぬ男とラブホテルに入ったこと、母親の不倫を目撃したことで自殺を図ったらしい。真は不倫した母親を嫌悪する。真は登校再開するがクラスメイトから遠巻きにされ、佐野唱子から前と違うと疑われる。

真は放課後、美術部に通い以前の自分が描いた絵を眺める日々が続く。ある日、真はひろかが中年男性とホテルに入ろうとしているのを目撃しとっさに連れ出す。あっけらかんとしているひろかにショックを受ける真。帰宅した真は心配する母親を突き放し神社に逃げ込むが、不良グループにリンチされる。唱子が見舞いに来るが押し倒して脅しつける。プラプラは真に忠告するが真は聞かない。真の寿命はあと半年もなかった。

真は同じ学校の早乙女と玉電の話で親しくなる。真は早乙女と同じ難関校受験を決意。父親は真を渓流釣りに連れ出し母親の事情を明かす。母親は同居する姑とうまくいかず、亡くなったあとも精神の薬を処方されていた。真はその薬で自殺を図ったのだという。

真は相反する気持ちに悩むひろかに人間はカラフルでいいのだとアドバイスする。真の両親と兄の満は真に芸術系高校への進学を薦める。真は友人の早乙女と同じ高校に行きたいと涙ながらに訴え、ようやく家族とわかりあう。

真はプラプラに呼び出される。真は自分が自殺した真本人の魂だと思い出す。プラプラは真の再挑戦が成功し、再び生き直せると告げて真から自分の記憶を消して姿を消す。

真の携帯に「生きてる?」と何者かからメールが届く。真は「僕は生きてます」と独白する。

登場人物

小林真 / 〈ぼく〉
声 - 冨澤風斗
本作の主人公。前世で罪を犯していた魂で、人生を再挑戦する機会を与えられ、自殺を図って死んだばかりの中学3年生・小林真の体に入り込んで蘇る。
自殺する前の真は美術部に所属しており、絵を描くことだけは好きなものの、勉強もスポーツも苦手で人一倍コンプレックスが強かった。学業成績はクラス内で最下位。
佐野唱子
声 - 宮﨑あおい
真のクラスメイトの少女。昔の真に思いを寄せており、真の様子が変わったことに気づく。
桑原ひろか
声 - 南明奈
真が憧れる少女で、同じ中学の2年生。美人で真にも天真爛漫な振舞いを見せるなど社交的だが、 高価な物を買う金銭欲しさに援助交際に手を染めている。
プラプラ
声 - まいける
少年の姿をした人生再チャレンジのガイドを務める天使で、関西弁を話す[2]
真以外の人間には視認できず声も聞こえないが、動物とは触れ合っている描写がある。
早乙女
声 - 入江甚儀
真のクラスメイト。真との関わりはなかったが、とあるきっかけから真と友好関係を築き、共に同じ高校を目標にし、受験勉強に励むようになる。学業成績はクラス内で最下位から二番目。
真の他に親しい友人がいるかは不明だが、誰にでも対等に接する人物。
卓球部に所属しており、受験勉強を始める前までは部活に熱中していた。
沢田先生
声 - 藤原啓治
真の担任教師。
校長先生
声 - 納谷六朗
真の通う中学校の校長。
小林満
声 - 中尾明慶
高校3年生の真の兄。成績が良い反面、皮肉屋で口数が少なく、真とも幼少期は兄弟仲は良かったが現在は冷え切っている。しかし弟を思う気持ちは失っておらず、真が一度死んだ際に悔やむ素振りを見せたり、真が集団暴行に遭って行方が分からなくなった際には、いち早く真の行きそうな場所を当たり、第一発見者となった。
真の件で途中で進路を考え直し、医学部を受験するため一年浪人することを決意する。
真の母
声 - 麻生久美子
真の母親。フラメンコ教室教師と不倫をしていた。
真の父
声 - 高橋克実
真の父親。普通のサラリーマンで家庭での存在感は薄い。
まお
声 - 林愛夏
駄菓子屋の子供
声 - 矢島晶子真柴摩利
医師
声 - 田中秀幸
看護師
声 - 新千恵子
「ごめんそうろう」の店員
声 - 渋谷茂
クラスメイト
声 - 安達直人、今泉玲奈、上村祐翔内田千晶鵜澤正太郎小幡真裕小越勇輝、河口舞華、海鋒拓也、今野優月、田中雄士、高宗歩未千葉翔也黒葛原未有、三宅史、日高里菜宮里駿、森彩音、横川貴大、吉田伊吹

