所属
- スターダム(2011年 - 2014年)
- フリーランス (2014年 - 2018年)
- スターダム(2018年 - )
来歴
プロレス好きであった母親の影響で、小学生の高学年の時には真夜中に放映されていたプロレス関係の番組を一緒に見ていて、実際に地元で行われた大会を会場で観戦していた。高校には進学せず、自宅でプロレスの試合ばかりを見ていたが、この時は女子プロレスに興味は無かった[3]。
しかし、17歳の時に偶然女子プロレスのチケットを貰い、鳥取での大会を観戦したところ、女子プロレスそのものに衝撃を受け、プロレスラーを志すようになった。そして風香からスカウトされ[4]、単身上京。そしてスターダムに入門する[5]。
5月9日、第4回プロテストで合格。
6月12日、新木場大会でプレ・デビュー戦と称して夏樹☆たいようと3分間エキシビションを決行。
6月26日、新木場大会にてプロテスト時の希望により高橋奈苗戦でデビュー。ワンセコンドで敗戦。
7月24日、後楽園大会で初のタッグマッチとして須佐えりと組んで星輝ありさ&岩谷麻優の「女 -AMA-」と対戦。須佐が岩谷のダイビングボディアタックを受け敗れる。
10月23日、新木場大会で外敵二連戦と称して、スターダム初参戦の勇気彩、スターダム常連となった山縣優と対戦して連敗。
11月27日、須佐えりを横入り式エビ固めで降し初勝利。
2012年1月より愛川ゆず季率いる「全力女子」に加わっていたが、6月10日の新木場大会で愛川ゆず季を裏切り、夏樹☆たいよう率いる川崎葛飾最強伝説へ移籍。
7月8日、新木場にて、愛川ゆず季とスターダム初の遺恨試合を(ランバージャックルール)のシングルマッチで行うも、試合終盤に愛川から「ゆずポンキック」を叩きこまれ完全にダウンし、戦意喪失状態となりレフリーストップでTKO負け。
10月27日、初の島根凱旋としてZERO1益田大会に参戦する予定だったが、負傷のため欠場[6]。益田出身の豊田真奈美とシングルで対戦することが発表されていた。
2013年3月7日、スターダム公式サイトにおいて、体調不良にともなう当面の休養のため、長期にわたって欠場を続行することが発表された[7]。
その後、去就について正式なアナウンスはなかったが、2014年にスターダムが新たな契約制度を導入した際に契約を交わすことなく退団となった[8]。
2018年3月28日、スターダム・後楽園ホール大会で約5年ぶりに現役復帰[9]。
2018年6月3日、スターダム・札幌大会で岩谷麻優と組み花月&木村花を降し、第13代ゴッデス・オブ・スターダム王座奪取。
9月30日、スターダム・名古屋大会でジャングル叫女・刀羅ナツコ組に敗戦し、王座陥落。
2020年1月3日、新木場大会のタッグマッチで岩谷麻優を裏切り、大江戸隊に加入。
3月2日、後楽園ホールにてコロナウイルス感染防止のため、無観客試合で、岩谷麻優と遺恨試合をランバージャックルールのシングルマッチで行う。大江戸隊の乱入もあり、岩谷麻優を客席最上段から最下段まで蹴り落とす場面もあったが、結果としては敗戦。
2021年10月9日、大阪城ホールにて第0試合に勝利した後、同じ大江戸隊の小波の欠場にて試合が中止となり解説を務めていた朱里にリング上から突如対戦要求。同日同会場にて、急遽鹿島対朱里のワールド・オブ・スターダム挑戦権利書マッチ&SWA世界選手権試合が組まれた。鹿島は敗れはしたものの、大会を盛り上げただけでなく、朱里と小波もSNSで鹿島への感謝を綴るなど、記憶に残る一戦となった。
2022年5月28日、大田区総合体育館にてスターライト・キッド、渡辺桃と組み、なつぽい、ひめか、舞華組を起死回生で下し第27代アーティスト・オブ・スターダム王者を奪取した。
人物
- 高校生の時は闘龍門の悪冠一色やケンドー・カシンのファンだった。
- 高校に行かず、友達もいなかった鹿島にとって、生まれて初めてできた目標が「プロレスラーになること」だったと後に明かしている[10]。
- 母親とは仲が良く、度々SNS上に母親のやり取りをアップしたり、頻繁に帰省していたりする。
- 2022年8月に行われた3年ぶりの島根大会では、試合中にレフェリーに母親へのあいさつを強要させようとしたが未遂に終わり、代わりにセコンドについていた渡辺桃が母親に向けて手を振っていた。なお、母親は渡辺桃のファンである。
- また、勝利後のインタビューで「故郷に綿(めん)を飾るってやつ?」とコメントしてしまい、スターダムオフィシャルYouTubeチャンネルの該当動画には、「(正解→錦にしきを飾る)」とタイトル欄に書かれている。
- ゲームが趣味特技。公式ユーチューブチャンネルの【グルミク★シンデレラトーナメント】という企画で、ブシロードが配信しているD4DJとコラボしたトーナメントで優勝。賞品として金一封と入場曲であるVictory Roadが実装された[11]。
- 音ゲーの腕前はかなりのもので、自らの入場曲が実装された直後に難易度が一番高いエキスパートモードでフルコンポをする動画を投稿している[12]。
- 体質的に太りにくく、女子レスラーとしてはかなりの軽量級かつ細身である。
- 細身の体を生かして、相手に絡みついたり、ウラカン・ラナなどのルチャ系の抑え込みも得意とインタビューで明かしている[10]。
