FITZBEAT(フィッツビート)は、1983年にベーシストで音楽プロデューサーの後藤次利が創設した、CBS・ソニー傘下のレコードレーベル。1992年にKi/oon Sony Records(現:ソニー・ミュージックレーベルズ キューンミュージックレーベル)に移行した後、1995年、Ki/oonに統合された。
概要
当時の一般的なシングル価格が700円、アルバム価格が2,800円程度だった頃に、シングル価格500円、アルバム価格1,500円という設定で販売を開始して、話題になった。アルバムは全6曲・計30分程度、フォーマットは33rpm12インチ・ディスクで、ミニアルバム((EP))に近い形態であった。
ロゴタイプは、創設時の設定ではシングル、アルバムともに「FITZBEAT」のみであるが、レベッカや聖飢魔IIなどのヒットにより、フル・アルバムをリリースするときは、「FITZBEAT」の下に「SPECIAL」と付け加えられるようになった。その後、時代に移行するにつれて通常のシングル・アルバム価格帯での販売へ移行していった。
創設時のロゴデザインはゴシック体をドミノ状に右に倒した(「FITZBEAT」)ようなものであったが、1989年より横長・右斜め状の六角形に収まる形のデザインに変更された。
なお、レーベルの創設者であった後藤次利は、諸事情により1985年にエグゼクティブ・プロデューサーの座を降りている。