歴史
- 1878年(明治11年) - 下野原新田村、下野村、犬山羽根村が合併し、高雄村となる。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 高雄村、上野村、木津村が合併し、改めて高雄村が発足。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 分割され廃止。
名前の由来
古代の荘名「高雄荘」に由来した地名と思われる。『大日本地理資料』は、「高尾荘は高雄村」とし、『大日本地名辞書』は、「高雄荘は高尾村、高雄とは旧庄号なるを・・・」としていることから、高雄という地名はもともと「高尾」であったと考えられ、この「高尾」については、尾張東北部は古い時代から尾張氏の勢力が深く浸透していた地方で、尾張氏の故地、大和葛城山麓の「高尾張」にちなんで、この地方を高尾張と呼んだ。それが前期のように和銅6年の「地名は全て二字とし」、「郡郷名は好字を著れよ」の令によって、二字となり、「尾」より「雄」を佳字とし高雄としたという説がある[1]。
行政
歴代村長一覧
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 |
---|---|---|---|
1 | 水野久右衛門 | 1889年(明治22年)12月 | 9日1893年(明治26年)12月 | 8日
2 | 千田喜平 | 1893年(明治26年)12月 | 9日1897年(明治30年)12月29日 |
3 | 千田喜平 | 1898年(明治31年) | 1月 8日1898年(明治31年) | 3月25日
4 | 高木壮五郎 | 1898年(明治31年) | 5月13日1900年(明治33年) | 3月 6日
5 | 石田善九郎 | 1900年(明治33年) | 3月24日1901年(明治34年) | 3月20日
6 | 沢木一作 | 1901年(明治34年) | 4月 5日1905年(明治38年) | 4月 4日
7 | 千田隆一 | 1905年(明治38年) | 4月11日1906年(明治39年)10月 |
- 出典:『扶桑町史(下)』扶桑町、1998年、379頁。
学校
- 高雄学校(現・扶桑町立高雄小学校)
寺社
- 安穏寺
- 観音寺
- 覚王寺
- 白雲寺
- 託美神社
- 市杵神社
- 楉埜神社
- 葉森神社
著名な出身者
参考文献
- 角川日本地名大辞典23 愛知県
脚注
- ^ 『扶桑町史(下)』612頁