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Myriad(ミリアド)は、ロバート・スリムバックとキャロル・トゥオンブリーがデザインした欧文書体で、(ヒューマニスト・サンセリフ)に属する。Frutigerに類似した書風で、アドビやAppleなど、多くの企業でコーポレートフォントに採用された例がある。
種類
Myriad Pro
「Proportional」「Condensed」「SemiCondensed」「SemiExtended」の4タイプを設定。(ウェイト)は「Light」「Regular」「Semibold」「Bold」「Black」の5種類。それぞれ斜体を設け、全40種類。
Myriad Web Pro
「Regular」「Regular-Bold」「Regular-Italic」「Condensed」「Condensed-Italic」の全5種類。
同梱されているソフトウェア
- Adobe CC
- (Adobe Fonts)によりMyriad Proの全40種類が利用できる。(Myriad | Adobe Fonts)
- Adobe Acrobat Reader DC
- ウェイトは「Regular」「Bold」の2種類。それぞれに斜体があり、全4種類のみ同梱されている。
- Adobe Photoshop Album Mini 3.0
- Myriad Web Proの5種類が同梱された。
使用例
Apple
Appleは2002年4月29日から2017年1月24日まで、Myriadをコーポレートフォントとし、製品ロゴとして製品やパッケージ、ウェブサイトで利用した。以降はSan Franciscoに切り替えられた。
第3世代iPodでは、Myriadと類似しているPodium Sansが使用された。
Rolls-Royce
ANA (全日本空輸)
機体の塗装[2]や機内誌、ウェブサイトなどで利用されている。
名古屋市交通局
2016年から乗客誘導サインの欧文フォントとして採用。地下鉄・市バスの路線図や駅名標などに使用されている。
東京急行電鉄→東急/東急電鉄
2000 - 2010年代に製造された5000系・6000系などの車両番号のフォントとして採用。2021年に製造された3000系増結車両もこのフォントである。(他の3000系は平成ゴシック系の書体) しかし2020・3020・6020系以降はFuturaに移行した。