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UDトラックス

UDトラックス株式会社(ユーディートラックス)は、日本自動車製造会社である[1]埼玉県上尾市本社を置く[3]いすゞ自動車の完全子会社。トラックを専門としている[1]ほか、かつてはバスの製造も行っていた。

UDトラックス株式会社
UD Trucks Corporation
UDトラックス本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 UD
本社所在地 日本
362-8523
埼玉県上尾市大字壱丁目1番地[1]
設立 2007年1月30日
(エヌエー株式会社)
業種 (輸送用機器)
法人番号 8030001043599
事業内容 UDトラックス・ブランドのトラックの開発・製造・販売、ボルボ製品の輸入
代表者 代表取締役会長 (袴田直人)
代表取締役社長 (丸山浩二)[1]
資本金 775億円[1]
発行済株式総数 13株
売上高 2686億0700万円
(2021年12月31日時点)[2]
営業利益 ▲5億9800万円
(2022年03月31日時点)[2]
経常利益 20億8900万円
(2022年03月31日時点)[2]
純利益 15億6300万円
(2022年03月31日時点)[2]
純資産 341億4300万円
(2022年03月31日時点)[2]
総資産 3801億8400万円
(2022年03月31日時点)[2]
従業員数 6,146名(2022年4月現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 いすゞ自動車 100%[3][4]
主要子会社 株式会社ニューメック[1]
UDフィナンシャルサービス株式会社[1]
外部リンク https://www.udtrucks.com/japan/
特記事項:
創業は1935年12月1日[1]日本デイゼル工業)。旧会社については#旧法人を参照。
(テンプレートを表示)
主力製品のQuon(2代目)

1935年に安達堅造によって日本デイゼル工業として設立された。鐘淵紡績(後のカネボウ)の傘下に入ると1942年に鐘淵デイゼル工業へ社名変更した。1946年に鐘淵紡績から分社化され民生産業に社名変更。1950年に民生産業の大型商用自動車製造部門が分社化され、民生デイゼル工業が発足。民生デイゼル工業は日産自動車の傘下に入ると1960年日産ディーゼル工業へ社名変更。2007年に日産からボルボに売却され、2010年に日本ボルボを吸収合併するとUDトラックスに社名変更した。2020年にはボルボからいすゞ自動車が買収した。

概要

 
UDマーク (1955〜2009年)
 
UD MINSEIの文字がみられる
1955年(昭和30年)の広告

主力商品は大型トラックで、トレーラーヘッドの国内市場占有率筆頭である。普通トラック国内シェアは日野自動車いすゞ自動車三菱ふそうトラック・バスについで第4位。いすゞグループ入り後もボルボ・ブランド製品の輸入・販売は継続し、日本におけるボルボ・トラックスボルボ・ペンタボルボ建設機械の各事業も展開している。

国内事業として、大型トラックの開発・生産・輸出・販売、中型・小型トラックの販売、自動車用部品の製造・販売を行うとともに、かつて生産していたバスの整備・補修部品などの販売も継続している[1]海外事業として、新興国向けトラック(大型・中型・小型)の開発・生産・販売、自動車用部品の製造・販売、トラック・バスの整備・補修部品などの販売を行っている[1]

旧会社名の略称「日産ディーゼル」や通称の「ニッサンディーゼル」とともに、旧社名当時から「UD」(ユーディー/ユーデー)の名称でも広く親しまれている[5]

このUDというのは、かつてGM式の単流掃気方式(2サイクルディーゼルエンジン)「Uniflow Scavenging Diesel Engine」を製造し、その頭文字をエンジン商標としていたことに由来する。UDの商標は2サイクルエンジン製造終了後も継続して使用され、現在はUDを "Ultimate Dependability"(究極の信頼)の頭文字に由来するとしている。

