TOKYO SMARTCAST株式会社(とうきょうスマートキャスト)は、かつて存在したマルチメディア放送i-dioの番組供給事業者(コンテンツプロバイダー)である。略称はTS。
概要
2015年(平成27年)、地上アナログテレビ放送停波後の(VHF-Low帯)(90-108MHz)を利用するi-dioへの番組供給を目的として、エフエム東京(TFM)などの出資により設立。
2016年(平成28年)、i-dioがサービス開始。当社はTS ONEの放送を開始。2018年(平成30年)には、中国語放送「八六東京チャンネル」の放送を開始した。
しかし、i-dioは事業不振に陥り、TFMの社長が当社を連結対象から外す株取引を行ったことを2019年3月期の監査で指摘された。同年6月のTFM株主総会では、取締役11人のうち、会長や社長をはじめ7人が更迭。8月に第三者委員会の調査報告により粉飾決算とされ、i-dioの事業継続のため増資に応じる企業も現れず、TFMはi-dioから撤退することを表明した。
詳細は「(エフエム東京#不正会計問題)」を参照
こうして9月末までに全放送を終了して10月7日に解散し、当社は2020年2月27日に東京地方裁判所から特別清算開始決定を受けた。負債総額は約6億4900万円[1]。その後、2020年9月15日に法人格が消滅した。
事業収支
決算公告から抜粋する。
チャンネル
- TS ONE
- i-dioの基幹チャンネル、「新たな音楽との出会いを、最高音質で提供する」がコンセプト。
- 代表的な番組
- PREMIUM ONE
- HITS ONE
- Rockwell Sirkus
- COTTON CLUB MUSIC TREE
- 代表的な番組