概要
三菱重工業長崎造船所で建造され、2021年7月1日北九州発便より横須賀-北九州航路に就航[4]。
船名は北九州市の花であるヒマワリに由来し、「憧れ」の花言葉から船旅の魅力を引き出す思いも込められた[3]。
建造に際しては三菱造船と新日本海フェリーの共同で日本財団「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」に応募し[5]、自動運航の実証実験にも用いられる予定とし[1]、2022年1月17日には新門司港から伊予灘までの約240kmで第一回の実証実験を行った[6]。
2022年11月3日より2023年5月6日までの予定で新日本海フェリーの「すずらん」「すいせん」と入れ替わりで姉妹船「はまゆう」と共に舞鶴・敦賀 - 小樽・苫小牧航路へ就航している[7]。
船内
船室
クラス | 部屋数 | 定員 | 設備 |
---|---|---|---|
デラックス | 2名×2室 | 4名 | 専用テラス 3点ユニットバス(洗浄機付トイレ、洗面所、バス) ロッカー、テレビ、コンセント、冷蔵庫、インターホン、ドライヤー |
ステート和洋室 | 4名×18室 | 72名 | シャワー、トイレ、ロッカー、テレビ、コンセント、冷蔵庫、インターホン、ドライヤー |
ステート (ウィズペット) | 2名×2室 | 4名 | シャワー、トイレ、ロッカー、テレビ、コンセント、冷蔵庫、インターホン、ドライヤー |
ツーリストS (1名個室寝台) | 62名 | 荷物棚、コンセント、照明、カーテン、テレビ | |
ツーリストA (傾斜階段式2段寝台) | 96名 | 荷物棚、コンセント、照明、ロールカーテン | |
ドライバー室 (1名個室寝台) | 30名 |
設備
- 6階
- デラックスルーム(2室)
- ステートルームA(12室)
- 大浴場・露天風呂・サウナ・シャワールーム
- コンファレンスルーム「スクリーンルームÉtoile」(シアター・プラネタリウム)
- スポーツルーム
- 甲板デッキ
航海中に一般客が行くことができるデッキは船幅いっぱいの約25メートル四方で、階段等は非常用のため使用できない。レストランの後方にBBQ専用スペースとなるデッキもある。
- 5階
- ステートルームA(10室)
- ツーリストS(4室)
- ツーリストA(1室)
- レストラン「ルミエール」
- バーベキューガーデン
- フォワードサロン「Zephyr(ゼフィール)」
- キッズルーム
- 4階
- ステートルームA(ウィズペット2室)
- ツーリストS(5室)
- ツーリストA(4室)
- トラックドライバールーム(5室)
- アミューズボックス(DVD・カラオケ)
- ペットルーム
- ドッグフィールド
- 案内所
- ショップ
- エントランスホール(3層吹き抜け)
脚注
- ^ a b c 東京九州フェリー2番船「それいゆ」進水! - 世界の艦船 2021年1月18日
- ^ a b 新フェリー「それいゆ」船内を公開 新門司と横須賀結ぶ - 小倉経済新聞(2021年6月29日)
- ^ a b c d e 第2船「それいゆ」の命名進水式が行われました。 - 東京九州フェリー
- ^ 東京九州フェリー、初便出港 - WEB CRUISE(2021年7月4日)
- ^ 大型カーフェリーの無人運航…三菱造船と新日本海フェリーが共同で実証実験へ - Response 2020年6月15日
- ^ 三菱重工/世界初の大型フェリーの無人運航実証に成功 - LNEWS(2022年1月18日)
- ^ “配船表2022年11月”. 新日本海フェリー. 2022年8月18日閲覧。
外部リンク
- 東京九州フェリー
- MarineTraffic.com - SOLEIL - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示