旧社名時代には自動車業界内では主に「日デ」(ニチデ)と略されていた。1972年まで大型バスを、1976年まで大型トラックをそれぞれ製造していた日産自動車の車種と区分を明らかにするため、日本自動車工業会自動車雑誌が主に用いていた。『鉄道ジャーナル』誌など一部では「日産ディ」の表記も見られる。

運輸事業の現場では、単に「日産」の通称も用いられていた[注釈 1]

日産グループからボルボグループへ

 
ボルボグループの協力下で新興国に特化して製造されるQuester

1999年ルノーは日産自動車との(資本提携)時に日産ディーゼルへ出資して株主名簿記載順位第2位となり、ルノー指揮下でリストラを進行した。

2003年3月、日産ディーゼル車架装のおよそ6割を担っていた富士重工業伊勢崎製作所がバス車体製造事業から撤退(同年にスバルカスタマイズ工房として独立、2011年より桐生工業伊勢崎工場)。それにともない、バスボディの調達先を西日本車体工業へ集約した。

2005年3月、経営再建が終了してルノー所有株式が放出され、再び日産自動車傘下になる。

2006年3月、(筆頭株主)の日産自動車が保有する株式19パーセント中13パーセントをスウェーデンのトラックメーカー、ABボルボへ売却し、ボルボが筆頭株主になる。同年9月、残る6パーセントもボルボへ売却され、日産自動車との資本関係は消滅した。当時の時点では「日産ディーゼル」の会社名は変更しないと発表された。

2007年2月20日、ボルボは完全子会社化を目的として株式公開買付けを実施すると発表し、日産ディーゼルも賛同を決議した。同年7月23日、買付け成立にともない東京証券取引所上場廃止となった。

2009年11月、2010年1月1日付で日本ボルボを吸収合併し[6]、日産ディーゼル子会社クリエイトセンター、ならびに同じく子会社でシステムブレーンの流れをくむボルボ・インフォメーション・テクノロジー・ジャパン(ボルボITジャパン)も同日付で吸収合併する[7]ウェブサイトにて発表される。

2010年1月19日付の各紙朝刊で、社名を「UDトラックス」へ変更すると報道された。同年1月26日に「UDトラックス」への2月1日付けでの社名変更が正式に発表され、ブランドも「UDトラックス」に統一された[8]

2014年、ボルボ・グループ・ジャパンと合併、同社を存続会社とし、商号は「UDトラックス」とする[9]

ボルボグループからいすゞグループへ

2019年12月18日、いすゞ自動車ボルボ・グループとの戦略的提携が発表され、UDトラックスはいすゞの傘下となることも発表された。いすゞはUDの株式をボルボから購入する予定[10]。2020年10月30日、主要株主であるボルボ・グループといすゞ自動車間で戦略的提携が正式に締結され、2021年4月1日までにいすゞが2,430億円で買収しいすゞ傘下企業となった[11][12]

2022年5月には国内営業本部をいすゞ自動車本社内へ移転させた他、2023年3月期には両社の車種の相互販売を開始する予定である[13]。2023年4月には、新型トラクターヘッドをUD・いすゞの両チャンネルに投入した他、2024年以降に予定されているUD・クオン単車系といすゞ・ギガ単車系のモデルチェンジに際しても、プラットフォームの共通化が図られる予定である[13]

バス事業の変遷

 
国内市場では最終期に製造されていたスペースランナーA(LKG-AP系)

バス事業に関しては、2007年より三菱ふそうトラック・バスとバス製造事業における業務提携を開始。2007年5月のスペースランナーAならびに三菱ふそう側での(エアロスター-S)の販売開始以後、同社との相互OEM供給が開始された。

2010年1月21日、西日本車体工業が同年8月31日をもって車体製造終了および会社解散を決定した(のち解散日は2010年10月31日に延期)。UDトラックスが西日本車体工業へのバス車体製造発注を打ち切った事が理由であった[14][15]。これを受け、同年8月31日、三菱ふそうとバス事業に関する合弁会社設立に向け協議開始の覚書を締結。相互OEM供給を事実上終了し、UDトラックス販売の車両は全て三菱ふそうからのOEM車種とすることになった。

