株式会社オープンハウスグループは、東京都千代田区に本社を置く不動産会社グループの持株会社である。
本社ビル(JPタワー) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 東証プライム 3288 2013年9月20日上場 |
略称 | OH、オープン、オープンH、オペンホウセ |
本社所在地 | 日本 〒100-6312 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー |
設立 | 1996年(平成8年)11月 (株式会社アプローズ) |
業種 | (不動産業) |
法人番号 | 5011001028165 |
事業内容 | 不動産売買の代理・仲介事業 新築戸建分譲事業 マンション・ディベロップメント事業 不動産投資事業 不動産金融事業 |
代表者 | 代表取締役社長 荒井正昭 |
資本金 | 200億7,008万円 (2022年9月現在) |
発行済株式総数 | 1億2,600万7,000株 (2021年6月1日現在) |
売上高 | 連結:9,526億86百万円 (2022年9月期) |
営業利益 | 連結:1,193億58百万円 (2022年9月期) |
経常利益 | 連結:1,211億66百万円 (2022年9月期) |
純利益 | 連結:778億84百万円 (2022年9月期) |
純資産 | 連結:3,957億02百万円 (2022年9月期) |
総資産 | 連結:1兆311億74百万円 (2022年9月期) |
従業員数 | 連結:4,493人 (2022年9月現在) |
決算期 | 9月末日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ |
主要株主 | 荒井正昭 31.75% いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド 7.73% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口)5.60% |
主要子会社 | #主要なグループ会社を参照 |
関係する人物 | 鎌田和彦(取締役副社長) 櫻井勝(取締役) 小谷真生子(取締役) 三國谷勝範(顧問) |
外部リンク | https://openhouse-group.co.jp/ |
概要
1996年11月に株式会社アプローズとして設立。1997年9月に株式会社オープンハウスに商号変更。2022年1月に株式会社オープンハウスグループに商号変更し持株会社体制に移行、新設子会社の「株式会社オープンハウス」(2代目)が戸建関連事業を担っている。
『東京に、家を持とう。』のキャッチフレーズで一躍知名度を上げ、都市部を中心に、新築戸建分譲事業、不動産仲介事業、マンション事業、不動産投資事業等を展開し、急成長している。電気水道ガス・インターネットの導入もワンストップで可能なおうちリンクなど、住宅全体に関わるサービスを提供していいる。
「オープンレジデンシア」というマンションブランドを展開しており、2017年・2018年の2年連続で東京23区のマンション供給棟数国内最多を記録している。また、『アメリカに、家を持とう。』をキャッチフレーズに、富裕層を対象とした「アメリカ不動産事業」を展開しており、中央区銀座にあるGINZA SIX内に「OPENHOUSE GINZA SALON」という拠点が設置されている。
2018年、フォーブスが発表する「アジアの優良上場企業50社」にノミネートされた。
2021年、テレビアニメ「ドラゴン、家を買う。」にて、製作協力として名を連ねた(不動産に関する豆知識・情報の監修など)[1][2]。
人工知能(AI)による業務の工数削減といったデジタルトランスフォーメーション(DX)にも積極的であり、「泥臭い営業×デジタルの融合」が同社の急成長を支えていると言われている[3]。2022年3月現在、経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定されている[4]。
沿革
- 1996年(平成8年)11月 - 株式会社アプローズとして東京都渋谷区に設立。
- 1997年(平成9年)9月 - 株式会社オープンハウスに商号変更。代表取締役に荒井正昭が就任。本社を東京都渋谷区に開設[5]。
- 1997年(平成9年)10月 - センチュリー21・ジャパンとフランチャイズ契約を締結[5]。
