あき亀山駅(あきかめやまえき)は、広島県広島市安佐北区亀山南一丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅である。駅番号はJR-B16。
概要
可部線の延伸区間の終端駅である。旧・可部線の廃線区間を活用したものであり、旧・可部線時代は400mほど可部駅方向に河戸駅が設置されていた。一度廃線になった可部線の可部 - 三段峡間の一部が当駅まで電化復活になった経緯は可部線及び河戸駅の記事を参照。廃止された安芸亀山駅とは直線で3.4km程離れており、従来の安芸亀山駅と区別するために旧国名を平仮名としている。
正式駅名が決定する前の仮称は「新河戸駅」(しんこうどえき)だった[広報 3]。
当駅の周辺にはかつて荒下県営住宅があり、その跡地に広島市立安佐市民病院が移転し広島市立北部医療センター安佐市民病院として開業した。
歴史
駅構造
頭端式ホーム1面2線を持つ地上駅。2番線の南側には電化された留置線が2線、その南側にさらに非電化の側線が1線ある。当駅の場内信号機は1基のみで、その下方に進路表示機が設置され、進入可能な線路番号が数字で表示される。夜間留置の設定駅である。
改札とホームの間は階段がなく、バリアフリー対応となっている。改札外に車椅子対応トイレが設置されている。
自動券売機および簡易自動改札機が設置されており、ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用可能。JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。
当駅は無人駅であるが、線路西側に駅舎がある。これは、乗務員宿泊所と非常用の連動装置制御盤が設けられているためである[6]。
のりば
駅全景(2017年3月)
駅構内(2017年3月)
駅名標(2017年3月)
駅名板(2017年3月)
旧安芸亀山駅方面(2017年3月)
駅構内の留置線(2022年7月)
利用状況
- 以下の情報は特記のない限り、広島市統計書に基づいたデータである。なお、2016年度の実営業日数は28日である。
駅周辺
- 広島市立北部医療センター安佐市民病院(駅南隣り)
- 広島市立亀山南小学校
- 広島市立亀山中学校
- 虹山県営住宅
- 希望が丘団地
- 広島県道267号宇津可部線
- 広島交通「北部医療センター安佐市民病院」停留所、「長井」停留所 - 宇津・可部線
その他
- ICOCAの使用履歴について、当駅は「アキ亀山」と表記されている。[要出典]
隣の駅
脚注
出典
- ^ 『鉄道ダイヤ情報』2020年6・7月合併号付録 JR西日本 可部線<平日>、岩徳線/錦川鉄道 ダイヤグラム[2020(令和2)年3月14日改正]
- ^ a b 清水康志 (2017年3月5日). “県内3新駅、期待乗せて発車 可部線で一部復活し2駅、山陽線は「寺家」開業”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 広島版
- ^ “国交相、可部線延伸事業を許可…廃線を復活”. レスポンス (2014年2月25日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “”. NHK. 2014年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月21日閲覧。
- ^ 小林圭 (2016年12月4日). “可部線延伸区間、試運転が始まる JR、可部―あき亀山”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 広島版
- ^ 広島支部・可部線延伸区間試乗会及び あき亀山駅見学会の参加レポート,『運転協会誌』2017年7月号 p55、日本鉄道運転協会
- ^ あき亀山駅バリアフリー情報 - JR西日本公式HP
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ 『JR可部線の電化延伸について』(プレスリリース)JR西日本、2013年2月4日。 オリジナルの2013年2月4日時点におけるアーカイブ2014年1月28日閲覧。 。
- ^ a b (PDF)『平成29年春のダイヤ改正について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道広島支社、2016年12月16日 。2016年12月19日閲覧。
- ^ “西日本旅客鉄道(株)申請の第一種鉄道事業許可について(概要)” (PDF). 国土交通省 (2014年2月25日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ 『可部線電化延伸区間の新駅について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年2月6日 。
- ^ 可部線および山陽線新駅の駅名決定について 西日本旅客鉄道 ニュースリリース 2016年7月8日
関連項目
外部リンク
- あき亀山駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道