西日本車体工業解散3日前の2010年10月29日、三菱ふそうとの合弁会社設立協議打ち切りと、相互OEM供給終了が発表された[16][17]。この結果、自前のバス車体製造施設を保有していないUDトラックスは、事実上バス事業から撤退することになり、2011年にはバスの生産と販売が休止された[18]

のちに中国製ボルボバスの輸入を模索するも、日本国内の道路運送車両法対応費用と売り上げ予測が釣り合わずに断念し、完全な撤退を決めたと2012年9月に報じられた[18]

現在バス車両のアフターサービスや部品供給は、西日本車体工業の事業を引き継いだ(西鉄車体技術)(旧社名・共栄車体工業)が行っている[16][19]

2014年3月19日、ボルボグループは(新興国市場)向けの新規開発バスのブランドとして、「日本東南アジアで強固なブランド力を有したUD」バスの名を「UD Buses」として用いると発表している。当初はインドで製造・販売し、バンガロールのバス工場を輸出ハブとする[20]が、日本国内でのバス事業再開の計画はないとしている[21]

沿革

新旧2法人を分けて記述する。

旧法人

UDトラックス株式会社
UD Trucks Corporation
種類 株式会社
略称 UD
本社所在地   日本
362-8523
埼玉県上尾市大字壱丁目1番地
設立 1950年5月1日
(民生デイゼル工業株式会社)
業種 (輸送用機器)
事業内容 UDトラックス・ブランドの大型・中型トラックの開発、製造、販売、ボルボ製品の輸入
決算期 3月31日
主要子会社 UDトラックスジャパン
(テンプレートを表示)
 