- 2001年(平成13年)9月 - 創建ビルド有限会社(現・株式会社オープンハウス・ディベロップメント)を完全子会社化。
- 2007年(平成19年)8月 - イトーピアビジネスネット株式会社(現・株式会社アイビーネット)を伊藤忠商事株式会社から買収、子会社化[5]。
- 2010年(平成22年)9月 - 米国カリフォルニア州に株式会社オープンハウス・ディベロップメントの100%子会社として、Open House Realty & Investments, Inc.を設立。
- 2010年(平成22年)9月 - 中国上海市に株式会社オープンハウス・ディベロップメントの100%子会社として、旺佳建築設計諮詢(上海)有限公司を設立。
- 2011年(平成23年)10月 - 株式会社オープンハウス・ディベロップメントの完全子会社として株式会社OHリアルエステート・マネジメントを設立[5]。
- 2012年(平成24年)9月 - センチュリー21・ジャパンとのフランチャイズ契約を解消し、自社ブランドによる営業を開始[6]。
- 2013年(平成25年)1月 - 本社を東京都千代田区丸の内に移転[5]、本社機能を集約。
- 2013年(平成25年)9月 - 東京証券取引所第一部に上場[5][7]。
- 2015年(平成27年)1月 - 株式会社アサカワホーム(現:オープンハウス・アーキテクト)を連結子会社化。
- 2016年(平成28年)9月 - 米国テキサス州にOpen House Texas Realty & Investments LLCを設立[5]。
- 2017年(平成28年)9月 - 中央区銀座に富裕層向けサービスの拠点として「OPENHOUSE GINZA SALON」を開設[5]。
- 2018年(平成28年)5月 - 米国ハワイ州にOpen House Hawaii Realty & Investments LLCを設立[5]。
- 2018年(平成28年)6月 - 米国ハワイ州のSachi Hawaii- Pacific Century Properties LLC(不動産仲介業)、Sachi Hawaii-Pacific Century Property Management LLC(不動産管理業)を子会社化[5]。
- 2018年(平成28年)10月 - 株式会社ホーク・ワンを完全子会社化[5]。
- 2020年(令和2年)5月 - 株式会社プレサンスコーポレーションの筆頭株主となり、関係会社化[8]。
- 2021年(令和3年)1月 - 株式会社プレサンスコーポレーションの増資を引き受けるとともに株式公開買付けを行い、同社を子会社化[9]。
- 2022年(令和4年)1月 - 持株会社体制に移行。株式会社オープンハウス準備会社に戸建関連事業などを承継するとともに、株式会社オープンハウスは株式会社オープンハウスグループに商号変更。株式会社オープンハウス準備会社は株式会社オープンハウス(2代)に商号変更[10]。
- 2022年(令和4年)9月 - 私募リート「(オープンハウスリート投資法人)」の運用開始[11][12][13]
主要なグループ会社
住宅事業
- オープンハウス - 戸建住宅の販売
- 2021年4月1日に「株式会社オープンハウス準備会社」として設立。2022年1月1日に旧オープンハウス(現オープンハウスグループ)より戸建関連事業を承継し、「株式会社オープンハウス」に商号変更。
- (オープンハウス・ディベロップメント) - 住宅の開発
- オープンハウス・アーキテクト - 建築請負
- ホーク・ワン - 戸建住宅の開発
- プレサンスコーポレーション - マンションの開発
収益不動産事業
- (オープンハウス・リアルエステート)
海外不動産事業
- (Open House Realty & Investments, Inc.) - 米国の不動産開発
- (Sachi Hawaii - Pacific Century Properties LLC) - ハワイの不動産開発
金融事業
- アイビーネット - 不動産購入資金の融資
- (おうちリンク) - 銀行代理業
リゾート事業
- みなかみ宝台樹リゾート - 水上宝台樹スキー場の運営
その他
- プラスディー - デザインエージェンシー
- 群馬プロバスケットボールコミッション - B.LEAGUE所属バスケットボールチーム、群馬クレインサンダーズの運営
産学官連携
広告・スポンサー活動
テレビCM
- 地底人シリーズ(2023年):木村拓哉が"地底人"に扮したシリーズ。
