FIFAクラブ世界選手権2005(英: FIFA Club World Championship TOYOTA Cup Japan 2005)は、2005年12月11日から12月18日にかけて、日本で開催された第2回目のFIFAクラブ世界選手権である。この大会より、2004年までトヨタカップのスポンサーだったトヨタ自動車が冠スポンサーとなった。通称(新生)トヨタカップ。
概要
2000年にブラジルで開催されたものの、諸事情により5年にわたって開催されていなかったFIFAクラブ世界選手権を、トヨタカップを発展させる形で復活させたサッカーのクラブチーム世界一を決める大会であり、その成否は今後の開催に大きな影響を及ぼすため、試金石としての見方が強かった。
大会期間は12月11日から18日まで。横浜国際総合競技場[1](横浜)、豊田スタジアム(豊田)、国立霞ヶ丘競技場(東京)の3会場で計7試合が行われ、決勝は横浜国際総合競技場で開催された。
大会はトーナメント方式で、南米とヨーロッパのクラブはシード権が与えられている。3位決定戦および5位決定戦も行われるため、各クラブは最低2試合を行うこととなる。なお、この大会では日本の開催地枠は適用されなかった。
三浦知良が日本人選手として初の同大会出場を果たした。
出場クラブ
クラブ名 | 所在国 | 所在大陸 | 参加資格 | 回数 |
---|---|---|---|---|
アル・イテハド | サウジアラビア | AFC | AFCチャンピオンズリーグ2005 優勝 | 初出場 |
アル・アハリ | エジプト | CAF | CAFチャンピオンズリーグ2005 優勝 | 初出場 |
デポルティーボ・サプリサ | (コスタリカ) | CONCACAF | CONCACAFチャンピオンズカップ2005 優勝 | 初出場 |
サンパウロ | ブラジル | CONMEBOL | コパ・リベルタドーレス2005 優勝 | 初出場 |
シドニーFC | オーストラリア | OFC | オセアニアクラブ選手権2004-05 優勝 | 初出場 |
リヴァプール | イングランド | UEFA | UEFAチャンピオンズリーグ2004-05 優勝 | 初出場 |
会場一覧
結果
トーナメント表
- 試合開始時刻は日本時間()。
1回戦
準決勝
デポルティーボ・サプリサ | 0 - 3 | リヴァプール |
---|---|---|
レポート | クラウチ 3分, 58分 ジェラード 32分 |
5位決定戦
3位決定戦
決勝
サンパウロ | リヴァプール |
|
優勝クラブ
FIFAクラブ世界選手権 2005 優勝 |
---|
サンパウロ 初優勝 |
順位
順 | クラブ名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 点 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | サンパウロ | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 4 | 2 | +2 |
2 | リヴァプール | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 3 | 1 | +2 |
3 | デポルティーボ・サプリサ | 3 | 2 | 0 | 1 | 6 | 4 | 5 | -1 |
4 | アル・イテハド | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 5 | 6 | -1 |
5 | シドニーFC | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 2 | 2 | 0 |
6 | アル・アハリ | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 | -2 |
- PK戦で決着がついた試合は記録上引き分けとなる
得点ランキング
順位 | 選手名 | 所属クラブ | 得点数 |
---|---|---|---|
1 | マルシオ・アモローゾ | サンパウロ | 2 |
ピーター・クラウチ | リヴァプール | ||
アルバロ・サボリオ | デポルティーボ・サプリサ | ||
(モハメド・ヌール) | アル・イテハド |
表彰
- FIFAフェアプレー賞: リヴァプール
賞 | 受賞者 | 所属クラブ |
---|---|---|
ゴールデンボール | ロジェリオ・セニ | サンパウロ |
シルバーボール | スティーヴン・ジェラード | リヴァプール |
ブロンズボール | クリスティアン・ボラーニョス | デポルティーボ・サプリサ |
オフィシャルパートナーズ
オフィシャル・ネーミング・パートナー
オフィシャル・イベント・パートナー
脚注
- ^ FIFAのマーケティング戦略の一つである「クリーンスタジアム」によるもの。(クリーンスタジアム)の項を参照。
外部リンク
- FIFA Club World Championship Toyota Cup Japan 2005™(英語)