民生デイゼル T80G型
  • 1950年5月1日 - 民生産業株式会社の自動車部門が分社し、民生デイゼル工業株式会社として発足する。
  • 1953年12月 - 日産自動車株式会社が資本参加する。
  • 1955年
  • 1960年12月 - 日産ディーゼル工業株式会社へ商号変更。
  • 1971年 - 本店を埼玉県川口市から埼玉県上尾市大字壱丁目1番地へ移転。
  • 1979年 - 「NISSAN DIESEL」のロゴを変更。同年登場のレゾナより採用(バスは1982年より採用)。
  • 1987年 - 株式会社リビングサービス(のちの株式会社テクサス)を設立[24]
  • 1992年 - 日本初の中型長尺路線バス(JM系)を西鉄北九州線廃止代替バス用に開発。西日本鉄道と子会社の西日本車体工業と共同開発(1994年2月にJPとして正式発売)。
  • 1994年12月 - 日本初のCNGバスを、大型路線バスUA系において試作車として開発(1996年2月に正式発売)[25][26]
  • 1995年 - CI採用。楕円に「UD」と入ったエンブレムが登場。同時に「NISSAN DIESEL」のロゴを再び変更。
  • 1996年9月26日 - 日本初の車椅子スロープ付き小型ワンステップバスRNを発売。京王帝都電鉄富士重工業伊勢崎事業所)と共同開発[27][28][29]
  • 1999年 - 日本初のCNGノンステップバスを、大型路線バスUA系で発売[26]
  • 2000年1月 - 日産ディーゼル販売株式会社の営業を譲受する[23]
  • 2002年2月 - キャブに高品位塗装する「純正カスタムペイント」サービスを開始する。
  • 2003年
    • 4月 - 新エンブレム登場。楕円に「UD」と入ったエンブレムから新タイプ(「UD」と読めるのは共通だが、幾何学的デザインとなった)に変更。
    • 11月3日 - 自動車用としては世界初となる尿素SCRシステム「FLENDS」を東京モーターショーにて発表(翌年クオンに搭載して発売)[30][31]
  • 2004年6月 - 中型車のエンジンをトラックは6月、バスは8月以降順次日野自動車株式会社からのOEMへ変更し、電気二重層コンデンサを用いた(パラレルハイブリッド方式)の「キャパシタハイブリッド」技術を日野へ供与する。
  • 2005年
  • 2006年
    • 3月27日 - ABボルボが日産自動車より全株式数の13パーセントに当たる4000万株を取得して筆頭株主になる。
    • 9月28日 - ボルボが主要株主から優先株式、日産自動車保有残株の全てで全株式数約6パーセントに当たる1800万株を、それぞれ取得して日産自動車との資本関係が消滅する。
  • 2007年
    • 3月29日 - エヌエー株式会社が株式公開買い付けを実施し、全株式数の96パーセントに当たる約2億9千万株を取得して当社の親会社となる。
    • 5月21日 - 三菱ふそうエアロスター-Sの販売開始により、2006年7月13日に発表された三菱ふそうトラック・バスとの相互OEM供給[32]が開始され、大型ノンステップバスや中型バスは日産ディーゼルが製造して三菱ふそうへ、大型観光バスや大型ワンステップバスなどは三菱ふそうから日産ディーゼルへ、バス用エンジンも相互に供給する。同時に日野製エンジンはトラック向けのみ採用継続になる。
  • 2008年1月1日 - 組織再編。一部事業をボルボグループへ統合[33]
  • 2009年
    • 1月1日 - 直系の販売会社を日産ディーゼルトラックス株式会社(のちのUDトラックスジャパン株式会社)に統合して発足させる。
    • 7月1日 - 子会社の日産ディーゼルロジコム株式会社を合併[34]
    • 8月31日 - 三菱ふそうトラック・バス株式会社とバス事業に関する合弁会社設立協議開始の覚書を締結[35]し、バスの企画・研究開発・生産・販売の事業を両社から合弁会社へ移管統合するため協議を進める。
    • 11月1日 - ボルボの完全子会社である日本ボルボ株式会社の全株式を取得し完全子会社とする[6]
  • 2010年
    • 1月1日 - 子会社の株式会社クリエイトセンターボルボ・インフォメーション・テクノロジー・ジャパン株式会社[7]、ならびに日本ボルボ株式会社[6]を吸収合併する。
    • 2月1日 - (旧)UDトラックス株式会社へ商号を変更する。以降エンブレムを楕円に「UD」のマークと「UD TRUCKS」の英文字に変更。
    • 2月15日 - ボルボ製大型トラックを大手企業へ向け販売開始する。
    • 8月24日 - 西日本車体工業製のバス最終生産車を出荷し、以後(旧)UDトラックス株式会社のバスは三菱ふそうからOEM供給[注釈 2]される。
    • 10月29日 - 三菱ふそうトラック・バスとバス事業に関する合弁会社設立協議と交渉を終了[16][17]
    • 10月31日 - 西日本車体工業が解散[15][14]
  • 2011年
    • 年内 - 三菱ふそうからのOEM供給が終了[18]
    • 7月1日 - 子会社で部品製造・外注加工事業などを手掛けるジャパンビークル、サービス事業を展開する日弘、サン用品の3社を吸収合併
    • 8月4日 - プレス工業株式会社との合弁である(普利適優迪車橋)有限公司の株式を同社より一部譲受[37]
  • 2012年 - 国内でのバス事業再開を断念したと発表[18]
  • 2013年
    • 5月31日 - 子会社である株式会社DRDの全株式を、人材派遣会社テンプスタッフ株式会社へ譲渡する[38]
    • 7月1日 - 子会社の株式会社テクサスを合併[24]
    • 8月26日 - バンコクで新興市場向け大型トラック「クエスター」を発表[39][40]する。
  • 2014年1月1日 - 子会社のUDトラックスジャパン株式会社を合併。同時にボルボ・グループ・ジャパン株式会社に合併し、解散[9]