- 「地底人現る 登場」篇
- 「地底人現る 夢」篇
- 座敷童子・新シリーズ(2022年):松田翔太が引き続き"座敷童子"に、柄本明が"先輩座敷童子"に、田中みな実が"戸建てを購入済で完成間近の女性"に扮したシリーズ。
- 「先輩登場」篇
- 「リモートワーク」篇
- 「伝授」篇
- 座敷童子シリーズ(2021年):松田翔太が"座敷童子"に、戸田恵梨香・角田晃広(東京03)が"座敷童子に憑かれる夫婦"に扮したシリーズ。
- 「登場」篇
- 「耳打ち」篇
- 「友人」篇(共演:田中みな実)
- 「散歩」篇
- 福岡限定CM(2021年 - ):柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)と角田が出演。
- 「ギータ3150」篇
- 「ギータ語」篇
- 「ギータ・オペンホウセ3150」篇
- 夢見る小学生シリーズ(2018年 - 2020年):長瀬智也(元TOKIO)・清野菜名が"小学生"に扮したシリーズ。
- 「転校生」篇
- 「ナイショ話」篇
- 「貯金話」篇
- 「遅刻」篇(共演:猫ひろし)
- 「保健室」篇(共演:田中みな実)
- 「下校」篇(同上)
- 「ライバル」篇(共演:柄本明)
- 「告白」篇(共演:柄本明、田中みな実)
- 犬のジョンシリーズ(2013年 - 2017年): 織田裕二が"犬"に扮したシリーズ。
スポンサー活動
スポーツチーム
- プロ野球チーム「東京ヤクルトスワローズ」(NPBセントラル・リーグ所属)トップスポンサー
- 2016年から「オープンハウス・ホームラン賞」として、バックスクリーン上部の看板(スローガンおよび社名ロゴ)、またはライトスタンド中段の特設エリア(2019年まではトライビジョン横の社名ロゴ)に、ホームランを直接当てたスワローズの選手に「東京の家」1軒プレゼントすることになっている。
- 2021年からは「オープンハウス・パーフェクト賞」として神宮球場の試合にて27打席連続アウトを達成したスワローズの選手にも「東京の家」1軒をプレゼントする。試合をまたいでの達成も対象となるため、リリーフ投手も受賞可能となる。
- また、村上宗隆が、2022年に年間ホームラン記録の日本人記録である王貞治(読売ジャイアンツ・1964年)の55号[17]を上回り、かつそれ以後神宮で行われる主管試合でその記録を更新した場合に限り、特別ホームラン賞として、通常の上記対象箇所以外の外野スタンドにホームランが入れば、「当社で販売する好立地の東京の家・上限1億円」を贈呈することが決定した。立地については達成した場合のシーズン終了後、村上と相談の上で決定するとしている[18]。
- その新記録は2022年10月3日の横浜DeNAベイスターズ戦の7回に飛び出したが、村上は2004年の松中信彦(当時福岡ダイエーホークス)以来となる三冠王を達成したため、特別に当初の1億円相当ではなく、3億円相当にグレードアップして贈呈された[19]。
- プロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」(Bリーグ所属)オーナー:
- 当時B2リーグに所属していた2019年6月に経営参画。2020-21年シーズンにB2リーグ優勝・B1リーグ昇格。
インターネットスポーツ中継
- 東京六大学野球配信サービス「BIG6.TV」 タイトルパートナー インターネットスポーツメディア「SPORTSBULL」内の東京六大学野球カテゴリにて、全試合を配信。SNSなどのハイライト動画でのロゴを掲出している。
提供番組
- ぐんまちゃん(群馬テレビ他[20])
- 高田文夫のラジオビバリー昼ズ(ニッポン放送)
- ニッポン放送ショウアップナイター・金曜(同上)
受賞
不祥事・事件
幹部社員によるパワハラ・暴言
- 2023年2月17日、オープンハウスグループ執行役員でオープンハウス・アーキテクト代表取締役社長日高靖仁が会議中、椅子を蹴った上で部下の首根っこを押さえつけ、「辞めれば?」「お前何してんの?」など“暴言”を吐いていたことが「週刊文春」の取材で分かった。同社の広報宣伝部に経緯の確認や見解を求めたところ、「事実関係を確認し、適切に対応してまいります」と回答するのみだった[21]。
- 3月20日、日高はオープンハウスグループ執行役員を辞任、アーキテクト社でも取締役に降格していたことが分かった[22]。
社員、元社員
※グループ会社のスポーツチームの選手は除く。
脚注・出典