スタッフ

主題歌

イメージソング「僕が僕であるために
作詞・作曲 - 尾崎豊 / 編曲 - Akihisa Matzura / 歌 - miwa
エンディングテーマ「青空
作詞・作曲 - 真島昌利 / 編曲 - Akihisa Matzura / 歌 - miwa

このほか合唱曲「COSMOS」、アンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」と、はしだのりひこの「」が劇伴音楽として使用されている(「風」はメロディーのみ)。

作品の舞台

東京都世田谷区等々力二子玉川付近が舞台とされており、等々力駅二子玉川駅髙島屋玉川店などが実名で登場している。公開前の2010年7月には「地元」の東京都市大学附属等々力中学校で在校生を対象とした試写会が開かれ、原監督やメインキャストが挨拶をおこなった[3]。この中で原は「自転車で来られるぐらいの距離に住んでまして、身近な場所で作ってしまおうと思ったんです。取材も簡単だから」と舞台に選んだ理由を話している。なお、二子玉川駅前や周辺の高層マンションは再開発や建設が進められていた当時(主に2008年から2009年頃)の情景がそのまま使われており、公開時点ではすでに変わってしまっていた箇所も存在する。また、二子玉川にかつて走っていた(東急砧線)について真と早乙女がその廃線跡を訪ねる場面があり、砧線が走っていた当時の情景も登場する。

本作では小林真が自殺したのは「10月11日」で、作中でも秋から冬にかけての風景が描かれている[4]。作中には11月1日が土曜日となっている11月のカレンダーが描かれる場面がある[5]

受賞歴

ソフト化

2011年4月20日に発売。Blu-rayとDVDでのリリース。発売元はアニプレックス、販売元はソニー・ミュージックディストリビューション

  • カラフル 完全生産限定版(本編Blu-ray+本編DVD+特典DVDの3枚組)
    • ディスク1:本編Blu-ray
      • 映像特典
        • 特報・劇場予告編集
      • 音声特典
        • オーディオコメンタリー(監督:原恵一×麻生久美子×アニメ評論家:藤津亮太
    • ディスク2:本編DVD
      • 映像特典:本編Blu-rayと同様
    • ディスク3:特典DVD
      • 作品を彩る魅力の三原色
      • 〜かつて中学生だったあなたへ〜
      • 豪華キャストが彩る世界 アニメ映画「カラフル」
      • 完成披露イベント スペシャルムービー
      • 中高生試写会
      • 初日舞台挨拶
      • 設定ギャラリー集(美術設定 / 美術ボード)
      • TVスポット集
    • 封入特典
      • ブックレット(40P)
      • 「真の絵」レプリカイラストカード
      • フィルムブックマーク(5コマ)
    • 特製クリアーアウターケース付き描き下ろしデジパック3枚組仕様
  • カラフル Blu-ray通常版(1枚組)
  • カラフル DVD通常版(1枚組)

脚注

  1. ^ “原恵一監督 劇場新作はサンライズと 「カラフル」2010年公開目指す”. アニメ!アニメ! (2009年3月20日). 2010年7月15日閲覧。
  2. ^ 原作では「優男」とされており、少年という設定はない。また話し方も、地上では天界よりぞんざいになるものの、関西弁ではない。なお、2000年に公開された実写映画版では関西出身の曽我廼家文童がプラプラを演じている。
  3. ^
  4. ^ 原作では自殺のきっかけになった出来事が起きたのは9月10日。
  5. ^ 2010年からみて、この曜日と日付の組み合わせで最も近い年は2008年であるが、作中では年代についての具体的な言及はない。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(サンライズ)
  • 公式ウェブサイト(アニプレックス)
  • 原恵一監督が語る 映画『カラフル』誕生秘話
  • カラフル - allcinema
  • カラフル - KINENOTE
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