現法人

 
UDトラックス Kazet
三菱ふそうトラック・バスからOEM供給された小型トラック
 
UDトラックス Condor
いすゞ自動車からOEM供給された中型トラック
  • 2007年
    • 1月30日 - ボルボの資産管理子会社で現在の存続会社であるエヌエー株式会社が設立。
    • 3月29日 - 日産ディーゼル工業株式会社の株式公開買い付けを実施し、全株式数の96パーセントに当たる約2億9千万株を取得して筆頭株主となる。
  • 2010年4月9日 - ボルボ・グループ・ジャパン株式会社に商号変更。
  • 2014年
    • 1月1日 - (旧)UDトラックス株式会社を合併。(新)UDトラックス株式会社に商号変更する[9]
    • 3月19日 - インドでUDブランドのバスを製造すると発表する[20]
    • 4月1日 - ボルボ・ロジスティクス・コーポレーション・ジャパン株式会社を合併[41]
    • 6月25日 - 三菱ふそうトラック・バスからの小型トラックOEM供給に合意する[42]
  • 2015年7月10日 - 本社新社屋が竣工。
  • 2016年2月 - いすゞ自動車株式会社からの中型トラックOEM供給に合意する[43]
  • 2019年12月 - いすゞ自動車と親会社ボルボ・グループの戦略的提携が発表され、UDトラックスがいすゞの傘下入りすることも発表[10]
  • 2020年10月30日 - いすゞ自動車とボルボ・グループとの戦略的提携に関する基本契約が正式に締結される。
  • 2021年4月1日 - 同日までにいすゞによるUDトラックス買収手続きが完了し、いすゞグループとなる[11][12]

事業拠点

出典[44]

  • 本社・上尾工場(埼玉県上尾市
    • トラックの組立
    • エンジンの加工・組立
    • ボルボブランド製品の輸入と販売
  • タイ工場(タイ王国
    • 新興国向けトラックの製造や輸出
  • シンガポールオフィス(シンガポール
    • トラックの販売

かつての生産拠点

  • 鴻巣工場(埼玉県鴻巣市
    • エンジン部品等の鋳造
    • 2015年1月にユニキャリア傘下の「グローバルコンポーネントテクノロジー」に売却し、同社鴻巣工場となっている。
  • 羽生工場(埼玉県羽生市

グループ会社

現存するもの[44]のみを記す。

  • (株式会社ニューメック)(埼玉県上尾市)
    • 製造業務を請け負っている。
  • (UDフィナンシャルサービス株式会社)(東京都港区
    • 2021年1月15日に社名変更する前はVFSジャパン株式会社だった[45]。旧社名当時から当社の子会社だったが、当時は当社の所属するボルボグループにて金融業務を行う(Volvo Financial Services)(英語版)[46](ボルボフィナンシャルサービス[47])の日本法人[48]であった。

車種一覧

現行車種

トラック

 
Kuzer

バス

 
SLF

2014年3月19日にバス事業に再参入し、インドをはじめとする成長市場で販売を行っている[20][51][52]

  • SLF(新興国向け大型路線バス。インドで発売。)
  • (BRT)(新興国向け連節路線バス。インドで発売。)

産業エンジン

その他

絶版車種

発売順に掲載する。

バス

   
バスのモデルプレート
左は旧タイプ、右は新タイプ・OEM先車種

前述のとおり、日本国内においては2010年10月29日でバスの車種全ての販売が終了し、2011年に生産も終了している[18]

トラック

産業エンジン

その他

販売店

UDトラックスジャパン株式会社
UD Trucks Japan Corporation
種類 株式会社
本社所在地   日本
362-0046
埼玉県上尾市大字壱丁目1番地
設立 1985年3月22日
(東京日デ株式会社)
業種 (小売業)
事業内容 新車・中古車販売、自動車整備
代表者 代表取締役社長 田中慶次郎
資本金 18億円
従業員数 4,100人(2010年2月1日現在)
主要株主 UDトラックス 100%
特記事項:2010年2月1日に日産ディーゼルトラックス株式会社からUDトラックスジャパン株式会社へ商号変更。
特記なき項目は合併される前日の2013年12月31日現在の情報。
(テンプレートを表示)