- ^ ポニーキャニオン公式ニュース (2021年2月26日). “TVアニメ「ドラゴン、家を買う。」と株式会社オープンハウスのコラボが決定!新規の場面カットも到着!”. ポニーキャニオン 2022年3月12日閲覧。
- ^ “OPEN HOUSEさんに聞いてみた!不動産豆知識Q&A”. テレビアニメ「ドラゴン、家を買う。」公式サイト. 2022年3月12日閲覧。
- ^ “オープンハウスの強さは「泥臭い営業×デジタルの融合」、全宅ツイのぶっちゃけ企業評”. ダイヤモンドオンライン. (2021年2月23日)
- ^ “DX認定制度 認定事業者の一覧”. DX推進ポータル. (2022年3月3日)
- ^ a b c d e f g h i j k “会社沿革”. オープンハウス. 2018年10月7日閲覧。
- ^ みなさまへ オープンハウスからのお知らせ (PDF) フランチャイズ契約終了のお知らせ(2012年9月3日)
- ^ 東京証券取引所上場承認に関するお知らせ (PDF) 東京証券取引所上場承認に関するお知らせ(2013年8月16日)
- ^ 『株式会社オープンハウスによる当社普通株式の取得完了並びに主要株主及び主要株主である筆頭株主並びにその他の関係会社の異動に関するお知らせ』(プレスリリース)プレサンスコーポレーション、2020年5月8日 。2020年5月14日閲覧。
- ^ 『株式会社プレサンスコーポレーション株式(証券コード:3254)に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ』(プレスリリース)オープンハウス、2021年1月15日2021年2月6日閲覧。 。
- ^ 『持株会社体制移行に伴う会社分割に関するお知らせ』(プレスリリース)オープンハウス、2021年11月12日2022年7月30日閲覧。 。
- ^ 株式会社オープンハウス 決算説明資料 2020年9月期
- ^ 私募リート「オープンハウスリート投資法人」の設立に関するお知らせ
- ^ 私募リート「オープンハウスリート投資法人」の運用開始のお知らせ
- ^ 日本経済新聞. “みなかみ町・群馬銀・オープンハウス・東大、包括連携協定を締結へ”. 2021年9月13日閲覧。
- ^ 鷹野義昭 (2014年2月22日). “オープンハウス、CMでなぜ「オペン・ホウセ」?~広告の効果的セオリー戦略の成功例”. Business Journal. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “松田翔太さんの「座敷童子」シリーズ続編が公開 「オペンホウセ!?」 松田さんと柄本さんの掛け合い、田中みな実さんのリアクションに注目”. PR TIMES (2022年4月14日). 2022年10月3日閲覧。
- ^ NPBの年間記録は村上と同チームに所属していたウラジミール・バレンティンが2013年に記録した60号
- ^ 村上宗隆選手の日本人シーズン本塁打記録更新を祈念し、スペシャルホームラン賞を実施! プレゼントは「1億円の東京の家」〜記念すべき56本目はホームラン賞ゾーンが反転、チャンスが300倍に!~
- ^ ヤクルト村上 1億円の家が「3億円」に特別増額!「震えるほどの感動。3冠王にちなんだ“3億円”」(スポーツニッポン)
- ^ “アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト”. アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト. 2021年9月27日閲覧。
- ^ “椅子を蹴って「辞めれば?」「クソ弱すぎる」オープンハウス執行役員(41)のパワハラ・暴言〈音声入手〉”. 文春オンライン. 2023年3月16日閲覧。
- ^ ““椅子蹴りパワハラ叱責”オープンハウス執行役員(41)が辞任、子会社社長から取締役に降格していた”. 文春オンライン. 2023年3月22日閲覧。
関連項目
- 日本の企業一覧 (不動産)
- GINZA SIX
- アースフレンズ東京Z
- オープンハウス(曖昧さ回避)
外部リンク
- オープンハウスグループ
- オープンハウスグループ (@openhouse_group) - Twitter
- オープンハウスグループ (openhouse.gr) - Facebook
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