『Seiko』(セイコ)は、松田聖子通算17枚目のオリジナル・アルバム。1990年6月7日発売。発売元はCBS/SONY RECORDS。
『Seiko』 | ||||
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松田聖子 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | The Hit Factory, N.Y.C, NY (Feb, Mar-1989,Jan-1990) Criteria R S, Maiami, FL (Mar-1989) Oasis S, Universal City, CA (Apr-1989) Trax R S, Hollywood, CA (May-1989) Mission Control, Boston, MA (Jul, Nov-1989) | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | CBS/SONY RECORDS コロムビア | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
Allmusic link | ||||
チャート最高順位 | ||||
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松田聖子 アルバム 年表 | ||||
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『Seiko』収録のシングル | ||||
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解説
シングル「All the way to Heaven」、「THE RIGHT COMBINATION」、「who's that boy」を含む。"Seiko"名義のワールドリリースデビューアルバム。
アルバムの制作費は5000万円弱、ミュージック・ビデオ2本の制作費は3000万円[1]。
グロリア・エステファン、ジョン・セカダ、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック等が曲作りやコーラスで参加。ユーロビート調のポップス色強い作品。
当時のCBS・ソニーにおける国内制作アルバムCDの定価は2800円(税抜価格2718円)であったが、本アルバムは規格番号に関しては邦楽の「CSCL」を使用の上で、価格は洋楽扱いの2300円(税抜価格2233円)であったためかレーベルも標準仕様となり、パッケージも通常のプラスチックケースである。
当時の一部洋楽アルバムはCDを2倍サイズに縦長の紙箱に入れて販売しており、本作も紙箱入りの輸入盤が一部の輸入CD取扱店にて販売された。
採算分岐点はアルバム売上30万枚だった[1]。結果としてアルバム売上は日本で30万枚、北米・欧州などで15万枚、東南アジアで7万枚に達した(ソニー・ミュージックエンタテインメント専務(当時)・稲垣博司)[1]。
上記の通り商業的には成功した作品といえるが、『メロディー・メーカー』誌(1990年9月15日付)でのアルバム評は以下のように辛辣なものであった。
「 | 聖子の声は金切り声で、おまけにかわいこぶっている。この声の前ではソニアがまるでジョン・リー・フッカーのように聞こえてしまうほどだ[1]。 | 」 |
収録曲
- All the way to Heaven (3:40)
- 作詞・作曲:M.Jay/ M.Cruz
- (he's so good to me) (4:14)
- 作詞・作曲:I.Klarmann/ F.Weber
- leave it up to fate (3:40)
- 作詞・作曲:J.Secada/ W.Prez-Feria/ B.Duncan
- THE RIGHT COMBINATION (4:26)
- 作詞・作曲:M.Jay/ M.Cruz
- Goodbye My Baby (4:00)
- 作詞・作曲:G.Estefan/ T.Mulet
- who's that boy (4:04)
- 作詞・作曲:R.Goodrum/ G.Ballard
- with your love (4:20)
- 作詞・作曲:M.Starr
- everybody feels alright (3:23)
- 作詞・作曲:M.Morejon
- halfway to heaven (3:38)
- 作詞・作曲:T.Whitlock/ G.Moroder
- (TRY GETTIN' OVER YOU) (4:44)
- 作詞・作曲:M.Bolton/ D.James
- 1985年発売アルバム『SOUND OF MY HEART』収録曲新録バージョン。