かつては販売会社としてUDトラックスジャパンなどが存在したが、現在は一部を除き当社で直営している。

2010年当時存在した販売会社各社は、当社旧法人(日産ディーゼル工業)のUDトラックスへの変更に伴い、連結決算対象の3社(子会社1、持分法適用2)及び北海道販売は連動して社名を変更した[53][54]。その後、岩手・栃木・群馬も変更した。販売会社であるUDトラックスジャパンについては前述のとおり旧法人の新法人への合併の際にともに合併しており、現在は当社で直営している。

このうちUDトラックスジャパン株式会社(ユーディートラックスジャパン)は、2008年11月26日の設立に関する発表[55]ののち、2009年1月1日に日産ディーゼル工業(当時)の直系販売会社全てと中古車販売会社のクロスネットが統合され、関東日産ディーゼル株式会社を存続会社として日産ディーゼルトラックス株式会社として設立されたもので、埼玉県上尾市に本社を置いていた。UDトラックスジャパンでは、2010年2月15日よりUDの親会社であるABボルボの大型トラックの取り扱いを、大手企業向け限定で開始した。

2014年1月1日付で、UDトラックスは経営効率化を図るため、UDトラックスジャパンを吸収合併した[9][56]。直系販売会社が1社に統合されたのは三菱ふそうトラック・バスに次いで2番目で、地場資本の6社については引き続き単体での営業を行っている。

2022年4月1日に国内販売体制を再編し、6つの地域支社と24の支社へと再編した[57]

なお、日産ディーゼル工業時代には日産自動車の総合カタログ(総合リーフレット・総合パンフレット)上に掲載されていたり、日産ディーゼル販売店に日産車のカタログ(パンフレット)が置かれるなど、緩やかな販売協力関係にあった。日産自動車の総合カタログ上では「日産ディーゼル系販売会社」と表記[58]されていた。

現行の販売会社体制

宣伝・広告

  • テレビCMは関西テレビ制作時代劇などにスポンサーを付いており、コンドルのCMを主に放送していた。1990年代以降はしばらくテレビCMは放映していなかったものの、2004年のクオン登場時から2008年までテレビ埼玉を中心にクオンのCMを放送していた。2018年5月14日からテレ玉で放送している「熱夏の足跡」で10年ぶりにテレビのスポンサーに付く。
  • ラジオCMはNACK5の「SUNDAY LIONS」、文化放送などの「ニュースパレード」などで流していた。
  • 書籍・雑誌広告はバスラマ・インターナショナルなどに書籍・雑誌の広告を出していた。西武バスの車内広告下部などにも当社の広告が入ったもの[注釈 3]が存在した。