- しかし、STARDOM 5★STAR GP 2022で同じブロックとなり、試合は起死回生Reverseで鹿島が辛うじて勝利するも、試合後インタビューで「二度とシングルはやりたくない!絶対にカードを組まないで!」と述べていた[14]。にもかかわらず、GP終了後の10月にリマッチが組まれ、この時は朱里の白虎によりTKO負けした。試合後、朱里が次はワールド王座をかけて試合しようと呼びかけるがそれを拒否。朱里を困惑させた[15]。
得意技
- (my emblem)
- (キルスイッチ)と同じ技。復帰後のフィニッシャー。
- 起死回生
- トケ・エスパルダ。別名:スパパパパーン
- 2018年5月から使用[16]。一発逆転の丸め込みとして非常に高いフォール率を誇るカウンター技。
- 2021年より、フィニッシャーとして多く使用しており、「ゲームでいうと、HPがゼロになったところで発動するような技」と本人は語っている[17]。
- 極稀に試合開始直後に仕掛けることがあり、1分足らずで試合を終わらせてしまうこともある。そのため、かけられた側は何が起こったのかわからないほどであり、対戦相手が鹿島戦で真っ先に警戒する技としてあげることが多い。
- 起死回生Reverse
- 起死回生が不完全な体勢になってしまったり、相手が振りほどこうとしたりした際にリカバリーとして相手ごと回転し、再度起死回生を仕掛け、そのままもう一度フォールする技。
- 昇龍拳
- 体を捻りながら、相手の顎へのアッパーカット。元ネタはストリートファイターシリーズの同名の技。
- (ダブルアームフェイスバスター)
- ダブルアーム・スープレックス
- クリスト
- しじみ
- 肩の上から回転十字固めでフォールに持っていく。同郷の日高郁人から伝授された[18]。
- 全女式押さえ込み(全女式体固め)[19]
タイトル歴
- 初代、18代、20代、24代、27代アーティスト・オブ・スターダム王座
- 第13代ゴッデス・オブ・スターダム王座
- パートナーは岩谷麻優
入場曲
- Victory Road - キャロ from ナルコピクシーー (使用中)
- エンブレム ~操Ver.~ - Daito Music/押忍!番長3 SOUND TRACK
- Girlfriend - Avril Lavigne
ファンの呼び名
- ファンのことは通称、「キモオタ」と読んでいる。これは「キモいオタク」ではなく、「きもてぃーオタク」のことらしい。[10]
- インスタグラムのストーリーでは「おいキモオタども」などと言うことが多い。
関連項目
脚注
- ^ 鹿島沙希公式Twitterより
- ^ スターダム公式Youtubeより
- ^ “「高校行ってないです。友達いないです。そんな私に目標ができた」“キモオタ”たちを魅了する悪の華・鹿島沙希の女子プロレス道(原悦生)”. Number Web - ナンバー. 2022年11月15日閲覧。
- ^ STARS []スターダム公式
- ^ “「高校行ってないです。友達いないです。そんな私に目標ができた」“キモオタ”たちを魅了する悪の華・鹿島沙希の女子プロレス道(原悦生)”. Number Web - ナンバー. 2022年11月15日閲覧。
- ^ 鹿島沙希選手欠場のお知らせ。 #zero1[] ZERO1 2012年10月27日
- ^ 〔http://wwr-stardom.p-kit.com/page232804.html 欠場中の鹿島沙希よりメッセージ スターダム〕[]
- ^ NEWS[] 2014年1月31日閲覧
- ^ “[ニュース3・28後楽園、鹿島沙希復帰戦は岩谷麻優 ...]”. 週刊プロレス mobile (2018年3月7日). 2018年3月11日閲覧。
- ^ a b c “「高校行ってないです。友達いないです。そんな私に目標ができた」“キモオタ”たちを魅了する悪の華・鹿島沙希の女子プロレス道 2021/12/26 17:03”. NumberWEB. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “【グルミク★シンデレラトーナメント】”. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “2022-07-30付の本人Twitterより。”. 2022年10月3日閲覧。
- ^ ““ガリガリで引きこもり”でも金星連発…スターダムのヒール“鹿島沙希だけの個性”「プロレスは、ギャンブルだから面白い」《特別グラビア》(橋本宗洋)”. Number Web - ナンバー. 2023年4月29日閲覧。
- ^ “鹿島沙希が朱里を起死回生フォール されど「2度とやりたくない」懇願!?”. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “2022年10月16日 姫路大会”. スターダム✪STARDOM. 2022年11月15日閲覧。
- ^ “鹿島沙希 (Saki Kashima) on Twitter”. 2018年8月6日閲覧。
- ^ ““ガリガリで引きこもり”でも金星連発…スターダムのヒール“鹿島沙希だけの個性”「プロレスは、ギャンブルだから面白い」《特別グラビア》(橋本宗洋)”. Number Web - ナンバー. 2023年4月29日閲覧。
- ^ “ビジュアルタッグ”愛川&美闘が最強コンビを撃破!=スターダム (2/2) スポーツナビ 2011年6月26日
- ^ STARS []スターダム公式