提供番組 

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 大阪市交通局発行の「大阪トラフィック・ログ」大阪市営バス保有車両一覧表では「日産」、三菱ふそうトラック・バスも「三菱」と記されている。
  2. ^ 最終生産車は西鉄バス壱岐自動車営業所配属の6265号車(スペースランナーRA[36]
  3. ^ 西武ライオンズの観戦バス広告。1990年代まで日産ディーゼル工業が球団の後援企業でもあったため、西武グループのバスは1979年以降日本国内でのバス事業撤退まで日デ製を主力としていたが、いすゞ車の採用も多かった。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k “会社概要”. UDトラックス株式会社. 2021年9月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f UDトラックス株式会社 第16期決算公告
  3. ^ a b “プレスリリース - UDトラックスの事業譲渡および役員人事について”. UDトラックス (2021年4月1日). 2021年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
  4. ^ いすゞ自動車株式会社 (PDF). 2022年3月期(120期)有価証券報告書 (Report). https://www.isuzu.co.jp/company/investor/financial/securities/assets/pdf/h34.pdf 2022年9月4日閲覧。. 
  5. ^ UDエンジン | UDの歴史 UDトラックス
  6. ^ a b c
  7. ^ a b
  8. ^ 日産ディーゼル工業、会社名の変更とブランド名の統一 - 日産ディーゼル工業、2010年1月26日付プレスリリース
  9. ^ a b c d UDトラックス、関連2社と合併 14年1月(日本経済新聞 2013年9月3日)
  10. ^ a b “いすゞとボルボ・グループ、商用車分野での戦略的提携に関する覚書を締結”. いすゞ自動車、ボルボ・グループ (2019年12月18日). 2020年4月8日閲覧。
  11. ^ a b “いすゞとボルボが提携契約 いすゞ傘下にUDトラックス 共同購買で相乗効果 先進領域での開発加速”. 日刊自動車新聞 電子版 (2020年11月2日). 2020年11月3日閲覧。
  12. ^ a b “いすゞとボルボ・グループ、戦略的提携を本格的に開始”. いすゞ自動車、ボルボ・グループ (2021年4月1日). 2021年4月5日閲覧。
  13. ^ a b “UDトラックと協業加速、いすゞ自動車が狙う相乗効果”. ニュースイッチ (2022年8月30日). 2022年9月7日閲覧。
  14. ^ a b “「子会社の解散に関するお知らせ」の一部変更に関するお知らせ” (PDF). 西日本鉄道 (2010年6月14日). 2017年12月12日閲覧。
  15. ^ a b “子会社の解散に関するお知らせ” (PDF). 西日本鉄道 (2010年1月21日). 2017年12月12日閲覧。
  16. ^ a b c “バス事業に関する合弁会社の設立協議打ち切りのお知らせ”. UDトラックス (2010年10月29日). 2017年12月12日閲覧。
  17. ^ a b “UDトラックス社とのバス事業に関する合弁会社の設立協議交渉終了について”. 三菱ふそうトラック・バス (2010年10月29日). 2017年12月12日閲覧。
  18. ^ a b c d e UD、バス事業撤退 国内市場縮小 希望退職700人募る - 日本経済新聞電子版2012年9月17日(全文は会員のみ公開)
  19. ^ 西日本車体製バスボディのアフターサービス体制について 2010年8月25日 UDトラックス株式会社 ニュースリリース
  20. ^ a b c “”. Volvo Buses India (2014年3月19日). 2014年3月20日閲覧。
  21. ^ バスラマ・インターナショナル No.143 P.67 2014年4月 ぽると出版 (ISBN 978-4-89980-143-6)
  22. ^ UD型エンジンとは、どんなエンジン? 福山自動車時計博物館、2012年10月3日、2023年2月19日閲覧。
  23. ^ a b UD Trucks - UDトラックスの沿革
  24. ^ a b
  25. ^ バスラマエクスプレス No.03 日産ディーゼル 高福祉バス・低公害バス』ぽると出版、1997年9月15日。ISBN (4-938677-63-6)。 
  26. ^ a b 「短期連載 低公害バスの系譜をたどる 第5回 CNGバス (1)」『バスラマ・インターナショナル』第195号、ぽると出版、2022年12月25日、ISBN (978-4-89980-195-5)。 
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参考文献

  • バスラマエクスプレス No.03 日産ディーゼル 高福祉バス・低公害バス』ぽると出版、1997年9月15日。ISBN (4-938677-63-6)。 
  • バスラマスペシャル 8 富士重工業のバス事業』ぽると出版、2002年。ISBN (978-4-89980-006-4)。 
  • 『バスラマスペシャル 10 西工の軌跡 九州から全国へ 唯一の独立バスメーカーの誕生から終焉まで』ぽると出版、2010年9月。ISBN (978-4-89980-017-0)。 
  • 『バスラマスペシャル 11 UDマークのバス達 1947→2010 63年間の記録』ぽると出版、2010年9月28日。ISBN (978-4-89980-411-6)。 

関連項目

親会社
車体メーカー

外部リンク

  • UDトラックス株式会社
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